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Yamareco

記録ID: 3029992
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雪山ハイキング
谷川・武尊

タカマタギ・日白山(二居から反時計回り)

2021年03月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:11
距離
14.2km
登り
1,215m
下り
1,204m

コースタイム

05:28 宿場の湯前駐車スペース出発
05:31 道標「松手山を経て平標山」分岐を右折
06:20 地王堂川徒渉(水ナシ)
08:19 稜線(下降点)
08:57 日白山 09:05
09:47 タカマタギ 10:03
10:52 密を避け日白山山頂直下(大休止/昼食) 11:25
11:30 日白山 11:33
12:35 東谷山 12:45
14:03 二居峠 14:07
14:39 駐車スペース帰着
天候 ほぼ晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(01:36)−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<湯沢IC>(04:14)−国道17号−二居トンネル−二居大橋(左折)−宿場の湯前駐車スペース(04:47/237km)

■復路:駐車スペース(15:10)−国道17号−三国トンネル−猿ヶ京温泉−<月夜野IC>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(19:44/460km)

■駐車場:マップコード 554 603 777*15
国道17号線を湯沢方面から来ると二居大橋を渡ってすぐに左折、宿場の湯の向い側に6〜7台ほどの駐車スペースがあります。
コース状況/
危険箇所等
■二居−日白山
駐車場を出て橋を渡り3分ほど歩くと「平標山」方面の道標があります。二居峠へは真っ直ぐですが、平標山方面へ右折します。
林道は最初除雪されていましたが、15分ほど歩くと雪道になります。
駐車場を出てから2キロぐらい、林道を離れて地王道川へ下ります。地王道川は伏流水なのか水は流れていません。スノーブリッジを利用して対岸に渡ります。
対岸に渡って稜線に登りあげる訳ですが、中腹程度までは傾斜も緩く歩きやすい雪原です。徐々に傾斜はきつくなり12爪アイゼンを出し、ストックをピッケルに替えて稜線直下はダガーポジションで登りました。
根雪の上に昨日と思われる新雪が積もっていたため、トレースは全くなく、根雪の上の新雪は滑って難儀しました。
稜線上も新雪でトレースはありませんでしたが、日白山の山頂が見えていたので、東側の雪庇に注意して歩きました。

■日白山−タカマタギ−日白山
東側に大きな雪庇が張り出していますが、クラックが入っていたり落ちかけている雪庇もなく、雪庇から離れた樹林側を歩けば特に危険はないと思います。
12爪アイゼンは付けた方がいいと思いますが、ピッケルはストックでも問題ないと思います。

