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Yamareco

記録ID: 289219
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山

ガスガスの二王子岳 山頂目前で断念   

2013年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:40
距離
11.7km
登り
1,222m
下り
1,210m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

二王子神社駐車場6:37→一王子小屋7:36→10:15標高1360m撤退地点10:23
→一王子小屋11:30→12:17駐車場
【所要時間】 登り 3時間38分
       標高1360m   8分
       下り 1時間44分  計5時間40分
【 総歩数 】 22,745歩

天候 雨のち曇り そしてガスで視界不良
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・駐車場は、二王子神社前に10台、その200mほど手前に20〜30台程あります。
・二王子神社駐車場にトイレはありますが、使用可程度と考えた方がよいと思います。

コース状況/
危険箇所等
<コース状況等>
 ・登山ポストは駐車場からすぐの登山口にあります。
 ・危険なところはありません。
 ・赤い目印は疎らにしかないため、トレースを追って登りました。
  ただ、当日に赤い目印を一王子小屋までつけていました。
 ・ガスが濃く、油コボシ手前付近で道迷いし、コースを見つけるのに10分余り
  ロスしました。
  また、山頂まであと400m程の標高1360m付近で、ガスで全く見えず山頂を
  断念しました。
 ・ドコモ携帯は、標高1000m以上で使用できました。

 
二王子神社駐車場
5時半に着いたら誰もおらず、雨も降っているし、今日は誰も来ないのかな〜?
なんて思っていたら、6時を過ぎて続々ときました
2013年04月28日 06:30撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 6:30
二王子神社駐車場
5時半に着いたら誰もおらず、雨も降っているし、今日は誰も来ないのかな〜?
なんて思っていたら、6時を過ぎて続々ときました
6:37 出発
先行者が2人行ったあとに用意を始め、25分後に歩きだします
雨が降っています
昼頃には晴れる予報で、それに期待して登ります
でも、昼まで山の上で待てないし・・
2013年04月28日 06:37撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 6:37
6:37 出発
先行者が2人行ったあとに用意を始め、25分後に歩きだします
雨が降っています
昼頃には晴れる予報で、それに期待して登ります
でも、昼まで山の上で待てないし・・
立派な杉林の中を雨に濡れながら歩きます
2013年04月28日 21:34撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 21:34
立派な杉林の中を雨に濡れながら歩きます
ガスです
2013年04月28日 21:34撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 21:34
ガスです
随分歩いてやっと一合目
2013年04月28日 06:54撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 6:54
随分歩いてやっと一合目
花名???
雨の中、妖しく花が光っているようでした

⇒ツルネコノメソウ??
2013年04月28日 07:03撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
4/28 7:03
花名???
雨の中、妖しく花が光っているようでした

