僕の百名山1座目 利尻山


- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,371m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:30
天候 | 晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
営林署で登山届を出す。 |
その他周辺情報 | 当時は避難小屋に宿泊ができたが、今は出来ないそうだ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
時計
タオル
カメラ
寝袋
|
---|
感想
僕の登山記録の一番古いのは、なんと1995年。今から四半世紀前だった。
山登りは子供のころから、家族で行った記憶と写真はあるが、記録はこの利尻山が一番古い。
幸か不幸か北海道に転勤になり、その夏に北海道にいた友人と二人で登ったのを、ニフティサーブで東京の友人に送ったのを保存してあったのである。
当時まだネット環境も整ってなかった時代。文字数も制限されていて、3回に分けて送信したようだ。
写真をスキャナーして整理したのもあったので今回ヤマレコにアップしたが、
当時のリアルタイム感想なのでそのまま掲載することにした。
(2020/12/15記)
***********
○○君こんばんは
話題は変わりますが、利尻富士(利尻島)に登ってきました、
友人と二人で、7月14日夜出発し、15日は7合目の利尻山小屋(避難小屋)
に泊まり、翌朝頂上を窮め、下山。帰りはサロベツ原野を突っ走り夜8時30分に帰宅という日程でした。
そのときの感想を書きましょう。
フェリーで鴛泊港に渡り、営林署で登山届けを出し、10時より登山開始。
最初は、片側2車線の舗装路を歩き出す。途中ですれ違った車は、5台程度で、静かな道である。
道が狭くなり、しばらく歩くと、北麓野営場に着いた。
そのまま通過10分ぐらい歩くと、甘露泉水という名の湧き水があった。
時間は11時05分。昼食を取ることにした。
12時に出発し、後は延々と続く登りで小屋付近まで下りはもちろん、平らなところもなくひたすら登りであった。
途中で見る景色は礼文島、樺太等の姿がとてもきれいで、疲れを癒すが、高度が上がるにつれ登りも急になり、甘露泉水が最後の水場で、3リッターの水をくんで合計20キロの荷物(推定)のためで足ががたがたになった。
午後3時30分利尻山小屋着
・・・・・・・・・・・・・
引き続き利尻島登山の続きを送るよ。
利尻山小屋に3時30分についた。
小屋泊りは初めてで、まず寝る場所を確保した。
山小屋と言っても避難小屋で、およそ24畳ぐらいの板張りで、まだ新しいが、雨風がしのげる程度の設備である。便所もなし。
マットを持っていかなかったので、新聞紙をしたに敷き、荷物を壁際に置いて、自分たちに居場所を確保。(後でどんどん人が入ってきて、寿司ずめ状態になるが、奥の方で自分たちは他の人より余裕があった。さらに遅くついた人は、外で野営になっていたのを見たときちょっぴり気まずい気持ちになったが、初心者なので許してもらおう。詰めてもあと一人ぐらいしか寝れないのだから・・・)
5時頃から夕食と作り食べた。レトルトカレーだがこれがまたうまかった。
つかの間の休息をとり、7時過ぎから夕日を長官山(利尻山7合目、徒歩3分)で見るため小屋をでた。
この夕日がきれいで礼文島の向こう側に沈むのだが、北の夕日はなかなか沈まず、右にずれながら、沈んでいく。
このときの展望は、利尻山頂上を除いて、およそ320度ぐらい海を見渡せ、利尻山の陰がサロベツ原野にだんだんのびていくのが見える。
樺太が見え、礼文島、ノシャップ岬、稚内、そして宗谷岬と見える景色もまるで地図を斜めに見るような気分で、
「日本最北端の地形はやっぱり地図にでているそのものだ!」と感じた。
日が沈み、小屋に戻ったあとは、人より早く寝ることを心がけ、焼酎のお湯割りを飲んで、寝袋に入り一気に寝た。
午後8時。
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引き続き利尻の話をします、「りしり」と言います。
北海道は地名がほとんど読めないのですが、行ってみると、道路標示にローマ字で書いてあるので、読み方がわかります。
鴛泊(おしどまり)、沓形(くつがた)、北麓野営場(ほくろくやえいじょう)、甘露泉水(かんろせんすい)、長官山(ちょうかんざん)野寒布岬(ノシャップ)等が今回でてきた地名です。
夜8時頃に寝た。前日あまり寝てないのと、今日の疲れと、酒の力でぐっすり眠れると思ったが、床が固くかつ冷気が寝袋を通して体に伝わり少し寒く、そのうち人の鼾が、うるさくうつろな状態であった。
午前2時半 まわりが騒がしくなった。
ご来光目的の人が、頂上を目指すためである。日の出は4時頃だ。
自分はその気がないので、寝袋の中でさらに寝ようと体を丸める。
3時半また騒がしくなる。こんどは 小屋の近くで日の出を見る人が起き出す。
おきようかと思ったが、寒いのでやめた。
4時20分みんなが日の出を見て、帰ってきてまた騒がしい。
朝食の仕度(と言ってもコーヒーを沸かすぐらいの軽食)の音で寝るのをあきらめ、自分も朝食の準備をした。(非常食の山菜おこわ賞味期限がもうじきです。)
コーヒーをのみ、5時半小屋をあとにした。
登りはさらにきつくなり、所々に補助的にロープが、用意されている。
足元も不安定で小屋泊りの荷物を持ってでは、非常につらい登りだ。
6時頃なんとか沓形との分岐点まで登り、ガイドブックにも書いてあったとおり
荷物をデポし手ぶらで頂上を目指す。20分ほどで、頂上に立つ。
頂上は神社があり、風も強く東側は雲がかかっており何も見えないが、西側は海まで見え一応満足。
頂上の少し下には、一面高山植物が咲いていた。ちょうど季節だったようだ。
しばらくして下山。荷物を担ぐとっさらに重く感じた。沓形方面へ下る。
あとはひたすら下り。
上りのコースより人気がないのか道幅が30センチ位しかなく、登山者とのすれ違いもままならなかった。
下りに下ってもういやだと思った頃アスファルト道路にでて、登山路は終わり。
あとは沓形港まで一般路を6キロほど歩かなければいけない。短パンに履き替える。
そのとき偶然にも登山者がタクシーでやってきた。足が棒のようになっていた二人は、迷わずタクシーに乗った。10時15分
10時半過ぎ沓形港に着き、本日の登山は無事終了した。
タクシーを降りたところの店で、飲んだ缶ビールは最高にうまく、500を一気に
飲んでしまった。もちろん鴛泊港までのバスの中ではよく寝た。
あとは船で稚内に戻り、自宅へ戻る。
一応こんな感じで、楽しんできました。
以上です。
ではおやすみ・・・・・
** *****/kitchan <95/07/18 00:02:08> **
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