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記録ID: 297302
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雪山ハイキング
朝日・出羽三山

5月初旬 雪の大朝日岳へ

2013年05月05日(日) 〜 2013年05月06日(月)
 - 拍手
GPS
28:58
距離
15.7km
登り
1,609m
下り
1,598m

コースタイム

登り 5/5
古寺鉱泉 7:50 - ハナヌキ分岐 9:30 - 古寺山 11:15 - 小朝日岳山頂 12:26 - 銀玉水付近 14:16 - 大朝日岳避難小屋 15:05

下り 5/6
大朝日岳避難小屋 7:45 - 古寺山 10:18 - ハナヌキ分岐 11:10 - 古寺鉱泉 12:48
天候 一日目 強風 二日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス 5月の連休は古寺鉱泉駐車場までクルマでいけるかどうか、その年の積雪次第です。
コース状況/
危険箇所等
2013年5月の連休の古寺鉱泉〜大朝日岳のルートは、夏の登山道がほとんど出ていない状況でした。雪質は締まっており、つぼあしで登りました。アイゼンはこの日は使わないままでした。ピッケルは古寺鉱泉のスタート時点から出していきました。
このルートでは、古寺山から小朝日岳にかけて、小朝日岳と大朝日岳鞍部の熊越えのあたりが雪庇が発達します。春先はクラックに注意してください。
下りでは、吹雪やガスなどがあると銀玉水への下りと古寺山からハナヌキ分岐へ下るところがわかりにくくなります。
銀玉水の下りでは、南は切り立っており、北は下に行くほど急になるので見晴らしが無ければコンパスで方位を確認するのもよいかもしれません。
古寺山からハナヌキへ下る箇所は、おなじような雪庇が続くので日暮沢の上流へ降りてしまいそうになります。年に何度かここで行き過ぎる方があるので注意してください。
また、雪の時期には小朝日岳の巻き道は傾斜が急なところをトラバースしていくことになるので小朝日岳山頂経由がよいと思います。
古寺鉱泉駐車場から出発
古寺鉱泉駐車場から出発
ほどなく古寺鉱泉が見えます。例年5月からの営業とのこと。
ほどなく古寺鉱泉が見えます。例年5月からの営業とのこと。
鉱泉の裏手の尾根へ登ります。
鉱泉の裏手の尾根へ登ります。
ヒメコマツの並ぶ尾根道。
ヒメコマツの並ぶ尾根道。
マンサクが咲いておりました。
マンサクが咲いておりました。
先に行く方があるなと思ったら、山岳会の先輩でありました。
先に行く方があるなと思ったら、山岳会の先輩でありました。
ハナヌキ分岐のあたり。古寺山への登りは壁のようです。
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ハナヌキ分岐のあたり。古寺山への登りは壁のようです。
登りつつ、北へ望む障子ヶ岳。
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登りつつ、北へ望む障子ヶ岳。
古寺山付近の雪庇
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古寺山付近の雪庇
雪庇の上に上ると、小朝日岳が見えました。
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雪庇の上に上ると、小朝日岳が見えました。
大朝日岳は雲を纏っていました。
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大朝日岳は雲を纏っていました。
古寺山山頂は11:15
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古寺山山頂は11:15
小朝日岳山頂には12:26。このあたりから、強風、いえ、暴風の様相でした。
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小朝日岳山頂には12:26。このあたりから、強風、いえ、暴風の様相でした。
これから通る熊越えのあたりの雪庇。
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これから通る熊越えのあたりの雪庇。
熊越えあたり
雪庇と樹林帯の間にはクラックが入りやすいです。落ちないようにしないといけません。
雪庇と樹林帯の間にはクラックが入りやすいです。落ちないようにしないといけません。
道の風上の樹林帯はちいさくなり、いよいよ吹きさらし。
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道の風上の樹林帯はちいさくなり、いよいよ吹きさらし。
銀玉水からの登り。
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銀玉水からの登り。
先行者の足跡は、踏まれなかった部分が風に削られずに残ってオブジェのように
先行者の足跡は、踏まれなかった部分が風に削られずに残ってオブジェのように
雪の表面に氷が張っており、強風に飛ばされてきて痛いこと痛いこと。
雪の表面に氷が張っており、強風に飛ばされてきて痛いこと痛いこと。
以東岳もみえました。
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以東岳もみえました。
登っていくと岩に霧氷が。
登っていくと岩に霧氷が。
むひょ〜
大朝日小屋近くでは、ほぼ耐風姿勢のようにしてじりじりと進みました。
大朝日小屋近くでは、ほぼ耐風姿勢のようにしてじりじりと進みました。
小屋で一息つくと、夕陽は西に傾きました
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小屋で一息つくと、夕陽は西に傾きました
小屋二階からの夕陽
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小屋二階からの夕陽
夜には、山形市方向の灯りと、ヘラクレス座にこと座などが
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夜には、山形市方向の灯りと、ヘラクレス座にこと座などが
朝の大朝日岳と大朝日小屋
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朝の大朝日岳と大朝日小屋
主稜線の景色は朝焼けの色合いがほんのり
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主稜線の景色は朝焼けの色合いがほんのり
中ツル尾根方向の斜面のダケカンバも美しい
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中ツル尾根方向の斜面のダケカンバも美しい
山頂へ向かいます。
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山頂へ向かいます。
山頂付近も霧氷に覆われておりました。
山頂付近も霧氷に覆われておりました。
月山方向
主稜線を一望。以東岳がスポットライトを浴びたような光の具合でした。
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主稜線を一望。以東岳がスポットライトを浴びたような光の具合でした。
平岩山、祝瓶の向こうに飯豊連峰
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平岩山、祝瓶の向こうに飯豊連峰
小屋に戻りつつ振り返る大朝日岳山頂
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小屋に戻りつつ振り返る大朝日岳山頂
小朝日岳の威容
朝日連峰の東斜面には雲の影が
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朝日連峰の東斜面には雲の影が
小朝日岳は山頂近くを巻いていきました。(夏の巻き道は危ないのでやめておきます)
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小朝日岳は山頂近くを巻いていきました。(夏の巻き道は危ないのでやめておきます)
そろそろ古寺山、というところ
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そろそろ古寺山、というところ
小朝日岳からの雪崩がみえました。
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小朝日岳からの雪崩がみえました。
古寺山からハナヌキ分岐へ降りるあたり。以東方向へ通り過ぎないようにしてください。
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古寺山からハナヌキ分岐へ降りるあたり。以東方向へ通り過ぎないようにしてください。
下りは小屋で一緒だった6名みんなで下りました。
下りは小屋で一緒だった6名みんなで下りました。
下るほどに赤くなるブナの枝。
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下るほどに赤くなるブナの枝。
北側のとなりの尾根の中腹になにか・・・
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北側のとなりの尾根の中腹になにか・・・
黒い点が・・・
あ、山のおやじさんでした。
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あ、山のおやじさんでした。
古寺鉱泉に戻って12:46。ショウジョウバカマが咲いていました。
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古寺鉱泉に戻って12:46。ショウジョウバカマが咲いていました。

