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記録ID: 2783177
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ハイキング
奥多摩・高尾

ウバガ岩-赤鞍ヶ岳 〜一瞬の煌めき〜

2020年12月06日(日) [日帰り]
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kimichin2 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:39
距離
13.7km
登り
1,375m
下り
1,371m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:29
休憩
1:09
合計
5:38
距離 13.7km 登り 1,377m 下り 1,374m
7:46
5
7:51
5
8:07
53
登山口
9:00
36
ゴトウ石
9:45
9:52
7
9:59
10:50
39
11:29
5
11:34
11:38
5
11:43
43
12:26
12:32
52
13:24
道志村役場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
圏央道を使わず、相模湖ICから県道76号を経て国道413号(道志みち)に合流したが、途中ややワインディング、離合注意個所もあった。早朝で交通量は少なく、久しぶりに運転を楽しめた。
都心から1時間半、道志村役場に駐車させていただいた。
コース状況/
危険箇所等
道中、急勾配、岩場、やぶこぎ個所などあり、初心者でも十分楽しめる。
ウバガ岩からの眺望は評判どおり秀逸。
その他周辺情報 道志の湯 一般700円。公共施設なのに仕切りのある洗い場が良い。
道の駅どうし 道志みちがツーリングに適したロードであることを考えると駐車可能台数は少ないかもしれない。
いつの間にか夜は明け、天気は予報どおり良好。気分良く、道志村役場に駐車させていただいた。
2
いつの間にか夜は明け、天気は予報どおり良好。気分良く、道志村役場に駐車させていただいた。
国道を離れてから間もなく、登山口に到着。クマ鈴を付け、ススキの藪に入った。
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国道を離れてから間もなく、登山口に到着。クマ鈴を付け、ススキの藪に入った。
稜線を見上げ、「すぐに着くよ」。目が怒っていた。
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稜線を見上げ、「すぐに着くよ」。目が怒っていた。
鉄塔下から富士山を望む。雲が出始めている。急がねば。
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鉄塔下から富士山を望む。雲が出始めている。急がねば。
名の由来わからぬゴトウ石。
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名の由来わからぬゴトウ石。
稜線直下の杉林。なかなかの急登である。
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稜線直下の杉林。なかなかの急登である。
不本意な藪漕ぎを経て赤鞍ヶ岳(ワラビタタキ)を通過する。
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不本意な藪漕ぎを経て赤鞍ヶ岳(ワラビタタキ)を通過する。
赤岩からよりも良いかもしれない。道志山塊では最も富士山の眺望が良い場所にちがいない。カップヌードルもコーヒーもこの上なく美味い。
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赤岩からよりも良いかもしれない。道志山塊では最も富士山の眺望が良い場所にちがいない。カップヌードルもコーヒーもこの上なく美味い。
11時半、赤鞍ヶ岳に到達。ゆっくりと登ったせいか、今日はまだまだいける。下りたくない。
5
11時半、赤鞍ヶ岳に到達。ゆっくりと登ったせいか、今日はまだまだいける。下りたくない。
秋山峠の標識。赤鞍ヶ岳方面はそっぽを向いている。
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秋山峠の標識。赤鞍ヶ岳方面はそっぽを向いている。
入道山を経て杉林の急坂を下りる。
1
入道山を経て杉林の急坂を下りる。
林道出合い。
私にとって今年最後の紅葉かな。
4
私にとって今年最後の紅葉かな。
道志村役場に戻った。とことん楽しい山歩きだった。
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道志村役場に戻った。とことん楽しい山歩きだった。
道志の湯、道の駅どうし、そして山中湖。富士山はすっかり雲の中。日が暮れる前に一周しよう。ありがとう。
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道志の湯、道の駅どうし、そして山中湖。富士山はすっかり雲の中。日が暮れる前に一周しよう。ありがとう。

感想

 初心者を誘って日帰り登山に出かけた。クマに出遭っても人とは出会わない場所がいいとの要望に応え、交通不便な道志山塊を選んだ。予報は晴天、眺望に恵まれた目的地に向け、夜明け前の首都高に乗った。
 相模湖インターから県道76号を南下する。なかなかのワインディング、隣に乗客がいなければSレンジを多用した運転に集中するところだった。1時間半で道志村に着く。標高600メートル、吐息は白く、動かずにはいられない。タバコ1本分の時間を経て、国道を歩き始めた。
 10分と少しで国道を離れる。登山口には予定どおり8時過ぎに到着した。いきなり藪漕ぎが待っていた。後ろを気遣いながら進むとあっ気ないほどすぐに抜けた。傾斜は瞬く間に増し、早くも文句が出始めた。車降りてすぐ頂上じゃ面白くないだろ、30分くらいで稜線に乗るから、だまされません、なかなか楽しい。
 鉄塔下で休む。既に30分が経過していた。富士山を見つめると、雲たちは未だまとわりついていない。その前に目的地に到達せねば。重い腰を持ち上げさせる。
 急登を経て、9時30分、稜線に乗った。一つ目の「赤鞍ヶ岳」を目指すが、山頂手前、見事に道を失った。完全にけものみち。先刻の比ではない。低姿勢でかき分けながら進む。やがて少し不安を感じ始めた頃、登山道に飛び出た。振り返ると、童心に帰ったのか何やら嬉しそうである。
 赤鞍ヶ岳(ワラビタタキ)は見通しが利かないが、ほどなく現れるウバガ岩は富士山の眺望で名高い。今日の目的地であり、大休止ポイントだった。どうにか間に合った。重たそうな雲を載せ、美しく微笑んでいる。日差しは柔らかく、風は感じられる程度、ゆったりと時間は流れていた。
 これ以上は無いほど美味いカップヌードルを食す。コーヒーも上出来だった。50分が経過し、次なる赤鞍ヶ岳を目指し出発する。多少のアップダウンは有ったが、それほど苦労なく赤鞍ヶ岳、別名朝日山に到達した。ここも眺望には恵まれない。ほどなく秋山峠に引き返した。
 下りはじめはロープのある急坂。昨日の雨で少し滑るが、難なく下り始めた。既に勘は掴んでいるようだった。いつもなら退屈な下りも、今日は終わるのが惜しいほど楽しい時間を過ごせた。今こうして思い出そうにも、話に夢中で道を覚えていない。
 村役場に戻った。彼女は満足げに8本目のタバコに火を灯している。何年かぶりに充実した二人旅を楽しめた。そろそろ次のメニューを発表しようかな。

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