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Yamareco

記録ID: 2991946
全員に公開
雪山ハイキング
芦別・夕張

芦別湖から幾春別岳

2021年03月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:59
距離
24.0km
登り
943m
下り
953m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:59
休憩
0:00
合計
12:59
距離 24.0km 登り 960m 下り 953m
4:47
779
スタート地点
17:46
ゴール地点
かつては登山道もあった幾春別岳。今では物好きしか行かないと言われる。芦別岳、夕張岳の展望もよいらしいのだけど、なんせアプローチの林道が長い。幾つか冬の記録がある中ですべて南の桂沢湖側からのものばかりだ。地図見てたら北側の芦別側から行けないか、試してみたくなった。林道の長さは屈曲が多い分だけ不利かもしれないが、渡渉がないのは有利かもしれない。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
芦別ダムへ至る道沿いに何箇所か除雪スペースがある
コース状況/
危険箇所等
林道の雪崩、橋梁上部からの落雪、クマの出没(今回は足跡を見なかった)
その他周辺情報 三笠湯の元温泉、ジオビレッジ西桂沢で食事
準備したフットギア。

上のSmallFootは空気でふくらませるスノーシュー。必要な所で取り出してポンプで膨らませ、前後に爪(ベルクロ止め)を取り付ける。片足600g。モデル名Revolution2、サイズはL。

下は歩くスキー(ウロコ)にインサートビスでテレマークビンディングを付けた。テレマーク細板より片側1Kgぐらい軽い。スカルパT4で履く。ATブーツ+スキーなどに比べれば靴底が曲がり、軽く歩きやすい。クロカンブーツではさすがに頼りない。この山域で爪先が剥がれたことがある。
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準備したフットギア。

上のSmallFootは空気でふくらませるスノーシュー。必要な所で取り出してポンプで膨らませ、前後に爪(ベルクロ止め)を取り付ける。片足600g。モデル名Revolution2、サイズはL。

