三拍子揃った取立山・残雪の上で幕営


- GPS
- 27:10
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 901m
- 下り
- 910m
コースタイム
5/26 8:09幕営地-8:45こつぶり山-10:10大滝10:27-10:52駐車場
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道利用料500円が必要です。(途中の手動ゲートにて) |
コース状況/ 危険箇所等 |
土曜日から大滝コースがオープンしました。実際は、大滝のところの難所が初級者では危険な場合にクローズとされていますので、きちんと装備された経験者であればクローズでも通行可能ではあります。 こつぶり山から護摩堂峠へのルートは薮が茂ってますが、踏み跡は明瞭です。 鉢伏山や大長山への稜線沿いのルートは、荒廃どころかまったくルートがないと考えたほうがいいです。 |
写真
感想
まだ左膝の状態が完全ではないので、テント泊を想定した重いザックを担いでどの程度耐えられるか?を確認に取立山に行ってきました。想定〜と言いつつちゃんと泊まってますが。
幸いというか何と言うか、水芭蕉が咲き誇っているシーズンなので混雑が予想されました。駐車場はそれほどでもなかったのですが、取立山、特にこつぶり山では10:30にもかかわらず多くの人がお昼タイムに入っており、「そんな巨大なザック担いでどこ行くの?」的に声をかけられました。
実はもともと、取立山から大長山方面の鉢伏山あたりで静かに幕営しようと思っていたのですが、何とそっち方面の稜線はルートが荒廃どころかかすかな古い踏み跡があったのかも?というような痕跡がある程度で、とても行けるようなルートではありませんでした。こつぶり山から護摩堂峠方面は、こちらも薮が育ってましたが踏み跡はしっかりしており、こちらで幕営地 = 残雪があってビールが冷やせるところ を探して下っていきました。
途中、ところどころで谷筋に残雪があり、一番多く残っていたところで幕営を決意。まだお昼前です。とりあえずテントを張って、屋外で袋インスタント麺を雪解け水で作りました。
雪でビールが冷えるのをひたすら待って、冷えてから乾杯!めちゃウマ(笑)
トイレを作ったり、朝が早かったので軽くお昼寝したりしている間に夕方になりました。
ヒマなので夕日を見にこつぶり山に戻ります。本当は白山を眺めながらの幕営を考えていたのですが、やはり無雪期にそんないいロケーションはありません。ああ雪が恋しいなぁという訳で雪たっぷりのときの写真もつけました。
夕日はちょうど大日山から沈んでいきましたが、ちょっと雲があって不明瞭でした。ついでに取立山まで行ったのですが、山頂は風が強かったです。でも幕営地はとても静香でした(笑)
夕飯はこれも予行演習の、炊き立てご飯にトンカツとキャベツを持ってのソースカツどんです。これがまた旨い!トン汁も作って食べると一気に満腹、動きが鈍くなって牛モード。夕日を見に行ったこともあってアルコール摂取もそこそこに22時過ぎに寝ます。
もう寒くないのでぐっすり眠り、朝は3:50にアラームで起床します。気合を入れて白山から出てくるご来光を見にこつぶり山に向かいます。
4:42に日の出の予報でしたが、白山が壁になるので実際にご来光が出るのは5時くらいでした。雲があってちょっと不明瞭でしたが、それでも満足です。
で、5:10くらいに避難小屋泊まりの山ガール3人組が遅れて登場…間に合わず残念でした。テントも持ってきていたそうなのですが、避難小屋が空いていたので使ったとのこと。テント泊どこで?と聞けばこつぶり山山頂で〜とか。なかなかのワイルド派です。山菜を調理されてたので、通ですな。
さて朝ごはんも予行演習で、鮭の塩焼きと昨日の残りのトン汁、卵がけご飯のためにまたご飯を炊きます。やはり和食、炊き立てご飯ですな!テンション上がります。
膝の調子ですが、初日の夕方の下降ではドーピング切れのためやや痛みがありました。翌朝にドーピングしましたが、その効果の出るまでかご来光拝みの帰りも少し違和感あり。下山時は大丈夫でした。
歩きに支障が出ることはありませんでしたが、まだ薬物に頼らないといけないようです。最近見つかっていない遭難者が増えたので本当は捜索活動に行きたいところですが、ちょっとこの膝ではまだ微妙なので、もう少しリハビリ山行が必要かと。
この取立山、短時間で登れ、登山道の整備もできており、道迷いの心配もないです。しかも今は水芭蕉のシーズン、白山も拝めて豪快な大滝も見れるとあっては三拍子揃って言うことなし!登山初心者を登山に目覚めさせるにはいいところです。
予断ですが、下山時に護摩堂峠方面に行かれる2名の登山者を目撃、しかしその直後に『大長山』という単語を聞いて、あれ?道迷いか!と思い確認するとやはり大長山に向かっている、しかし地図はないという恐ろしい状態。そのまま引き返されましたが、どうなることや〜と思ったら同じ大滝コースで下山されました。
やれやれですが、ハイキングやピクニック的感覚で本格的な登山ルートに入ろうとステップアップされる場合が一番危険ですね。そういう私も娘を連れてのハイキングではやはりそんな感覚でしたので。正しい知識と正しい装備で臨みましょう。
momochan1967さん、はじめまして
niiaiと申します。
同じ時間帯にスタートしたファミリー4人組です
不躾にも「バリルート?」みたいな??質問をぶつけてしまい申し訳ありませんでした
何回かHP訪問させていただいております
いつも捜索活動ごくろうさまでございます
次にお会いしたときは、いろいろとお話聞かせてください
取立山で巨大なザック背負ってピンクヘルメットだったのでピンと来られたのではないでしょうか?
例の鈴鹿での無謀な山行をして膝を痛めてから、捜索を外れてリハビリに努めてます・・・。
取立山はやっぱり残雪期の方が好みです。
またお会いしたときはよろしくお願いします
おはようございます yuconです。
鈴鹿と比良は遭難事故が同時に起きやすい共通点があるのか?と思うほど年に一度は同時期に発生してますね、比良の小学生は良かったですが 鈴鹿は未だ発見に至らず雨も降ってきました。
しかし!私の時よりまだ2日余裕があります。あの時あと3日ぐらいは大丈夫と思っていたので計5日間は残されています。
必ずや生きて帰って来られます。そして私が「遭難顛末記」の書き方をご指導差上げます。
確かに多発してますよね
捜索隊の方がへばるんじゃないかと…
釈迦の方も無事救助された暁にはヤマレコに登録してもらって、ムフフの「道」を歩んでいただきましょう
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