皆野：日野沢の山と山上集落をつなぐ古道を歩く

2021年03月20日(土) [日帰り]

• GPS: 07:55
• 距離: 16.1km
• 登り: 1,216m
• 下り: 1,202m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:05
• 休憩: 0:42
• 合計: 7:47

距離 16.1km 登り 1,216m 下り 1,221m

7:36 日野沢観光トイレ
8:19 高松峠
8:24 8:25 高松峠展望台
8:58 9:02 （日野沢）雨乞山
9:57 障子岩
9:58 10:05 藤原峠
10:21 10:27 三等三角点 峠前
10:39 風早山
11:27 11:50 四等三角点風早峠
13:04 13:05 奈良尾コース登山口
13:38 小松
14:07 重木
14:50 藤原
15:22 日野沢観光トイレ
15:23 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日野沢観光トイレの駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

高松峠展望台から風早峠まではバリルートです。目印はありますが支尾根も多いのでピークごとに現在地確認が必要。
集落をつなぐ古道はあまり整備されてません。重木と藤原の間は不明瞭な箇所もありました。

写真

3/20 7:27

日野沢観光トイレから出発💨

3/20 7:31

5分ほどバス道を歩く　
が、ここで飲み物を忘れたことに気付き、一旦戻る💦

3/20 7:38

仕切り直して、ここから山に向かって歩きます

3/20 7:40

大神集落下

3/20 7:42

道端にはぽつぽつ花が咲いてます　
これはノジスミレっぽい

3/20 7:44

ヒメオドリコソウは外来種

3/20 7:45

けっこう登ってきました　
眼下に日野沢の谷が一望

3/20 7:51

ウグイスカグラ

3/20 8:04

セントウソウ

3/20 8:07

高松峠の休憩舎

3/20 8:10

休憩舎の裏から山道へ

3/20 8:10

高松峠

3/20 8:11

古い石碑　
左のは天明五年と彫られてます

3/20 8:11

古道が上がってきてます

3/20 8:13

そのすぐ上が高松峠展望台

3/20 8:15

皆野市街地と簑山　
遠くは曇って見えません

3/20 8:21

展望台から先はバリルートになります　
ここから尾根を辿って風早峠まで登って行きます

3/20 8:22

岩を抱いたケヤキの大木

3/20 8:24

大ケヤキの後ろに石祠がありました　
御神木のようです

3/20 8:29

バリですが踏み跡がありました

3/20 8:37

タチツボスミレ

3/20 8:45

ヤブツバキが満開　
こんなところに群生しているなんて意外

3/20 8:45

見頃です

3/20 8:53

日野沢雨乞山とうちゃこ

3/20 8:55

ボックス型の四等三角点があります　
三角点名は大神

3/20 8:56

蓋を外して・・

3/20 8:58

お掃除完了

3/20 8:58

ピンタッチ

3/20 9:02

さらに先へ

3/20 9:06

歩きやすい尾根

3/20 9:21

こんなところでも歩く人がいると見えて、ピンクテープが続いてます

3/20 9:34

いい形の小ピーク

3/20 9:45

真っ黒になった立ち枯れ　
かなり昔の山火事の痕跡のようです

3/20 9:47

満開のアセビ

3/20 9:54

高さ7〜8mくらいの大岩　
ヤマレコ登録地点では障子岩だそうです

3/20 9:58

藤原峠　
右へ下れば浦山集落、左に下れば藤原集落

3/20 9:57

藤原方向には古道が下ってます

3/20 9:58

おそらく藤原峠と書かれていた名板

3/20 9:58

それほど古くはない祠が置かれてました

3/20 9:59

鹿の角を発見

3/20 10:00

カタクリが出てます

3/20 10:01

一輪だけ咲いてました

3/20 10:03

思わぬところで今年の初カタクリ(^o^)

3/20 10:06

峠を横切って植林帯の急登

3/20 10:19

この先が三角点ピーク

3/20 10:22

ありました　
三等三角点 峠前

3/20 10:24

恒例行事

3/20 10:29

ヤブはないが倒木あり

3/20 10:46

一列に並んだヒノキの脇を登る　
写真ではわからないけどうっすら道型があります　
ここは地形図では藤原から風早峠に抜ける波線ルートが描かれてるので、おそらく古道の跡だと思います