⇒ツルネコノメソウ??
25分で25分前に出発したお二人さんに追いつきました
雨に濡れて割と滑る雪でしたので、アイゼンを着けました
2013年04月28日 07:04撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 7:04
25分で25分前に出発したお二人さんに追いつきました
雨に濡れて割と滑る雪でしたので、アイゼンを着けました
一王子神社
2013年04月28日 07:33撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 7:33
一王子神社
そのすぐ上に一王子小屋
2013年04月28日 07:36撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 7:36
そのすぐ上に一王子小屋
目印はほとんどなく、トレースを辿ります
ガスで視界は悪く、トレースが無ければルートは分からず、進むことは無理でしょう
2013年04月28日 07:39撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 7:39
目印はほとんどなく、トレースを辿ります
ガスで視界は悪く、トレースが無ければルートは分からず、進むことは無理でしょう
最近気にいっている行動食のスニッカーズミニ
一口サイズで60kcal
重宝しています
夏は融けてしまうので、羊羹がメインになります
2013年04月28日 07:59撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
4/28 7:59
最近気にいっている行動食のスニッカーズミニ
一口サイズで60kcal
重宝しています
夏は融けてしまうので、羊羹がメインになります
登りでは赤テープが僅かしかなく、トレースを辿るしかありませんでした
2013年04月28日 21:37撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 21:37
登りでは赤テープが僅かしかなく、トレースを辿るしかありませんでした
標高994m 定高山
ガスがだんだん濃くなり、視界が30m程です
ここに電信柱1
なんで!?
2013年04月28日 21:37撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 21:37
標高994m 定高山
ガスがだんだん濃くなり、視界が30m程です
ここに電信柱1
なんで!?
トレースを辿って進みます
2013年04月28日 08:28撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 8:28
トレースを辿って進みます
標高1160m 油コボシ付近
トレースを追って左へ進んで行ったら、50m程先で消滅
新雪が昨夜5cm程降り、それでトレースが消えていました
視界不良で先は見えず、同じ場所を行ったり来たり
スマホのアプリの地図ロイドで現在地確認しようとスマホを取り出す・・
電波が来ていなければ、ここで撤退・・
アンテナが立ち地図ロイドで位置確認でき、コンパスで進む方向を確認して進むと、トレースを発見しこれに沿って再度進む
2013年04月28日 08:47撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 8:47
標高1160m 油コボシ付近
トレースを追って左へ進んで行ったら、50m程先で消滅
新雪が昨夜5cm程降り、それでトレースが消えていました
視界不良で先は見えず、同じ場所を行ったり来たり
スマホのアプリの地図ロイドで現在地確認しようとスマホを取り出す・・
電波が来ていなければ、ここで撤退・・
アンテナが立ち地図ロイドで位置確認でき、コンパスで進む方向を確認して進むと、トレースを発見しこれに沿って再度進む
黒いものがあると見えるが、それ以外は何もみえず
2013年04月28日 08:51撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 8:51
黒いものがあると見えるが、それ以外は何もみえず
足元のトレースを辿る
2013年04月28日 09:04撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:04
足元のトレースを辿る
それもだんだん薄くなり
2013年04月28日 09:12撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:12
それもだんだん薄くなり
昨夜降った雪にかき消され見えなくなった
2013年04月28日 09:46撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
4/28 9:46
昨夜降った雪にかき消され見えなくなった
枝にも雪が積もり、
2013年04月28日 09:46撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 9:46
枝にも雪が積もり、
足元も見えなくなり、スマホの画面でルートを確認しながら進む
目印の鉄柱
2013年04月28日 09:50撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 9:50
足元も見えなくなり、スマホの画面でルートを確認しながら進む
目印の鉄柱
標高1320m付近にテントが張ってありました
2013年04月28日 10:00撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 10:00
