ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2940801
全員に公開
ハイキング
近畿

古い参詣道の辻子谷越え(石切→宝山寺→生駒)

2021年02月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:07
距離
6.8km
登り
568m
下り
427m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:40
休憩
0:20
合計
3:00
9:32
70
10:42
10:50
21
11:11
11:11
48
11:59
12:11
21
12:32
ゴール地点
天候 晴れ(5月並みの気温)
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
  
★スタート地点
近鉄けいはんな線 新石切駅徒歩8分

★ゴール地点
近鉄奈良線、けいはんな線、生駒線徒歩すぐ
 
コース状況/
危険箇所等
  
辻子谷(ずしだに)は生駒山から西に流れる音川の谷で、
石切神社上の宮、興法寺や奈良側には宝山寺があり、
古くから多くの参拝者や修行者に利用されていました。

近鉄(以下、大軌)の開通によって道は勢いを失いますが、
現在はハイキング道として人気の見所が多いコースです。

★今回のコースの選定

ほぼ、江戸時代の道を辿っています。
スタート地点での東高野街道との追分ですが
南側の石切神社参道ルートと北側の本道ルートが存在します。
双方とも近鉄奈良線と交差した先で合流しますが、
今回は見所ある石切神社参道ルートを歩いています。

また、宝山寺から先の生駒駅までの区間は
大軌開業からケーブル開業の4年という短い間に
大変賑わったという新参道を歩いています。

★危険個所など

峠付近ではハイキングコースとは違う廃道が存在します。
土砂崩れがあった影響で廃道入り口には誤進入対策がありますが、
現在の状況は随所にリボンやトラロープが設置されており、
ある程度慣れた人にとっては特に問題のない感じでした。

