【日本二百名山】愛鷹山(越前岳) 〜須山愛鷹登山口から周回〜


- GPS
- 06:29
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 983m
- 下り
- 972m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:27
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・未舗装ですが、30台くらい停められます ・駐車場までの道は舗装されてますが、大きな陥没が随所に有るので、走行注意 ・簡易トイレが設置されています |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体的に積雪や凍結箇所はありません ・傾斜が急な箇所も有りますが、ハシゴ、ロープなどの補助具が設置されているので、落ち着いて歩けば問題ありません ・谷筋はやや踏み跡が分かりにくいですが、適度に目印テープが設置されています |
その他周辺情報 | <日帰り温泉 > ヘルシーパーク裾野 3時間700円 ・露天風呂からは絶景の富士山が楽しめます ・プールもありますが、休止中です ・泉質は、カルシウム混じりのナトリウム泉で、塩分が濃いめです (昔、この辺りは海底だったため、岩塩の結晶が温泉に溶け込んでいるとか) |
写真
感想
日本二百名山の一座である愛鷹山。
「愛鷹山」という標高1,188mの山も存在しますが、一般的な認識としては「愛鷹山(愛鷹山塊)全体に対して」ということで、最高峰の越前岳(1,504m)が二百名山の一座とされています。
愛鷹山塊は、昭和13年発行の五十銭紙幣(富士桜五十銭紙幣)の撮影場所に選ばれるなど、富士山の眺望に優れた山ですが、実は、富士山の成り立ちとも関わりが深い山だったりします。
富士山は、「太平洋プレート」「フィリピンプレート」「北アメリカプレート」「ユーラシアプレート」の4つのプレートの境界に位置し、地下には膨大なエネルギーが蓄えられていますが、海底火山として先に誕生したのが、「愛鷹火山」と「小御岳火山」です。
その後、両火山の間から「古富士火山」が誕生し、噴火を繰り返すことで標高を上げていきますが、「愛鷹火山」と「小御岳火山」が溶岩流や火山灰をせき止めたことで、富士山は今のような高さになったと言われています。
なお、「小御岳火山」は丸ごと富士山に取り込まれ、今では富士スバルライン五合目に僅かに山頂が残るのみですが、愛鷹火山(愛鷹山塊)は、今でも富士山の変遷を見守り続けています。
そのような経緯から、今回の計画は天気の良い日を選定したつもりでしたが、歩きだしは晴れていたものの、越前岳に到着した時には厚い雲に覆われてしましました。
期待していた富士山の眺望は残念でしたが、急な登り・下りもあり、距離の割に歩き応えのあるコースでした。
谷筋の道や渡渉箇所もあるので、行くタイミングによって難易度が変わるかもしれませんが、特に気を遣う箇所はありません。
また、鋸岳から位牌岳に至る稜線は、遠目に見てもヤバそうな尖り方でをしており、迫力がありました。
位牌岳(1,458m)は愛鷹山塊で2番目に高い山ですが、この山の西側には愛鷹火山の火口があったと言われています。
火山活動の終息から10万年ほど経ち、今ではその痕跡も残っていないようですが、機会があれば、愛鷹火山の中心であった位牌岳にも登ってみたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する