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Yamareco

記録ID: 2935954
全員に公開
雪山ハイキング
京都・北摂

美しき【皆子山】源頭部の雪景色に魅せられて☆

2021年02月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:31
距離
9.6km
登り
722m
下り
732m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:43
休憩
0:44
合計
5:27
7:28
74
8:43
8:45
24
9:08
9:08
118
11:06
11:48
17
12:05
12:05
46
12:52
12:52
4
12:55
ゴール地点
天候 曇り のち 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大津市葛川坂下町
R367平バス停のやや京都寄りの道路脇余地に
駐車箇所から、中央に伊賀谷山を望む。
2021年02月20日 07:24撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 7:24
駐車箇所から、中央に伊賀谷山を望む。
樅木の大樹が印象的な登山口のお寺。
2021年02月20日 07:30撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 7:30
樅木の大樹が印象的な登山口のお寺。
急坂の登山道には結構な積雪がある。
2021年02月20日 07:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 7:59
急坂の登山道には結構な積雪がある。
2021年02月20日 08:15撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 8:15
東に開けた場所で。
比良のホッケ山、権現山はガスの中。
2021年02月20日 08:20撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 8:20
東に開けた場所で。
比良のホッケ山、権現山はガスの中。
着雪した植林の中を。
2021年02月20日 08:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 8:25
着雪した植林の中を。
北側は青空が広がり出す。
峰床山の方向を望む。
2021年02月20日 08:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 8:41
北側は青空が広がり出す。
峰床山の方向を望む。
ズームアップ。
2021年02月20日 08:42撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 8:42
ズームアップ。
木漏れ日のスポットライト。
2021年02月20日 08:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 8:49
木漏れ日のスポットライト。
南東に開けた尾根上からは、
2021年02月20日 09:01撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:01
南東に開けた尾根上からは、
琵琶湖が望めるが霞みの中だ。
2021年02月20日 09:01撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:01
琵琶湖が望めるが霞みの中だ。
皆子山に登頂。
2021年02月20日 09:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:08
皆子山に登頂。
私より先に登頂した・・
2021年02月20日 09:09撮影 by  iPhone 8, Apple
5
2/20 9:09
私より先に登頂した・・
動物のトレース。
2021年02月20日 09:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:09
動物のトレース。
武奈ヶ岳はガスの中。
2021年02月20日 09:10撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:10
武奈ヶ岳はガスの中。
いざ、ノートレースの西尾根へ。
2021年02月20日 09:11撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:11
いざ、ノートレースの西尾根へ。
冷たくて美味しそうな雪庇。
2021年02月20日 09:15撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:15
冷たくて美味しそうな雪庇。
ヤドリギの宿る巨樹。
2021年02月20日 09:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:17
ヤドリギの宿る巨樹。
皆子谷の源頭に。
2021年02月20日 09:18撮影 by  iPhone 8, Apple
10
2/20 9:18
皆子谷の源頭に。
美しい雪原を眺めていると、
2021年02月20日 09:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:19
美しい雪原を眺めていると、
見る見る青空が広がり出す。
2021年02月20日 09:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:20
見る見る青空が広がり出す。
皆子谷からは一旦離れよう。
2021年02月20日 09:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:20
皆子谷からは一旦離れよう。
次の源頭部へ。
2021年02月20日 09:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:29
次の源頭部へ。
大樹。
2021年02月20日 09:38撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:38
大樹。
p926に。
2021年02月20日 09:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:46
p926に。
p926から皆子山山頂を振り返る。
2021年02月20日 09:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:46
p926から皆子山山頂を振り返る。
巨木。
2021年02月20日 09:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:49
巨木。
p926西側の北に開けた源頭部へ。
ツボクリ谷の右俣の源頭にあたる場所かな。
2021年02月20日 09:52撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:52
p926西側の北に開けた源頭部へ。
ツボクリ谷の右俣の源頭にあたる場所かな。
雪面に樹々のシルエット。
2021年02月20日 09:53撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 9:53
雪面に樹々のシルエット。
ゼブラ模様のシルエット・ライン。
2021年02月20日 09:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:53
ゼブラ模様のシルエット・ライン。
なんて美しいんだ!
2021年02月20日 09:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:54
なんて美しいんだ!
谷の下流へとシルエットが吸い込まれてゆくかのようだ。
2021年02月20日 09:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:54
谷の下流へとシルエットが吸い込まれてゆくかのようだ。
2021年02月20日 09:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:54
2021年02月20日 09:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:54
光と影が織りなす幻想的な風景。
2021年02月20日 09:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 9:55
光と影が織りなす幻想的な風景。
2021年02月20日 09:55撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 9:55