藪は綺麗に刈られており定期的に整備されているようです。
ただし、GPSが無ければ迷いやすそうな場所もあったので、
あくまで自己責任の上で進みましょう。

★補給箇所、休憩箇所など

人気のコースなので東屋や自販機が散見できました。
食事は大阪側は石切神社付近、奈良側は宝山寺付近のみなので
あらかじめ行動食は準備しておくのが無難でしょう。

★コースや説明の出典など

生駒の古道 生駒民俗会著
大阪の街道と道標 武藤 善一郎著


  
東高野街道との追分よりスタート。立派な常夜灯や大木があったので迷う人は少なかったと思われます。大坂中心部からは恩智川を利用した舟での参詣もあったそうです。
2021年02月21日 09:24撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:24
東高野街道との追分よりスタート。立派な常夜灯や大木があったので迷う人は少なかったと思われます。大坂中心部からは恩智川を利用した舟での参詣もあったそうです。
今回は石切神社参詣ルート(A)を歩きました。本道(B)としては別にあり近鉄奈良線と交差した先で合流します。恩智川の舟を利用した人々はBルートを利用した人が多かったのではないでしょうか。
1
今回は石切神社参詣ルート(A)を歩きました。本道(B)としては別にあり近鉄奈良線と交差した先で合流します。恩智川の舟を利用した人々はBルートを利用した人が多かったのではないでしょうか。
石切神社は「石切さん」「でんぼ(腫れ物)の神様」として親しまれています。
2021年02月21日 09:31撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:31
石切神社は「石切さん」「でんぼ(腫れ物)の神様」として親しまれています。
この日もお百度参りの人々で賑わっていました。いつ見ても凄いです。ぐーるぐる、ぐーるぐる。見てて飽きません。
2021年02月21日 09:31撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:31
この日もお百度参りの人々で賑わっていました。いつ見ても凄いです。ぐーるぐる、ぐーるぐる。見てて飽きません。
石切神社への丁石。丁石とは昔の街道沿いに距離を示すために建てられた標識です。
2021年02月21日 09:36撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:36
石切神社への丁石。丁石とは昔の街道沿いに距離を示すために建てられた標識です。
朝の石切神社参道はとても静かなものでした。
2021年02月21日 09:37撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:37
朝の石切神社参道はとても静かなものでした。
今回はAppleWatchにはスーパー地形の古地図を主に表示しています。とっさに旧道を知りたいときに便利です。
2021年02月21日 09:39撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 9:39
今回はAppleWatchにはスーパー地形の古地図を主に表示しています。とっさに旧道を知りたいときに便利です。
この付近から勾配が急になっていきます。生駒山の峠道全般に言えることですが大阪側が奈良側よりも急なのが特長です。辻子越えも同様で奈良側から登ったほうが楽に歩けるかもしれません。
2021年02月21日 09:42撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:42
この付近から勾配が急になっていきます。生駒山の峠道全般に言えることですが大阪側が奈良側よりも急なのが特長です。辻子越えも同様で奈良側から登ったほうが楽に歩けるかもしれません。
近鉄奈良線と交差します。ここは旧石切駅の跡。新生駒トンネル開通まで使用されていました。右手に階段が残っています。
2021年02月21日 09:43撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:43
近鉄奈良線と交差します。ここは旧石切駅の跡。新生駒トンネル開通まで使用されていました。右手に階段が残っています。
旧駅に降りた多くの人の目に入ったであろう巨大な丁石。左千手寺西一丁。右興法寺東十丁。面白いのは石切神社と書いてない点で建立者の意向もありますが当然のことなので表示するまでもなかったのでしょう。
2021年02月21日 09:44撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:44
旧駅に降りた多くの人の目に入ったであろう巨大な丁石。左千手寺西一丁。右興法寺東十丁。面白いのは石切神社と書いてない点で建立者の意向もありますが当然のことなので表示するまでもなかったのでしょう。
階段を上ります。
2021年02月21日 09:44撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 9:44
階段を上ります。
車一台がやっと通れるような道筋が続いていきます。
2021年02月21日 09:45撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 9:45
車一台がやっと通れるような道筋が続いていきます。
ここで本道(B)と合流します。この写真は振り返って撮ったものなので右側の道が(B)になります。
2021年02月21日 09:50撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:50
ここで本道(B)と合流します。この写真は振り返って撮ったものなので右側の道が(B)になります。
ここには追分らしく大きな石仏があり、爪切地蔵と呼ばれています。室町時代の作品だそうですが一説には弘法大師が一夜のうちに爪で刻んだと言われています。
2021年02月21日 09:47撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:47
ここには追分らしく大きな石仏があり、爪切地蔵と呼ばれています。室町時代の作品だそうですが一説には弘法大師が一夜のうちに爪で刻んだと言われています。
(B)ルートは音川沿いに恩智川へと下っていきます。水車の地図記号が多いですね。
1
(B)ルートは音川沿いに恩智川へと下っていきます。水車の地図記号が多いですね。
道なりに進みます。
2021年02月21日 09:51撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 9:51
道なりに進みます。
文政年間の丁石。興法寺十八丁、宝山寺二十六丁。
2021年02月21日 09:51撮影 by  iPhone X, Apple
3
2/21 9:51
文政年間の丁石。興法寺十八丁、宝山寺二十六丁。
かつての音川には大量の水車がありました。薬種問屋や製粉業など大坂の商業発展に大変な役割があったといいますが大軌が開業し電力事情が良くなると衰退していきます。現在も水車時代の流れを汲む会社が点在しているようですが昭和50年頃を最後に機械化になったそうです。
