IZU TRAIL Journey
- GPS
- 14:00
- 距離
- 76.5km
- 登り
- 4,446m
- 下り
- 4,339m
コースタイム
- 山行
- 13:10
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 14:01
07:50 WP1宝蔵院(関門09:00)
13:00 AP2仁科峠(関門14:30)
16:10 AP3土肥駐車場(関門17:00)
19:46 修善寺温泉 ゴール(制限20:00)
天候 | 天気:曇り☁ 気温:20℃以上… 風速:20m/s以上… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
→http://izutrailjourney.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・走れるトレイル的な話を聞いていたが走ってみて意味が分かった。 ・累積標高差4200mはとてもキツイ(^_^;) ・ワイドトラックが多いから追い抜きしやすい 以上の事から、自分のような並の走力の選手にはキツイ(^_^;) ・路肩の怪しい箇所が非常に多い。SLOWDOWNする。 ・仁科峠より先は風障地帯となり、笹しかなく風をまともに受けるため防風対策は万全に。 |
写真
感想
麓の気温は20℃。しかし山中の風速は20m/s越え 。
体感温度は差し引きゼロの超低温レースだった。
風の影響か?そもそもレースの難易度が高いのか?
完走率は70%未満だったようだ。
30km地点〜脚のほぼ全ての関節が悲鳴を上げた。
もうダメだ。でも第二エイドまでは行こうと歩みは止めなかった。
40km地点〜追い越しざまに話しかけてくれたランナーと1kmほど話し込む。そして彼が最後に言った。
「エイドで会いましょう!」
そういうと俺たちは拳を合わせて再会を誓った。
50km〜可愛いトレラン女子に話しかけた。彼女も来年のUTMFを目指すため頑張っていると言う。いつまでもそんな感じでおしゃべりしながら一緒に行きたいが〜俺の脚はもう逝っている。とうとう俺はついて行けなくなった。
トレイルランは「旅」とよく言われる。それは心の旅だと想う。弱い自分と対話しながら進んで行く。
話しかけてくれたあの人とまた会いたい!彼女のお尻をずっと追いかけていたい! そういう想いが弱い自分を駆逐した。自ら歩みを止めるのではなく、係員に止められるまで…制限時間に引っかかるまで走り抜いてやろう!
55kmを過ぎ、ある丘を越えた時、あの山が視界に飛び込んできた。強風と濃霧で今日はないだろうと考えていた。
富士山である。
その瞬間、涙が出た。諦めないと決めた自分を優しく包み込んでくれたような、大きな手で頭を撫でて褒めてくれるような。とにかくその包容力のを感じ取って泣くしかなかった。20m/sを超える風速はそんな嗚咽を掻き消した。ソウルマウンテンがまた増えた。
残り1kmを残して修善寺の街へ降りてきた。夜中に選手一人一人に飴を配ってくれたお婆さん。声援を送ってくれる観光客。
何よりも心に響くのは「お帰りなさい」で迎えてくれる見知らぬ人妻(推定)。
13時間46分走って制限時間14分前にゴールゲートをくぐり、草むらに転げこんで気が済むまでしばらく泣いた。
コメント
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コーラの代わりにファンタグレープ飲んだのですがイマイチでした(^_^;)やっぱり持参すべきでした。。。
走りこみ不足のせいで厳しい修行になってしまいました。次のSTYまで精進して望みます(^^ゞ
とっても楽しく読ませていただきました。
自分はDNSでした
来年は・・・
出れるかなぁ〜
はじめましてyamayoさん(^^)
DNS残念でした。。。それにしてもDNSが約200人って凄い気になってるのですが…異様に多いですよね!?
宿の問題とか交通機関の問題とか!?
終わってみれば素晴らしい大会でしたが、始まるまでは「ホントに開催されんのかな?」と正直疑ってました…自分は。
そんな感じで棄権多いとか?まさかな〜
logoさん(^^)ご無沙汰です。コメントありがとうございます。
202kmですかー。35時間ですかー。logoさんもウルトラの世界に行かれたんですね(^^)うらやましい!
一度は諦めかけた心をよく立て直す事ができましたね。自分は去年のいわて銀河でリタイアした時は立て直せませんでした。代わりにその時の強い強い後悔が今を走る原動力になっています。
動機はどうあれこれからもお互い強くありましょう!
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