■日白山−東谷山−二居
日白山から東谷山は快適なハイキングコースですが、広いのでガスったときは雪庇に近づかないように注意が必要です。
東谷山山頂直下は急登なので12爪アイゼンがあったほうがいいでしょう。
東山山頂でアイゼンを外しました。
東谷山先の雪庇の尾根は、下りで使用すると斜度もあり全体重が片足に加わるので頻繁に踏み抜きます。前に転けないように注意が必要です。
「宿場の湯」の向い側にある駐車スペースに車を入れました。着いたときには3台分の空きスペースがありましたが、5時半の出発時には満車でした。
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「宿場の湯」の向い側にある駐車スペースに車を入れました。着いたときには3台分の空きスペースがありましたが、5時半の出発時には満車でした。
二居峠ではなく、平標山登山口のある林道に入りました。林道の除雪は最初だけで10分ぐらい歩くと雪道になります。
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二居峠ではなく、平標山登山口のある林道に入りました。林道の除雪は最初だけで10分ぐらい歩くと雪道になります。
2キロほど林道を歩いて、地王道川を対岸に渡ります。水は流れていませんが、スノーブリッジで越えます。
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2キロほど林道を歩いて、地王道川を対岸に渡ります。水は流れていませんが、スノーブリッジで越えます。
登り始めて2回ほど広い斜面を横切ります。振り向くと苗場山です。
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登り始めて2回ほど広い斜面を横切ります。振り向くと苗場山です。
日白山の山頂でしょうか、日が当たってきました。
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日白山の山頂でしょうか、日が当たってきました。
根雪の上に新雪が積もり、途中からトレースは消えました。根雪はガチガチで新雪は柔らかいので斜度が増すと滑ります。たまらずアイゼン装着、この先急登でピッケルに替え稜線直下までダガーポジションを強いられました。
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根雪の上に新雪が積もり、途中からトレースは消えました。根雪はガチガチで新雪は柔らかいので斜度が増すと滑ります。たまらずアイゼン装着、この先急登でピッケルに替え稜線直下までダガーポジションを強いられました。
稜線が近づくと幾分斜度も緩みカメラを取り出す余裕もでてきました。
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稜線が近づくと幾分斜度も緩みカメラを取り出す余裕もでてきました。
トレースが無いので適当に見当を付けて這い上がってきましたが、後でログを見ると大きくは外していないようです。
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トレースが無いので適当に見当を付けて這い上がってきましたが、後でログを見ると大きくは外していないようです。
日白山手前のピークだと思うのですが、斜面が崩れはじめています。新雪は雪崩れてもおかしくない斜度ですが、降った量が多くないので突っ込みました。
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日白山手前のピークだと思うのですが、斜面が崩れはじめています。新雪は雪崩れてもおかしくない斜度ですが、降った量が多くないので突っ込みました。
斜度が緩みました。まもなく稜線です。
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斜度が緩みました。まもなく稜線です。
出ました稜線、だだっ広くてどこに出たか分かりません。慌ててGPSで位置を確認しました。
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出ました稜線、だだっ広くてどこに出たか分かりません。慌ててGPSで位置を確認しました。
目の前には平標山が近いです。
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目の前には平標山が近いです。
仙ノ倉山も真っ白です。
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仙ノ倉山も真っ白です。
万太郎山もアップで...
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万太郎山もアップで...
オジカ沢ノ頭
谷川岳は穏やかなようです。耳も肩の小屋も見えます。
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谷川岳は穏やかなようです。耳も肩の小屋も見えます。
茂倉岳と奥に一ノ倉岳がチョコッと...
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茂倉岳と奥に一ノ倉岳がチョコッと...
東側の雪庇に気をつけながら日白山に向かいます。
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東側の雪庇に気をつけながら日白山に向かいます。
歩いて来た尾根を振り返ります。この尾根は平標山まで続いています。
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歩いて来た尾根を振り返ります。この尾根は平標山まで続いています。
さてどこを行くか...下手なトレースを付けると下山者が危険なので、極力雪庇から離れた所にトレースを付けます。
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さてどこを行くか...下手なトレースを付けると下山者が危険なので、極力雪庇から離れた所にトレースを付けます。
万太郎山から茂倉岳の稜線。
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万太郎山から茂倉岳の稜線。
大源太山と奥の白い山はマッキーへの稜線にある柄沢山だと思います。
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大源太山と奥の白い山はマッキーへの稜線にある柄沢山だと思います。
日白山への最後の登りです。斜度は盛っていません。西側には常に苗場山が見えています。左奥の白い山は佐武流山かな。
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日白山への最後の登りです。斜度は盛っていません。西側には常に苗場山が見えています。左奥の白い山は佐武流山かな。
日白山の山頂が見えました。
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日白山の山頂が見えました。
日白山の山頂です。だれもいません。風が強いのかブッシュが起き出しています。タカマタギへ向かおうとしたとき、東谷山の方向から3人の登山者が登ってきました。
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日白山の山頂です。だれもいません。風が強いのかブッシュが起き出しています。タカマタギへ向かおうとしたとき、東谷山の方向から3人の登山者が登ってきました。
タカマタギへ向かいます。1つ、2つ、3つ目のピークがタカマタギです。
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タカマタギへ向かいます。1つ、2つ、3つ目のピークがタカマタギです。
湯沢の方向に見えるのは飯士山でしょう。標高はないけど、存在感のある山容です。
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湯沢の方向に見えるのは飯士山でしょう。標高はないけど、存在感のある山容です。
2つ目のピークで振り返った日白山から歩いて来た稜線、1つ目のピーク(1581)です。昨日の新雪でしょう、北斜面はきれいです。
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2つ目のピークで振り返った日白山から歩いて来た稜線、1つ目のピーク(1581)です。昨日の新雪でしょう、北斜面はきれいです。
タカマタギの山頂まであと少し。
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タカマタギの山頂まであと少し。
タカマタギの山頂です。三角点は雪の下。
基準点:棒立 等級:三等 標高:1529.22m
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タカマタギの山頂です。三角点は雪の下。
基準点:棒立 等級:三等 標高:1529.22m
仙ノ倉谷への斜面がきれいです。
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仙ノ倉谷への斜面がきれいです。
さて日白山へ戻ります。奥は仙ノ倉山と右は平標山。
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さて日白山へ戻ります。奥は仙ノ倉山と右は平標山。
何か言いたげなご様子。コロナを憂えているのかな
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何か言いたげなご様子。コロナを憂えているのかな
密を避け、山頂直下で昼食を摂って日白山に戻ってきました。再度谷川岳を眺めてから下山します。
武能岳と奥に朝日岳
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密を避け、山頂直下で昼食を摂って日白山に戻ってきました。再度谷川岳を眺めてから下山します。
武能岳と奥に朝日岳
コロナ疲れか、山頂で宴会を始めてしまったグループがあります。
茂倉岳、一ノ倉岳
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コロナ疲れか、山頂で宴会を始めてしまったグループがあります。
茂倉岳、一ノ倉岳
だいぶいい顔色ですが、日焼けではないようです。
谷川岳(左オキ、右トマ)
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だいぶいい顔色ですが、日焼けではないようです。
谷川岳(左オキ、右トマ)
マスクなんて邪魔なんだろうな...
万太郎山
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マスクなんて邪魔なんだろうな...
万太郎山
コロナに気をつけて下さい。二度と宣言なんかゴメンだ。
仙ノ倉山
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コロナに気をつけて下さい。二度と宣言なんかゴメンだ。
仙ノ倉山
さて下山します。
平標山
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さて下山します。
平標山
東谷山山頂直下の雪庇
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東谷山山頂直下の雪庇
三角点は雪の下、エアでポチっと...
基準点名:東谷 等級:三等 標高:1553.81m
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三角点は雪の下、エアでポチっと...
基準点名:東谷 等級:三等 標高:1553.81m
東谷山から見た日白山。
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東谷山から見た日白山。
朝、稜線に這い上がった斜面。
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朝、稜線に這い上がった斜面。
平標山へ続く稜線。
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平標山へ続く稜線。
13時を過ぎて気温は15℃、雪面はグズグズでワカンを履こうか迷います。ブッシュやササが出ている所もあるのでツボ足で下りました。何回踏み抜いたことか...
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13時を過ぎて気温は15℃、雪面はグズグズでワカンを履こうか迷います。ブッシュやササが出ている所もあるのでツボ足で下りました。何回踏み抜いたことか...
下ってきた雪庇の尾根を振り返ります。
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下ってきた雪庇の尾根を振り返ります。
二居峠の東屋。
駐車スペースまで戻ってきましたが、我が車が1台のみ。
お疲れぇ...
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駐車スペースまで戻ってきましたが、我が車が1台のみ。
お疲れぇ...