2021年02月20日 09:55撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 9:55
雪上で踊り出す大樹のシルエット。
2021年02月20日 09:55撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 9:55
雪上で踊り出す大樹のシルエット。
とても美しいツボクリ谷右俣の源頭に別れを告げる。
2021年02月20日 09:56撮影 by  iPhone 8, Apple
6
2/20 9:56
とても美しいツボクリ谷右俣の源頭に別れを告げる。
皆子谷左俣の源頭部手前の尾根上の雪庇。
2021年02月20日 09:59撮影 by  iPhone 8, Apple
1
2/20 9:59
皆子谷左俣の源頭部手前の尾根上の雪庇。
皆子谷左俣の源頭に。
皆子山で最も大きく開けた源頭部だと思われる。
2021年02月20日 10:02撮影 by  iPhone 8, Apple
4
2/20 10:02
皆子谷左俣の源頭に。
皆子山で最も大きく開けた源頭部だと思われる。
広い雪原のど真ん中で何やら調査か訓練をするグループがいた。
2021年02月20日 10:02撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:02
広い雪原のど真ん中で何やら調査か訓練をするグループがいた。
ゼブラなスノー・フィールド。
2021年02月20日 10:11撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:11
ゼブラなスノー・フィールド。
不思議な枝振りの巨樹群。
2021年02月20日 10:11撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:11
不思議な枝振りの巨樹群。
標高点930に。
ここから東側の尾根を辿ってみる。
2021年02月20日 10:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:13
標高点930に。
ここから東側の尾根を辿ってみる。
好展望地より皆子山山頂と、右奥に蓬莱山・ホッケ山の稜線を眺める。
2021年02月20日 10:18撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 10:18
好展望地より皆子山山頂と、右奥に蓬莱山・ホッケ山の稜線を眺める。
尾根から源頭下部(谷)へと下ってゆく。
2021年02月20日 10:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:20
尾根から源頭下部(谷)へと下ってゆく。
源頭部を見上げると、
2021年02月20日 10:21撮影 by  iPhone 8, Apple
6
2/20 10:21
源頭部を見上げると、
なんとも美しい風景が!
2021年02月20日 10:21撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:21
なんとも美しい風景が!
素晴らしい光景だ。
2021年02月20日 10:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:23
素晴らしい光景だ。
角度を変えて。
2021年02月20日 10:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:23
角度を変えて。
いやぁ素敵だ!
2021年02月20日 10:24撮影 by  iPhone 8, Apple
6
2/20 10:24
いやぁ素敵だ!
源頭の下流は徐々に狭く細くなって谷へと落ちてゆくのだ。
2021年02月20日 10:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:25
源頭の下流は徐々に狭く細くなって谷へと落ちてゆくのだ。
巨樹。
2021年02月20日 10:27撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:27
巨樹。
西尾根へ復帰すると北西方向には、
2021年02月20日 10:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:43
西尾根へ復帰すると北西方向には、
武奈ヶ岳が顔を覗かせていた(ズームで)。
2021年02月20日 10:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:43
武奈ヶ岳が顔を覗かせていた(ズームで)。
皆子山山頂方向へ戻りながら。
2021年02月20日 10:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:46
皆子山山頂方向へ戻りながら。
孤樹と影。
2021年02月20日 10:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:48
孤樹と影。
再び皆子谷源頭部に。
2021年02月20日 10:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:57
再び皆子谷源頭部に。
皆子谷源頭部のシンボルツリー。
2021年02月20日 10:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:57
皆子谷源頭部のシンボルツリー。
2021年02月20日 10:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:58
源頭の中を下流へと彷徨いながら振り返る。
2021年02月20日 10:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:58
源頭の中を下流へと彷徨いながら振り返る。
空が紺碧になってきた。
2021年02月20日 10:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:58
空が紺碧になってきた。
美しき皆子谷源頭。
2021年02月20日 10:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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美しき皆子谷源頭。
振り返る。
2021年02月20日 10:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:59
振り返る。
青と白をバックに映える樹々。
2021年02月20日 10:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 10:59
青と白をバックに映える樹々。
再び皆子山山頂に。
2021年02月20日 11:07撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 11:07
再び皆子山山頂に。
先ほどは雪に埋もれていた三角点標柱が現れていた。
2021年02月20日 11:07撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 11:07
先ほどは雪に埋もれていた三角点標柱が現れていた。
北西方向に武奈ヶ岳の雄姿。
2021年02月20日 11:07撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 11:07
北西方向に武奈ヶ岳の雄姿。
武奈ヶ岳をズームアップ。
西南稜が白く輝いている。
2021年02月20日 11:07撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 11:07
武奈ヶ岳をズームアップ。
西南稜が白く輝いている。
ソロの女性ハイカーさんに撮っていただいた。
ウリさん腰に手をあてる。
2021年02月20日 11:47撮影 by  iPhone 8, Apple
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2/20 11:47
ソロの女性ハイカーさんに撮っていただいた。
ウリさん腰に手をあてる。
下山途中で峰床山を眺める(ズームアップ)。
2021年02月20日 12:06撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 12:06
下山途中で峰床山を眺める(ズームアップ)。
蓬莱山〜ホッケ山〜権現山の稜線も明瞭になった。
2021年02月20日 12:20撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 12:20
蓬莱山〜ホッケ山〜権現山の稜線も明瞭になった。
下山口のお寺には樅木の大樹が聳え立つ。
2021年02月20日 12:50撮影 by  iPhone 8, Apple
3
2/20 12:50
下山口のお寺には樅木の大樹が聳え立つ。
駐車地に戻る。