標高1320m付近にテントが張ってありました
そして、更にガスが濃くなりホワイトアウトです
目の前に曇りガラスがあるように、周囲が全く見えず、足元の雪面もどこにあるか分からない
足を踏みおろして雪面と接して初めて分かる状況でした
2013年04月28日 10:14撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 10:14
そして、更にガスが濃くなりホワイトアウトです
目の前に曇りガラスがあるように、周囲が全く見えず、足元の雪面もどこにあるか分からない
足を踏みおろして雪面と接して初めて分かる状況でした
スマホの地図で標高1360m地点であるのは分かる
スマホを見ながら時間を掛ければ山頂にたどり着くかもしれないが、足元も満足に見えない状態で進むのは危険と判断し、山頂まであと400mで撤退を決める
時刻10:15
2013年04月28日 10:14撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/28 10:14
スマホの地図で標高1360m地点であるのは分かる
スマホを見ながら時間を掛ければ山頂にたどり着くかもしれないが、足元も満足に見えない状態で進むのは危険と判断し、山頂まであと400mで撤退を決める
時刻10:15
"URU"のサインを残す
書いた後、ふと右を見ると歩いたばかりのトレースがある!?
このトレースを辿れば山頂に着く!?
と考えて、再度それを辿って歩き始める・・
2013年04月28日 10:16撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
4/28 10:16
"URU"のサインを残す
書いた後、ふと右を見ると歩いたばかりのトレースがある!?
このトレースを辿れば山頂に着く!?
と考えて、再度それを辿って歩き始める・・
2、3分程歩くと、なんと"URU"のサインに辿り着く
これには、正直焦った
自分のトレースを他人のトレースと勘違いして辿り、ぐるっと20m程の円を一周しただけだった
これで右往左往して動き回ると余計分からなくなると思い、確認のためにもう一度辿ってみた
当然の如くまた同じ場所に戻ってきた
スマホで位置確認できるも危険と再度判断し、今度こそ撤退を決める
時刻10:23
2013年04月28日 10:22撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
4/28 10:22
2、3分程歩くと、なんと"URU"のサインに辿り着く
これには、正直焦った
自分のトレースを他人のトレースと勘違いして辿り、ぐるっと20m程の円を一周しただけだった
これで右往左往して動き回ると余計分からなくなると思い、確認のためにもう一度辿ってみた
当然の如くまた同じ場所に戻ってきた
スマホで位置確認できるも危険と再度判断し、今度こそ撤退を決める
時刻10:23
戻るトレースもどこを辿ればいいか判断しかねるため、スマホで位置確認し、コンパスで方向を確認しながら進んで、すぐに自分の間違い無く登ってきたトレースを見つけて、これを辿る
2013年04月28日 10:23撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 10:23
戻るトレースもどこを辿ればいいか判断しかねるため、スマホで位置確認し、コンパスで方向を確認しながら進んで、すぐに自分の間違い無く登ってきたトレースを見つけて、これを辿る
少し下ると、ガスも少し薄くなったようで、テントもはっきり見えて、ホッと安堵
2013年04月28日 10:33撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 10:33
少し下ると、ガスも少し薄くなったようで、テントもはっきり見えて、ホッと安堵
下りは速い
2013年04月28日 10:37撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 10:37
下りは速い
標高1160m付近で10人ほどの団体さんと出合う
どこまで行きました?
と聞かれたが、
何も見えず、山頂のすぐ手前で止めたことを話す
これだけたくさんで行ったら山頂には着くし、ガスもまもなく晴れるでしょう
と言って別れる
確かにガスは見る間に薄くなってきている
2013年04月28日 10:49撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 10:49
標高1160m付近で10人ほどの団体さんと出合う
どこまで行きました?
と聞かれたが、
何も見えず、山頂のすぐ手前で止めたことを話す
これだけたくさんで行ったら山頂には着くし、ガスもまもなく晴れるでしょう
と言って別れる
確かにガスは見る間に薄くなってきている
10人ものトレースがあると、下りも道を誤ることはない
2013年04月28日 10:52撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 10:52
10人ものトレースがあると、下りも道を誤ることはない
下るにつれガスは見る間に無くなり、登りであれほど見ることも無かった景色も見えた
一王子小屋から下は、地元の山岳会と思われる4人の方が目印の赤テープをつけていました
これがあれば登りでトレースを追うのに、あんなに苦労することはなかったのに
2013年04月28日 11:06撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:06
下るにつれガスは見る間に無くなり、登りであれほど見ることも無かった景色も見えた
