中川川流域 モロクボ沢・水晶沢・キメ岸沢


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,068m
コースタイム
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
時刻表:http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosen_time/time01_w.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース状況 モロクボ沢:花崗岩の岩床が発達した美しい沢。特に水晶沢出合まではナメや小滝が多く見られる。比較的人気がある沢であるためか要所要所に赤テープあり。 序盤の大滝は左から巻ける。多少高度感があるがガバホールドが多いので問題なし。 水晶沢:モロクボ沢と同じく滑床・滑滝が見られる。特に難しい滝は無い。詰めのルートによると思われるが最後の部分が急で脆い。雪渓が少しだけ残っていた。 キメ岸沢:今回は水晶沢を詰めた後下降に使用した。下部の20m滝と上部の10m滝で懸垂。下部20m滝の登攀はおそらく厳しいと思われる。上部は倒木がうるさい。中盤は岩床は見られるものの滝は殆ど無い。 ・登山届 西丹沢自然教室の入口に設置してあるポストに提出。 |
写真
感想
ヤマレコ初投稿です。
今シーズンの沢始めとして、ネットで調べてわりと雰囲気が良さそうでかつ難しくなさそうだった西丹沢のモロクボ沢をチョイス。この沢のみだとやや時間を持て余しそうなので、モロクボ沢の枝沢にあたる水晶沢の遡行と、さらにその枝沢になっているキメ岸沢の下降を計画に含めた。
3月で冬型になっているので寒いかと思いきや、快晴で風もなくかえって暑かった。行動中は基本的に半袖でOKだった。
西丹沢自然教室から途中でゲートを通り、白石沢オートキャンプ場へは30分程度。堰堤をいくつか越えてから適当なところで入渓する。白い岩と透明な水が美しい。岩床が見られるが大滝まではこれといって目立つ滝は無い。
大滝は水量豊富で豪快。ガイドに高さが30mと書かれているが、そんなに無いと思う・・・。左の壁に巻道があるので、これを使って巻く。途中多少高度感があるものの、ガバホールドが多いので特に問題はない。巻道の上部は小規模なルンゼ上になっており、残置スリングもあった。
大滝の上は小滝が連続し、飽きさせない。特に登るのに手こずるような滝は無く快適に遡行していく。
水晶沢出合には赤テープあり。ここから水晶沢に入りほんのわずかに進むと、すぐにキメ岸沢が左から出合う。キメ岸沢の出合のキメ岸沢側には20mほどの斜瀑が懸かっている。水晶沢も本流同様ナメが頻繁に現れて雰囲気がいい。
水晶沢は標高890m付近で右俣と左俣に分かれるが、今回は左俣に進む。右俣は出合に10mほどの滝を懸けていた。
ここからはいくつかの枝沢が流入してくるが、キメ岸沢に一番スムーズに接続できるようなルートを選ぶ。源頭部が近づいてくると、雪渓の残骸がちらほらと出てきたが問題なし。詰めの一番奥の部分だけがかなり急で、木の枝などに頼って尾根に這い上がった。
キメ岸沢の源頭部は水晶沢ほど急でなく助かった。しばらく下って倒木帯を越すと10mほどの滝が出てきたので懸垂。さらにその下にあった同程度の大きさの滝は右岸を巻いて降りた。その後しばらくは時折岩床が出て来るものの概ね平凡。水晶沢に至る直前に20mほどのほぼ垂直の滝があり、懸垂。50mザイルでギリギリだった。先ほど見えていた20mくらいの斜瀑は問題なくクライムダウンできた。
再びモロクボ沢に戻って遡行開始。雰囲気は悪くないが、水晶沢出合より上はやや単調な感じがした。源頭部が近づくと、周囲の岩や木がコケで覆われるようになる。水は時々涸れるもののかなり上部まで流れていた。
特に源頭部は誘導用の赤テープが大量にあったが、畦ヶ丸にダイレクトに突き上げたかったので途中から赤テープを無視して適当な小尾根に取り付く。急な斜面を軽い笹の藪漕ぎをしながら登っていくと、山頂にほぼダイレクトに出ることが出来た。
山頂で濡れた物を乾かしたりして大休止。30分くらいいたが、平日という事もあり結局誰ひとり山頂には来なかった。その後、善六のタワ経由で下山し、西丹沢自然教室バス停に戻った。
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