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Yamareco

記録ID: 2938888
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山とくろがね小屋♨️

2021年02月19日(金) 〜 2021年02月20日(土)
 - 拍手
yokois その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:00
距離
13.5km
登り
955m
下り
951m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:05
休憩
0:01
合計
3:06
11:14
85
12:39
12:39
51
13:30
13:30
33
14:03
14:04
2
14:06
14:06
14
2日目
山行
3:43
休憩
1:24
合計
5:07
8:15
51
9:06
9:08
35
9:43
9:43
23
10:06
10:07
22
10:29
11:34
9
11:43
11:44
3
11:47
11:47
19
12:06
12:06
15
12:21
12:36
40
13:16
13:16
6
13:22
ゴール地点
天候 1日目:晴れのち曇り、強風
2日目:晴れ、爆風
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岳温泉からの道は先日の地震で通行止め、特に迂回はこっち、みたいな標識はないけどナビ通りで普通の道で迂回できる。
コース状況/
危険箇所等
強風で勢至平からトレースない場合はピンクリボンとGPSで。
その他周辺情報 ♨️岳温の湯@350
成駒:ソースカツ丼すごいボリュームで美味しい。登山者限定ストラッププレゼント!
あだたら高原スキー場のレストランでラーメン食べて腹ごしらえ。これは正解、この後強風でゆっくり食べるなどという行為はできませんでした。
あだたら高原スキー場のレストランでラーメン食べて腹ごしらえ。これは正解、この後強風でゆっくり食べるなどという行為はできませんでした。
風強すぎて、写真撮るのも大変。
1
風強すぎて、写真撮るのも大変。
スキー場の脇の登山口まで爆風を受けながら進みます。
スキー場の脇の登山口まで爆風を受けながら進みます。
樹林帯は快適。踏み跡もあります。楽しいー。
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樹林帯は快適。踏み跡もあります。楽しいー。
あまりに気持ち良いのでラッセルの練習などとみんなでふざけて歩いてました。まさかこの先本当のラッセルが待っているとは知らず・・・。
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あまりに気持ち良いのでラッセルの練習などとみんなでふざけて歩いてました。まさかこの先本当のラッセルが待っているとは知らず・・・。
雪深くなりワカン装着。
雪深くなりワカン装着。
勢至平。
道がわかりません。まっすぐだと思うけど不安。GPS見ながら進みます。強風でよろけながら進みます。
道がわかりません。まっすぐだと思うけど不安。GPS見ながら進みます。強風でよろけながら進みます。
勢至平を過ぎると左側は山、右側は谷のトラバースが続き、何度もずるっと谷にずり落ちそうになり超怖いです。泣きそうになりながら進みます。
勢至平を過ぎると左側は山、右側は谷のトラバースが続き、何度もずるっと谷にずり落ちそうになり超怖いです。泣きそうになりながら進みます。
ラッセル4人で交代しながら進みます。私は瞬で沈。交代。つらすぎます。腰まで潜ると筋力ないので抜けられない。
ラッセル4人で交代しながら進みます。私は瞬で沈。交代。つらすぎます。腰まで潜ると筋力ないので抜けられない。
小屋が見えた時は心からほっとしました。
小屋が見えた時は心からほっとしました。
本日の宿泊は8名でした。
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本日の宿泊は8名でした。
お風呂コロナで3人まで。男女別でちょうど良いお湯。いつまでも入っていたい。素晴らしいお湯です。
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お風呂コロナで3人まで。男女別でちょうど良いお湯。いつまでも入っていたい。素晴らしいお湯です。
夕飯は秘伝のカレーライス。おかわりOK。美味しい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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夕飯は秘伝のカレーライス。おかわりOK。美味しい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
一晩中酷い風でした。朝、隊長が仁王立ちして様子伺ってます。
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一晩中酷い風でした。朝、隊長が仁王立ちして様子伺ってます。
まず小屋からが急登。
まず小屋からが急登。
ビビる私。へっぴりだよ〜と隊長から指導。ワカンだから超怖い。
ビビる私。へっぴりだよ〜と隊長から指導。ワカンだから超怖い。
とりあえず行けるところまで行って戻ろう。と、峰の辻までが目標です。アイゼンに付け替えます。追い抜いて行った宿で一緒だった二人組が峰の辻までスノーシューでトレースつけるからついておいで、と言ってくださいました。
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とりあえず行けるところまで行って戻ろう。と、峰の辻までが目標です。アイゼンに付け替えます。追い抜いて行った宿で一緒だった二人組が峰の辻までスノーシューでトレースつけるからついておいで、と言ってくださいました。
とにかくすんごい風。もうやめたい気分の私。先頭の隊長がワカンで導きます。
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とにかくすんごい風。もうやめたい気分の私。先頭の隊長がワカンで導きます。
山頂がはるか先に見える。雪が竜巻みたいに渦巻いてます。
山頂がはるか先に見える。雪が竜巻みたいに渦巻いてます。
峰の辻まで何とか到着。ここまで何度も耐風姿勢をとります。
峰の辻まで何とか到着。ここまで何度も耐風姿勢をとります。
山頂はやばそうです。
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山頂はやばそうです。
まだ行ける!と隊長はすごいスピードで先に進みます。ビビる私。
まだ行ける!と隊長はすごいスピードで先に進みます。ビビる私。
隊長たちは稜線に着きました。
隊長たちは稜線に着きました。
私もついに稜線に出た!と同時に今までの爆風とは次元の違う風になります。四方八方から爆風が襲ってきます。立ってられません。ここで撤退か?でもすぐ50mくらい先が山頂の標。どうする??
私もついに稜線に出た!と同時に今までの爆風とは次元の違う風になります。四方八方から爆風が襲ってきます。立ってられません。ここで撤退か?でもすぐ50mくらい先が山頂の標。どうする??
風が1,2秒弱くなったすきに「だるまさんが転んだ」みたいに進みます。進めないのに戻れるのだろうか??ものすごく恐怖です。
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風が1,2秒弱くなったすきに「だるまさんが転んだ」みたいに進みます。進めないのに戻れるのだろうか??ものすごく恐怖です。
安達太良山!!標に抱き着かないと吹っ飛んじゃう。写真撮ってダッシュで戻ります。標との写真はとても無理です。
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安達太良山!!標に抱き着かないと吹っ飛んじゃう。写真撮ってダッシュで戻ります。標との写真はとても無理です。
ダッシュで戻ります。っても隊長早すぎます。
ダッシュで戻ります。っても隊長早すぎます。
ワカンの跡が凍っているの図。
ワカンの跡が凍っているの図。
くろがね小屋到着。生きて戻れてよかった。
くろがね小屋到着。生きて戻れてよかった。
小屋で1時間ほど昼ごはん食べてパッキングして出かけます。もうラッセルする元気残ってません。果たして無事に戻れるか??
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小屋で1時間ほど昼ごはん食べてパッキングして出かけます。もうラッセルする元気残ってません。果たして無事に戻れるか??
なんと!!さすが土曜日。道ができてます。素晴らしい。
なんと!!さすが土曜日。道ができてます。素晴らしい。
強風ですが歩きやすい道にかわってます。
強風ですが歩きやすい道にかわってます。
勢至平から山頂への分岐。一人の足跡。すごい。
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勢至平から山頂への分岐。一人の足跡。すごい。
樹林帯へ入ると隊長は道にかまわずショートカットして直降します。必死で着いていく私。
樹林帯へ入ると隊長は道にかまわずショートカットして直降します。必死で着いていく私。
なんとか下山。下界は暖かい。
無事に戻れて本当に感謝です。
なんとか下山。下界は暖かい。
無事に戻れて本当に感謝です。
岳の湯。よいお風呂でした。
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岳の湯。よいお風呂でした。
ソースヒレカツ丼。@1350 カツ2枚も付いててすごいボリューム。美味。
2
ソースヒレカツ丼。@1350 カツ2枚も付いててすごいボリューム。美味。