2021年02月21日 09:52撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 9:52
かつての音川には大量の水車がありました。薬種問屋や製粉業など大坂の商業発展に大変な役割があったといいますが大軌が開業し電力事情が良くなると衰退していきます。現在も水車時代の流れを汲む会社が点在しているようですが昭和50年頃を最後に機械化になったそうです。
参詣道らしく一定の距離間隔で興法寺まで石仏が置かれています。表情豊かな二体一組が特長のようです。
2021年02月21日 09:54撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:54
参詣道らしく一定の距離間隔で興法寺まで石仏が置かれています。表情豊かな二体一組が特長のようです。
このような立派な祠があるのもあれば野ざらしの状態のもあります。石仏の数は多いので道中の疲れを癒してくれます。
2021年02月21日 09:56撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 9:56
このような立派な祠があるのもあれば野ざらしの状態のもあります。石仏の数は多いので道中の疲れを癒してくれます。
随分と上ってきました。振り返ると大阪平野を一望できますが眺望が良いのはここまで。峠の手前までは草木に覆われ眺めることができないのです。
2021年02月21日 10:03撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:03
随分と上ってきました。振り返ると大阪平野を一望できますが眺望が良いのはここまで。峠の手前までは草木に覆われ眺めることができないのです。
復元の水車。ゆうに直径は5mはあるでしょうか。これがぎっしりと谷沿いにあったことを思うと実に壮観ですよね。ここは広場になっていて椅子もあり休憩に良い場所です。
2021年02月21日 10:06撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 10:06
復元の水車。ゆうに直径は5mはあるでしょうか。これがぎっしりと谷沿いにあったことを思うと実に壮観ですよね。ここは広場になっていて椅子もあり休憩に良い場所です。
ここは左が旧道っぽい雰囲気があったのですが右が正解です。おそらく左は水車小屋への道だったのでしょう。
2021年02月21日 10:13撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:13
ここは左が旧道っぽい雰囲気があったのですが右が正解です。おそらく左は水車小屋への道だったのでしょう。
ここは左。
2021年02月21日 10:16撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 10:16
ここは左。
音川を渡ります。
2021年02月21日 10:19撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 10:19
音川を渡ります。
ここには指差し道標があります。鷲尾山とは興法寺のこと。
2021年02月21日 10:19撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:19
ここには指差し道標があります。鷲尾山とは興法寺のこと。
ここから先は関係者以外の車は進入禁止。この舗装は暗峠の道にもありましたね。それだけ同じような急坂が続いてるということになります。
2021年02月21日 10:24撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:24
ここから先は関係者以外の車は進入禁止。この舗装は暗峠の道にもありましたね。それだけ同じような急坂が続いてるということになります。
崩れの跡。
2021年02月21日 10:27撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:27
崩れの跡。
ここは左へ。石段のある道を進みます。ここからは車は完全に不可です。
2021年02月21日 10:33撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 10:33
ここは左へ。石段のある道を進みます。ここからは車は完全に不可です。
石畳が続きます。
2021年02月21日 10:34撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:34
石畳が続きます。
この石段を上れば興法寺です。
2021年02月21日 10:38撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:38
この石段を上れば興法寺です。
興法寺の山門。辻子越えの峠ピークは暗峠に比べると100m高く大変ですが宝山寺と最短距離であることや石切神社や興法寺もあることで人気がありました。
2021年02月21日 10:41撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 10:41
興法寺の山門。辻子越えの峠ピークは暗峠に比べると100m高く大変ですが宝山寺と最短距離であることや石切神社や興法寺もあることで人気がありました。
西の聖天さんとも呼ばれる興法寺は役行者の開基によるもので弘法大師が堂を建立されたと伝えられます。ところが中世に戦火などで焼失などをしますが本尊である十一面千手観世音菩薩は平安後期のもので大阪府の有形文化財に指定されています。
2021年02月21日 10:42撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:42
西の聖天さんとも呼ばれる興法寺は役行者の開基によるもので弘法大師が堂を建立されたと伝えられます。ところが中世に戦火などで焼失などをしますが本尊である十一面千手観世音菩薩は平安後期のもので大阪府の有形文化財に指定されています。
興法寺から先は先ほどまで目を楽しませてくれていた石仏がいないので少し寂しい気分にもなります。
2021年02月21日 10:51撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 10:51
興法寺から先は先ほどまで目を楽しませてくれていた石仏がいないので少し寂しい気分にもなります。
歩きやすいハイキング道といった雰囲気です。
2021年02月21日 10:52撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 10:52
歩きやすいハイキング道といった雰囲気です。
らくらく登山道と交差し、しばらく平行します。
2021年02月21日 11:00撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:00
らくらく登山道と交差し、しばらく平行します。
旧道は石畳が残り良い雰囲気です。
2021年02月21日 11:01撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 11:01
旧道は石畳が残り良い雰囲気です。
視界が広がりました。この辺りの勾配はそれほどでもありません。
