権現岳:2021年山初め&再チャレンジ
- GPS
- 10:33
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:06
天候 | 晴れ(上部はガス+強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1700m位から積雪が現れ始め1800m以上は雪道です。この日はずっとトレースが有りましたが、三ツ頭で引き返す人が多いのか、三ツ頭から先は薄いトレースでプチラッセルでした。 難所は山頂直下のトラバースと続くスラブの直登です。 この日は積雪が多く安定していましたのでトラバースは容易でした。直登は雪が柔らかくアイゼンが効きにくいため左側のハイマツ帯に逃げました。 慎重に行けば特別困難では有りませんが、滑落すると相当下まで滑り落ちる可能性が有りますので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 甲斐大泉駅近くにパノラマの湯があります。 露天風呂が広くて富士山の眺めが最高です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
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感想
2021年の山初め、今年はどこに行こうか迷ったのですがどこも天気は今一、強風が吹き荒れていそうです。それでは慣れている山を狙おうと検討した結果、年末に時間切れで撤退した権現岳に再チャレンジすることにしました。
天気は悪そうですがこの山ならギボシ方面からでなければそれほど悪い場所もないし、何よりも1週間前に撤退したので近いうちに再チャレンジしようと思っていたので好都合でした。
ルートは一番確実に登れそうな天女山からのメインルートとしました。前回車中泊で寝坊してしまったのが最大の敗因だったため今回は確実に目覚ましのタイマーを二つセット、無事に起きることが出来ました(^^)
天女山入口の駐車場に着くと車は0、いつもなら少なくても5,6台は駐まっているのですが意外でした。準備中に1台到着して結局この日は2台のみでした。
暗い中6時にヘッドランプを点けて出発、気温はマイナス10℃程でこの時期としては普通、まだ標高も低いので風もなく快適に登り始めました。
天女山ではまだ夜明け前でしたが快晴の空に富士山や金峰山、南アルプスのシルエットがきれいに見えていました。
一登りして天の河原の先で朝日が昇りました。富士山・南アルプス方面は晴れているのですが、八ヶ岳方面は天気予報通り雲の中上部は風が強いようでごうごうと風の音が聞こえます。
この辺りから積雪が出始めましたがつぼ足のまま快適に登り、2000mの標識の辺りでチェーンスパイクを着けました。
前三ツ頭まで登ると強風帯に入りガスも掛かって視界も閉ざされてしまいました。
先行してた若者二人パーティーはここで下山、この先は私のみになってしまいましたが、トレースがしっかり付いていましたので前回の撤退地点三ツ頭には予定通りの時間で到着しました。
三ツ頭からは積雪もぐっと増え、強風吹き荒れる如何にも「冬山」といった感じになりました。アイゼン・ピッケルを装備、服装も整えて山頂へ向かいます。
ガスで視界がなく強風、さらにトレースが薄くプチラッセルとなりここからはペースが落ちましたが特に苦労することなく進みました。
途中下山してくる方が一人おり話を伺うと、昨日三ツ頭の手前にテントを張って権現岳を越えて赤岳方面に進もうとしたが悪天候で権現岳の先で引き返して来たとのこと、今日使わせて頂いたトレースはこの方のものでした。この先の様子をうかがうことが出来大変助かりました(もしこの記録をご覧になっていたら改めてお礼申し上げます)。
このコース唯一の難所は山頂直下のトラバースとそれに続くスラブ状の直登ですが、トラバースルートは積雪が安定しており、先ほどの方のトレースも残っていたため容易でした。スラブの直登は雪が柔らかくアイゼンが効かないため左側のハイマツ帯を半ば強引に登りました。
難所を抜ければ山頂です。頂上標識は縦走路上にあり、本当の山頂は標識から右上に登った岩の上、さすがに山頂は猛烈な風が吹き荒れ気温もマイナス18℃と長居をするのは危険なので、2021年山初めの記念写真を撮っただけで早々に退散しました。
悪場を慎重に下り、風が強まった稜線を三ツ頭まで必死に戻ってきました。
三ツ頭から先は標高を下げる毎に風は弱まり積雪が減り気温も上がって行くため余裕が出ました。前三ツ頭ではガスから抜けて視界が広がり富士山や南アルプスを眺めながらハイキング気分で今年は何処の山を登ろうか?夏休みは何処に行こうか?等楽しく考えながらノンビリ下りました。結局この日は最初から最後まで八ヶ岳の雲が晴れることは無く、権現岳を眺めることは出来ませんでした。
さて2021年始まりました。昨年はコロナに振り回された1年でしたが、今年はどうでしょうか?
中々楽観できる状況では有りませんが、いろいろな制約の中でも可能な限り山を登り続けて行きたいと思います。
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