朝熊ヶ岳 ↑朝熊岳道 ↓

2020年11月29日(日) [日帰り]

• GPS: 05:49
• 距離: 13.2km
• 登り: 798m
• 下り: 791m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:14
• 休憩: 1:35
• 合計: 5:49

7:29 出会いの広場駐車場
8:43 8:49 朝熊峠
9:00 9:01 三角点
9:10 9:11 朝熊峠
9:28 9:36 朝熊ヶ岳
9:46 9:52 朝熊山経塚群
10:25 10:51 金剛証寺
11:03 11:50 山上公苑
12:00 12:00 金剛証寺
12:14 12:14 朝熊ヶ岳
12:24 12:24 朝熊峠
13:18 出会いの広場駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

出会いの広場第1駐車場（無料：22台）

写真

11/29 7:29

前日の晩に道の駅飯高で車中泊してから、さらに車で1時間ほど移動して出会いの広場駐車場に到着しました。駐車場は7時半で12台駐車していました。今日は古くからの参詣道の朝熊岳道（あさまたけみち）から朝熊山を登ります。
この朝熊山は、ちょっとややこしいが正式名称は朝熊ヶ岳と言う名前で、南方に連なる「朝熊山地」を含めて「朝熊山」とする場合があるそうです。まあ、どちらでもいいらしい・・・

11/29 7:31

登山口はここからです。もう、11月の末なので登りだしは寒くて厚手のフリースを着て登り始めました。ですが、歩くと暑くなってきて4丁で薄手のフリースに着替えて、13丁で半袖に着替えました。ズボンは今回はまだ夏用にしました。それで、よかったです。(*^^*)

11/29 7:31

登山者のカウントがあります。ちなみに私は今日の17番目の登山者でした。

11/29 7:35

とりあえずは、緩やかな登りから始まります。けっこう、地元の人に愛されている山みたいで毎日のように登っている登山者が多いみたいですね。

11/29 7:38

登山道の脇には1丁（約109M）ごとに丁石があります。この山は22丁まであって、地元の方からは1時間半で登れるとお聞きしました。
この山はお伊勢参りのお膝元で旅人をもてなす精神が根付いているのだろう・・・　登っておられる地元の登山者の方々は社交的でかつ、愛想がよくて親切な方々ばかりで私的にはとても好印象でした。(*^^*)

11/29 7:45

リタイヤされた4人組も楽しそうに登っておられます。
この4人を見て、高齢になって健康・時間・お金の3つがあれば幸せになれると思いました。

11/29 7:57

この橋から下を見下ろすと・・・

11/29 7:58

朝熊登山鉄道のケーブルカーの跡です。近くにあった看板によると朝熊村から山頂付近まで大正14年から昭和19年までケーブルカーが運行されていたようです。

11/29 8:02

朝熊岳道は古くからの参詣道らしく、登りはゆるやかでよく整備された歩きやすいルートでした。

11/29 8:04

ここで11丁です。半分になります。

11/29 8:04

十一丁ですね。

11/29 8:05

路傍のお地蔵さんには惹かれますね。。。

11/29 8:20

大きな木がルートの真ん中にあります。

11/29 8:31

コロナの第3波が来ています。見ざる聞かざる言わざるも、たしかにマスクは必要ですね・・・

11/29 8:32

クリスマスツリーですね。今シーズンのお初で見ました。(*^^*)

11/29 8:43

22丁まで来ました。ここが朝熊峠です。

11/29 8:44

展望がよさそうなので眺めてみましょう・・・

11/29 8:44

北東の展望は伊勢市の街並みが眼下に広がり、遠くの陸地は愛知県ですね。

11/29 9:12

肉眼では、はっきりと見えましたが遠くの白い山容は御岳山が見えています。

11/29 9:12

少し右に目をやると・・・何だが戦国時代の城のような建物が見えています。

11/29 8:44

伊勢時代村のお城かな？

11/29 8:49

次はここから朝熊山の三角点に向かいます。

11/29 8:53

ここは右に行きます。

11/29 9:05

ルート脇には犬が5匹も繋がれていて、前を通過しようとしたら容赦なく5匹から大きな声で吠えられました。猫派なんで、どうも犬は苦手です。(*^^*)

11/29 8:58

やがて、大きな電波塔があり。。。

11/29 8:59

その近くで、朝熊山一頭三角点の表示がありました。ここを少し登ります。

11/29 9:00

朝熊山の三角点に到着しました。

11/29 8:59

その近くには天測点もあります。天測点とは天文測量を実施するために設けられた基準点だそうだ。調べてみたら日本には48箇所しかなくて5箇所は現存しないらしい。珍しいものなんです。

11/29 9:10

朝熊峠に戻ってきました。次は朝熊ヶ岳の山頂を目指します。

11/29 9:22

登山道を少し登ると・・・

11/29 9:27

やがて、電波塔があります。

11/29 9:28

その近くに八大龍王社があってここが朝熊ヶ岳のピークになります。

11/29 9:28

朝熊ヶ岳山頂　555M。

11/29 9:31

朝熊ヶ岳のピークからの展望は・・・伊良湖水道の島々が見えていて遠くは愛知県ですね。

11/29 9:31

肉眼でははっきりと見えたんですが、遠くに綺麗な三角形の山容の富士山が見えています。2人の地元のハイカーと話をしたんですが、ここから富士山を眺めたのは、お二人ともに初めてとのこと。私も展望のいい日に来られてラッキーでした。(^^)/
あとは、展望台に向かいますがその途中にいろいろと見どころがあるようなのでできる限り見て回ります。

