焼山北面台地〜富士見峠〜昼闇山〜一ノ倉川

2013年04月01日(月) [日帰り]

• GPS: 09:29
• 距離: 23.0km
• 登り: 2,250m
• 下り: 2,261m

コースタイム

5:55　笹倉温泉
8:00　アマナ平
8:30　焼山北面台地末端
10:40　焼山2100m地点
11:40　富士見峠
13:10〜50　昼闇山・高松山稜線
14:25　新田山コル
15:10　笹倉温泉

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

笹倉温泉の駐車場に止めさせて頂く（許可を得て）

コース状況／危険箇所等

よく「日本離れした…」と表現される焼山・火打山の北面ですが、本当に日本とは思えない景観が広がります。

◇笹倉温泉〜焼山北面台地
笹倉温泉まで除雪されています。3月の記録的な暖かさで雪融けは急速に進んではいますが、笹倉温泉エリアはもとの量が多いのでまだ大丈夫。前日の雨のあとに冷え込んだため雪は堅く、林道の九十九折は苦労しました。九十九折が終わると平坦になり、林道をカットしながら進んでアマナ平。一段登ると焼山北面台地の末端に登り上げます。

◇焼山北面台地〜富士見峠
焼山北面台地はスケールが大きいので、少々歩いてもなかなか焼山は近付いてきません。本当に日本離れした景観です。大きな溝状の谷は最上部で渡ることになりますが、その手前で雪が堅くアイゼンに切り替え。さらに沢を渡ってから焼山の頂上部に直上しますが、ここも堅そうなので登るのを断念。もともと今日、山頂は予定してはいませんでしたが…。シールをはずして大きくトラバースし富士見峠を目指しますが標高が足りず、降り着いた沢を再びシールを着けて登りました。

◇富士見峠〜昼闇山肩
登り上げたところは富士見峠の少し上。焼山の西面は岩が多く荒々しい様相です。尾根通しに昼闇山に向かいます。1934mまでは細かいアップダウンが多いのでシールのまま下ります。1934mでシールをはずして1本谷滑ります。この斜面が今日の目的の一つ。2008年に昼闇山に登った時にチェックしていたところです。300m弱滑って谷底へ。3度目のシール装着で昼闇山の肩まで。

◇昼闇山肩〜一ノ倉川〜笹倉温泉
一ノ倉川の源頭は昼闇山から高松山の稜線の北に広がっています。里から見える最も白くて広い源頭部です。稜線に出たところ（1787m東）からも滑降は可能そうですが、下がすぐに谷地形になるように見えたのでパス。高松山からは快適なカンバ疎林斜面ですが、こちらは一度滑ったことがあるので、こちらもパス。昼闇山の東方から滑り込みます。

斜度もそこそこあるのですが、それ以上に雪が悪かったので悪戦苦闘しながらの滑降。冷えて硬くなった斜面にボソボソの新雪が乗って、ボクにとっては難易度高めでした。斜度が緩くなってからは今度は雪が緩んで滑りにくくなりました。一ノ倉川のゴルジュ帯は様相は険悪ですが、川底はしっかり雪があって問題ナシ。新田山のコルに登り返す林道トラバースが一番危険かもしれません。あとは新田山を滑って焼山温泉へ。焼山温泉まで滑ってしまうと笹倉温泉が遠くなってしまうので、弱点をみつけて川を渡りました。

写真

4/2 22:55

笹倉温泉の除雪終点

4/2 23:00

火打山川に架かる橋

4/2 23:00

一ノ倉川
この少し上流までちゃんと滑ってこれるのか…？

4/2 23:01

アマナ平

4/2 23:02

焼山北面台地からの焼山

4/2 23:03

急になる前に休憩しておきます

4/2 23:03

焼山北面台地と鉾ヶ岳

4/2 23:03

焼山本体の裾はカンバが点在

4/2 23:05

カリカリの焼山2000mラインを西に向かって大トラバース

4/2 22:59

西に回り込むと景色が変わる

4/2 23:07

水無谷の源流部に

4/2 23:09

富士見峠までシールで登り返します

4/2 23:10

水無川源流を滑るのも気持ちよさそう

4/2 23:10

稜線まであと少し

4/2 23:10

稜線にはテントを張った跡がありました

4/2 23:11

金山・天狗原山へと続く稜線

4/2 23:11

黒姫山と高妻山

4/2 23:11

これから辿る昼闇山へと続く稜線

4/2 23:12

稜線上は時々ポコがあって巻く

4/2 23:12

夕べの雪がプチ樹氷に

4/2 23:13

少し離れて焼山を…

4/2 23:13

尾根は大半が広くて快適

4/2 23:14

さらに離れて焼山を…

4/2 23:15

1934mからの焼山

4/2 23:15

1934mからの昼闇山

4/2 23:15

1934mから滑る斜面

4/2 23:16

昼闇山を正面に見ながらの快適滑降！

4/2 23:17

1934mから滑った斜面

4/2 23:20

焼山がだいぶ遠くなってきた

4/2 23:20

登り返す尾根もたおやか

4/2 23:21

滑った斜面

4/2 23:22

焼山と火打山

4/2 23:23

高松山と昼闇山の稜線

4/2 23:24

昼闇山の東面は大きく雪崩そう…

4/2 23:24

一ノ倉川の源頭へと滑り込みます

4/2 23:25

高松山からの斜面はカンバの疎林

4/2 23:26

ひと滑りして
なかなか手ごわい雪質で悪戦苦闘

4/2 23:27

一ノ倉川のゴルジュ帯に突入！

4/2 23:27

両サイドから雪崩れてます

4/2 23:28

様相は険悪ですが、スキーでの通過には問題ナシ。横からの雪崩にだけは細心の注意が必要！

4/2 23:28

新田山コルへのトラバース。
ここも左からの雪崩に要注意！

4/2 23:29

滑ってきた一ノ倉川

4/2 23:29

新田山からの下り
焼山温泉が見えてきました

4/2 23:29

最後は川を渡って笹倉温泉へ

撮影機器：

PowerShot S95 CANON

感想

bunapow

焼山北面台地があまりにも有名で、その他のルートはほとんど注目されていません。しかし、周回してみると興味深い場所がいくつかみつかりました。今後少しずつ探索していきたいなと思いました。

詳しい記録こちらのHPにも…
http://buna-pow.com/

コメント

akkey

はじめまして
こんにちは

すごいスケール！この辺りの山は火打山に行って以来行けてません。
しかもあの時は途中雨にうたれました 距離的になかなか行く機会が無い山なので
大変参考になりました。
もう少し早い時期の方が楽しめそうですか？まぁ、危険度も増すのでしょうけど

いつの日かの為にお気に入りに登録させてもらいました。

bunapow

akkeyさま
はじめまして

奥に入ったり、谷を滑るのはザラメになってからがいいでしょうね〜。
厳冬期は手前の山でパウダーを楽しめますよ！
このエリアはバリエーションが豊富にあるので、是非足を伸ばして下さい。