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Yamareco

記録ID: 30179
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山(前掛山)

2008年10月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:23
距離
13.0km
登り
1,178m
下り
1,163m

コースタイム

4:43浅間山荘登山口-(山側コース経由)-6:13火山館(休憩10分)-6:27湯の平口(草すべり分岐)-6:41賽ノ河原(Jバンド分岐)-7:16避難シェルター-7:32前掛山頂(25分休憩)-7:57下山開始-9:27不動滝(休憩10分)-10:06浅間山荘登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年10月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
昨日の四阿山、草津白根山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-30169.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-30178.html
に続き体調イマイチの中で本日は浅間山。

浅間は現在火山活動レベル2で賽ノ河原より立ち入り禁止となっているが、多くの山行記録を見ると前掛山まで行っている(一部本山登頂をしている)。
山は常に自己責任であるが、人に迷惑をかけるようなことはしたくない。
取りあえず火山館まで行って判断し、NGであれば草すべり経由で黒斑に行くことにした。
朝火山館に立ち寄ると、丁度コーヒーが入ったところで、美味しいコーヒーをごちそうになった(有り難うございました)。
火山の状況を詳しく聞く。
浅間本峰の噴火口の航空写真や、有毒ガスの噴出状況を教えて頂いた。
火山館の方の立場では立ち入り禁止より先に行けるとは言えないが、火山の状態は安定しており、前掛山までであれば、今日の強風では有毒ガスが拡散しているので危険性は少ないとのアドバイスをいただき、取りあえず行けそうな所まで行ってみることにした。

登山道は前掛山を時計回りに巻くように登っていくが、本日の風は南東で山頂からのガスが登山道方向に流れ、シェルターのある前掛山の稜線取り付き地点のガスは相当強く、風邪気味の喉で数回咳き込んだ。
もし風が弱かったら危険だったかもしれない。
全く問題がなければ実は本山も登ろうとも少し思っていたが、今日の風向きでは自殺行為になる。
前掛山稜線に乗ってからはガスを感じることはなかった。

牙山。
二ノ鳥居を過ぎて右側に突然現れる。
風邪気味で昨日草津温泉で体を温めたが、却って悪化させてしまった様だ。
咳き込み、息絶え絶えで高度を上げていく。
牙山。
二ノ鳥居を過ぎて右側に突然現れる。
風邪気味で昨日草津温泉で体を温めたが、却って悪化させてしまった様だ。
咳き込み、息絶え絶えで高度を上げていく。
朝日に先端が輝くトーミの頭が頭上に聳える。
火山らしい地形である。
朝日に先端が輝くトーミの頭が頭上に聳える。
火山らしい地形である。
火山館(帰路撮影)。
研究者やボランティアのみ宿泊可能とのこと。
来る途中に薪の歩荷依頼の張り紙があったので1本だけ協力した。
到着時に丁度コーヒーが入ったらしく、ごちそうになったが、薪1本のみで少し恐縮。
下山時すれ違った女性2人が薪を2本ずつ抱っこして(最初赤ちゃんを運んでいるのと勘違いした)登ってくるのを見て少し恥ずかしくなった。
小屋の前は広場になっていて多くの方が休憩していた。
団体さんも前掛山まで行くそうだ。
最近のツアーは多少の危険は有りのようだ。

火山館(帰路撮影)。
研究者やボランティアのみ宿泊可能とのこと。
来る途中に薪の歩荷依頼の張り紙があったので1本だけ協力した。
到着時に丁度コーヒーが入ったらしく、ごちそうになったが、薪1本のみで少し恐縮。
下山時すれ違った女性2人が薪を2本ずつ抱っこして(最初赤ちゃんを運んでいるのと勘違いした)登ってくるのを見て少し恥ずかしくなった。
小屋の前は広場になっていて多くの方が休憩していた。
団体さんも前掛山まで行くそうだ。
最近のツアーは多少の危険は有りのようだ。

草すべり分岐点。
地面が霜で白っぽくなっている。
泥濘も凍結していて却って歩きやすい。

草すべり分岐点。
地面が霜で白っぽくなっている。
泥濘も凍結していて却って歩きやすい。

Jバンド分岐。
ロープが張られ、ここから先立ち入り禁止。
しかし、横の看板には自己責任で登れとも書いてあり、看板の案内優先で考えれば入っても良いとも解釈できる。
登山者であれば当然常に自己責任。

Jバンド分岐。
ロープが張られ、ここから先立ち入り禁止。
しかし、横の看板には自己責任で登れとも書いてあり、看板の案内優先で考えれば入っても良いとも解釈できる。
登山者であれば当然常に自己責任。