11/29 9:46

それで・・・　朝熊山経塚群に寄ります。

11/29 9:48

経塚がたくさんありました。

11/29 10:02

次はここより、奥の院に行ってみます。

11/29 10:06

左に古いお墓と右に大きな卒塔婆が立っています。雰囲気的には高野山のようでした。

11/29 10:09

奥の院に到着しました。

11/29 10:10

奥の院の境内はこんな雰囲気です。

11/29 10:27

明星堂を拝みます。

11/29 10:27

金剛證寺本堂です。山の上とは思えない大きなお寺がありました。

11/29 10:33

橋もあって、池もあってまるで観光地のようです。

11/29 10:35

1979年（昭和54年）に再建された仁王門になります。

11/29 10:40

このお地蔵様のネーミングはダイレクトすぎますね。(*^^*)

11/29 10:46

山の上とは思えない立派なお寺のある境内でした。

11/29 10:53

小一時間ほど、山上の寺巡りをしました。
さて、最後に展望台へと行きましょう・・・

11/29 10:53

朝熊山展望台・売店→

11/29 10:59

↑山上へと舗装道を登ります。

11/29 11:02

朝熊山展望台の駐車場です。ここまでは車で来ることができます。

11/29 11:04

朝熊山展望台に到着しました。

11/29 11:05

えーっと・・・　山頂広場はここかな？

11/29 11:06

ここが山頂広場です。ここまでは車で来ることができるので、登山者10％、観光客90％の割合で賑わってます。

11/29 11:05

そして、有名な天空のポストです。正式名称は「1号丸型ポスト」といい、戦後から昭和30年代にかけて活躍したタイプで、ノスタルジックな佇まいで、集配業務は日曜日以外は毎日行われているらしい・・・

11/29 11:09

朝熊山展望台も観光客でにぎわっています。(#^^#)

11/29 11:10

眼下には鳥羽のリゾートが見えています。

11/29 11:49

そして、北には朝熊ヶ岳のピークが左に見えて遠くに鈴鹿山脈の山々の稜線が見えています。

11/29 11:49

鈴鹿山脈の山々をアップにします。

11/29 11:10

そして、パラグライダーも飛んでいます。楽しそう。(^^♪

11/29 11:19

そろそろ、お腹が減ってきたので、朝熊茶屋でお昼にします。

11/29 11:26

志摩うどん　650円をいただきました。

11/29 11:38

そして、天空のソフトクリーム350円。おっさん一人で孤独のリア充。(*^^*)

11/29 11:49

さて、下山します。ピストンなので登ってきたルートを下ります。

11/29 11:53

階段を下って朝熊峠まで下ります。奥の右手が朝熊ヶ岳のピークです。左は朝熊山の三角点ですね。

11/29 12:24

朝熊峠を通過・・・　まだ登ってくるハイカーがたくさんいます。人気の山なんですね。地元のハイカーが多くて、普段着で登っている人もいました。

11/29 12:49

11丁です。ここで半分です。

11/29 13:15

登山口へ戻ってきました。

11/29 13:16

昨日のここからの登山者は143名だったようですね・・・

11/29 13:17

今日は、今の時点で151名です。

11/29 13:17

駐車場の出会いの広場に戻ってきました。満車になっており、近くの道路にも路上駐車もありました。

11/29 13:18

本日のログ。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT20 パナソニック

iPhone 11 128GB SIMフリー Apple

装備

備考

水分消費100ml ケストレル38 ファインダー 8.10キロ

感想

oris

　昔より伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の俗謡にも唄われ、参宮する人々は当寺に参詣するのが常だったそうだ。そんな歴史ある朝熊山に登ってきました。

この朝熊山（朝熊ヶ岳）は・・・　私が8年前にふと書店で目にした「信念」と言う本の表紙に仙人のような風貌の老人の写真が写っていた。気になってその本を購入して読み進めるとその老人の名は東浦奈良男さんと言い、東浦さんは定年後に登山を始めてから雨の日も風の日も休まずに毎日連続で登山を続けて1万日連続を目指して27年間も登り続けた仙人のような人でした。残念ながら1万回を目前にして天に召されました。
そんな訳でこの山は私にとっては一万日連続登山を挑戦した東浦奈良男さんがよく登っていた地元の山だという認識の方が強かった。いつかは登ってみたい山だった。
自宅からは片道3時間もかかるので、前日に車中泊をして今回は登ることができた。東浦さんのことを思い巡らせながら、一人で登った。しかし、地元の登山者たちは伊勢参りの土地柄なのか、みなさん親切でいい方ばかりだった。山頂には山上とは思えない立派な寺があり、展望もよくて富士山まで見ることができて、いい日に登ることができた。