房総往還05（君津→湊）＋三舟山

2021年03月16日(火) [日帰り]

• GPS: 06:31
• 距離: 24.7km
• 登り: 348m
• 下り: 351m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:28
• 休憩: 0:04
• 合計: 6:32

7:47 ホテル
7:54 7:54 君津駅
8:35 8:37 三舟山ハイキングコース入口【上湯江口】
8:56 8:57 三舟山陣跡
9:35 9:36 三舟山
14:19 上総湊駅

美しい旧街道が楽しめる区間です
旧街道好きにはぜひ歩いていただきたいです

天候

晴れ
風が強かった

アクセス

利用交通機関：

電車

In:君津市内のホテルから
Out:JR上総湊駅
強風のため、内房線の君津以南に大幅な遅れが発生し、最終的に50分ほど遅れて君津駅に到着しました

コース状況／危険箇所等

房総往還の木更津市畑沢から富津市佐貫の間、街道は内陸部を進みます。
富津岬地区は半島が突き出た形になっており、この半島の根元をショートカットするためです。
今回は君津駅付近から再開、南下します。
途中、三舟山の西側など峠をいくつか超えていきます。

途中、三舟山地区、富津市大堰地区、富津市百坂地区には、明瞭な街道の切通が残っています。
交通の不便な地区ですが、街道好きな方には、ぜひ味わっていただきたい地区です。
　
途中、宅地開発や圃場整備などで街道が失われています（よくある話）。
富津市笹毛地区から長浜地区へは内房線により街道が失われており、かつ線路のだいぶ手前で地元の方により通行が禁止となっています。
だいぶ長い距離のピストンになりますので、こだわりがなければ、多少カットするのもよいかもしれません。

湊宿から南、房総往還はしばらく海沿いに進みます。
次回は海沿いを歩き続けることになります。

　

その他周辺情報

コンビニは、君津市の自動車学校横のコンビニが最後で、その後は佐貫町までありません。
自販機も自動車学校から佐貫町までほぼない状態となります。
佐貫町まで来ると、飲食店なども復活しますが、時間帯や歩くスピードを考えて、必要ならお昼ご飯などをお持ちになることをお勧めします。
公衆トイレは、君津駅前のあとは鶴峰八幡宮、上総湊駅（駅の中ですが）までありません。
（三舟山の山頂付近にも簡易トイレがありますが、街道からだいぶ外れますので、山頂に行きたかった私のような者以外はたぶん行かないでしょう。）