下は歩くスキー(ウロコ)にインサートビスでテレマークビンディングを付けた。テレマーク細板より片側1Kgぐらい軽い。スカルパT4で履く。ATブーツ+スキーなどに比べれば靴底が曲がり、軽く歩きやすい。クロカンブーツではさすがに頼りない。この山域で爪先が剥がれたことがある。
クマと暗闇で遭遇するのが怖いのでスキートップに熊よけ鈴を付けた。
2021年03月13日 04:59撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
5
3/13 4:59
クマと暗闇で遭遇するのが怖いのでスキートップに熊よけ鈴を付けた。
林道歩きはクロカンスキーが絶対に楽だ。
2021年03月13日 07:33撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
3/13 7:33
林道歩きはクロカンスキーが絶対に楽だ。
林道の屈曲部に限って雪崩斜面。日陰で雪が硬いと信じてるけど、その分カリカリ。エッジのないエッジで踏ん張って進む。
2021年03月13日 07:48撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
3/13 7:48
林道の屈曲部に限って雪崩斜面。日陰で雪が硬いと信じてるけど、その分カリカリ。エッジのないエッジで踏ん張って進む。
屈曲を越えるたびに秘境感が強まる。芦別岳が見えてきた。
2021年03月13日 08:26撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 8:26
屈曲を越えるたびに秘境感が強まる。芦別岳が見えてきた。
林道から尾根へ入る。兵装交換。ところがここでルートミス。一つ手前の尾根に入ってしまった・
2021年03月13日 09:25撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 9:25
林道から尾根へ入る。兵装交換。ところがここでルートミス。一つ手前の尾根に入ってしまった・
尾根自体はごく普通。細板テレマークのウロコ付きでも苦労はしなかったんじゃないか?
2021年03月13日 10:22撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
3/13 10:22
尾根自体はごく普通。細板テレマークのウロコ付きでも苦労はしなかったんじゃないか?
雪面が相応に硬くシューが沈まないで爪が効く場所だと順調に登れる。
2021年03月13日 11:02撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 11:02
雪面が相応に硬くシューが沈まないで爪が効く場所だと順調に登れる。
動画でワカンのように一歩ずつ引き抜いて歩いてるのを見たけど、普通に前にすりだす動作で歩くことができるのは安心した。
2021年03月13日 11:02撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
3/13 11:02
動画でワカンのように一歩ずつ引き抜いて歩いてるのを見たけど、普通に前にすりだす動作で歩くことができるのは安心した。
最終鞍部にもう少し。幾春別岳北峰は近い。
2021年03月13日 11:28撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 11:28
最終鞍部にもう少し。幾春別岳北峰は近い。
幾春別岳北峰直下、あと少しなんだけどシューがずり落ちてしまう。脱いで登ろうとしたけど大腿まで埋まってしまう。体力の消耗を考えると断念せざるを得ない。
2021年03月13日 12:04撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 12:04
幾春別岳北峰直下、あと少しなんだけどシューがずり落ちてしまう。脱いで登ろうとしたけど大腿まで埋まってしまう。体力の消耗を考えると断念せざるを得ない。
あきらめた地点。雪が硬ければ爪が効いて登れたかもしれないけど、今度は滑落が心配。シューを脱ぐと大腿まで潜る。尾根を間違えてなければここを登る必要もなかったんだけど。
2021年03月13日 12:03撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 12:03
あきらめた地点。雪が硬ければ爪が効いて登れたかもしれないけど、今度は滑落が心配。シューを脱ぐと大腿まで潜る。尾根を間違えてなければここを登る必要もなかったんだけど。
帰路、暑寒別岳が見える。
2021年03月13日 12:07撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 12:07
帰路、暑寒別岳が見える。
幾春別岳南峰、三角点があるらしい。
2021年03月13日 12:23撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 12:23
幾春別岳南峰、三角点があるらしい。
芦別岳。山頂に行ければいい写真がとれたろう。フィルムカメラに望遠レンズも担いでいたのに。
2021年03月13日 13:01撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 13:01
芦別岳。山頂に行ければいい写真がとれたろう。フィルムカメラに望遠レンズも担いでいたのに。
シューで下降中に左脚がつり出した。疲労と脱水、栄養不足。いつものガソリンランチ。
2021年03月13日 13:44撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 13:44
シューで下降中に左脚がつり出した。疲労と脱水、栄養不足。いつものガソリンランチ。
SmallFootの感触は他のシューとは違ってる。浮体よりデッキがかなり下がってしまうので効いてるのか不安になるけど、トレースを見る限る効果はあるんだろう。
2021年03月13日 14:15撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 14:15
SmallFootの感触は他のシューとは違ってる。浮体よりデッキがかなり下がってしまうので効いてるのか不安になるけど、トレースを見る限る効果はあるんだろう。
帰路は湿雪でウロコはよく効くけど、滑らない。
2021年03月13日 15:26撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 15:26
帰路は湿雪でウロコはよく効くけど、滑らない。
芦別湖近く。昔の林道の名残りか。
2021年03月13日 16:38撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 16:38
芦別湖近く。昔の林道の名残りか。
一番危険だったのはこの橋梁の上から雪が落ちてきたら、だったかもしれない。
2021年03月13日 17:29撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 17:29
一番危険だったのはこの橋梁の上から雪が落ちてきたら、だったかもしれない。
芦別湖。ダムの管理で人が常駐している。
2021年03月13日 17:32撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 17:32
芦別湖。ダムの管理で人が常駐している。
明るいうちに降りてこられた。
2021年03月13日 17:47撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/13 17:47
明るいうちに降りてこられた。
軟雪の急斜面でずり落ちるのは後ろの爪が1cmぐらいしかないためだろう。長いのを自作できそうなのでやってみよう。
2021年03月14日 08:46撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/14 8:46
軟雪の急斜面でずり落ちるのは後ろの爪が1cmぐらいしかないためだろう。長いのを自作できそうなのでやってみよう。
左足の踵がずれた状態で下って踏んづけていたらしい。擦り切れてしまった。シェパードが噛み付いても破れないけど何千回こすってると破れる。補修しておこう。使い方に神経を使わなくてはいけない道具だ。
2021年03月14日 12:10撮影 by  arrowsM03, FUJITSU
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3/14 12:10
左足の踵がずれた状態で下って踏んづけていたらしい。擦り切れてしまった。シェパードが噛み付いても破れないけど何千回こすってると破れる。補修しておこう。使い方に神経を使わなくてはいけない道具だ。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター 毛帽子 ザック スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 時計 ストック カメラ

感想

ルートが特殊なので足の装備を工夫した。
1.歩くスキーにテレマークビンディングを取り付け、スカルパT4で履けるようにした。テレマークの細板より片側で1Kg軽いと思う。インサートビスを使って通常のクロカンビンディングを載せ替えできる。T4を選択したおかげで凍ったデブリで埋まった林道のトラバースやモナカ雪でも安定して移動できた。
2.インフレータブルのスノーシュー(SmallFoot)を中古で入手、林道を離れれ幾春別岳の北尾根をたどる所までかついだ。

スキーについては目論見どうりだったが、シューは登攀能力に問題あり。当たり前の登高でも1歩ごと10cmぐらいずつずり下がる。フレームにギザのついたシューならわけなく登れる斜面が登れない。とくに軟雪の急斜面では爪が全く効かない。

本来は幾春別岳北峰からまっすぐ北に伸びる尾根を登るはずだったのが勘違いして一つ手前の尾根を登ってしまった。このため最終鞍部から頂上への斜面を、このシューでは登りきれず登頂はあきらめざるを得なかった。

林道も支谷を越える屈曲部のたびにけっこう上り下りもある。帰りも3時間以上かかり、ヘトヘトになった。かろうじてヘッドランプつけて帰還は避けられた。林道といっても側面からの雪崩で狭くなり凍った所はこわい。暗い時の通過は避けられてほっとした。

登り始めにクマと会うのを警戒してスキーのトップに鈴をつけて鳴らしながら歩き出したけど、まだ足跡は見なかった。別の林道だとこの時期から足跡や糞を見たことがあるけど。

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