安達太良山とくろがね小屋♨️
- GPS
- 09:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 955m
- 下り
- 951m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:06
天候 | 1日目:晴れのち曇り、強風 2日目:晴れ、爆風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
強風で勢至平からトレースない場合はピンクリボンとGPSで。 |
その他周辺情報 | ♨️岳温の湯@350 成駒:ソースカツ丼すごいボリュームで美味しい。登山者限定ストラッププレゼント! |
写真
感想
大変だった・・・・エベレスト登っているみたいな・・。
あこがれのくろがね小屋。二日間天気予報の指数はE。風速25mとか出ている中、くろがね小屋まではと出発。冬にも来たことのある経験豊かなktnさんが頼りになる隊長でした。駐車場から強風でも行く気半減の中出発。すぐに樹林帯に入るとポカポカ楽しい雪体験。道歩かずにモフモフの中をラッセルだーと楽しんでいたのもつかの間、だんだん雲行きは怪しくなり、突然道は途絶えました。樹林帯を抜けての勢至平は強風吹き抜け風で道が消されてます。ワカンつけても膝まで沈む中を4人交代で必死に進みます。腰くらいまでの吹き溜まりに入り込むと筋力のなさから抜け出すのが大変。ヘロヘロになって勢至平を抜けると今度は長いトラバース。完全に斜めっててワカンで滑り落ちないように緊張の連続です。しかも腰までの雪になると斜めで谷にずり落ちてくるし泣きそうでした。小屋が見えたときは本当にうれしかったです。
小屋ではお風呂、サイコーでした。カレーもおいしかったです。ただ、寒かったです。寒くて夜途中から眠れませんでした。夜通し暴風の音が聞こえ続け不安だったのもあります。
翌日、小屋の方のアドバイスもあり荷物を背負っての周回は諦め、荷物をデポさせてもらってのアタックです。行けるところまで行ってみよう、ということでスタート。ワカンでのいきなりの急登にビビりアイゼンに交換、昨日に比べればズボズボいってもまだましです。それより風に吹き飛ばされそうです。登りの時は後ろからの風を受けることが多くラッキーでした。
スノーシューのトレースもあり峰の辻までなんとか到着。この先は私達だけです。爆風渦巻く稜線手前まで行こうと隊長がワカンでズンズン進みます。ここで待ってる、とか、1人で帰る、とかできるレベルの風ではありません。必死でついていきます。ついに稜線に出るとそこは暴風地獄でした。でも、安達太良山の標がすぐそこに見えます。360度全方向から吹いてくる風に耐風しながらなんとかたどり着き写真撮って死にものぐるいで戻ります。戻れなかったらと思うと恐怖でした。稜線を降りてからの爆風はそよ風に感じるほど凄い風でした。稜線手前で引き返すのがのが正解だったと思います。
後は必死に小屋まで帰るのみ、気温高くなるから雪崩とか起きたらどうしよーとビビりまくりながらこれまた必死に戻りました。
小屋で休憩とっての帰路、なんと道ができてるではありませんか!!なんと楽ちん。今まで私が楽しんでいた雪山は誰かのおかげだったと改めて気付かされました。
今回、気温が高かったので強風でも体が寒くならなっかったのが行動できたポイントでした。寒かったら無理でした。1番に不慣れな私を導いてくれた仲間たちに深く感謝です。
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