タカマタギ

2024年03月17日(日) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 15.1km
• 登り: 989m
• 下り: 978m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:24
• 休憩: 0:25
• 合計: 5:49

7:33 道の駅みつまた
11:11 11:36 タカマタギ
13:22 13:22 道の駅みつまた
13:22 ゴール地点

天候

高曇り　5℃無風
https://tenki.jp/past/2024/03/17/chart/
https://nadare.jp/avalanche_informations/2312

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・林道歩きとブナ林の尾根。楽なルートの上、春スキーの機動力を活かしやすい。

・三俣から水無川林道を4km歩く。830mで右岸から橋で左岸に渡る。帰路は手漕ぎが所々必要だが、起伏はなく春は一応ノンストップで滑れる。ラッセルには不適。

・水無川は名前の通り夏も水の少ない沢だが、870m二股から見上げて左沢は水流があり、右沢は広いゴーロでほぼ雪に埋まっている。林道の橋を渡り、左岸をそのまま進めば自然と右沢の方へ導かれる。880mに堰堤があり左岸から簡単に巻ける。

・尾根末端の取付は雪付きが薄かったので、本レコGPS軌跡の下りライン（P1042ポコを巻いてそのまま北西の尾根を降りる）が、登る際もヤブの無いブナ疎林でおすすめ。P1042ポコ山頂はヤブも煩く西側から巻く方が楽だった。全体的に尾根の西斜面がブナ林なので、滑走は尾根上をスキーヤーズレフトに外して巻き気味に落とす感じ。

・その後1120〜1140mが痩せ気味。尾根通しに赤テープがあるが壁、外すと更に急斜面で北側斜面は雪崩の巣のため、登りは尾根筋を無理矢理キックターンで上がった。帰路は最初カニ歩きで下り、適当な所で西側斜面に回り込むとブナ林に出れて回避できた。