写真

3/16 7:55

朝の君津駅です

3/16 8:06

君津市中野ラーメン『友』前の交差点で房総往還復帰
南下します

3/16 8:12

ここは直進方向なんですが、宅地開発で消えています
迂回します

3/16 8:16

小糸川

3/16 8:19

この空間、ここが房総往還です
行けないかと思ったけれど、念のため行ってみてよかった

3/16 8:22

貞元宿
貞元は小糸川と房総往還の結点です
小糸川には橋がなかったので、渡し場として栄えました

3/16 8:26

お地蔵様など

3/16 8:29

かすかに残る旧道痕

3/16 8:32

ここが旧道かな
HONDAのわきの道を入ります

3/16 8:34

左斜め前方へ

3/16 8:34

ここから三舟山方面へ房総往還が残っています

3/16 8:35

君津市の部分は案内あり

3/16 8:37

いい感じです

3/16 8:38

これ何なんでしょうねぇ
貯蔵庫と聞いたことはあるんですが、結局なんなんだろう

3/16 8:41

右へ
案内あります

3/16 8:41

よきかなよきかな

3/16 8:44

房総往還は三舟山の西側の鞍部を目指します

3/16 8:49

獣除けとイノシシの罠
獣除けは開けて通れます
ちゃんと戻しましょう
この先がすごいんです！

3/16 8:52

こんな感じの旧道が延々と続きます

3/16 8:54

ワクワクしますね

3/16 8:56

右へ
案内あります

3/16 9:00

是従北千葉縣上総國君津郡貞元村
大正5年
現在でもここが君津市と富津市の境です

3/16 9:05

もうたまらん

3/16 9:08

突然現れる石像

3/16 9:10

昭和天皇職位の時に記念に植えた模様

3/16 9:11

正面
　きさらつみち　二り半
　さぬきみち　一り半
左側面
　弘化三年二月
　ほんごう（その先読めず）
右側面読めず
1847年、江戸時代の指さし道標ですね

3/16 9:17

NTTの看板の右側に房総往還の路盤が見えます
左に行くと三舟山方面

3/16 9:34

寄り道して三舟山山頂　138.5m　No.271
もう少し高い所もありそうでしたが、三角点のあるこの場所を山頂としました

3/16 9:36

三舟山の山上は真っ平らで、まさしく「舟」です
荒船山を思い出しました

3/16 9:40

三舟山陣跡
永禄10年（1567）、北条氏と里見氏が対峙し、この地に北条氏が陣を張った。
合戦は里見氏が勝利した。

3/16 9:53

戻ってきて房総往還

3/16 9:56

南側はきり通しが深いように思います

3/16 10:00

降りました！
いやー楽しかった！

3/16 9:58

出口に道標
南　かのう山道
　　さぬき道

3/16 10:01

地蔵堂

3/16 10:04

右手から回ってくる感じなんですが、圃場整備で失われています
直進

3/16 10:06

三舟山振り返り
三舟山は南側が急傾斜なので、北条氏が里見氏と戦うときに陣をはるのはわかりますね

3/16 10:07

この辺で房総往還復帰
直進し渡ります

3/16 10:09

ここは右折
道標あります
右…此方　さぬき道一り半
表…此方きさらつみち　三り　
左…此方　こいとみち

3/16 10:22

ここで左におります

3/16 10:25

良い具合に路盤が残っています

3/16 10:25

またまたきれいな切り通しが

3/16 10:27

切り通しをおりていきます

3/16 10:28

右へ

3/16 10:29

この先には池があったらしく、房総往還は池を避けて右手に回り込んでいましたが、今は行けず
直進して右折

3/16 10:31

左折

3/16 10:31

大谷石でできた良い感じの教会があります

3/16 10:33

ここは左折

3/16 10:36

右手から渡っていく感じでしたが圃場整備で行けず
直進し右折します

3/16 10:39

お地蔵さん

3/16 10:41

ネコ

3/16 10:45

右へ

3/16 10:49

またまた切り通しです
ここは上りだけですが、素晴らしいです

3/16 10:51

深いきり通しですね

3/16 10:59

右手に入ります

3/16 11:06

信号の手前で右折

3/16 11:12

右折します

3/16 11:13

大日如来とか馬頭観音とかがある中で、愛猫ミィなんてのがあったりします

3/16 11:13

この辺りで渡っていたようですが行けず
戻って迂回

3/16 11:16

少し先で左折していたようですが行けないので、ここで曲がってしまいます

3/16 11:18

東京湾観音

3/16 11:22

日月神社
妙見信仰なのかしら

3/16 11:23

ここに佐貫町の役場があったようです
たぶん役場の門柱

3/16 11:29

佐貫宿
佐貫藩一万六千石の城下町でした
佐貫城は宿場の東のさらに先

3/16 11:28

宮醬油店
天保五年(西暦1834年)に創業
タマサ印です

3/16 11:33

熊野神社

3/16 11:42

この辺りで右手から富津岬周りの房総往還が合流します
左折してさらに南下します
直進方向は佐貫町駅

3/16 11:44

染川の風景

3/16 11:48

八幡街道踏切で内房線を渡ります

3/16 11:52

何となく右に行きたくなりますが直進
この辺りは向かい風がひどかった

3/16 12:01

神社の手前で左折

3/16 12:05

鶴峰八幡宮
養老年間の創建
真里谷氏や佐貫藩主の庇護を受けた

3/16 12:05

富士塚あり

3/16 12:07

参道はまっすぐ海に伸びる

3/16 12:06

漁師の信仰が篤い
　

3/16 12:12

テツな店主かと

3/16 12:21

房総往還は海に戻ってきました！

3/16 12:32

シイタケ！

3/16 12:34

笹毛踏切の手前で右折
（注）この先は行き止まりで戻ってこないとなりません

3/16 12:41

ここまでです
戻ります

3/16 13:07

反対側はこの辺ですが、こちらもかなりなピストンです
上の方で済ませてもよいかもしれません

3/16 13:20

長屋門

3/16 13:22

この先、房総往還は国道127号線と3回連続で交差します
まず一回目
国道に出て少しだけ南下

3/16 13:23

左へ入ります

3/16 13:27

国道を横切り、湊郵便局の横に進みます

3/16 13:29

最後の横断
前方へ

3/16 13:30

ここは富津市
館山の汚水ふた

3/16 13:35

館山まで35キロ

3/16 13:43

押しボタン信号を左折します
この先にお寺があり、このお寺の外側を回り込む形で進みます

3/16 13:45

ここで右折

3/16 13:50

酒屋さん

3/16 13:51

この公衆電話は現役のようです

3/16 13:52

旧湊町道路元標
道路元標が設置されていったのは1922年ころからですが、すでに橋ができており、交通の導線は、房総往還時の渡船から車などの道に変わっていたのでしょう

3/16 13:53

湊宿
湊川の河口の宿場町です

3/16 14:01

内房線浜ガード
内房線って、この辺で線路の付け替えがあったんですね

3/16 14:01

ここで左へ

3/16 14:05

この道が房総往還だったようです

3/16 14:03

この先から船で対岸に渡っていたようですが、現在その地点は水の下
ここできょうの房総往還歩きは終了します

3/16 14:11

三猿なんですが4匹いる

3/16 14:19

上総湊駅から帰りましたが、強風で電車遅れまくっておりました

撮影機器：

EOS Kiss X9i ボディ CANON

感想

faroe

房総往還の5回目
こんなに美しい旧道が残っているとは思いませんでした
君津市と富津市はぜひ整備をしてほしい
ちゃんと整備したらよい観光資源になると思います
マイナーな房総往還の知名度向上にもなるでしょう