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記録ID: 3047658
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越

阿寺山・五龍岳 残雪期チャレンジ 絶景稜線へ

2021年04月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:20
距離
12.3km
登り
1,419m
下り
1,404m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:49
休憩
0:31
合計
7:20
5:41
193
スタート地点
8:54
9:09
22
9:31
9:31
55
10:26
10:41
30
11:11
11:12
109
13:01
ゴール地点
この時期は日の出が早くなってきているので、早朝からスタートできた。
急登の尾根道をトレースを作りながら進んだが、比較的早い時間に阿寺山に登頂できた。一休みしてから、五龍岳に向かう。
雪原を抜けて五龍岳のクラックだらけの尾根道を突破し、五龍岳頂上に立つ。
帰りは緩んだ雪面に足を取られながら、阿寺山を横切り、ズブズブの急登を下る。
下りは勢いのまま、一気に下山できた
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
除雪されている道の行き止まりにある駐車場(7〜8台)に駐車
手前の橋付近にも数台駐車可能
コース状況/
危険箇所等
駐車場から雪の林道を進み、尾根の登り口に到着。
登り口は雪解け状況により違うと思うが、藪を越えて尾根に取り付いた。
他の方は、川にかかるわずかなスノーブリッジを越えた形跡もありましたが、これからの時期はいつ崩落するかわかりませんので、遠慮しました。
その後、残雪期の稜線を登ります。途中には雪がなくなり、少し藪漕ぎするところも。
雪が少ないところはツリーホールや雪面崩落の危険を考えて、自分で判断したほうが良いです
その後は急登に次ぐ急登が待っています。ピークを越えたら次のピークが待っているので心が折れそう。
当日は比較的気温が高く、アイゼンで急坂に蹴りこむと安定して登れたので、ピッケルは使用しませんでした。
何度もこんなところがルートなのか?と地図を確認しながら登っていました。
自分ともう一人の方で交代しながらルートを作って上ることになった。トレースが薄いのと、あちこちにルートがあって、どれが正解といったことでもない。ただ、ピンクリボンを見つけると、やはりうれしい。