感想

毎年恒例の5月の連休の大朝日岳へ行ってきました。

いつもこの時期は静かな山ですが、今年は連休の前半が吹雪が続くなどしてことさらに静かな山となりました。
今回登った前日には10数名。当日一緒に泊まったのは6名。下山時には誰も登ってきませんでした。

この時期のこの山は、吹雪くこともあり、雪庇の亀裂なども怖ろしいために慎重に登られるようにしてください。
登りの日には、古寺山付近で引き返したパーティが、登っていったパーティよりも多くおりました。

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コメント

天気がいいと素晴らしいですね♪
looseloopさん、こんばんは〜

ご無沙汰してます

残雪の朝日岳もいいですね
僕は膝痛により充電中です


僕は今シーズン7月頃に、泡滝ダムから五味沢へ抜けるルートで、縦走を予定してます
今日、計画書を作りました

近くになりましたら、情報をお願いします
2013/5/19 19:00
komorebiさんへ
こちらこそご無沙汰しております。コメントもいただいてしばらく経ってしまい申し訳ありません。

泡滝から五味沢ですと、朝日連峰をたっぷり縦走ですね。
ぼくもまだ五味沢のほうは歩いていないところもあります。
大朝日岳から南方向は、水場が少なかったりするので金玉水で汲んでおられたほうがよいかと思います。

7月ですと、午後から雷雨になったりする日も多くなるころかもしれません。午前中を中心に移動の日程を組まれたほうが無難かなと思います。
なお、6月16日に鳥原山で夏山開きの神事があります。
どなたでも参加できますので、ご都合がよろしければぜひどうぞお越しください。
2013/5/29 22:46
もしかして・・・
ロッキーチャックさんとは、Sさんでしたか?

少しだけ、ブログを拝見させていただきました。

朝日連峰には、6月に下見に行く予定です
折角行くので、天気とにらめっこして行きます

ブログも参考にさせていただきます
2013/5/30 6:14
komorebiさんへ
はい、あちらではロッキーチャックという名前になっております。ふざけた名前ですみません。

今日、登山道の倒木処理などに山へ行ってきましたが、今年は残雪が多いようでした。4月が気温が上がらず経過したためだと思います。

山行きは、天候が第一ですね。悪天候だと危険さもぐんと上がってしまうと思います。ぜひお気をつけてお願いします。
2013/6/2 22:49
ありがとうございました
looseloopさん、初めまして(^_^) 。marikatsuと申します。

記録参考にさせていただき(ブログもです)、先日、大朝日に行ってきました。雄大さ、荘厳さに心打たれました。
記録が大変参考になりました。ありがとうございました。
2014/5/13 6:54
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