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Yamareco

記録ID: 3014638
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
伊豆・愛鷹

【日本二百名山】愛鷹山(越前岳) 〜須山愛鷹登山口から周回〜

2021年03月22日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:29
距離
11.0km
登り
983m
下り
972m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:23
休憩
1:04
合計
6:27
距離 11.0km 登り 983m 下り 980m
7:47
7:48
4
7:52
8:01
12
8:13
4
8:17
8:25
6
8:31
9
8:40
8:41
35
9:16
39
9:55
31
10:26
10:51
37
11:41
11:42
11
11:53
12:02
6
12:08
12:11
6
12:17
12:18
51
13:09
13:15
3
13:46
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山神社駐車場(無料)
・未舗装ですが、30台くらい停められます
・駐車場までの道は舗装されてますが、大きな陥没が随所に有るので、走行注意
・簡易トイレが設置されています
コース状況/
危険箇所等
・全体的に積雪や凍結箇所はありません
・傾斜が急な箇所も有りますが、ハシゴ、ロープなどの補助具が設置されているので、落ち着いて歩けば問題ありません
・谷筋はやや踏み跡が分かりにくいですが、適度に目印テープが設置されています
その他周辺情報 <日帰り温泉 >
ヘルシーパーク裾野 3時間700円
・露天風呂からは絶景の富士山が楽しめます
・プールもありますが、休止中です
・泉質は、カルシウム混じりのナトリウム泉で、塩分が濃いめです
(昔、この辺りは海底だったため、岩塩の結晶が温泉に溶け込んでいるとか)
須山愛鷹登山口の駐車場からスタート。平日とは言え、車が1台(自分の車)しか停まってません…。
2021年03月22日 07:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 7:17
須山愛鷹登山口の駐車場からスタート。平日とは言え、車が1台(自分の車)しか停まってません…。
この辺りは自然の杉が多く残っており、市指定の天然記念物になっているようです。
2021年03月22日 07:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 7:18
この辺りは自然の杉が多く残っており、市指定の天然記念物になっているようです。
鳥居を潜って登山道へ。今日も無事に下山出来ますように…。
2021年03月22日 07:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 7:19
鳥居を潜って登山道へ。今日も無事に下山出来ますように…。
スタートから30分ほどで「あしたか山荘」に到着しました。
2021年03月22日 07:53撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 7:53
スタートから30分ほどで「あしたか山荘」に到着しました。
かなり年季の入った建物ですが、折角なので寄ってみます。
2021年03月22日 07:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 7:56
かなり年季の入った建物ですが、折角なので寄ってみます。
中はこんな感じです。泊まるだけなら悪くなさそう。
2021年03月22日 07:54撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 7:54
中はこんな感じです。泊まるだけなら悪くなさそう。
少し歩くと富士見峠の分岐点。右が黒岳方面で左が越前岳方面です。先ずは黒岳を目指します。
2021年03月22日 08:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 8:00
少し歩くと富士見峠の分岐点。右が黒岳方面で左が越前岳方面です。先ずは黒岳を目指します。
分岐から20分弱で黒岳(1,086.5m)に到着。残念ながら日本三百名山の黒岳(御坂黒岳)とは別の山です。
2021年03月22日 08:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 8:18
分岐から20分弱で黒岳(1,086.5m)に到着。残念ながら日本三百名山の黒岳(御坂黒岳)とは別の山です。
富士山の方面は良い景色です。なお、この時は、自衛隊の演習らしき砲撃が雷鳴のように轟いていました。
2021年03月22日 08:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 8:20
富士山の方面は良い景色です。なお、この時は、自衛隊の演習らしき砲撃が雷鳴のように轟いていました。
ズームすると流石の迫力です。(個人的に見慣れている)山梨側からとは違う見え方をするので、新鮮な感じがします。
2021年03月22日 08:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 8:20
ズームすると流石の迫力です。(個人的に見慣れている)山梨側からとは違う見え方をするので、新鮮な感じがします。
眼下の裾野の辺りも良い眺めです。サファリパークとか牧場の方面でしょうか?
2021年03月22日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 8:21
眼下の裾野の辺りも良い眺めです。サファリパークとか牧場の方面でしょうか?
黒岳から国道に抜ける登山道は通行止めになっています。
2021年03月22日 08:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 8:29
黒岳から国道に抜ける登山道は通行止めになっています。
越前岳を目指す途中にある鋸岳展望台。晴れて欲しいという期待とは裏腹に、雲がどんどん広がってきました。
2021年03月22日 09:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 9:12
越前岳を目指す途中にある鋸岳展望台。晴れて欲しいという期待とは裏腹に、雲がどんどん広がってきました。
鋸岳(右)から位牌岳へ続く稜線。登山道の崩壊が進んで、今では通行止となっています。
2021年03月22日 09:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 9:12