終わり。
2021年02月20日 12:55撮影 by  iPhone 8, Apple
2
2/20 12:55
駐車地に戻る。

終わり。

感想

春を思わせる暖かい日が続き積雪が殆ど無くなっていた比良山地も先日の寒波で再び白くなった。
そんな比良の山並みの美しい風景を眺めながら仕事をしていた守山市の勤務先から別の店へと異動になった。まだ慣れないのでバタバタと仕事をしているため少し疲労気味である。今日は近くの山で軽めの山行にしておこうと思う。

南比良の稜線を歩くか、武奈ヶ岳を坊村からピストン山行するか。どちらも人気の山、しかも土曜日なので人が多そうだ。午前中は曇りがちだろうから眺望もあまり期待出来ないかもしれない。
そこで思い至ったのが皆子山。年明け初めにに訪れたばかりだが、再び源頭部の雪の風景をゆっくりと愉しみたいところだ。

例によってR367の平バス停近くの道路脇に駐車して仲平の集落から東尾根ルートで登り始めると早速に積雪がある。2℃前後の気温の下では一昨日までに積もった雪は凍てているでもなく解け出すでもなくとても良い状態だ。昨日のものと思われる2名分のトレースを辿りながらツボ足で快調に登ってゆく。

道は植林の急斜面から尾根に乗ったあとは徐々に高度を上げつつ、自然林と植林地を繰り返しながら抜けてゆく。途中、東に開放的になる尾根上からは比良の権現山から蓬莱山の稜線、南東に開けた場所からは琵琶湖と比叡山が見えるはずなのだが、あいにくスタートからずっとガスがかかっており眺望はぼんやりしている。

一向に積雪量が増えないまま山頂間近の南側尾根に合流した。
すぐに山頂に登頂する。山頂には当然だれも人は居ない。そしてどんよりとした空。北東方向に見えるべき武奈ヶ岳もガスの中である。

昨日分のトレースは山頂まで。引き返しておられるようだ。この皆子山の魅力は東尾根のピストン山行だけでは知ることが出来ないのに、惜しいことをされていると思う。個人的なお節介な意見ではあるのだが。

その大いなる魅力を堪能するために、今から西尾根を西へ西へ足を運びながら、北に南に広がり落ちてゆく源頭部の美しい風景を訪ねることにする。

正月に訪れた時より登山口付近の雪は明らかに今日の方が多かったにもかかわらず、この山頂付近は積雪量が少ない。不思議である。
ワカンを装着せずとも新雪を踏み締めながら歩く事ができる。おおよそ15cmぐらい。吹き溜まりでもせいぜい30cmぐらいか。登り坂もツボ足で充分だ。(そして今日の山行はついに最後までツボ足のままだった)

