な〜んにも見えなかった谷川岳
群馬県
新潟県
nabekuni
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:15
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 848m
- 下り
- 842m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 6:14
| 天候 | ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
このところの高温続きで季節は1ヶ月早く進み、雪はシャーベット状。肩の小屋までは踏み抜きなし。クラックあり。肩ノ小屋〜オキの耳間は踏み抜き多発。トマ〜オキの間はガスの中で雪庇に近づかないよう要注意。トマ〜オキ間は雪・土・岩のミックスでアイゼン歩行注意。避難小屋からピッケルに持ち換えましたが、肩ノ小屋まではストックの方が良かったかも。 |
| その他周辺情報 | 土合駅の「駅茶モグラ」でコーヒー。温泉は湯テルメ谷川へ。 |
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒（保温性）
地図（地形図）
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
|---|
感想
去年の冬と秋は悪天候で中止、今年の冬も悪天候で中止。漸く計画日が晴れ予報になったものの、直前に曇り予報に変わってしまった。晴れ予報のサイトもあるので決行したが、これが大外れ。終日ガスガスでな〜んにも見えない谷川岳でした。流石に魔の山・谷川岳、簡単にベールを脱いでくれませんでした。
赤城高原SAで車中泊し、フードコートで朝食を食べて6:40に谷川岳ロープウェイに到着。悪天候の平日なので駐車場はガラガラ。4月の平日は8時始発なので20分前に6階のチケット売場に移動。7:50からチケット販売開始。この時6階にいたのは20人位だが、全員登山者。スタッフから天神平の視界は50m位なので気をつけて下さいと言われる。往復2,100円だがモンベルカードで100円引。
6階からスロープで7階に上がり、渡り廊下で道路を跨いで乗り場に行く。谷川岳ロープウェイはロープ2本がゴンドラの幅より広い「フニテル式」で風に強いのが特徴。10人乗りだが、1番最初のゴンドラに乗ったのは5人だった。標高746mの土合口駅から1319mの標高差573m、距離2400mを15分で結ぶ。
天神平駅の外は濃いガスで身体が濡れる程。一眼レフは濡れてしまうのでザックにしまい、コンデジで撮影する。暫く逡巡したが意を決して出発する事にした。想定ではピーカンの下Tシャツ1枚で大汗をかきながら登るはずで、先週の丹沢では水を1.5�醗�んだので、今回はアクエリを2�隼�参した。さらにテルモスに1�箸里�湯があるので、荷物は水だけで3�函∩管瑤�12kgとやや多め。でも重さは感じない。
アイゼンを着けストックを持って出発するが、視界が無いのでそもそもどっちに行けば良いのか判らない。地図でおおよその方向が判るので足跡を辿るとロープの貼られた斜面に取り付く事が出来た。いきなりかなりの急登だが、周囲は全く見えないので、どこをどう登っているのかわからず、AppleWatchの地図上で現在地とルートを確認しつつトレースを辿る。
痩せ尾根を暫く行くと雪の付いていない急な岩場の下りがあった。ステップが少なく難しいところだが、ザイルが張ってあるので無事に降りられた。そこから間もなくして熊穴沢避難小屋に到着し、最初の休憩。小屋は屋根だけが雪の上に出ている。避難小屋でストックからピッケルに持ちかえたが、肩ノ小屋までは急登はあるもののピッケル必須の場所は無く、ストックの方が良かったかも知れない。ルートはトレースと赤旗で明瞭なのでホワイトアウト状態ながら迷う事は無かった。途中に大きなクラックを横断する所があり、少し緊張した。痩せ尾根では落ちる気はしないものの落ちたら止まらない、助からない感じなので慎重に歩く。
天神平から2時間30分で肩ノ小屋に到着。コースタイムは2時間15分なのでやや苦戦ぎみ。
出発時は無風だったが、少し風が出てきたので小屋の中で休憩。入口の土間は狭いが靴を脱ぐのも面倒なので、ゴンドラで一緒だった3人と5人がぎりぎりだ。行動食を食べて出発する。
山頂がどの方向なのかも判らないがトレースを頼りに登ると10分ほどで手前のピーク「トマの耳」に到着。トマとは手前という意味らしい。トマの耳は岩が露出しており雪が全くない。トマの耳で一瞬青空が見えたので天候好転を期待したが、ほんの一瞬だけだった。トマの耳からオキの耳の間は雪と岩と土がミックスした痩せ尾根で東側は絶壁で大きな雪庇ができているので、雪庇に近づかないように注意して緊張しながら通過する。途中巨大な雪庇が崩壊しかかっている場所があった。視界が良ければ迫力のある写真が撮れるが、一部しか見えないのでイマイチだ。
トマの耳〜オキの耳間は急斜面やトラバースもあるのでストックよりピッケルの方が安心だ。
20分でオキの耳に到着。オキは奥の意味らしい。こちらの方が標高が14m高いので谷川岳の山頂という事になる。オキの耳でも一瞬視界が開け青空が見えたが、やはり一瞬だけだった。
10分ほど待ってみたがガスは晴れそうにないので下山した。
肩ノ小屋では風を避けて小屋の風下側の軒下で休憩。それほど寒くは無いが、暖かいカップお汁粉が美味い。
下りは熊穴沢避難小屋まで45分とコースタイムの1時間05分より随分早かった。避難小屋から天神平間も45分だったがコースタイム40分とほぼ同じだった。避難小屋からは視界が良くなり周辺の状況が判るようになった。
天神平スキー場は4/4(日)で今シーズンの営業を終了するが、今日は悪天候の金曜日とあってかスキーヤーやボーダーは殆どおらず、全部で5人程度だ。これでは従業員の方が多いだろう。
天神平に到着してすぐにゴンドラに乗り、ベースプラザで食事をしようと思ったが、人が少ないせいか食堂は閉まっていた。
土合駅の駅舎で営業しているカフェ「モグラ」に立ち寄る。今回で3回目だ。カレーは土日限定なので、コーヒーとホットサンド、ウインナを注文して遅いランチ代わりにする。ここのコーヒーは美味しい。
それから町営温泉施設の「湯テルメ谷川」で汗を流して帰路に着いた。
今回は天候に恵まれず残念だったが、まあ仕方が無い。また来よう。
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