岡山市 サウスヴィレッジ〜九十九山〜明石山 ヒバリ鳴く春



- GPS
- 04:14
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 381m
- 下り
- 376m
コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 4:14
歩行距離9.5km、歩行時間3時間30分、歩行数16,900歩、消費カロリー2,090Kcal
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤブコギはありませんが、要注意箇所があります。 九十九(つくも)山<写真14>の斜面は少し急で落ち葉が積もり滑りやすくなっています。西南西のほうが急ですが、距離が短いので、今回のように北東から登ったほうが安全です。 九十九(つくも)山<写真14>、明石山<写真22>ともに、舗装道路の法面は全体的に急で下りにくいです。境界標柱などの人工物を目印にしたり、事前に法面の状況を確認しておくなど、歩きやすい所を見極める必要があります。 今回の山域は狩猟期間(基本、11月15日から2月15日、シカとイノシシは3月15日まで)は罠に要注意です。明石山<写真22>北北西の標高30m、ちょうど池(未確認)の南東辺りにピンクテープと一緒に害獣駆除の許可証がぶら下がっており、真下にバネのついたくくり罠がありました。連れがかすかに触れてしまったようで、パチンと音がしただけですみましたが、許可期間中(ここは2月末まで)は通らないほうがいいでしょう。 慶昌庵<写真13>から九十九(つくも)山頂上<写真14>、236m峰を経て舗装道路出合いまでは、木の間の細道でたまに赤いビニールテープがあります。 慶昌庵<写真13>からは、墓地の西端のコンクリート道を進みました。標高50m辺りで墓地は終わり、そこから先は土の細道でたまに赤いビニールテープがありました。ヤブがなく木の間をどこでも歩けるため、適当に歩いていたら、何度か逸れてしまったようですが、方角だけ確認しながら進めば大丈夫です。標高110mを過ぎると次第に急で落ち葉で滑りやすくなり、木の枝を掴みながら登りました。 九十九(つくも)山頂上<写真14>からはどこも急で下りにくく、南を巻きましたが、南西にまっすぐ下りればよかったようで、標高170m辺りからまた木の間をどこでも歩けるようになりました。テープの数は減りますが、方角を確認しさえすれば、普通に歩けます。 ただし、舗装道路に出るポイントを誤ると、法面が急で危険な状態になります。北より西のほうが下りやすそうだったので最後は西に進むと、境界標柱などがあり、溝状の細道らしくなるとすんなり舗装道路に下りられました。 舗装道路から彦崎三十三観音十番<写真19>、明石山頂上<写真22>を経て倉敷川沿いの舗装道路に出るまでは、ヤブコギはありませんが、くくり罠があるので狩猟期間中は要注意です。 舗装道路を北東に進むと、林道明石線の道標のすぐ左に地形図の破線の道の入口があります。彦崎三十三観音十番<写真19>までは歩きやすい土道です。そこから標高131.3mの三角点「片屋」<写真21>までは、なんとなく細道が続いているように見えます。 三角点「片屋」<写真21>から先は特に道はありませんが、やはり木の間をどこでも歩けました。明石山頂上<写真22>からは下りやすいほうへ進み、電波塔の南西の緩やかな法面から舗装道路に下りました。 舗装道路から倉敷川方向に延びる地形図の破線の道を歩くことにしましたが、入口はよくわからず、ゴミが散乱した斜面めがけて適当に下りると、溝状の土道が続いていました。木の枝が多少邪魔なこともありますが、道からわずかに逸れれば普通に歩けます。地形図上では西と北西に道が分岐する箇所があるはずですが、よくわかりませんでした。 標高30m、ちょうど池(未確認)の南東辺りにピンクテープと一緒に害獣駆除の許可証がぶら下がっており、真下にバネのついたくくり罠がありました。後ろを歩いていた連れがかすかに触れてしまったようで、パチンと音がしたと大騒ぎしました。とりあえず、罠を確認し、また落ち葉をかぶせておきました。許可期間の2月末までは通らないほうがいいでしょう。すぐに民家が見え始め、舗装道路になってほっとしました。 |
その他周辺情報 | 「岡山市サウスヴィレッジ」<写真01〜06>では、農産物の購入やいちご狩りなどの収穫体験の他、遊具で遊んだり、レストランで食事をしたり、さまざま楽しめます。農産物直売所ロードサイドマーケットは年中無休、それ以外は基本、火曜定休です。 |
写真
展望塔より九十九山
エレベーターで展望塔の3階に行き、貸し切りでパノラマ展望を楽しみました。縦走予定尾根の一部の九十九(つくも)山<写真14>から236m峰までが見えています。九十九(つくも)山は低山ながらピラミッド型の存在感ある山でした。期待が膨らみます。
展望塔より園内展望
遊具のある「子供のオアシス」や現在いちご狩りができるいちごハウスなど、園内が見渡せます。子供たちに人気のひょうたんプールは2020年度は営業中止でした。
五十七番慶昌庵
地図によっては、薬師如来寺と記載されていますが、現地案内板は慶昌庵でした。ご本尊は薬師如来です。児島八十八ヶ所霊場の一つですが、現在は無人のようです。この西側の墓地から九十九(つくも)山<写真14>に登りました。
「片岡」
標高171.4mの頂上三角点です。展望は効きません。岡山県の埋蔵文化財地図によれば、丸山城跡があり曲輪(くるわ)が確認できるそうです。確かに、周辺は開けてフラットでした。
茅の輪(ちのわ)をくぐることによって、生活の中で知らず知らずのうちについてしまった災いや厄を払い、健康で幸せな生活が送れるようにとの願いが込められています。とりあえず、くぐってみました。
山中にあるため、彦崎三十三観音の中でもあまり知られていないようです。不空羂索(けんじゃく)観音の名前には、あらゆる人々の悩みを逃がすことなく救済し、願いを叶えるという意味があります。この隣に衝撃映像が・・・<写真18>へ
自然災害で倒壊したのでしょうか。再建される気配すらありませんでした。隣<写真17>にある手に持っている縄で人々を漏らすことなく救済する観音菩薩のご利益はいかに(?_?)金毘羅様は石仏の左の石積み<写真17>にお引越し?