山頂直下の皆子谷の源頭を横目に西尾根を進みp926を目指してゆく。南に、そして北に源頭部が幾つか見られる。どれも雪を被って美しいのだが、それぞれが斜面の形状や生えている樹々の具合によって表情が違っている。
p926は小高い丘であるが、その頂きに立つと源頭部を挟んで先ほど居た皆子山の山頂を望むことが出来る。ちょうどこの頃には青空がかなりの広範囲に広がりだしていた。

p926を過ぎて右側(北側)に比較的大きな源頭が現れる。ここはツボクリ谷の右俣に当たる源頭かと思う。尾根から少し降りてみると樹々の無い斜面だけの風景が広がる。太陽の光が照り付け、真っ白な雪面に光と影のゼブラ模様が織り出される。美しい。

さらに少し西へ進むと南北に延びる尾根と出合う。ここはちょうど皆子谷左俣の源頭の上部である。私の知る限りでは最も大きく広く開放的な源頭部だ。ノートレースの風景を楽しみにしていたのだが・・・。
先ほどから人の話し声が聞こえているので南側からの登山者が近づいておられるものと思っていたら、左俣源頭内のど真ん中で数名のパーティが集まって何やら作業をされている。何かの調査か、はたまた雪上の訓練か。

ちょうど彼らを取り巻くようして、火打谷や北山修道院へのルートである南側尾根を進み、標高点930から東の尾根を谷へと下り、再び対岸の尾根へ取り付いてp926の西側へと復帰した。
しかし、ぐるっと周回する間に青空と白雪と光と影の素晴らしい光景に幾つも出逢う事ができた。

p926からは自分のトレースを辿りつつ、あるいは適当に外れて彷徨いながら、皆子山山頂方向へ戻ってゆく。
皆子谷源頭部ではノートレースの雪原を贅沢にも突き進み、シンボリックな樹にご挨拶をしたのち皆子山山頂へと斜面を直登した。

約2時間の放浪の旅の末ふたたび戻ってきた山頂では、朝は雪の下に埋もれていたはずの三角点の標柱が頭を出していた。昼食を摂られていたご夫婦と思われるお二人が見つけ出してくださったのか。
すっかり空は晴れ渡り、朝は望むことが叶わなかった武奈ヶ岳が明瞭にその雄姿を見せている。西南稜が白く輝いている。

黄色いウェアのソロの女性ハイカーさんが到着された。ザックを降ろしてランチにされるようだ。
さらにソロの男性が登ってみえて大きな声でご挨拶して下さる。男性は私と同様に源頭部の風景を目当てにみえたとのことで、やはり皆子谷左俣の源頭まで足を延ばす計画だと仰る。あちこちに汚い踏み跡を付けしまって申し訳ない、とお詫びしておいた。

風を避けた斜面でゆったりと食事を摂る。青空に白い雪の風景を堪能する。コーヒーを淹れる。甘いお菓子をいただく。今日は月餅にした。お腹も心も満腹になる。

もう一度武奈ヶ岳を観ておこうと山頂部に戻ると、黄色いウェアの女性もちょうど食事を終えられたようだ。武奈ヶ岳を眺めて熱心に写真に収めようとされている。思い切ってお声掛けして話してみると、どうやら山頂までの東尾根ピストンのみのご予定のようだ。
この山の魅力は幾つもある美しい源頭部の風景ですよ、お時間あるなら是非足を延ばしてみられたら如何でしょう、とご案内しながら、お節介にも先ほど自分で撮影してきた写真を数枚お見せした。
コロナ渦中でマスクを付けるのが当たり前になった昨今、山なのでノーマスクで興味深く写真を覗き込んで見てくださる女性との距離が極端に近くなってしまった。
貴女の美しさには敵いませんね、と言おうか言わないでおこうか迷いながら、かなりドキドキしてしまったウリさんだった。

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コメント

源頭部フェチ
転勤されたんですね。昨日はご一緒できなくて残念です。

>貴女の美しさには敵いませんね、と言おうか言わないでおこうか迷いながら、かなりドキドキしてしまったウリさんだった。
真実か⁉妄想か⁉……ウーン‥悩んでしまいます

皆子山の山頂台地源頭部はいいですね。中々私の周辺ではこんな地形はありません。八丁平も然りでしょうか?
紅葉の源頭部、落葉の源頭部、雪の源頭部、私も惹かれる景観です。
2021/2/22 14:49
Re: 源頭部フェチ
naojiroさん、こんにちは😃