一王子小屋から下は、地元の山岳会と思われる4人の方が目印の赤テープをつけていました
これがあれば登りでトレースを追うのに、あんなに苦労することはなかったのに
眼下の眺め
2013年04月28日 11:17撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:17
眼下の眺め
遠くも見える
2013年04月28日 11:17撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:17
遠くも見える
山の上はまだ高いところにはガスが残っている
2013年04月28日 11:21撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:21
山の上はまだ高いところにはガスが残っている
西の空は青空も広がってきた
2013年04月28日 11:27撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 11:27
西の空は青空も広がってきた
遠くに日本海も見える
2013年04月28日 11:28撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 11:28
遠くに日本海も見える
これを下れば残雪も終わる
2013年04月28日 21:43撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 21:43
これを下れば残雪も終わる
雨中の登りでは気がつかなかった花が咲いていたので、写真を撮りながらのんびり下る
イワウチハ
2013年04月28日 11:51撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
15
4/28 11:51
雨中の登りでは気がつかなかった花が咲いていたので、写真を撮りながらのんびり下る
イワウチハ
花名???
2013年04月28日 11:53撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 11:53
花名???
タチツボスミレ
2013年04月28日 11:54撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
4/28 11:54
タチツボスミレ
花名???
2013年04月28日 11:54撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 11:54
花名???
アブラチャン
花が大きくなると昨夜の雨で落ちたようで、地面にたくさん落ちていたので、地面に花を刺して撮ってみた
2013年04月28日 11:59撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
4/28 11:59
アブラチャン
花が大きくなると昨夜の雨で落ちたようで、地面にたくさん落ちていたので、地面に花を刺して撮ってみた
アブラチャン
花が小さいと木についたまま
2013年04月28日 12:00撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
4/28 12:00
アブラチャン
花が小さいと木についたまま
タチツボスミレ
2013年04月28日 12:01撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 12:01
タチツボスミレ
陽が当たり始めた杉林
2013年04月28日 20:34撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 20:34
陽が当たり始めた杉林
花名???
2013年04月28日 12:05撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 12:05
花名???
エゾエンゴサク
今回の山登りで一番時間を掛けて撮った渾身の一枚です(^^)
2013年04月28日 12:05撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11
4/28 12:05
エゾエンゴサク
今回の山登りで一番時間を掛けて撮った渾身の一枚です(^^)
12:17 駐車場到着
明るい陽光が差していました
無事に下山できてメデタシメデタシでした
2013年04月28日 12:17撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/28 12:17
12:17 駐車場到着
明るい陽光が差していました
無事に下山できてメデタシメデタシでした
下山時、40人程の登山者に会いました
ここでは停め切れず、この手前の駐車場にも7、8台停まっていました
新潟ナンバーが多く、地元の方で賑わっていました
2013年04月28日 12:18撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/28 12:18
下山時、40人程の登山者に会いました
ここでは停め切れず、この手前の駐車場にも7、8台停まっていました
新潟ナンバーが多く、地元の方で賑わっていました
二王子岳はこんなお山でした
まだ、山頂付近に雲があり、山頂に到達できたとしても展望は難しかったようですね
2013年04月28日 13:00撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/28 13:00
二王子岳はこんなお山でした
まだ、山頂付近に雲があり、山頂に到達できたとしても展望は難しかったようですね

