平標山・仙ノ倉山で至福の稜線歩き これぞ私好みの山行です
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,296m
コースタイム
登山口0423→0612松手山0617→0758平標山0803→0815ベンチで休憩0829→
0910仙ノ倉山0948→平標山1050→1129平標山の家1150→1337登山口
天候 | 快晴(快晴度B) 朝のうちは結構風がありました。推定20m/s以上。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
早朝に到着した場合、料金は後払いでした。→2014年7月現在料金箱が設置されておりました。 山と高原地図によると150台駐車可能。 トイレ、登山ポスト、登山届け用紙あり。 群馬県側からの場合、最終コンビニは赤谷湖のローソン。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道上からは残雪は完全になくなりました ・前日に大分雨が降ったはずですが特に気になる泥濘箇所はありません。 ・松手山を通るコースは登りで使うのがお勧めです。下りは滑りそう。 ・リボン・赤テープはあまり多くありませんがルートは至って明瞭です。 ・本格的に花が咲くのはもう少し先なのでしょうが現時点でもそれなりに楽しめます。 |
写真
感想
◆◆◆せっかくの3連休がつぶれました◆◆◆
5月29日から31日まで3連休を確保していました。
常念山脈縦走か、谷川馬蹄形+主脈縦走か、はたまた車中泊ツアーで赤岳と瑞牆山をまとめてやっつけるかと妄想を膨らませていたのですが。
例年より大分早い梅雨入りのせいで全てパー。大体梅雨前線も無いくせに梅雨入りってどう言うことだよ、何が梅雨入りだ、気象庁のヤロ〜。
しかし気象庁の解釈がどうあれ雨が降ると言う事実に違いはない訳でせっかくの休みが台無しだよ〜と不貞腐れていました。当初の予報では3日とも雨が降るとのことでしたが、どうやら31日は晴れになりそう。おっ、これはいいじゃないですか。雨の翌日の晴れなら空気も澄んでいて遠くの山まで眺められそう。
◆◆◆温存しきれず平標山・仙ノ倉岳へ◆◆◆
さて、それではどこに行くか?
いや、実は行きたい山は決まっていました。ここのところ写真のきれいなレコが上がり始めた平標山です。しかし平標山は多彩な高山植物で有名な山でして、花のピークはまだ少々先なんですよね。
きちんと満を持して行くのがスジかと思うのですが我慢できません。平標山と仙ノ倉山に決定しました。何か3分のカップラーメンを腹が減り過ぎているので2分で開けちゃった感がありますね。ですが私は固めの麺が好きなので良いのです。
◆◆◆平日の山はガラガラです◆◆◆
いつもですと仕事の終わった土曜日深夜に出発し、そのまま徹夜明けで登山スタートです。今回は登山前日も休みなので昼間に自宅を出発し、雨の一般道を延々と走り前橋市内のネットカフェに到着。たっぷり休んで登山が出来ると思ったのですが、やはり日頃の生活パターンと違う時間に眠るのは難しいですね。結局2時間くらいしか眠れませんでした。
登山口には午前4時頃到着。大きな駐車場ですが先客は1台のみ。静かな山を楽しめそうで、やはり平日の登山は良いですね。
登りは最近のレコを参考に松手山のコースを使います。このコースは適度に急登で登り易いです。多少勾配のきつい箇所があってもいつまでも続くわけではなく、強弱織り交ぜた快適な道です。また一度大きく下っての登り返しがないのも精神的・肉体的に楽な要因です。
鉄塔の少し手前からは樹林帯とは言ってもある程度視界が開けており、振り返ると苗場山が見える場所もあるので気持ちよく歩けます。ピークはまだ少々先だと思いますが、それでも足元にはそこそこ花が咲いており写真を撮りまくりながら登ります。そして前を見ても後ろを見ても誰もいない。素晴らしいですね〜。フハハハハとバカ笑いしてしまいます。
◆◆◆意外な寒さは誤算でした◆◆◆
松手山から先は妙に時間がかかりました。それほどペースを落としたつもりはないのですが…。平標山に到着すると今度は東側の視界が一気に開けます。大展望を肉眼で楽しみ、さらに写真を撮りまくります。
しかし立ち止まっていると結構寒いです。まだ時刻が早く気温が上がっていない上、風がかなり強いので休憩もそこそこに先へと進みます。ペースを上げて歩いていると寒さはそれほど気にならないのですがせっかくの稜線独占なのでダラダラと歩きたい。ここまで上は半袖Tシャツのみで耐えてきましたが、平標山から少し降りたところのベンチで休憩する時に手袋を装着し、カッパの上を着こみました。フリースは忘れてきてしまったもので…。
カッパの上と手袋で防寒は充分になったので、遠慮なくダラダラ歩きます。相変わらず見渡す限り人は誰もいません。やや霞がかっているものの遠望もまずまず。至福の稜線歩きにまたしてもバカ笑い。これこそ私の求める山行ですね〜。
そして仙ノ倉山に着くと谷川連峰主脈縦走路がトマの耳へと伸びています。これはたまりませんな〜。アルプスに匹敵するスケール感があります。いつか必ず歩きたいコースですね。私の力量では日帰りはギリギリなので馬蹄形縦走と合わせて2泊かな〜。うん、これは行かなくちゃです。その他にも至仏山、燧ヶ岳、武尊山、越後駒なども見ることが出来ました。
本当ならお湯を沸かしてカップラーメンとコーヒーを楽しみたいところです。しかしこの時点ではまだ結構風が強く、ストーブを使うのは難しそうだったのでたっぷりと山頂独り占めで景色を堪能したら平標山へと戻ります。
◆◆◆日が高くなると一気に暑くなりました◆◆◆
平標山への戻り道でこの日初めて他の登山者とすれ違いました。その後一気に5人ほどすれ違ったところを見るとバスの時間の絡みなんですかね?
