二子山登山と彗星観測


- GPS
- 07:53
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
08:46 二子山登山口
09:44 股峠
10:31-11:19 東岳
11:54 股峠
12:35 西岳
14:08 魚尾道峠
14:28 R299への道を見つけられず引き返し
15:07 股峠からの下山ルートに合流
15:43 二子山登山口
16:06 坂本バス停
天候 | ほぼ快晴。風は強い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
魚尾道峠からR299へは、植林のためにルートが封鎖されており下山不可。 (2015年現在は可) 坂本バス停から登山口までショートカットする沢沿いの道は、かなり荒れていて高巻きが必要な箇所もある。年々悪くなっている。 西岳・東岳とも、上の方には凍結箇所が残っている。気づかずに踏んでしまいそうになるので注意。 石灰岩で尖った岩が多いので、素手で岩場を行く主義の人も軍手などを持って行った方が良い。 |
写真
感想
二子山は4回目となる。これまでは紅葉の時期ばかりを狙って登っていたが、今回は冬と春の境目の時期に訪れた。
いつものように、西武秩父からバスを小鹿野役場で乗り継いで終着の坂本で下りる。ここから登山道までは、沢沿いのショートカット道がある。だが荒れていて、来る度に酷くなっているように思う。高巻きが必要な場所は前回は1カ所だったが、今回は2カ所に増えていた。
登山口から股峠もあまり良い道ではないが、かなりマシである。しかしどうも今日は勘が鈍っている。落ち葉のせいか、踏み跡を外して直登ルートなどを辿ってしまう。
股峠から、今日はまず東岳を登る。ここでまたしてもルートをミスするが、なんとか鎖場を超え、東岳山頂へ。ここは眺めが良く西岳の岩壁がよく見えるが、せっかく東岳に来たらあと少し、50mほど先まで行って欲しい。大きな岩が鎮座していて、その岩の上からほぼ360度の眺望が楽しめる。両神山と、その後ろにちらちら見えている白い山は甲武信岳だろうか。あまり遠望は効かないが、秩父周辺の山はほとんどが視界に入ってくる。ここで昼食を食べる。
股峠に下りて次は西岳へ。いつかは上級ルートを行ってみたいと思うが、自重して今回も一般ルートを辿る。
稜線は風が強い。西岳山頂を通過し、いよいよ通称「ゴジラの背」に向かう。ここからはひたすら岩場の連続で、緊張感を持って挑まねばならない。だがさすがに4度目となると慣れてきた。特にトラブルもなく最後の鎖場を通過。
それで油断したのか、ここでまた道を間違う。どうせローソク岩への道と合流するはずだから良いだろうと考え下り、本来の踏み跡よりかなり東側で合流した。
そしてここから志賀坂峠方面に向かい、国道に下りなければならない。だがその分岐点で道が封鎖されていた。植林作業が行われているようである。迂回ルートが作られているだろうと思い更に志賀坂峠方面に進むも、下山道が見当たらない。このままでは本当に志賀坂峠まで行ってしまう。それならばまだ股峠に戻って下りた方がましだ。いっそ封鎖を突破して強引に下りようかと思ったが、このフェンスがかなり頑丈で壊さないと入れそうにない。第一そんなことをしたら、ヤマレコで公開できなくなるではないか。そういうわけで、ローソク岩への道を辿ることにした。せめて封鎖の案内板程度は欲しかったが……。
今日は何が何でも16:30のバスに乗らなくてはならない。元の予定ではかなり余裕があったはずだが、ルート変更のため間に合うかどうかわからなくなった。二子山の南面に付けられた道を行く。途中から踏み跡がどんどんと下って行く。あせっていたため、何かがおかしいことに気づくのに時間がかかった。支尾根に入ってしまったようで、数十メートルを上り返す。
股峠からは一気に駆け下りる。往路では踏み跡を外しまくったが、下りでは何事もなくスムーズに進めた。そして登山口へ。時計を見ると十分に間に合いそうなので、ショートカット道を慎重に行き坂本バス停へ。結果的には30分近く余裕があった。
なぜこれほど急いでいたかというと、今太陽系に接近している彗星を見たいからである。西武秩父駅に戻ってコインロッカーに預けていた撮影機材を取り出し、羊山公園で観測しようと考えていた。だが小鹿野町役場で、勘違いしてバスを逃してしまう。1本あとの便に乗ったが、このままでは彗星が地平線に沈んでしまう。そこで考えた。秩父鉄道の秩父駅でバスを降り、そこからタクシーで西武秩父駅に向かい、荷物を回収する。そしてそのまま羊山公園まで行ってもらおう。
これが成功した。羊山公園の見晴らしの丘に着くと、同じように彗星を観測しようとしている人が数人いる。三脚を立ててカメラを準備していると、あっという間に空が暗くなってきた。数枚撮影するも、彗星は写らない。そこでレンズを望遠に換えて、勘に従ってカメラを向ける。淡い光の塊が写った。「これかー」思わず声に出る。結局最後まで肉眼では見えなかったが、カメラには写せた。タクシー代を払っただけの価値はあったようだ。
今日は何かとトラブル続きだった。最後の最後で、駄目押しかのように西武秩父線で人身事故が発生し、西吾野駅で1時間待たされた。しかし西岳・東岳の山頂を踏み、最後に彗星を撮影するという目標だけは達成し、充実した一日でもあった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する