真富士山 〜年末三日連続富士見山行2020第3日〜
- GPS
- 04:38
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は舗装され、待避場所少なくも、小型車同士であれば離合困難な箇所は少ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂からの眺望は素晴らしい。道は十分に整備されている。 マフジ峠から第二真富士山へ向かう途中、ロープ場あり。油断禁物。 |
写真
感想
(前日から続く)
昨夜はうなされるかと思っていたが、案外ぐっすりと眠ることができた。一夜明けると、そのときの恐怖感は既に無く、ただ引き返せなかった弱さを忘れずにいたいという思いが強く残っている。
帰りの車の中で、三日目の登山は見送ろうかと考えたが、こうして清々しい朝を迎えると、やはり向かわずにはいられない。天候もこの上なく良さそうだった。昨日同様、午前6時にホテルを出る。
新道を経て安部奥へと繋がる県道29号線を北上する。夜明け前の満月が美しかった。平野集落で離れる場所がナビではわかりにくい。何とか林道に入り、暗闇の中、登山口へと向かう。7時過ぎ、第三登山口と称する場所に到着した。
既に1台が駐車しており、ほどなくして3台目も上がって来た。雲が出る前に山頂に着きたい、早々に出発する。今日は天候に恵まれた、静かで穏やかな登山となるだろう。
急登も危険箇所も無く、出発後1時間半で第一真富士山に立った。ようやく富士山に会えた。東の空に雲は無い。視界を遮る山々も無い。真っ青な空に美しく映える。そして駿河湾は輝き、愛鷹山塊はさりげなくその存在感を放っている。随分長い間、この光景と出会えることを望んでいた。感謝の気持ちが満ちる。
10分間、佇んだのち、もう一つの真富士山に向かった。第二真富士山の方が標高は高い。気持の良い稜線を進み、峠に到着した。さらにしばらく進むとロープ場。俄かに昨日の記憶が甦ってきた。いつもよりもさらに慎重に岩を登る。
20分後、第二真富士山に到達した。こちらの方が、正面に富士山を見据えることができる。珈琲を淹れよう。そして今年1年の山行を振り返ってみたい。静かな時の中で、様々な情景が浮かんできた。山の中に身を置けることの幸せを改めて感じた。
下山の1時間半は短く感じた。登山口に着き、素敵な登山になったことを感謝した。間もなく新たな、私にとっては節目の年が始まる。来たる年でも、登山の時間が日常であり、当たり前のように無事に下山できることを願い、ザックを下ろした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する