鋸岳(右)から位牌岳へ続く稜線。登山道の崩壊が進んで、今では通行止となっています。
「鋸岳」という山はあちこちに有りますが、どこもギザギザですね。
2021年03月22日 09:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 9:12
「鋸岳」という山はあちこちに有りますが、どこもギザギザですね。
富士山の絶景ポイントと言われる富士見台。昭和13年発行の五十銭紙幣(富士桜五十銭紙幣)の撮影場所です。
2021年03月22日 09:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 9:48
富士山の絶景ポイントと言われる富士見台。昭和13年発行の五十銭紙幣(富士桜五十銭紙幣)の撮影場所です。
雲が無ければ、この辺に富士山がドーン!と見えるはずでした。
2021年03月22日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 9:49
雲が無ければ、この辺に富士山がドーン!と見えるはずでした。
越前岳(1504m)に到着しました。愛鷹山という名称の方が一般的ですね。
2021年03月22日 10:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 10:14
越前岳(1504m)に到着しました。愛鷹山という名称の方が一般的ですね。
山頂は狭いですが、よく開けています。
2021年03月22日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 10:15
山頂は狭いですが、よく開けています。
鋸岳の方面やその先の駿河湾は、まあまあ良い景色ですが…。
2021年03月22日 10:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 10:29
鋸岳の方面やその先の駿河湾は、まあまあ良い景色ですが…。
反対側の富士山の方面は、完全に雲に隠れてしまいました。
2021年03月22日 10:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 10:16
反対側の富士山の方面は、完全に雲に隠れてしまいました。
越前岳を後にして呼子岳の方面に向かいます。鋸岳が迫力を増してきました。
2021年03月22日 11:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 11:04
越前岳を後にして呼子岳の方面に向かいます。鋸岳が迫力を増してきました。
呼子岳(1310m)に到着。山頂は狭いので、あまり落ち着けませんが…。
2021年03月22日 11:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 11:37
呼子岳(1310m)に到着。山頂は狭いので、あまり落ち着けませんが…。
割と眺望は良い山です。
2021年03月22日 11:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 11:39
割と眺望は良い山です。
呼子岳の先は廃道になっているので、少し戻ります。
2021年03月22日 11:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 11:39
呼子岳の先は廃道になっているので、少し戻ります。
割石峠の分岐に到着。ここを須山方面に下れば駐車場に戻りますが、時間も有るので、蓬莱山まで足を伸ばすことにします。
2021年03月22日 11:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 11:52
割石峠の分岐に到着。ここを須山方面に下れば駐車場に戻りますが、時間も有るので、蓬莱山まで足を伸ばすことにします。
蓬莱山への途中にある見晴らしの良い高台。天気が良ければ、駿河湾がよく見えそうですね。
2021年03月22日 12:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 12:01
蓬莱山への途中にある見晴らしの良い高台。天気が良ければ、駿河湾がよく見えそうですね。
展望がなく、地味な蓬莱山(1294m)の山頂。わざわざ来る価値は無いかも。
2021年03月22日 12:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 12:08
展望がなく、地味な蓬莱山(1294m)の山頂。わざわざ来る価値は無いかも。
蓬莱山から先、鋸岳から位牌岳に向かうルートは崩落が進んで通行止になっています。ここから位牌岳を目指すと「位牌」になってしまうかも…。
2021年03月22日 12:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 12:08
蓬莱山から先、鋸岳から位牌岳に向かうルートは崩落が進んで通行止になっています。ここから位牌岳を目指すと「位牌」になってしまうかも…。
分岐まで戻って須山方面(駐車場の方面)に下ります。川底を歩いているような道ですが、目印テープがあるので方向は分かります。
2021年03月22日 12:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 12:21
分岐まで戻って須山方面(駐車場の方面)に下ります。川底を歩いているような道ですが、目印テープがあるので方向は分かります。
何回か渡渉しながら下っていると、道が広くなりました。
2021年03月22日 13:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 13:27
何回か渡渉しながら下っていると、道が広くなりました。
ここを渡れと……!?昨日の雨で増水したのかな…?
2021年03月22日 13:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 13:36
ここを渡れと……!?昨日の雨で増水したのかな…?
渡り終えて振り返ります…。流れはそれ程速くないので、危険という感じはなかったですが、大雨時は注意です。
2021年03月22日 13:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 13:38
渡り終えて振り返ります…。流れはそれ程速くないので、危険という感じはなかったですが、大雨時は注意です。
無事に駐車場に戻って来ました。天気はイマイチでしたが、中々楽しいコースでした。
2021年03月22日 13:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3/22 13:46
無事に駐車場に戻って来ました。天気はイマイチでしたが、中々楽しいコースでした。
撮影機器:

