日の出山〜御岳山〜大岳山 周回 (馬頭刈尾根からのバリルート)
- GPS
- 08:04
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,630m
- 下り
- 1,647m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:16
天候 | 時折、薄日は差すものの、終日曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
さすが御岳山エリア。一般ルートはもはや登山道というのが憚るほどでした。今日もちらほらいましたが、一般軽装ハイカーも歩くことを考えればこれぐらいでないと安全が担保できないのかもしれませんね。
今日のコースは、松浦さんの「バリエーション ハイキング」の「8 大岳山御坂尾根」に馬頭刈尾根を916で東に折れて三ツ合鍾乳洞に下りていくバリルートが紹介されていたので、それを下山ルートにして、距離を延ばして日の出山〜御岳山〜大岳山を周回するルートにしました。
緊急事態宣言下、ステイホームを要請されているにもかかわらず、御岳山も大岳山もそこそこハイカーが歩いていました。自分もその1人なのでこんなこと言うのもなんですが、特に大岳山山頂は混雑といってもいいくらいでした。自粛警察の方々に私人逮捕されたらどうしようなどと心配になりました。普段、人とあまり会うことのないバリルートを好んで歩く私としては「さすがメジャーな山」などと妙に得心してしまいました。
さて、916から三ツ合鍾乳洞に下りるバリルートは強烈でした。あまり歩かれていないようで、ヤマレコのみんなの足跡もありません。初っ端の急傾斜の露岩帯は、谷底まで切れ落ちた岩を回り込むルートと思しきところが膝まで埋まる落ち葉で覆われていて、ストックで落ち葉を払い落としてからでないと足を踏み出せないほどでした。たった100m下りるだけで1時間近く費やしてしまいました。鞍部に降りてから先はゆるやかな尾根筋となり692を過ぎて650までは歩きやすかったです。しかし、その先の尾根筋のルートは地理院地形図も守屋さんの登山詳細図も途切れていたので、沢に下りて三ツ合鍾乳洞に出る破線ルートを選択しました。たった200m下るだけでしたが、それが今日の核心でした。踏み跡は本当にまったくなく、膝まで埋まる落葉で滑りまくり、何度転倒したかわかりません。3mぐらい尻セードもしました。あんまり転倒しすぎて、脛を切って靴下が血だらけになったことも気づかないほどでした。ここも下り切るまで結局1時間かかってしまいました。三ツ合鍾乳洞に続く沢に降り立った時は心底ホッとしました。写真を撮る余裕すらありませんでした。
登山前には下山したら鍾乳洞を見に行こうと思っていたのですが、もはやその元気もなくなるほど消耗してしまいました。でも毎回そうなのですが、こうして家で思い出してみると今回もむちゃくちゃ楽しい山行でした。
mm1524さん、初めまして。
916m峰の尾根を歩かれたのですね。
私も、先月に歩いたのですが、国土地理院の地図が示す破線の下り道は、あまりにも急だったので、そのまま尾根道を進み、最後の急斜面はロープを使って降りました。
mm1524さんは、さすがですね。
その時のレコです。良かったら確認してみてください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2807460.html
mm1524さんは、バリルート好きとのことですが、松浦本の「新バリエーション ハイキング」にも紹介されている大岳山周辺のルートは踏破済みでしょうか。
昨年10月以降、少しずつ歩き、レコもアップしておりますので、こちらもご覧いただくと幸いです。こちらも強烈ですよ。
どこかでお会いするのを楽しみにしています。
mm1524さま
私のレコをさっそくご覧いただいたばかりか、丁寧なコメントまで頂戴して、恐れ入ります。
奥多摩ばかりか、丹沢も踏破されていらっしゃったのですね。
バリルートは、自然豊かで自分と向き合えますし、山ノ神の祠や炭焼窯の跡、廃道の石組などに出会うと、嬉しくなりますよね。
私もバリルートを歩き出した頃は丸腰でしたが、馬頭刈尾根の支尾根に当たる小怒田ノ尾根を登ろうとして、登りきれなかったのをきっかけに、最低限のロープワークを、知り合いに教えてもらい、道具を少しずつ揃えて、今に至っています。最近は、備えれば……を身に沁みて感じております。
普通の山歩きのほかに、山と高原地図で、奥多摩の名前のついている尾根を可能な限り訪ねるのが当面の目標となっていますが、あと何年かかることやら……。
お互い、楽しみましょう。
長々、お邪魔しました。
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