・1140mより上は広い穏やかな尾根で、登りも滑走も快適そのものだった。1370mより疎林帯トラバースで稜線にショートカットした。

・雪解けが進行中。もう一降りあったとしてもベースの雪が今年余りに少なくて、このルートの賞味期限はもう2週間ないかも。

その他周辺情報

道の駅みつまた　街道の湯
https://michieki-mitsumata.jp/spa

写真

3/17 7:43

7時半過ぎ。のんびりスタート

3/17 7:52

水無川林道を行く。前日の滑走トレースがあり感謝

3/17 8:07

旧村の墓地を抜けて木材置場。杉林が続く

3/17 8:37

1時間ほどで水無川を左岸へと橋で渡る

3/17 8:38

水無川は名前そのまま。この橋の所は夏来ても伏流っぽい

3/17 8:47

870m二股。尾根の末端が見える。左岸を進んで広い右沢へ

3/17 8:50

880m堰堤。ジャンプし墜落した跡…大丈夫だっただろうか

3/17 8:53

尾根末端の取付き。グサグサで雪付きも良くなかった。帰路はもう少し奥から

3/17 9:12

尾根に乗った

3/17 9:18

対岸に白板山からの稜線。この辺りは結構急峻で、実は神立の裏山もそう

3/17 9:19

P1042ポコ山頂前後は狭くてヤブ。帰路は巻いて滑走

3/17 9:35

1120で尾根通しに赤テープ。先の北側にオープンバーンがあるが雪崩地形

3/17 9:42

しかし雪壁に阻まれた。ダメ元で登ってみる

3/17 9:45

無理矢理に逆ハの字キックターン連続で登り上げる

3/17 10:00

難所を抜けた先はスキーパラダイスだった

3/17 10:10

東谷山北面がよく見える

3/17 10:28

快適。しかし北面は生コン下駄雪

3/17 10:42

1370mでその北面を稜線へとショートカット

3/17 10:51

振り返ったブナ疎林帯。帰路を意識して起伏は極力つけない

3/17 10:51

稜線間近

3/17 10:56

稜線に到着。11時前。スキーだとタカマタギへの最速ルートかも

3/17 10:57

すぐに小さなポコを越える。

3/17 11:00

タカマタギがお出まし

3/17 11:13

タカマタギ登頂。曇り空でも景色が素晴らしい

3/17 11:13

朝日岳から谷川岳にかけての馬蹄形縦走路

3/17 11:13

茂倉岳から万太郎山にかけての谷川主脈

3/17 11:14

万太郎山〜仙ノ倉山。アップダウンが大きい

3/17 11:14

仙ノ倉山と平標山

3/17 11:14

来し方の稜線と奥に日白山〜東谷山

3/17 11:14

三俣へ流れ下る水無川の谷。ここから来た

3/17 11:14

白板山、神立スキー場へと続く北の稜線

3/17 11:14

左が茂倉岳。右の扇形が谷川岳オキノ耳とトマノ耳

3/17 11:14

万太郎山。右肩のポコは東俣ノ頭

3/17 11:14

立派な仙ノ倉山

3/17 11:15

たおやかな平標山

3/17 11:15

佐武流山。この地味な山なぜか仙ノ倉や苗場山より高い

3/17 11:15

岩原スキー場。飯士山って成層火山の裾野に拓かれている

3/17 11:20

棒立山がカッコよくて印象に残った。土樽から登れる

3/17 11:39

タカマタギを振り返って。来た道をシール滑走

3/17 11:49

この鞍部でシールを剥がす

3/17 12:03

疎林帯トラバース。生コン雪でも辛くないルート取りにした

3/17 12:03

板の上に立っているだけで楽々滑走

3/17 12:09

そして快適な広尾根

3/17 12:13

ビューン

3/17 12:16

知られざる滑走天国

3/17 12:18

1140m難所の入口。横滑りからカニ歩きへ

3/17 12:20

足元の雪まくりが湿雪雪崩になった。サイズ1程度

3/17 12:22

ので、西側斜面に回り込むとブナ林に出れて回避できた

3/17 12:28

また快適な尾根滑走

3/17 12:30

P1042ポコ。今度はスキーヤーズレフトを巻く

3/17 12:37

ヒャッホーなシャウダー当てた

3/17 12:39

水無川に着地。最後の斜面が気持ちよかった

3/17 12:52

林道はトレースのお陰で手漕ぎの半自動運転

3/17 13:06

しかしこの雪の少なさ。あと何日もつか

3/17 13:14

三俣に下山。元々は宿場町

誤動作で何とあの山奥から無言電話していた。iPhone怖っ

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

装備

個人装備

Volkl Blaze 94 2020-2021 G3 ZED 12 contour hybrid pure Petzl Rad Line 30m Edelrid microJUL ハーネス

感想

taksizm

土曜は会社の人たちとかぐら、翌朝は昼まで寝てようと思ってたが6時に目が覚めてしまった。夏秋たまにジョギングしていた林道からタカマタギへ上がってみる。

東谷山頂からよく見える疎林の目立つ尾根で、以前から気になってはいた。しかし山行記録が見つからず、行ってみて駄目なら引き返そう。急斜面での雪切れ撤退を想定してロープも一応詰める。

林道は恐らく前日、日白山北面から沢を落としたっぽい単独の滑走トレースに感謝。尾根はどうやって取り付くか、この壁どう処理しようか、この地形はトラバースして安全か、とか自分の頭で考えるのが楽しい。1120mで撤退かと思ったが、ダメ元で登ってみたらその先はパラダイスだった。タカマタギ山頂の展望も素晴らしい。未知だった尾根がおすすめのルートに自分の中では変わった。

滑走の雪質は、1300より上の北面は重パウをこじらせた生コンストップ。1120より下は高曇りだったせいか程よい腐れ雪で、最後P1042ポコを巻いて落とした斜面はシャウダー。ザラメになる日もそう遠くはない感触だけど、雪が持つかどうか。

下山後LINEや着信履歴やらが入っている。滑走中にスマホが誤動作、知らずに無言電話を発信していた。警察消防に勝手にかかるとかホント勘弁なので機種変更しようかな。。

コメント

hareharawai

takさん、おはようございます。
タカマタギからの山座同定素晴らしかったです。
久しぶりに鱗板でまた東谷山から日白山、タカマタギ、棒立山と縦走してみたくなりました。それにしてもtakさんからのいきなりの着信、何か起きたのかと心配しましたよ!?
hareより

taksizm

hareさん、こんばんは。
突如の無言電話ご心配おかけしました。転倒は全くしてないものの、今思うと普段と違うポケットにスマホ入れていたのは原因かもです。それと、かぐらの電波かなり届くんですね。

東谷〜日白〜棒立山の稜線縦走は流石、ウロコならではです。私はパウ依存症末期なので東谷北面〜今回の尾根登り返し〜棒立沢と、無駄に下って登るアイデアしか思い浮かばずでした。笑