ようやく阿寺山が見えたら周囲は一面の雪原。
阿寺山山頂はクラックが入ったところは立ち入らないように注意
五龍岳の登りは更に崩落が激しく、尾根側も雪庇側も至る所にクラックが入っている。危険なところは、尾根の右側に外れてトラバースルートを作って登った
五龍岳頂上は雪庇が張り出しているので接近注意。
入道岳も急斜面でクラックが多く、登られる際には注意が必要です。
お昼頃には気温が上がって雪が腐ってズボズボ。といってもワカンを使うことはありませんでした。
登山口の駐車場に到着。先客は2台。釣客1名。
登山口の駐車場に到着。先客は2台。釣客1名。
先行する釣り人は途中で沢に入ってしまった。
正面が登る尾根
先行する釣り人は途中で沢に入ってしまった。
正面が登る尾根
何とか藪をかき分けて、登り口をつくり、尾根に這い上がる
何とか藪をかき分けて、登り口をつくり、尾根に這い上がる
この後はひたすら急登になるので、アイゼン装着
この後はひたすら急登になるので、アイゼン装着
残雪期なので、一部雪がなくなり、わずかな区間、藪をかき分けて登る
残雪期なので、一部雪がなくなり、わずかな区間、藪をかき分けて登る
あとは、ツリーホールを避けて上を目指す
あとは、ツリーホールを避けて上を目指す
ピンクテープ見つけた!
ピンクテープ見つけた!
おぉ ようやく八海山が見えた
2
おぉ ようやく八海山が見えた
春はもうそこまで
春はもうそこまで
陽のあたらない急斜面を黙々と登る
陽のあたらない急斜面を黙々と登る
お隣りは高倉山?
お隣りは高倉山?
八ツ峰のギザギザと最高峰の入道岳
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八ツ峰のギザギザと最高峰の入道岳
まだまだ、先が見えない急登が続く
まだまだ、先が見えない急登が続く
登り切っても次の急登が待っている
1
登り切っても次の急登が待っている
やっと巻機山の姿が見えてきた
2
やっと巻機山の姿が見えてきた
ようやく尾根を突破して、雪原に出た
あの先に頂上が・・・
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ようやく尾根を突破して、雪原に出た
あの先に頂上が・・・
巻機山・金城山
2000m付近は怪しい雲が一面にかかっている
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巻機山・金城山
2000m付近は怪しい雲が一面にかかっている
見えた!阿寺山
1番乗りの特権。雪原に自分だけのトレースを残す
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見えた!阿寺山
1番乗りの特権。雪原に自分だけのトレースを残す
阿寺山 到着。
クラックがすぐそこに。
阿寺山 到着。
クラックがすぐそこに。
入道岳とその尾根の下に目指す五龍岳
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入道岳とその尾根の下に目指す五龍岳
奥には越後駒ヶ岳と中ノ岳の稜線
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奥には越後駒ヶ岳と中ノ岳の稜線
三ツ石山、牛ヶ岳、巻機山、割引岳とつながっている稜線はあいにく、雲の中。下には三国川ダム。こちら側からのトレースもあった
三ツ石山、牛ヶ岳、巻機山、割引岳とつながっている稜線はあいにく、雲の中。下には三国川ダム。こちら側からのトレースもあった
比較的早く登ってこれたので、阿寺山を下り、五龍岳を目指す
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比較的早く登ってこれたので、阿寺山を下り、五龍岳を目指す
一面に広がる雪原を独り占め
風もなく、気持ちイイ
3
一面に広がる雪原を独り占め
風もなく、気持ちイイ
絶景稜線を見ながら進む
1
絶景稜線を見ながら進む
八海山と中ノ岳の縦走路にある難所 オカメノゾキ
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八海山と中ノ岳の縦走路にある難所 オカメノゾキ
残雪期でもこの絶景
残雪期でもこの絶景
五龍岳への登り。予想通りクラックが。
五龍岳への登り。予想通りクラックが。
雪庇の崩落が怖くて、右側に近づけない
わずかに出ている尾根の藪を進む
雪庇の崩落が怖くて、右側に近づけない
わずかに出ている尾根の藪を進む
五龍岳まであと少し
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五龍岳まであと少し
あっちもこっちも崩れそう
尾根の左側に出て、トラバースルートを作りながら進んだ
あっちもこっちも崩れそう
尾根の左側に出て、トラバースルートを作りながら進んだ
入道岳が尖っている
1
入道岳が尖っている
五龍岳 あと少し
1
五龍岳 あと少し
無事到着。雪庇越しに越駒
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無事到着。雪庇越しに越駒
腰を下ろして登ってきたルートを眺めて、ランチタイム
2
腰を下ろして登ってきたルートを眺めて、ランチタイム
中ノ岳への縦走路
今の時期まだ入れそうもない
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中ノ岳への縦走路
今の時期まだ入れそうもない
入道岳と越駒の間には、守門や浅草など
入道岳と越駒の間には、守門や浅草など
いつか登れる時は来るのだろうか?
自分と同じルートを先行していた方は、これからチャレンジするそうです。
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いつか登れる時は来るのだろうか?
自分と同じルートを先行していた方は、これからチャレンジするそうです。
さて、自分は帰ります
さて、自分は帰ります
早速、クラック地帯で片足を踏み抜く
怖ぇ〜。片足踏み抜いたら、すぐに受け身を取って、もう片足を踏み抜かないようにだけ、心掛けた。
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早速、クラック地帯で片足を踏み抜く
怖ぇ〜。片足踏み抜いたら、すぐに受け身を取って、もう片足を踏み抜かないようにだけ、心掛けた。
クラック地帯を抜けたら、絶景を楽しみ、上り返す
1
クラック地帯を抜けたら、絶景を楽しみ、上り返す
えぇ天気
空が青い
のんびり
おぉ 阿寺山には無数のトレースが。
沢山の方が登られた様子。五龍岳方面は自分を含め2人だけだった。
おぉ 阿寺山には無数のトレースが。
沢山の方が登られた様子。五龍岳方面は自分を含め2人だけだった。
歩けそうなところを自由に歩ける
歩けそうなところを自由に歩ける
いよいよ、急登を下る。
ヒップそりで下った人が多い。楽しそう
いよいよ、急登を下る。
ヒップそりで下った人が多い。楽しそう
雪はズブズブ。けど足を取られるほどではなく、急登を勢いつけて下るにはちょうどいい。
雪はズブズブ。けど足を取られるほどではなく、急登を勢いつけて下るにはちょうどいい。
ブナ林を下りやすいところから下ってきた。
登りとは違うルートを探すのも楽しい
ブナ林を下りやすいところから下ってきた。
登りとは違うルートを探すのも楽しい
ようやく尾根を下り切った。
下り切ったところで踏み抜いて、プチ滑落したのは御愛嬌
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ようやく尾根を下り切った。
下り切ったところで踏み抜いて、プチ滑落したのは御愛嬌
稜線を見上げる
駐車場に帰還
麓から。八ツ峰・入道岳・背後の中ノ岳・阿寺山の白い稜線が連なる。お疲れさまでした。
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麓から。八ツ峰・入道岳・背後の中ノ岳・阿寺山の白い稜線が連なる。お疲れさまでした。

感想

残雪期の不安はあったが、無事に阿寺山、五龍岳に登頂できた。
標高の低いところは、雪がなく藪を進むところや、稜線のクラックを避けながら登るなど、残雪期の洗礼を受けた。
それでも、頂上付近は一面の雪原が残っており、登った甲斐があるというもの。

阿寺山への急登は、予想はしていたが急登好きの人には堪らないだろう。
次々に現れる新しいピークと、登っても登ってもどんどん急角度になる坂、登山者を試すが如く一直線に登るルートは、積雪期のみ楽しめるコースだった
今度は厳冬期にチャレンジしたいものです。

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