黒斑山を振り返る。
稜線上を登山者が縦走中であったが、写真では判別不能。
草すべりにしろ、Jバンドにしろ、下から見ていると登降するようなルートが本当にあるのか心配になるほど急斜面である。

黒斑山を振り返る。
稜線上を登山者が縦走中であったが、写真では判別不能。
草すべりにしろ、Jバンドにしろ、下から見ていると登降するようなルートが本当にあるのか心配になるほど急斜面である。

前掛山稜線分岐点。
このあたりのガスが一番濃い。
南東の風で山頂からの水蒸気がこちらの方向に流れているのが分かる。
有毒ガスは空気より重いので水蒸気とは別の流れになると火山館の方が言っていたが、この地点は浅間本峰と内輪山である前掛山の間の開口部にあたるため、地形的にも有毒ガスの通り道になりやすい。
長居は無用である。

前掛山稜線分岐点。
このあたりのガスが一番濃い。
南東の風で山頂からの水蒸気がこちらの方向に流れているのが分かる。
有毒ガスは空気より重いので水蒸気とは別の流れになると火山館の方が言っていたが、この地点は浅間本峰と内輪山である前掛山の間の開口部にあたるため、地形的にも有毒ガスの通り道になりやすい。
長居は無用である。

避難シェルター。
休憩用の小屋では決してない。
地図では小屋のマークだが。
避難シェルター。
休憩用の小屋では決してない。
地図では小屋のマークだが。
前掛山稜線。
先ほどまで目の前に聳えていた黒斑山や蛇骨岳の外輪山を眼下にしながら登る。
風は強いが見晴らしは良い。
前掛山稜線。
先ほどまで目の前に聳えていた黒斑山や蛇骨岳の外輪山を眼下にしながら登る。
風は強いが見晴らしは良い。
前掛山頂。
「浅間山」と書いてある。
もし「前掛山」であれば、無理して浅間本峰に登る人が増えてしまうのかもしれない。
三角点がこの先ある様だが、立ち入り禁止。

前掛山頂。
「浅間山」と書いてある。
もし「前掛山」であれば、無理して浅間本峰に登る人が増えてしまうのかもしれない。
三角点がこの先ある様だが、立ち入り禁止。

両神山から三宝、金峰、瑞がき山までの奥秩父の山越しに富士山が見える。
少し離れて南アの手前八ヶ岳連峰から木曽駒、美ヶ原まで。
両神山から三宝、金峰、瑞がき山までの奥秩父の山越しに富士山が見える。
少し離れて南アの手前八ヶ岳連峰から木曽駒、美ヶ原まで。
黒斑越しの北ア方面。
丁度真西に穂高、槍が見える。
来年日帰りで行く予定。
黒斑越しの北ア方面。
丁度真西に穂高、槍が見える。
来年日帰りで行く予定。
前掛山の内側。
火山らしい雄大な景色である。

前掛山の内側。
火山らしい雄大な景色である。

不動滝。
行きは山側ルートを取ったため、帰りは不動滝経由とした。
滝の下まで行ってみたが寒かったので少し離れて休憩した。
ここで少々熱っぽいことに気づき、テンションが下がった。
不動滝。
行きは山側ルートを取ったため、帰りは不動滝経由とした。
滝の下まで行ってみたが寒かったので少し離れて休憩した。
ここで少々熱っぽいことに気づき、テンションが下がった。
浅間山荘。
立派な建物。冷えた体を温泉で温めたかったが、入浴は11時からとのこと、せめてシャワーで汗だけでも流せないかとお願いしたが掃除中で断られた。
上半身だけ着替えてそのまま帰京することにした。

浅間山荘。
立派な建物。冷えた体を温泉で温めたかったが、入浴は11時からとのこと、せめてシャワーで汗だけでも流せないかとお願いしたが掃除中で断られた。
上半身だけ着替えてそのまま帰京することにした。

感想

日曜の朝はまだ関越の渋滞もなく、13時には自宅に到着した。

今回の遠征でひいた風邪はさらに悪化し、その後2日間寝込むことになった。

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訪問者数:1427人

コメント

頑張って!
イイペースで百名山を登っていますね 。 迷惑を掛けないため、”前掛山までのピストン”の判断は正しいと思います。
2008/11/1 19:17
コメント有り難うございます。
hanameizanさんの走力に感心するとともに、日帰り登山の参考にさせて頂いております。これからもワンちゃんとの山行報告を期待しています。
2008/11/4 23:46
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