感想

GW中は百名山は一時中断して、道路が混雑しないお山狙いです。
雪の白い飯豊連峰を見たくて、間近で見られる200名山の二王子山へ向かいました。
天気予報は、午前は曇り、昼頃から晴れでしたが、5時半に着いたときは雨でした。
誰も来ておらず、少し休み、後続の方が1組登り始めてから出発。

登るにつれて雨は弱くなりましたが、ガスがどんどん濃くなり、視界も悪くなるば
かり。
雨で消えかけたトレースを辿って進みますが、標高1000m付近では前夜の雪でその
トレースも消失。
先行の方も標高1160mの油コボシ付近で道迷いした様子で、その一番はっきりした
トレースを追っていた私も同様に道迷いしてしまいました。
同じ場所を二度三度と行き来し探すも、濃いガスの視界不良で道が見つからない。
スマホのアプリの地図ロイドで位置を確認しようとスマホを取り出す。
もし、電波が来ていなければここで断念だな、と思いながら見ると、電波圏内で位
置確認でき、コンパスで方向を確認して進むと、トレースが見つかりそれを辿る。

1200m付近にテントがあり、さらに登るとガスが益々濃くなる。
前夜の5cm程の積雪で、地面も真っ白で眼前に曇りガラスがあるようで、足元さえ
も見えず、雪面に足が着いて初めて分かる程。
スマホの画面を見て、コースから外れないようにそろりそろりと慎重に進む。
しかし、それでも進む方向が分からなくなり、標高1360m地点で右往左往。
このまま何も見えない状態で進むべきか・・スマホを見ながら行けなくもないが・・
なだらかなコースで転落の危険は少ない・・
それではあまりにも危険なので、ここで撤退を決意。
雪面に"URU"のサインを書いて、ふと右を見るとしっかりした真新しいトレースがあ
る。
きっと、テントの方が歩いたトレースだろう、とそれを辿る。
やけに左に進むと思ったら、なんと今書いたばかりの"URU"のサインに辿り着く。
これには流石に焦る。
自分の間違ったトレースを追っていた・・
念のため、どこで間違ったのか後を辿りもう一周するも、どこで間違ったか分から
ない。
ここで再度、今度は本当に撤退を決める。
帰りのトレースも分からず、スマホの画面を見ながら、そしてコンパスで方向を確
認しながら進み、やっと自分の登りのトレースを見つけ、ホッと安堵。
あとはそれを辿って、なんとか無事に下山できました。
山頂目前で残念ではあったのですが、ルーファイしながら楽しめた山行でした。

今回の山行は、初めての山であり振り返ると色々反省点は有ります。
退路は心得ながら進んだわけですが、悪い条件が重なれば、不測の事態も起こりか
ねません。
一応、スマホの充電器も含め、装備や非常食も常に山行では持っていっております。
自分の山行では最悪の視界不良のガス。
そんな中で、一番大事なのは自分の冷静さを保つということだと再認識しました。
今後の安全山行に生かしたいと思います。



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コメント

おつかれさまでした!
お帰りなさいませ
無事に下山何よりです。

僕もこの前二王子岳に登ったのですが、3合目あたりからガスってました。
ですが僕は運がよく、地元の登山道を整備してる方とご一緒させていただき何とか登頂する事ができました。
二王子岳は尾根が広く、視界の悪いときはかなり上級らいしいですよ。
そしてURU57さんが撤退を決意された場所は、まさにデッドポイント!
お花畑らしいのですが、一度少し下るのと尾根が広く樹木がない為、積雪期のガス時はどちらが山頂かもわからなくなるとか?
怖いですね〜

でもあの山、登られてる方がとても気さくな方が多くて単独でも心細さを感じない山ですよねー
2013/4/30 20:45
私にスーパーガイドはいませんでした(^^)
こんばんは 49ersさん

49ersさんのレコも参考にさせていただきました
私にもいつかガイドさんが現われるかなと心待ちにしていたのですが、
残念ながら、現われませんでした

下りですれ違う際に、私がどこまで行ったのか? 興味をもたれた様で、
挨拶をすると、何人もの方が気さくに話しかけてくれました。
ガスが出ると、難易度が高いようですね
山頂を目前(全然見えませんでしたが)にして止める辺りが、
程ほどでよかったのかなと思いました。

暗闇も怖いですが、見てるのに見えない"白闇"も怖いですネ
2013/4/30 21:02
お疲れ様でした
28日は全国的に天候は荒れ模様でしたから無事に下山なによりです。
僅か半径20m程の自分のトレースでぐるぐる周りをしてしまうほどとは、ほんとにホワイトアウトは怖い。

そう言う私も28日は蝶ヶ岳の樹林帯でコースを見失いぐるぐる周りをしておりました
同じく迷った他の登山者とコースを見つけ出して無事に山頂へ到着。

天候が悪いときにはお互いに気をつけましょう。
2013/4/30 22:59
hikobeさん おはようございます
山に登っていて、急にホワイトアウトになったわけではなく、
登るにつれだんだんとガスが濃くなっていた状況ですので、
怖さを感じて登ったわけではないのですが、
流石に一周してしまうと驚きますね。

あー! やってしまった。という感じでした。

あと2時間程待てば天気もずっと良くなったのに、
それが待てないで登ったせっかちな性分の結果でした
2013/5/1 8:06
寒いGW.
こんにちは、URUさん。

今年のGWは山が荒れますね
昨日、今日と、うちは暖房してますよ(笑)

私も雪山で明瞭なトレース追って痛い目にあった経験があります。
ガスるとなおさらですよね
あせるとついつい歩き回ってしまうのも分かります。
山では体力も必要ですが、冷静さは更に必要ですね!
どちらかと言うと私もせっかちな方なので(笑)
気を付けたいと思います。
2013/5/1 13:29
せっかち! (^^)
こんにちは kuniやんさん

4月も末なのに、1400m程の低山でも雪が積もりました
山はまだまだ冬のときもあるようで、めまぐるしい天気に翻弄されています

ガスがあっても色があると見えるので、
新雪で何もかも真っ白で区別がつかないと言う方が正しそうです。
新雪を歩くと下の汚れた雪が出てきて、トレースは辿れるのですが・・
見えないのに辿るのは、怖いです。

“どちらかと言うとせっかち”は面白い表現ですね
私は短気なので、気をつけなくては
2013/5/1 17:42
ゲスト
「めでたし、めでたし」でお疲れ様でした!
URUさん、おはようございます!
ガスガス真っ白、トレースがあってもお写真見ているだけで無事に下山され良かったなあ〜とレコを見てホッとしました!
二王子山は4月末でも雪がこんなにあるのですね 驚きました
イワウチワ、エゾエンゴサク、可愛いお花ですね。
私もお花に出会いに山に行きたくなりました

後半のGWはお天気も良さそうでスカッとする山行ができそうですね。気温が低いようですが、どうぞお気をつけてお出かけください

もう少し暖かくなったら、またみんなでお山に行きたいです。よろしくお願いします
2013/5/2 8:16
同じ日曜日でも・・・違うもんですね。。
URU57さん、お待たせしました(笑)

色々と立て込んでまして(汗々)

とっても快晴なこっちと違って ガスガス豪雪ニ王子岳でビックリですよ

勇気を持っての撤退は、登頂したに等しい価値がありますよ
次回の飯豊山塊の絶景を拝める楽しみが倍増です

GWは遠出をしないと言う事ですが・・・聞きましたよ 5月半ばの予定

6月の縦走ではお手柔らかに

今日、夜出発でニ王子岳のそばのお山 に行ってきますよ〜
2013/5/2 10:22
mipomipoさん こんにちは(^^)
今日はお仕事で、職場の朝一で八のコラボのレコ
同じ日に登ったのに、こんなに違うものかと・・目に悪い絶景でした

今回の山行で一番焦ったのは、一瞬、退路はどっち??
と思った瞬間でした
まあー、一瞬で済みましたが
いい勉強になりました

明日は毎年恒例の田植えなので、明後日辺りはまた同じ方面に出かけようと思います。
私も早く土の道が歩きたい

また、みんなで集まるのを楽しみにしてまーす
2013/5/2 12:37
ホントですねー
こんにちは sanpo69さん

コラボの話は聞いていたので、どこに行ったのかなー? と覗いていました

二王子岳は低山なので、少し甘く見ていたかも知れないですネ
それが登っても登っても着かないし、道は分からないし、ガスで見えないし、参りました
時間を掛ければ行けないことは無かったですが、
程ほどで止めておいた方が、またの楽しみを残して行けますものね

連絡が行きましたね  sanpo69さんには中々厳しい日ですネ

でも、先ずはこの二王子のお近くの山、亀裂にご注意を
私も、これから調べて入れるコースがあったら、途中まで登ろうかなー、なんて思案中です
ただ、5/4〜6の辺りです。

何ですか? “6月の縦走はお手柔らかに”って 
2013/5/2 12:50
URUさん、こんにちは。
ガスで迷うと厳しいですね。
下山時でなくて良かったです。もっと焦りますから。

ところで、URUさんは百の次、二百目指しています?
2013/5/4 1:32
MATSUさん おはようございます
昨日、もう一度この二王子岳へ出かけてきました。

登り途中でもガスでしたが、
山頂からの下り始めもガスでした。
まだ2人のみのトレースで、それが見えず、
これ以上、ガスが濃くなったらと思うと・・・でした。

百の内、当面の80座を登って、
その後はその中で気に入った山を、コースを変えたりして登ります。
二百はやりません
2013/5/5 8:53
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