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Yamareco

記録ID: 2929428
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

空木岳 敗退

2021年02月13日(土) 〜 2021年02月14日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.8km
登り
1,816m
下り
1,733m

コースタイム

1日目
山行
6:25
休憩
0:00
合計
6:25
17:40
空木岳避難小屋
2日目
山行
6:10
休憩
0:00
合計
6:10
6:10
370
12:20
菅ノ台バスセンター・駐車場
基本的にトレースあり。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
駒ケ根バスターミナルから空木岳登山口まで徒歩1時間弱
コース状況/
危険箇所等
久々の雪山単独行へ。中央アルプスの空木岳へむかう。駒ケ根ICから登山口まで道路を歩く。昨晩つくった食事を冷凍庫に忘れたので、菅の台バスターミナルの観光案内所でお土産のレトルト食品を買う。駒ケ根スキー場横の登山口から入山。林道終点まではほとんど雪なし、ところどころ凍化して滑るのがいやらしい。プラスチックブーツできたことを後悔。池山周辺からしっかり雪の上になる。池山小屋からアイゼンをはく。だいたい夏道どおりにトレースがある。2080から尾根上細くなり、鎖場もでてくるので慎重に。2282が難しい。トラバースする夏道ルートは雪がべったりでこわい。先行トレースは尾根上の急なところをよじ登り、尾根北側のルンゼ内をのぼっていく。一か所、草泥付きでホールドが少ない段差があり、緊張する。ここは、ザイル・アックス無しでも下れるか、どうか、、と思っているうちに登ってしまった。しかも、他の下降ルートの検討もさぼってしまった。反省。緊張したせいか、急激に体力消耗し、ペースがおちる。日が傾いたころになんとか2528まで。樹林帯を完全に出て気持ちがよいのでテントをたてようとするもポール忘れ発覚。反省2。あわてて避難小屋に向かうも入り口は雪でうまっている。一生懸命除雪をこころみるも、日没タイムリミット。テントの頂点を小屋玄関の軒先にひっかけてツエルトっぽく張ってみるとうまくいったので、助かった。今日は体力的にも不安がのこったし、2282を適当に通過してしまったせいで、明日への不安が大きく、あまり眠れなかった。檜尾岳にのっこすつもりだったが、体力低下&ミス連発ですっかり自信をうしなってしまう。単独だと、いったん落ち込むともう気持ちをもっていくことができなかった。山では3つミスしたら死ぬというが、すでに2つミスしているので、明日の乗越はやめて帰ることにする。

翌朝、快晴だが、一刻もはやく下山の目途をつけたくて、帰路につく。2282はやはりルンゼをロープ無しでクライムダウンするのはちょっと不安であり、2282ピーク南東尾根を少し下ろしてから、微尾根上をバックステップ、いい塩梅のところで北へ向かってトラバース。微沢を3本よこぎる。雪質がよかったので助かったが、カチカチだったら、ロープなしではまず難しいだろう。場合によっては雪崩のテンションも感じるだろう。2282を下りきれたので、ひとまず安心して、行きは急いでいてあまり楽しめなかった景色を下りつつかえる。北海道の知床とどこか雰囲気が似ていてなつかしくおもいつつ、最後の夏道区間はやはり地獄とおもいつつ、スキー場に下山した。
その他周辺情報 こまくさの湯に入浴。入浴+ランチのセットが1100円でお得。菅の台バスターミナルの観光センターにいくと、50円割引券がおいてあった。
夕暮れの南ア。このあと、ポール忘れ発覚。
2021年02月13日 17:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/13 17:05
夕暮れの南ア。このあと、ポール忘れ発覚。
朝焼けに染まる宝剣
2021年02月14日 06:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/14 6:45
朝焼けに染まる宝剣
中央アルプスから昇る朝日
2021年02月14日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/14 6:48
中央アルプスから昇る朝日
ほんとは向こうまで行きたかった
2021年02月14日 06:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 6:52
ほんとは向こうまで行きたかった
こんにちは。
2021年02月14日 06:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 6:58
こんにちは。
知床を思わせる、穏やかだけど野性味のある森
2021年02月14日 10:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/14 10:31
知床を思わせる、穏やかだけど野性味のある森

装備

備考 ポール忘れ・下山ルート確認せず登った

感想

久々の単独雪山だが、力の衰えを痛感した。きちんと日々の生活に余裕を持って、計画と準備をきちんとして、体も維持していないと危険だ。反省を心に刻みたい。
きちんと装備を確認すること、下れないルートは登らないこと、冬の避難小屋は入れるとは限らないこと
こうやったか書き下すとあまりにも基本ができていなくて、情けなくなる。初心にかえって、いちから出直し。

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訪問者数:771人

コメント

謎が解けました
下山の時にあった足跡の謎が解けました!
我々も13-14で空木に入っていてヨナから上はトレースが無かったのに、帰りに単独の足跡が増えていたので何処から来たのかと思っておりました(笑)
駒岩の一段下でテント張っていたのでポールがあったらお隣だったかもしれませんね。
2282から先は結構厳しいところ下りていましたね。お疲れさまでした。
2021/2/22 11:17
Re: 謎が解けました
お恥ずかしい記録を見つけられてしまいました。朝は、空木岳山頂付近にいらっしゃいましたね。下から眺めておりました。
トレースたくさん使わせていただきました!ありがとうございました!
2021/2/25 23:01
プロフィール画像
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