記録ID: 3040656
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ハイキング
奥多摩・高尾
小仏城山北東尾根南面・一時踏み跡見失う・長ぐつデビュー
2021年04月02日(金) [日帰り]
体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 04:52
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 410m
- 下り
- 407m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 4:53
11:07
11:14
67分
日影沢・逆沢出合い(尾根取付点探査)
12:21
0:00
4分
北東尾根筋到達
12:25
12:59
2分
送電塔(昼食)
13:01
0:00
122分
送塔東側の日影沢へ伸びる尾根下降開始
15:03
0:00
21分
日影沢林道(下降終了)
15:32
前回(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2772596.html )の山行では尾根下降時に踏み跡を見失い難儀したので,迷った尾根に逆コースで挑戦した。日影沢と逆沢の出合い付近から北の尾根への取り付きは1か所テープがあり,その他には登れそうな場所は見つからなかった。
踏み跡はかすかで傾斜はきつく,根の強い灌木につかまりながらの3点支持を余儀なくされる。しばらくすると踏み跡が明瞭になり(写真参照),それでも傾斜は急なままだった。尾根筋を忠実にたどって登り切ったが,前回迷った個所(尾根筋のはず)に置かれた機材を包むブルーシートは見かけなかった。コースが微妙にずれたようだ。帰宅後,GPSの記録を比較するとほんの僅かのずれが認められた。ちょっとしっくりしない結果だ。現地で確認すべきだった。
下りは,登った尾根の一つ西の尾根を下ったが,2/3ほど下ったあたりの大きな倒木から下の尾根には踏み跡はなく,崩れやすい土でほとんど崖に近い傾斜だったので30mの8ミリザイルを逆U字に幹に懸けてつかまって降りた。10回ほど繰り返すとつかむのに疲れた。
今回は膝近くまである長ぐつがどの程度使えるか試したが,上記の下降で土煙を上げる崖でも靴の中にはほとんど入らずなかなか具合が良かった。渡渉に便利と思って履いたが思わぬ利点があることが判明した。ただ,5時間履いた後,脱いで見ると,パイルソックスが吸収した汗がズボンのすそにびっしょり浸み込んでいた。靴下の替えが必要。
踏み跡はかすかで傾斜はきつく,根の強い灌木につかまりながらの3点支持を余儀なくされる。しばらくすると踏み跡が明瞭になり(写真参照),それでも傾斜は急なままだった。尾根筋を忠実にたどって登り切ったが,前回迷った個所(尾根筋のはず)に置かれた機材を包むブルーシートは見かけなかった。コースが微妙にずれたようだ。帰宅後,GPSの記録を比較するとほんの僅かのずれが認められた。ちょっとしっくりしない結果だ。現地で確認すべきだった。
下りは,登った尾根の一つ西の尾根を下ったが,2/3ほど下ったあたりの大きな倒木から下の尾根には踏み跡はなく,崩れやすい土でほとんど崖に近い傾斜だったので30mの8ミリザイルを逆U字に幹に懸けてつかまって降りた。10回ほど繰り返すとつかむのに疲れた。
今回は膝近くまである長ぐつがどの程度使えるか試したが,上記の下降で土煙を上げる崖でも靴の中にはほとんど入らずなかなか具合が良かった。渡渉に便利と思って履いたが思わぬ利点があることが判明した。ただ,5時間履いた後,脱いで見ると,パイルソックスが吸収した汗がズボンのすそにびっしょり浸み込んでいた。靴下の替えが必要。
天候 | くもり,無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下降路の尾根の下から1/3ほどのところに根こそぎ倒れた木の大きな根が尾根をふさぎ,その下の尾根は踏み跡が消えていた。崖に近い急傾斜でむき出しの土が崩れやすいので,8mmザイル(30m)を逆U字に幹に懸け,身を確保しつつ下る。ザイルがあれば危険はない。 |
写真
装備
個人装備 |
25Lザック
メット
カッパ上
徳利首フリース
コンプシャツ・タイツ
綿パン
パイルソックス
長ぐつ
タオル
ゴム引き手袋
8ミリザイル30m(下降用)
ヤマレコMAP
水
パン
テルモス
コーヒー
|
---|
感想
尾根の下部は登り下りとも傾斜がきつく,南面なので日照による下生や灌木の成長が密で北面より藪漕ぎがやりにくい。沢に近いところではじゃ香というか山吹の葉を揉んだ匂いというか独特なにおいが漂っていた。アメリカの田園地帯の道路で事故死したスカンクの匂いを思い出した。あれはいたたまれないほど臭い。
気になっていた長ぐつの山道での履き心地を体験した。パイルソックスと合わせて履いた。山靴のような底の硬さがないので尖ったものを踏むと直に伝わってくるが,登りでの地面のグリップ感覚はなかなかよい。ことにつま先が良く反応する。ただし,下りではつま先が当たるので長時間は持たないかもしれない。でも大地を歩いている感覚が心地よい。スニーカーも底は軟らかいが足首への負担が大きいし,土ぼこりが気になる。長靴はもう少し履き込んでみたい。
4か月ぶりの山行でわくわくした。東京も第4波に突入しそうで気がかりだが今を逃すとまた行きづらくなりそうなので決行した。
バスは10時代に臨時が出ているのに驚いた。でも駐車スペースは10時半にまだとまれた。林道には人が行き交い,北東尾根でも数名を見かけた。もちろん私の選んだコースに人はいない。動物のフンや縄張り主張の樹皮の傷など生きものたちは活動している。
次に行くのはいつになるかわからないが,今回たっぷり楽しんだのでしばらくは持つだろう。
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前回の検証ですね。何度も通っていると山域の記憶が豊かになりますね。
長靴については、こちらではスパイク付き長靴を履く人も多いです。特に雪の残っている時期に。私も愛用していますが、落ち葉の積もった急斜面の下りなどでは、とても頼りになります。ただ、登山道では道を痛めるので、極力避けています。都会の山では、藪漕ぎ登山でもスパイク付きはひんしゅくを買うことになるでしょうか。
コメントありがとうございます。
そうなんです。ずっと気になりつつもどかしい思いで過ごしていました。
電車に乗るところへは,病院以外出かけないので,高尾山へは車でしか行けません。それでも第3波中は避けていました。いまはもう次の波が接近中なので今しかありませんでした。
前回の道を逆にたどり,今回の方が尾根の踏み跡を確実にたどっているので正解で,前回の方が少しずれていたのだと思っています。機材置き場を確認できなかったのは心残りですが,よい尾根コースだと気に入っています。
下りの尾根は最後が荒れていてまた行きたいコースではありません。こちらも下からの登り口があるかもしれないので,機会を見て試すかもしれません。
近場で人に会わないルートは高尾山という人の集まる山域にもまだまだあり,山の深さではkamadanさんの行かれるところには遠く及びませんが,自分の年齢と技量を考えれば欲は言えません。自分の物差しでほどほどの冒険を楽しもうと思います。
長ぐつはスパイク付があるのですか。さすがに雪国ですね。雪のあるときにお使いのようですが,便利そうですね。
道を痛めるようですが,チェーンスパイクより尖っているのでしょうか。お話を聞いて,長靴にチェーンスパイクを付けられるかどうかちょっと考えましたが,道のことを考えるとやめた方がよさそうですね。
次はいつになるかわかりませんが,マイペースで歩こうと思っています。kamadanさんはしっかり雪のある山を歩いて居られますが,そういうところはだんだん遠くなります。丹沢山系に雪が降るとじっとしていられません。でも今年は行けませんでした。雪山もまた歩きたいです。
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