3/20 10:48

717m標高点ピークにあった布切れ　　
一路平安とは道中の無事を祈る言葉ですね　
やはり歩く人がいるようです

3/20 10:53

と、突然現れた地形図にはない林道　

3/20 10:56

林道も尾根通しに続いてます

3/20 11:02

林道が開削されたためか、案内が設置されてました

3/20 11:06

風早峠へ細道を辿る

3/20 11:12

風早峠までは行かずに尾根に向けてショートカット

3/20 11:13

秩父と児玉の群界尾根に出ました

3/20 11:15

電池が散乱　感じからして落としたものではなく捨てたもののようです　
回収しておきました

3/20 11:25

四等三角点 風早峠　
風早峠よりもかなり登ったピークに設置されてます

3/20 11:27

あまり見ない形の三角点

3/20 11:32

三角点脇で昼メシ　
テーブル代わりにちょうどいい切り株がありました

3/20 12:10

832m標高点ピーク　
何もないけど本日の最高点です

3/20 12:15

ここを下れば奈良尾峠

3/20 12:20

奈良尾峠ですが林道で削られちゃってます　
本来の奈良尾峠はこの先の一段上がったところで古い祠などがあります

3/20 12:25

奈良尾林道を下って・・

3/20 12:25

山道へ

3/20 12:27

少し窪んだ道は古道の証　
奈良尾古道のようです

3/20 12:29

一旦林道へ

3/20 12:34

このような案内がありました

3/20 12:37

いい感じの古道

3/20 12:52

コガネネコノメちゃんがやっと咲き初め　

3/20 12:53

3/20 12:56

何度か林道に出ながら下っていきます

3/20 12:57

沢沿いにワサビが出てました

3/20 13:00

廃屋が現れた

3/20 13:00

もう里の雰囲気

3/20 13:03

石碑がありました　
御嶽信仰のようです

3/20 13:06

そのすぐ下で奈良尾の集落に出ました

3/20 13:14

ここから日野沢の山腹を歩いていくつかの山上集落を結ぶ古道を辿ります　

3/20 13:15

道端にトウダイグサ

3/20 13:18

振り返って奈良尾の全景

3/20 13:30

3/20 13:32

車道を外れます

3/20 13:33

3/20 13:37

古い石垣が積まれた古道

3/20 13:40

目の前が開けて小松の集落

3/20 13:41

次は重木へ

3/20 13:41

真新しい橋

3/20 13:43

橋を渡ったらこんな看板がありましたが、あまり手入れはされてないようです

3/20 13:53

岩を切って切り通しになってます

3/20 13:53

崩れた木橋　
皆野町の古いA型バリケードが置かれてるので、昔はけっこう往来があったのかもしれないなぁ

3/20 14:00

3/20 14:03

石碑群が現れました

3/20 14:06

その下はもう舗装されてます

3/20 14:07

重木集落に出ました　
小松から30分ほどかかりました

3/20 14:08

けっこう家があります

3/20 14:13

続いて藤原へ

3/20 14:13

南面のせいか花が多かった　
これはカントウタンポポ

3/20 14:14

キランソウ　
別名ジゴクノカマノフタという恐ろしい名前が付いてます

3/20 14:16

シャガも早々と咲いてました

3/20 14:18

再び山道に入ります

3/20 14:21

こんな感じで補強されてます

3/20 14:22

立派な石垣もあってしっかりした道

3/20 14:22

・・と思って歩いてたらかなり危ない桟

3/20 14:24

この石碑を過ぎて・・

3/20 14:29

かなり細くなってきた

3/20 14:31

崩れてます

3/20 14:39

不明瞭なところもありました

3/20 14:47

ここも渡るのにちょっと躊躇する

3/20 14:49

林道終点に出ました　
重木から40分ほどかかりました

3/20 14:50

藤原集落

3/20 14:56

道端に何気なく咲いてたアズマイチゲ　
今日は一日曇りなので花は閉じたまま

3/20 15:01

あとは車道を歩いて下るだけ

3/20 15:10

3/20 15:19

バス道に出ました

3/20 15:21

観光トイレ脇を皆野町営バスが走っていきます　
乗客はゼロでした

3/20 15:22

今日も怪我無く無事終了(^o^)　
けっこう歩きました

3/20 15:23

山に向かって一礼　
今日はありがとうございました

撮影機器：

Canon PowerShot SX740 HS Canon

感想

こたっきー

皆野町の日野沢は東西に切れ込んだ谷で水潜寺や秩父華厳の滝が有名だが、ここには北側から流れ込む沢がいくつかあり、それぞれの源頭部には山上集落が点在している。この集落を横に結ぶ生活古道があって、ずいぶん前に地元で道標を設置するなどしているらしいのだが、興味を惹かれるもまだ歩いたことがない。
そこで、周囲の山歩きも含めて出かけてきました。

これら集落の背後の山には三角点が3箇所ほど設置されてて、まず高松峠展望台からこれを結ぶ尾根を歩いて三角点を確認し、奈良尾に下りて小松、重木、藤原を結ぶ道を歩くコースを計画。日野沢観光トイレの駐車場を起点にぐるっとひと回りしてきました。

高松峠展望台から風早峠までの尾根歩きは完全にバリルートですが、目印が続いていて歩く人もいるようです。ヤブもほとんどなく歩きやすいルートで、三角点も確認できました。
集落を結ぶ道は、道標はあったけどあまり整備はされていないようでした。特に重木から藤原へのルートは途中崩れて不明瞭な場所もあり、ちょっとだけ道を見失う場面もありました。
しかし、古い石垣や窪んだ道など、古道の雰囲気を感じることができ、また、地元の方数人とご挨拶しただけでハイカーとは全く会わない静かな山歩きとなりました。