2021年02月21日 11:01撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:01
視界が広がりました。この辺りの勾配はそれほどでもありません。
ここを左へ入ります。この付近は広場になっていてちょっとした休憩場所になっています。
2021年02月21日 11:03撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:03
ここを左へ入ります。この付近は広場になっていてちょっとした休憩場所になっています。
大阪平野の眺めもなかなか良いものでした。ちなみに池がありますが古地図を確認する上では昔はなかったようです
2021年02月21日 11:03撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:03
大阪平野の眺めもなかなか良いものでした。ちなみに池がありますが古地図を確認する上では昔はなかったようです
らくらく登山道と再び交差。
2021年02月21日 11:06撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:06
らくらく登山道と再び交差。
峠ピークの手前の図。らくらく登山道と並行しているのがよくわかります。
1
峠ピークの手前の図。らくらく登山道と並行しているのがよくわかります。
誤侵入防止用のロープがあります。この先は概要にも書いたとおり土砂崩れがあった影響で昭和の水害でのものなので随分と時間が経っています。ところが辻子越えのハイキングコースは人気なので大勢歩いてもらうには危険という判断なのでしょう。それでも行く人は自己責任で進みましょう。
2021年02月21日 11:10撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:10
誤侵入防止用のロープがあります。この先は概要にも書いたとおり土砂崩れがあった影響で昭和の水害でのものなので随分と時間が経っています。ところが辻子越えのハイキングコースは人気なので大勢歩いてもらうには危険という判断なのでしょう。それでも行く人は自己責任で進みましょう。
少し進むと廃道と旧ハイキングコースの分岐となります。この廃道こそが昔からある辻子越えの峠へと続く道筋となります。
2021年02月21日 11:12撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 11:12
少し進むと廃道と旧ハイキングコースの分岐となります。この廃道こそが昔からある辻子越えの峠へと続く道筋となります。
有志の方々によって綺麗に刈り取られた藪。おかげでスムーズに歩くことができました。
2021年02月21日 11:13撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:13
有志の方々によって綺麗に刈り取られた藪。おかげでスムーズに歩くことができました。
わかりづらい場所もリボンを目印通りに進めばバッチリ。
2021年02月21日 11:14撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:14
わかりづらい場所もリボンを目印通りに進めばバッチリ。
この先に信貴生駒スカイラインが見えますが丁度この辺りが辻子峠でしょう。
2021年02月21日 11:17撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:17
この先に信貴生駒スカイラインが見えますが丁度この辺りが辻子峠でしょう。
信貴生駒スカイラインは自動車専用の有料道路なので横断には細心の注意が必要です。
2021年02月21日 11:18撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:18
信貴生駒スカイラインは自動車専用の有料道路なので横断には細心の注意が必要です。
経塚。江戸中期のもので案内看板には宝山寺の文字があったので既に宝山寺の山域なのかもしれません。
2021年02月21日 11:19撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:19
経塚。江戸中期のもので案内看板には宝山寺の文字があったので既に宝山寺の山域なのかもしれません。
経塚の右手に旧道があるのでそこを進みます。
2021年02月21日 11:24撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:24
経塚の右手に旧道があるのでそこを進みます。
この付近は道筋が不鮮明な場所が多いですがリボンを見失わないように確実に進んでいきましょう。
2021年02月21日 11:26撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:26
この付近は道筋が不鮮明な場所が多いですがリボンを見失わないように確実に進んでいきましょう。
真冬でこの状態ですから夏場はある程度覚悟は必要でしょう。
2021年02月21日 11:27撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:27
真冬でこの状態ですから夏場はある程度覚悟は必要でしょう。
この区間でのAppleWatch表示はヤマレコで。両手フリーで歩けるのは利点な上に先人の足跡がオレンジの点で見れるので不安が解消されます。
2021年02月21日 11:29撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 11:29
この区間でのAppleWatch表示はヤマレコで。両手フリーで歩けるのは利点な上に先人の足跡がオレンジの点で見れるので不安が解消されます。
滑りやすい場所にはトラロープがあり先人の方々に感謝です。
2021年02月21日 11:32撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:32
滑りやすい場所にはトラロープがあり先人の方々に感謝です。
宝山寺と書かれた石柱。
2021年02月21日 11:34撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:34
宝山寺と書かれた石柱。
おそらく崩れ箇所というのはこの辺りでしょう。リボンに沿って迂回します。
2021年02月21日 11:34撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:34
おそらく崩れ箇所というのはこの辺りでしょう。リボンに沿って迂回します。
崩れ区間を迂回した先からは道の状態が良くなります。
2021年02月21日 11:36撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:36
崩れ区間を迂回した先からは道の状態が良くなります。
丁石もありました。所々には古い治水の跡もあり昭和の水害まではハイキング道としても機能していたことが伺えます。
2021年02月21日 11:37撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:37