三角点「片屋」<写真21>近くに祀られていました。右の石仏に九丁と彫られているのが気になります。西にある天神社、あるいは、金毘羅大権現の祠<写真18>の参道だったのでしょうか。ちなみに、彦崎三十三観音一番は南南西の熊山頂上にあります。
左の不動明王像は安政5(1858)年のもののようです。右の神変大菩薩とは、役行者(えんのぎょうじゃ)のことです。西国三十三所とは別に、修験道の信仰もあったようで、地元住民の信心深さがうかがえます。
ずっと背中を向けたまま「見返り美男」状態で、偵察しにきたかのようにキョロキョロしていました。この直前、地形図の池(未確認)のすぐ南東で連れがくくり罠に引っかかりかけて少しショックを受けていましたが、おかげで立ち直れました(^^♪動画も撮りました。
倉敷川を遊泳していました。左からマガモのメス、オス、オオバンです。まるで3羽で競争するかのように先頭が入れ替わっていました。最後はほぼ一直線でゴール、誰が勝ったかは動画で(*^^*)
空中でさえずり縄張り宣言する声?がずっと聞こえており、かすかに姿も確認できました。地上に降りてきたのはおそらく同一個体でしょう。動画を撮っていると、少しだけ鳴いてくれました。春を感じます(*^^*)
ニュウナイスズメ♀
動画を撮っていると、急に羽毛が逆立ちはじめ、かわいいと思っていたら、お尻丸出しでやるべきことをやっていました(+_+)オスはスズメ<写真36,37>に似ていますが、もっと赤みを帯びた茶色で、頬の黒斑がありません。
右下のほうが色が薄めでお腹の羽毛がふわふわしているので、メスかもしれません。春になると、メスは抱卵の準備で羽毛がふわふわで抜けやすくなるようです。風に吹かれている様子を動画に撮りました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【車は密だが人はまばら(?_?)】
出発点は「岡山市サウスヴィレッジ」です。メインゲート前の第1・2駐車場がほぼ満車になっていました(*_*)どうも第3駐車場でフリーマーケットが開催されているようでした。第1・3・5日曜日に定期的に開催されます。本来なら、およそ200店が出店する県内最大規模を誇るフリーマーケットですが、80店までに制限されているようでした。
フリマ会場から遠く比較的空いている第4駐車場に車を停め、園内を歩き、展望塔から周囲の景観を望み、そのままメインゲートから出ましたが、これだけ、車が多いのにもかかわらず、園内ではほとんど人に会うことがありませんでした(+_+)
【九十九山から明石山縦走はルートファインディングの連続】
今回、久しぶりにルートファインディング練習を兼ねて、九十九(つくも)山から明石山までの縦走を試みました。地形図上に卍マークのある慶昌庵に登り、墓地の西端のコンクリート道から土道に入りました。ヤブがなく木の間をどこでも歩けるため、適当に歩いていたら、何度か逸れてしまったようですが、方角だけ確認しながら進めば、確実に頂上に着きます。ただし、途中からは急で落ち葉で滑りやすく、低山の割に足に負担がかかりました。
九十九(つくも)山頂上からはどこも急で下りにくく、南を巻きましたが、南西にまっすぐ下りればよかったようで、標高170m辺りからまた木の間をどこでも歩けるようになりました。
標高131.3mの三角点「片屋」<写真21>で引き返し、彦崎三十三観音道から西の天神社に参拝して倉敷川に出る予定でしたが、歩けそうだったので、明石山頂上経由で下りることにしました。予想通り、特に道はありませんが、やはり木の間をどこでも歩けました。
いったん舗装道路に下りると、倉敷川まで最短距離の地形図の破線の道を歩くことにしましたが、ちょっとしたハプニングがありました。
標高30m、ちょうど池(未確認)の南東辺りにピンクテープがあり、後ろを歩いていた連れが罠に引っかかりかけたと大騒ぎ。よく見ると、ピンクテープと一緒に害獣駆除の許可証がぶら下がっており、真下にバネのついたくくり罠がありました(*_*;かすかに触れただけだったようで、パチンと音がしただけですみましたが、連れはしばらくかたまっていました。すぐに民家が見え始め、舗装道路になってほっとしました。
【探鳥継続(^^)/】
この時季、岡山県南部の低山や低地は野鳥の宝庫です。今回も我々の期待を裏切りませんでした。
人がいない「岡山市サウスヴィレッジ」の園内では、水飲み場の蛇口の上に止まったジョウビタキ♀の笑劇的なシーンが見られました。また、用水路や倉敷川などの水場にはセキレイ類やカモの仲間など、活発に動く野鳥が見られます。
まだ花が少ないこの時季において、探鳥活動は癒し効果が得られ、心の安定につながっています(#^.^#)
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