感想

日本二百名山の一座である愛鷹山。
「愛鷹山」という標高1,188mの山も存在しますが、一般的な認識としては「愛鷹山(愛鷹山塊)全体に対して」ということで、最高峰の越前岳(1,504m)が二百名山の一座とされています。

愛鷹山塊は、昭和13年発行の五十銭紙幣(富士桜五十銭紙幣)の撮影場所に選ばれるなど、富士山の眺望に優れた山ですが、実は、富士山の成り立ちとも関わりが深い山だったりします。

富士山は、「太平洋プレート」「フィリピンプレート」「北アメリカプレート」「ユーラシアプレート」の4つのプレートの境界に位置し、地下には膨大なエネルギーが蓄えられていますが、海底火山として先に誕生したのが、「愛鷹火山」と「小御岳火山」です。

その後、両火山の間から「古富士火山」が誕生し、噴火を繰り返すことで標高を上げていきますが、「愛鷹火山」と「小御岳火山」が溶岩流や火山灰をせき止めたことで、富士山は今のような高さになったと言われています。

なお、「小御岳火山」は丸ごと富士山に取り込まれ、今では富士スバルライン五合目に僅かに山頂が残るのみですが、愛鷹火山(愛鷹山塊)は、今でも富士山の変遷を見守り続けています。

そのような経緯から、今回の計画は天気の良い日を選定したつもりでしたが、歩きだしは晴れていたものの、越前岳に到着した時には厚い雲に覆われてしましました。

期待していた富士山の眺望は残念でしたが、急な登り・下りもあり、距離の割に歩き応えのあるコースでした。
谷筋の道や渡渉箇所もあるので、行くタイミングによって難易度が変わるかもしれませんが、特に気を遣う箇所はありません。

また、鋸岳から位牌岳に至る稜線は、遠目に見てもヤバそうな尖り方でをしており、迫力がありました。
位牌岳(1,458m)は愛鷹山塊で2番目に高い山ですが、この山の西側には愛鷹火山の火口があったと言われています。

火山活動の終息から10万年ほど経ち、今ではその痕跡も残っていないようですが、機会があれば、愛鷹火山の中心であった位牌岳にも登ってみたいと思います。

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