感想

3月21日に4都県の緊急事態宣言が解除されたが、解除後の感染者は減っていない...っと言うより増えている。

前回山に行ったのは昨年12月中旬、年末は忙しかったが年が明けたら雪山を楽しもうといくつか計画をしていた。
ところが年明け早々に緊急事態宣言が発出された。
都内に住むものとしては、他県移動はおろか外出さえも控えざるを得ない状態。更に2月に入り緊急事態宣言は延長され、この間に上達したのは「Zoom」とあまり使う機会がなかった「Powerpoint」ぐらい。
ヤマレコは1週間に1、2回覗いた程度だった。

3月21日に解除する報道があってから、最初の週末には雪山に行きたい思いが強くなったが、八ツや北アは激混みだろう。
そこで以前リストに加えてあった小豆温泉から窓明山テン泊で、三岩岳から会津駒ヶ岳に縦走してくる計画を立てた。  
ところが、週末が近づくと土曜日の天気はマズマズだが日曜日の天気は荒れ模様。そこで急遽日帰りに変更して、まだ雪はあるだろうタカマタギに行くことにした。

日白山へは大半の人は時計回りで行くだろうと、へそ曲がりアルツハイカーは反時計回りとした。
新潟とはいえ雪山は終盤かと思いきや、前日と思える新雪が根雪の上に乗っておりトレースは全くわからない。
稜線に出る最後の急登は、ダガーポジションまで強いられ、コロナ禍で鈍った体にはきつかったが、目の前には谷川岳が広がって...やっぱ雪山はいいナ!

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コメント

あの斜面、24日はトレースだらけだったのに・・・
hottenさん、お待ちしておりました〜

ご承知の通り24日に行きましたが、午後は腐った雪でhottenさんの登られた斜面は先行者の踏み抜き気味のトレースだらけで非常に歩き辛かったのですが、あの深いトレースが消えるとは
ま、あちこちにトレースがあったので、我々が下ったコースと微妙にずれてるのかもですが・・・

鈍った体と言いつつタカマタギをピストンとは流石です
おっさん達もその案は出たのですが、水曜日だったこともあり、早く帰って飲みたかったので却下致しました
ま、次回のお楽しみという事で

お疲れ様でした〜
2021/3/29 19:06
Re: あの斜面、24日はトレースだらけだったのに・・・
おはようございます、FREさん!

久しぶりにレコあげたので、コメ欄閉めるのも忘れて、外飲みに行って来ました。
ヤッパリお店のビールは旨いや

斜面の新雪は踝の上くらいまでありました。
気温がマイナス2℃位で、下の根雪はガチガチ、新雪ごとズルズル滑る状態でした。
あったのは3本足のウサちゃんのトレースだけでした。

FREさん、お爺ちゃんになったのネ。
おめでとうございます
これからは危険なことはできないネ
も控えめに
2021/3/30 6:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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