往路で休憩したベンチの辺りまで来ると風も結構弱まり、気温も上がってきたのでかなり暑くなりここでカッパと手袋は脱いでしまいます。その後朝の寒さが嘘のように一気に暑くなりました。風もほぼ無風になったので虫がまとわりついてきます。平標山の家に到着したら小休止。冷たい水がジャンジャン出ていて有難かったです。
平元新道での下山は完全に夏山モード。林道脇に咲く花を眺めながらゆるゆると歩き、何故か三国小学校の脇に出てしまいました。おかしいな〜、どこで間違えたのだろう?
◆◆◆感想◆◆◆
視界の開けた稜線歩き、平日なのでほぼ独占状態、天気もまずまず。私にとって理想の山行でした。特に谷川連峰主脈の稜線の美しさは素晴らしい。強いて不満点を挙げるとすれば、やはり花がまだピークではないことくらいかな。ま、それはわかってたことですし、思ったよりは花も咲いていたのでOKかと。
近々花もピークを迎えるでしょう。稜線まったり派の方には是非お勧めします。
muscatさん、こんばんは!
今回はドツボでございます。こういう山ホントに大好物です!
金曜日は晴れだったので「muscatさんどこか出かけたかなぁ?
実は僕も29、30日と休みで火打山あたりをテント担いで歩いてこようと思ってたのですが梅雨入り
でも梅雨入りしたものの結局雨降ったのって29、30だけですよね。今週も晴れそうですし、気象庁から梅雨入り撤回とかでそうな感じですね。
それにしても平評に仙ノ倉、ホントにサイコーですね。muscatさんのウキウキしてる感じが伝わってきます。
という事で僕も行きたい山リストに追加決定です〜。
muscatさん、はじめまして、
先月中旬に仙ノ倉に行ったgaiaと申します。
私も先月muscatさんと同様に、
我慢できずに花の時期には程遠いのですが強行してしまいました。
さしずめ、1分のバリカタのカップラーメンでしたw
ただ美しい残雪が豊富だったので、
それはそれで綺麗だったので良かったんですが…。
お写真を拝見すると松手山前後の雪稜はすっかり無くなって、
もう夏道なんですね。
相変わらずの絶景に高山植物となれば、
これからの季節は仙ノ倉も最強でしょう。
こんばんは、zawadaさん。
コメントありがとうございます
>今回はドツボでございます。こういう山ホントに大好物です!
きっとzawadaさんはハマるだろうな〜、良い偵察山行だな〜
と思いながら歩いていました。
谷川岳から平標山の主脈縦走も良さそうですよ。
zawadaさんなら日帰りも充分可能だと思います。
平標山登山口から越後湯沢行のバスと上越線を上手く使えば
バッチリです。本数が少ないので綿密な計画が必要ですが。
これからバンバン花も咲いてくるので是非行ってみて下さい。
私ももう1回行っちゃおうかな〜
はじめましてgaiaさん。
コメントありがとうございます
実はgaiaさんのレコを拝見するまでは平標山も仙ノ倉山も
私の行きたい山ランキングではノーマークの山でした
しかしレコを拝見して開放的な稜線の景観にやられましたよ。
ランキング外から一気に初登場1位に躍り出て正に期待の超新星
おかげさまで素晴らしい山行になりました。
>1分のバリカタのカップラーメンでしたw
バリカタでも大分美味しく召し上がったようですね
私もちょっと固さが残っていたようなのでもう1回行っちゃおうかなと
本気で考えています。登山道からは雪はなくなっているので
踏み抜き地獄ももうなさそうですしね。
ホントgaiaさんの素晴らしいレコのおかげです。ありがとうございました
すみませーん
全然知らない山でーす
でもmuscatさんが楽しまれた様子がものすごく伝わってきます
写真なんかもキラキラした感じで、前回のレコと全然違います〜
でも写真からだと風が強かったというのはあまり分かりませんね
これだけ稜線が開けていると風が弱まる場所がないですものね
うちもそろそろ山行きたいな〜
こんにちは、CATさん。
コメントありがとうございます
中々読みにくい山名ですよね〜。
上越方面の山には疎いとおっしゃっていたCATさんですから
ご存じないのも無理ないかと思います。
自信なさげに「ひらしべやま?」と書く感じは可愛いですね
平標山・仙ノ倉山ともにヤマレコの新しい機能で見てみると
圧倒的に6月に登られているみたいですね。
やはり多彩な高山植物が見ものなので、皆さんその時期を狙うのでしょう。
神奈川県からですとCATさんの苦手な首都高経由か都内一般道経由で
大変そうですが、機会があったら是非行ってみて下さい。お勧めです
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