丁石もありました。所々には古い治水の跡もあり昭和の水害まではハイキング道としても機能していたことが伺えます。
茶屋か何かだった石積みでしょうか。
2021年02月21日 11:38撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:38
茶屋か何かだった石積みでしょうか。
綺麗に伐採してくれてるので歩きやすいです。
2021年02月21日 11:39撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:39
綺麗に伐採してくれてるので歩きやすいです。
ここにも丁石。宝山寺が近いことを実感します。
2021年02月21日 11:43撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:43
ここにも丁石。宝山寺が近いことを実感します。
右手から登山道と合流。この先で左に曲がりましたが直進方向には10mほど廃道が残っているのではと思います。
2021年02月21日 11:44撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:44
右手から登山道と合流。この先で左に曲がりましたが直進方向には10mほど廃道が残っているのではと思います。
ここから先は歩きやすい道です。
2021年02月21日 11:45撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:45
ここから先は歩きやすい道です。
この東屋は宝山寺側から登った場合の廃道入り口の目印になります。こちら側にも誤進入防止のロープがありました。
2021年02月21日 11:45撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:45
この東屋は宝山寺側から登った場合の廃道入り口の目印になります。こちら側にも誤進入防止のロープがありました。
ケーブルカーの線路と並行して進みます。
2021年02月21日 11:48撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 11:48
ケーブルカーの線路と並行して進みます。
丁石。この辺りの奈良盆地の眺望はとても良いです。
2021年02月21日 11:50撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:50
丁石。この辺りの奈良盆地の眺望はとても良いです。
丁石。
2021年02月21日 11:53撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:53
丁石。
ここを左に曲がって宝山寺境内へ。
2021年02月21日 11:55撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 11:55
ここを左に曲がって宝山寺境内へ。
生駒の聖天さん宝山寺。詳しくは感想の項にブログ記事リンクを貼りましたのでご覧ください。
2021年02月21日 11:57撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 11:57
生駒の聖天さん宝山寺。詳しくは感想の項にブログ記事リンクを貼りましたのでご覧ください。
この先は宝山寺から奈良側への道筋になります。かつてメインとなったのは近鉄生駒線菜畑方面に至る正面参道という道筋です。一方、生駒駅周辺は江戸時代においては小さな集落があるのみで特に需要もなかったことから大きな道筋はなく発展は大軌の開通を待たねばなりません。
2021年02月21日 12:11撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 12:11
この先は宝山寺から奈良側への道筋になります。かつてメインとなったのは近鉄生駒線菜畑方面に至る正面参道という道筋です。一方、生駒駅周辺は江戸時代においては小さな集落があるのみで特に需要もなかったことから大きな道筋はなく発展は大軌の開通を待たねばなりません。
大正5年の鳥居。ちなみに大軌の開通は大正3年です。
2021年02月21日 12:12撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 12:12
大正5年の鳥居。ちなみに大軌の開通は大正3年です。
かつては遊郭などがあり今も旅館が点在していますがどの施設も閑散としているように見えます。これらは交通機関が発達してなかった昔の名残りといえるものかもしれません。
2021年02月21日 12:14撮影 by  iPhone X, Apple
1
2/21 12:14
かつては遊郭などがあり今も旅館が点在していますがどの施設も閑散としているように見えます。これらは交通機関が発達してなかった昔の名残りといえるものかもしれません。
大正4年の鳥居。この区間は新参道と呼ばれケーブルカーができた大正7年まで非常に賑わっていました。この4年ほどの間が新参道の一番輝いていた時期といえます。
2021年02月21日 12:20撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 12:20
大正4年の鳥居。この区間は新参道と呼ばれケーブルカーができた大正7年まで非常に賑わっていました。この4年ほどの間が新参道の一番輝いていた時期といえます。
やがてアスファルト道になり生駒駅へ。
2021年02月21日 12:27撮影 by  iPhone X, Apple
2/21 12:27
やがてアスファルト道になり生駒駅へ。
生駒駅でゴールとしました。
2021年02月21日 12:32撮影 by  iPhone X, Apple
2
2/21 12:32
生駒駅でゴールとしました。

装備

個人装備
日焼け止め(1) 行動食(2) ペットボトル(500ml)(1) iPhone(充電器含む)(1)

感想

 
この道はハイカーに人気で当日も多くの人に出会いました。
平行して存在する暗峠越えに比べると地味に見えるのですが、
実際は石畳など地道が多く、石仏や寺社など見どころが豊富で、
車の心配もせずに気楽に歩ける点で評価されているのでしょう。

廃道区間は相当な藪や困難を想定していましたが、
実際に行ってみると綺麗に刈られ難なくクリアできました。
整備されている方々には感謝の言葉しかありません。

以前、宝山寺を訪れた際に当街道を知りました。
その時のブログも併せて見ていただけたらと思います。

宝山寺。知られざる奈良の西側。
https://borabora.seesaa.net/article/477894387.html

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
https://borabora.seesaa.net/article/480733631.html
https://borabora.seesaa.net/article/480876759.html
  
  
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:793人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら