ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 277356
全員に公開
ハイキング
奥秩父

二子山登山と彗星観測

2013年03月16日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 埼玉県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:53
距離
10.0km
登り
1,086m
下り
1,085m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:25 坂本バス停
08:46 二子山登山口
09:44 股峠
10:31-11:19 東岳
11:54 股峠
12:35 西岳
14:08 魚尾道峠
14:28 R299への道を見つけられず引き返し
15:07 股峠からの下山ルートに合流
15:43 二子山登山口
16:06 坂本バス停
天候 ほぼ快晴。風は強い。
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
魚尾道峠からR299へは、植林のためにルートが封鎖されており下山不可。
(2015年現在は可)
坂本バス停から登山口までショートカットする沢沿いの道は、かなり荒れていて高巻きが必要な箇所もある。年々悪くなっている。
西岳・東岳とも、上の方には凍結箇所が残っている。気づかずに踏んでしまいそうになるので注意。
石灰岩で尖った岩が多いので、素手で岩場を行く主義の人も軍手などを持って行った方が良い。
麓からでも圧倒的な存在感を感じる二子山。
2013年03月16日 08:27撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 8:27
麓からでも圧倒的な存在感を感じる二子山。
沢沿いのショートカット道は荒れている。
2013年03月16日 22:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 22:51
沢沿いのショートカット道は荒れている。
坂本バス停から登山口まで20〜30分ほど。
2013年03月16日 08:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 8:47
坂本バス停から登山口まで20〜30分ほど。
東岳の最も危険な場所。1右の鎖を掴む。2左の金具に足をかける。3勢いを付けて上に登る。
2013年03月16日 22:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 22:51
東岳の最も危険な場所。1右の鎖を掴む。2左の金具に足をかける。3勢いを付けて上に登る。
西岳を望む。
2013年03月16日 10:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 10:23
西岳を望む。
東岳山頂。
2013年03月16日 10:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 10:30
東岳山頂。
この岩の上に乗る。360度の眺めが素晴らしいので、全天球パノラマを撮りました。→ http://photosynth.net/view.aspx?cid=7d2f5692-f1fb-4f5d-87cd-77d8734dd347
2013年03月16日 10:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 10:32
この岩の上に乗る。360度の眺めが素晴らしいので、全天球パノラマを撮りました。→ http://photosynth.net/view.aspx?cid=7d2f5692-f1fb-4f5d-87cd-77d8734dd347
両神山。
2013年03月16日 10:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3
3/16 10:40
両神山。
登ってきたルートが見える。
2013年03月16日 10:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 10:47
登ってきたルートが見える。
昼食はうどんで。
2013年03月16日 11:07撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 11:07
昼食はうどんで。
西岳、上級ルートとの合流地点。
2013年03月16日 22:52撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 22:52
西岳、上級ルートとの合流地点。
西岳山頂。
2013年03月16日 12:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 12:34
西岳山頂。
この岩を越えていく。
2013年03月16日 22:52撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 22:52
この岩を越えていく。
岩から下りた地点に凍結という罠。
2013年03月16日 13:00撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 13:00
岩から下りた地点に凍結という罠。
岩山が続く。
2013年03月16日 22:53撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 22:53
岩山が続く。
山の上も春が近い。
2013年03月16日 13:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
2
3/16 13:21
山の上も春が近い。
叶山。採石で山頂が削り取られている。二子山も同じ会社が採掘権を取っているようなので、いつかは……。
2013年03月16日 22:53撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 22:53
叶山。採石で山頂が削り取られている。二子山も同じ会社が採掘権を取っているようなので、いつかは……。
西岳で最後に出てくる鎖場。左下の金具に足をかける。
2013年03月16日 22:53撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
4
3/16 22:53
西岳で最後に出てくる鎖場。左下の金具に足をかける。
この稜線を歩いてきた。
2013年03月16日 14:09撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 14:09
この稜線を歩いてきた。
昭和57年の看板。
2013年03月16日 14:10撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 14:10
昭和57年の看板。
なんと、下山ルートが封鎖されている!
2013年03月16日 14:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
1
3/16 14:11
なんと、下山ルートが封鎖されている!
植林作業だと思われる。
2013年03月16日 14:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 14:39
植林作業だと思われる。
坂本バス停へのショートカット道入り口。
2013年03月16日 15:44撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
3/16 15:44
坂本バス停へのショートカット道入り口。
撮れた!パンスターズ彗星@羊山公園
7
撮れた!パンスターズ彗星@羊山公園
撮影機器:

感想

 二子山は4回目となる。これまでは紅葉の時期ばかりを狙って登っていたが、今回は冬と春の境目の時期に訪れた。

 いつものように、西武秩父からバスを小鹿野役場で乗り継いで終着の坂本で下りる。ここから登山道までは、沢沿いのショートカット道がある。だが荒れていて、来る度に酷くなっているように思う。高巻きが必要な場所は前回は1カ所だったが、今回は2カ所に増えていた。
 登山口から股峠もあまり良い道ではないが、かなりマシである。しかしどうも今日は勘が鈍っている。落ち葉のせいか、踏み跡を外して直登ルートなどを辿ってしまう。
 股峠から、今日はまず東岳を登る。ここでまたしてもルートをミスするが、なんとか鎖場を超え、東岳山頂へ。ここは眺めが良く西岳の岩壁がよく見えるが、せっかく東岳に来たらあと少し、50mほど先まで行って欲しい。大きな岩が鎮座していて、その岩の上からほぼ360度の眺望が楽しめる。両神山と、その後ろにちらちら見えている白い山は甲武信岳だろうか。あまり遠望は効かないが、秩父周辺の山はほとんどが視界に入ってくる。ここで昼食を食べる。

 股峠に下りて次は西岳へ。いつかは上級ルートを行ってみたいと思うが、自重して今回も一般ルートを辿る。
 稜線は風が強い。西岳山頂を通過し、いよいよ通称「ゴジラの背」に向かう。ここからはひたすら岩場の連続で、緊張感を持って挑まねばならない。だがさすがに4度目となると慣れてきた。特にトラブルもなく最後の鎖場を通過。
 それで油断したのか、ここでまた道を間違う。どうせローソク岩への道と合流するはずだから良いだろうと考え下り、本来の踏み跡よりかなり東側で合流した。

 そしてここから志賀坂峠方面に向かい、国道に下りなければならない。だがその分岐点で道が封鎖されていた。植林作業が行われているようである。迂回ルートが作られているだろうと思い更に志賀坂峠方面に進むも、下山道が見当たらない。このままでは本当に志賀坂峠まで行ってしまう。それならばまだ股峠に戻って下りた方がましだ。いっそ封鎖を突破して強引に下りようかと思ったが、このフェンスがかなり頑丈で壊さないと入れそうにない。第一そんなことをしたら、ヤマレコで公開できなくなるではないか。そういうわけで、ローソク岩への道を辿ることにした。せめて封鎖の案内板程度は欲しかったが……。
 今日は何が何でも16:30のバスに乗らなくてはならない。元の予定ではかなり余裕があったはずだが、ルート変更のため間に合うかどうかわからなくなった。二子山の南面に付けられた道を行く。途中から踏み跡がどんどんと下って行く。あせっていたため、何かがおかしいことに気づくのに時間がかかった。支尾根に入ってしまったようで、数十メートルを上り返す。
 股峠からは一気に駆け下りる。往路では踏み跡を外しまくったが、下りでは何事もなくスムーズに進めた。そして登山口へ。時計を見ると十分に間に合いそうなので、ショートカット道を慎重に行き坂本バス停へ。結果的には30分近く余裕があった。

 なぜこれほど急いでいたかというと、今太陽系に接近している彗星を見たいからである。西武秩父駅に戻ってコインロッカーに預けていた撮影機材を取り出し、羊山公園で観測しようと考えていた。だが小鹿野町役場で、勘違いしてバスを逃してしまう。1本あとの便に乗ったが、このままでは彗星が地平線に沈んでしまう。そこで考えた。秩父鉄道の秩父駅でバスを降り、そこからタクシーで西武秩父駅に向かい、荷物を回収する。そしてそのまま羊山公園まで行ってもらおう。
 これが成功した。羊山公園の見晴らしの丘に着くと、同じように彗星を観測しようとしている人が数人いる。三脚を立ててカメラを準備していると、あっという間に空が暗くなってきた。数枚撮影するも、彗星は写らない。そこでレンズを望遠に換えて、勘に従ってカメラを向ける。淡い光の塊が写った。「これかー」思わず声に出る。結局最後まで肉眼では見えなかったが、カメラには写せた。タクシー代を払っただけの価値はあったようだ。
 今日は何かとトラブル続きだった。最後の最後で、駄目押しかのように西武秩父線で人身事故が発生し、西吾野駅で1時間待たされた。しかし西岳・東岳の山頂を踏み、最後に彗星を撮影するという目標だけは達成し、充実した一日でもあった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1451人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら