大山 鳥越峠 キリン峠
- GPS
- 05:03
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 646m
- 下り
- 637m
コースタイム
天候 | 晴れからのガス、風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
暖かい日が続いて、ようやく寒波がきた金曜日の夜、テン泊フル装備で準備し大山へ向かう。鍵掛峠手前から、かなりの雪が降り積もり出す。轍もなく先頭を走ってるようで少し不安になるが峠を登り、核心の下りも慎重にドライブ。峠を下りてからもずっと雪が路面にあったが順調に麓のコンビニ着、社内で夕食を食べ奥大山スキー場に久々に向かう。ここも先導者はなくノートレースの道路を楽しく走る。気温は−6℃を刺している。奥大山スキーに着。除雪の雪壁で駐車場には入れない。車のライト越に通行止めのゲートの方を見るとかなり雪が積もっている。このまま、どんどん降っていくと明日の登山口までの道路歩きがシンドイかもしれないという想いと、もっともっと今後の為に、どんどん降ってくれという気持ちが交錯する。
道路横に駐車する為に除雪で広げてあったので、そこに停める事にする。しかし、凄い雪が降っていて、このままだと明日、出られなくなる可能性があったので、何度も前進とバックを繰り返し自車を停めるあたりを固めて翌日に備えて漸く駐車。あとは車の中で前夜祭、雪はどんどん降っていて少し心配になるが残念ながら日付が変わる前には小降りになり止んでしまったようだ。気温は−6℃を指したままだ。
エンジンを消して消灯、翌日、5時半起床。雪で車が埋まり真っ暗かと思ったら残念ながら、そうでもない。エンジンをかけ車内を暖め湯を沸かし朝食。6時ぐらいから、山スキーであろう人達が少しずつ集まってくる。ゆっくり準備をし7時出発、青空も覗き、予想外の天気を期待する。
直ぐにワカンを履くことになるかな?と思いながらゲートへ向かい除雪壁を越えると新雪の下は思った以上に固い、ツボ足で進む事にする。ゲートを越えてからはトレースも直ぐに無くなる。時々、少し埋まりぐらいでツボ足のまま進める。ラッキー!
ここで、残念トラブル、写真を一杯撮ろうと思い持ってきてたデジカメのGPSがいつの間にかonになっていたようで、電池が切れかけてる、、、予備の電池を車に取りに戻るには遠いし、撮れるだけ撮ろうと思いながら進むが、健康の森入口でもう電池は切れた、、、もうカメラはただの重り、、、少しテンションが落ちる、、、なんか細かいトラブル続きである。。。他にも何かあったのだが思いだせない(笑)
健康の森入口でワカンを装着、トレースのないルートに入っていく、ワカンも良く効き、時々深く沈むぐらいで良い感じ、うっすらと残る数日前のトレースを見つけ辿っていく、誰もいない静かな世界で氷と雪を纏った木々が美しく何度も見とれる。その度にデジカメの電池問題を思い出す(ToT)
文殊越え方面への別れから、夏道を外れ鳥越峠へ向けてトラバース開始、大山らしい細かい沢をいくつも超える。ラッセルは殆どなかった。鳥越峠への登り斜面に到着、相変わらず中々の急登、斜面に風があたりクラストしている。アイゼンに履き替えても良さそうなぐらいだが、ワカンの爪を頼りに慎重に登り鳥越峠着、標識も見えている。少し前から天気が悪い方向に進んでいたが、予想通り鳥越峠に出てからは風雪が強くなってきた。木の茂みに隠れ、どうするか暫く考える。
尾根を上がるか急斜面を下るか急斜面を下ると登り返しは厳しい、天候が荒れてきた場合は撤退が難しくなる、尾根から行くとキリン峠に向かい撤退もしやすい、暫く悩んで、急斜面を下る事にして緊張しながら下り始まるが、新雪の下が固い、表層雪崩が起きてもおかしくなさそう。気温も低く風もあるので大丈夫かと思ったが、単独だし危険を冒すまいと思い、登り返して尾根を行く事にする。あまり下ってなかったので、登り返しも苦労しなかった。そのまま尾根沿いに向かう。初めてのルートだ。右側の雪庇に注意しながら、進むが所々、雪面が良く無く苦労する。少し登ると木々が出てきて特徴的な3本の枯れ木へ出る。相変わらず風もガスも強い。ここら辺から、少し心が折れてくる。キリン峠あたりでビバークして翌日の晴天を期待してデポして軽荷に一気に東尾根を上がろうかと考え出しながら、クラストした斜面をキリン峠へ向かう。キリン峠についてザックを降ろし、さあ、どうするか考える。景色は見えないし、風も強い、雪がつむじ風のように走っている。ここら辺にテントを張って明日の朝までいるのは、ちょっと厳しそう、樹林帯に下りてビバークするのも考えたが、完全に心が折れてしまった。撤退。
キリン峠から、ワカンで下り始めるが斜面がカチカチである。なんとか立てそうな場所へ移動しアイゼンに履き替える。
文殊越方面に行こうと尾根を降り始めるが、すぐに尾根を外してしまい(反省)、いつの間にか、来る時の自分のトレースに出てしまった。
なんか、今日は上手くいかないなあ〜と更にテンションが落ち、自分のトレースを辿って下山しました。もう面倒くさいので急斜面が終わってからもアイゼンのままだったのですが、結構、ズボズボハマる。気温が上がったとはいえ、やっぱりワカンの威力は凄いなあ〜とぼんやり考える。
折角の遠征でしたが、中途半端な山行になってしまいました
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