感想

 大変だった・・・・エベレスト登っているみたいな・・。
 あこがれのくろがね小屋。二日間天気予報の指数はE。風速25mとか出ている中、くろがね小屋まではと出発。冬にも来たことのある経験豊かなktnさんが頼りになる隊長でした。駐車場から強風でも行く気半減の中出発。すぐに樹林帯に入るとポカポカ楽しい雪体験。道歩かずにモフモフの中をラッセルだーと楽しんでいたのもつかの間、だんだん雲行きは怪しくなり、突然道は途絶えました。樹林帯を抜けての勢至平は強風吹き抜け風で道が消されてます。ワカンつけても膝まで沈む中を4人交代で必死に進みます。腰くらいまでの吹き溜まりに入り込むと筋力のなさから抜け出すのが大変。ヘロヘロになって勢至平を抜けると今度は長いトラバース。完全に斜めっててワカンで滑り落ちないように緊張の連続です。しかも腰までの雪になると斜めで谷にずり落ちてくるし泣きそうでした。小屋が見えたときは本当にうれしかったです。
 小屋ではお風呂、サイコーでした。カレーもおいしかったです。ただ、寒かったです。寒くて夜途中から眠れませんでした。夜通し暴風の音が聞こえ続け不安だったのもあります。
 翌日、小屋の方のアドバイスもあり荷物を背負っての周回は諦め、荷物をデポさせてもらってのアタックです。行けるところまで行ってみよう、ということでスタート。ワカンでのいきなりの急登にビビりアイゼンに交換、昨日に比べればズボズボいってもまだましです。それより風に吹き飛ばされそうです。登りの時は後ろからの風を受けることが多くラッキーでした。
スノーシューのトレースもあり峰の辻までなんとか到着。この先は私達だけです。爆風渦巻く稜線手前まで行こうと隊長がワカンでズンズン進みます。ここで待ってる、とか、1人で帰る、とかできるレベルの風ではありません。必死でついていきます。ついに稜線に出るとそこは暴風地獄でした。でも、安達太良山の標がすぐそこに見えます。360度全方向から吹いてくる風に耐風しながらなんとかたどり着き写真撮って死にものぐるいで戻ります。戻れなかったらと思うと恐怖でした。稜線を降りてからの爆風はそよ風に感じるほど凄い風でした。稜線手前で引き返すのがのが正解だったと思います。
後は必死に小屋まで帰るのみ、気温高くなるから雪崩とか起きたらどうしよーとビビりまくりながらこれまた必死に戻りました。
 小屋で休憩とっての帰路、なんと道ができてるではありませんか!!なんと楽ちん。今まで私が楽しんでいた雪山は誰かのおかげだったと改めて気付かされました。
 今回、気温が高かったので強風でも体が寒くならなっかったのが行動できたポイントでした。寒かったら無理でした。1番に不慣れな私を導いてくれた仲間たちに深く感謝です。
 

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この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
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安達太良山
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山・鉄山(五葉松平経由)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山 奥岳登山口
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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