皆子山は幾つもの源頭部があって素晴らしい風景を見せてくれます。四季折々の魅力がありますね。イワヒメワラビが敷き詰められた丘や斜面ですので、芽吹き出して一気に緑色の絨毯になる季節もかなりいいですよ😊
お隣りの峰床山の八丁平は源頭風景よりも様々な樹木に出逢える高層湿原が魅力でしょうか。トチ、サワグルミ、マユミ・・・

勤務先の店が異動になりましてね、古巣へ戻った感じですけど色々変わってるのと忘れてるのと・・リズムを掴むまではハードです。
脳みそも疲れてるのでしょうか、山上で美女と親密になる妄想を抱いてしまいました。源頭だけに幻想だったのでしょうか😁
2021/2/22 17:38
お疲れさまです😊
 土曜日はいい天気でしたね。
 風がとても強かったですが、気温がぐんぐん上がっ
て、とても2月とは思えない陽気でした。
 人気の比良山系と朽木谷を挟んで向い側にある皆子
山は静かな山旅を楽しめそうですね。でも、これから
はあまり雪は期待できないかな😅
 堅田駅から坊村まで行っている江若バスがダイヤ改
正で3月から土休日1往復、冬季運休となるようです。
冬場はイン谷口から坊村に抜けた後に利用させてもら
いましたが、残念です。鈴鹿に比べバスが使える山域
でしたが、時代の流れには勝てないようです😢

追記
当初平日1往復と書きましたが、土休日1往復の
誤りでしたので訂正しました。🙇‍♂️
no2さん、正しい情報ありがとうございます😊
2021/2/23 7:28
Re: お疲れさまです😊
shibasentaさん、こんばんは♪

この冬は寒さ厳しく雪が多いとの事前の予報でしたが、結局大したことないままに春を迎えそうですね。
あともう一度くらい寒波が訪れ、銀稜歩き雪原歩きを楽しめるといいのですが。

比良への公共交通機関を利用してのアクセスは更に悪くなりますね。栗原へのバスも既に削減されてます。
JR湖西線の駅からですと登山口までかなり歩かないといけませんし。北小松駅から楊梅の滝へが最も近いでしょうか。
私は自家用車に折り畳み自転車の活用で周回ルートを取ったりしてますが、皆さんそう言う訳にはいきませんものね。

皆子山は意外と人気があり登頂する人も多いのですが、お気に入りの源頭部を訪れる方は疎らです。のんびりと癒される場所ですよ。ぜひ一度訪れてみてください。
2021/2/23 19:09
ウリさん こんにちは。
 あかん… このレコ見たものと勘違いしてる。この前行かれたルートとほとんど一緒のよう。でも青空で気持ちよさそうですね。
またまた美女に逢われたとのこと。鼻の下が伸びてマスクからはみ出してたんじゃ?? マスクしてなかったみたいだけど。
積雪期の源頭部もほんといい感じですね。青空というのがよりいい感じを演出してます。山頂ピストンだけというのはほんと勿体ないですよね。

今回はワカンの出番が無かったようですね。ちょくちょくありますよ。背負って行っただけだったとかは。


横スレごめんやす。shibasentaさん、バス情報ありがとうございます。ほんとバスの便が減っていきますね。廃止路線も増えたよう。
登山者御用達の堅田〜防村・細川便。見てみたら「土休日」のみの運行のようですね。平日に行かれる方は痛いな〜 バスの前にキャリアを付けて自転車を乗っけてくれるサービスまでしてくれていたんですけど、時の流れですかね…

和邇〜栗原の7時便は一昨年辺りから平日便だけになっていましたが、今回「登校日」ってなってますね。この「登校日」って微妙な表記ですよね。
お気に入りの栗原〜蓬莱山冬季ルートがタクシー利用になっちゃってます。そのタクシーも駅前に1台みたい。
2021/2/24 12:19
Re: ウリさん こんにちは。
ののさん、
お仕事でお疲れのところレコにご訪問、コメントありがとうございます。ののさんも疲労で幻想を見ておられるのでしょうか😁

ワカンもアイゼンも重しだっただけでしたが、青空のもとの雪原、源頭部歩きは最高に気持ち良かったです。前回はどんより曇り空でしたからね、リベンジ達成です。

山頂の美人さんはその後源頭部へ足を運ばれたのかなぁ?気になります。訪れて気に入っていただいてたら嬉しいですけどね。
レコの美女シリーズ、beggioさんがえらく気に入ってくださってましてね。また次回もお楽しみに〜って感じです♪山での出逢いはいいですね。
2021/2/24 23:47
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