《奥美濃・越美山地》能郷谷から辿る能郷白山 〜メガネ登山の煩わしさを思い知った日
- GPS
- 09:08
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
08:30 登山口 08:40
09:20 旧登山口 09:28
12:00 白山権現社 12:05
12:08 能郷白山山頂 12:12
12:15 白山権現社 13:45
15:13 旧登山口 15:20
15:50 登山口 15:56
16:38 能郷谷林道ゲート
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
能郷白山神社を右手に通過した後もそのまま道なりに進む。 林道ゲートが設置された手前に、路肩を含めて10台弱の車が停められそうなスペースがある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース図● ・手描きです。破線を辿っただけですから、正確ではありません。 ●登山ポスト● ・根尾能郷の能郷白山神社前に登山届ボックス(電話ボックス改)あり。 ●登山道の状況● <林道ゲート〜登山口> ・3km以上の道のりを歩く。 ・路上河川が2箇所あり。 ・登山口近くに過去の災害の影響で崩壊している箇所あり。 ・獣糞が多く落ちている。谷筋が並走しており、水を得に集まるからなのか、 獣の匂い、気配は登山道と比べても多い気がする。 <登山口〜旧登山口> ・登山口直後の渡渉は、水量が多いと危険を伴う。足下の岩が濡れていると物凄く滑る。 ・渡渉後の急登ポイント(ロープ設置)は特に下りにて注意が必要。 <旧登山口〜山頂・白山権現社> ・前山まで登ってしまえば、傾斜は比較的緩やかになる。 ・能郷白山の登り終盤と白山権現社手前に残雪があるが、アイゼンまでは必要としない。 ●下山後の温泉● うすずみ温泉 四季彩館 http://www.usuzumi.or.jp/ |
写真
感想
本来なら能郷白山へ行く予定だったのを急遽、山開き前の夜叉ヶ池行きに変更したのが一週間前。
能郷行きの予定は翌週へとそのまま移行。ところが...
その翌日だったか翌々日だったか、東海地方は予想外の早さで梅雨入りが宣言されてしまいます。
新緑の能郷白山は諦めることにしました。が...
それから既に一週間ほど過ぎたにも関わらず、纏まった雨の降る気配は全くありません。
6月2日。一度は諦めた能郷白山に行くことにしました。
岐阜県本巣市の最深部にある『道の駅うすずみ桜の里・ねお』
ここに辿り着いたのが6月2日の午前3時。早く着き過ぎでしょうか?
・・・遅過ぎです。まだこれから眠らなければならないのです...
3時間の仮眠から目覚めるとフロントガラスに雨粒...。今日も前途多難の予感です。
麓の能郷白山神社を参拝後、神社脇に設置してある登山届ボックスに登山届を提出し、
林道を進んだ先にある、閉じたゲートまで車で移動します。
そこから登山口までの距離が3km以上。今週も林道歩きからスタートです。
この林道のすぐ隣には能郷谷が並走しており、林道上にも2箇所の路上河川があります。
獣の匂いや気配、アスファルトの上に残されている糞の数は、登山道のそれを大きく上回ります。
この林道周辺は動物たちの水場になっているのでしょう。
登山口を通過した直後に現れる渡渉ポイントはある意味、このルート中最大の難関と言えます。
水量が多く、流れが激しい時は岩の上も濡れており、これが本当に良く滑るのです。
この日も例外ではなく、カメラと電話をビニール袋に入れ、両足と両ストックに全神経を集中させて渡りました。
渡渉の後は連続の急登ポイント。ロープが設置されていますが、踏み外すと危険なので移動(特に下り)には注意を要します。
湿度も飽和状態でしたが、実はここ3日間で睡眠を10時間程しか取っていなかったことが最大の原因でしょう...
この辺りで既に汗が止まらず、バテ気味になっていました。
首に掛けたタオルで顔を拭うと...メガネを掛けたままだったので、レンズが汗でベタベタになってしまいます。
普段、休日に屋外で活動する時などには使い捨てのコンタクトレンズを使用しているのですが、
今回、うかつにも在庫を切らしてしまい、これが初めてのメガネ登山でした。
いざ実践してみるとこれがまた想像以上に煩わしく、難儀しました。
こんなに大変だったんですね。思い知りました。
旧登山口を過ぎてしばらく歩き、前山まで来ると、そこからは傾斜もそれまでに比べて緩やかになる上、
そこまでの道中で一切拝むことのできなかった能郷白山が間近に突然現れることもあり、テンションが一気に上昇します。
ここで見られる山容が雪に覆われた神々しいものであったのなら、感動も尚更なのでしょう。
白山権現社にかけての斜面にはカタクリが群生し、その花を沢山咲かせていました。
ザゼンソウも見たかったのですが、こちらは見つけられません。時期が遅かったのでしょうか?それとも...
[b]自分のように体調管理もままならぬ状態で山に登るような不届き者[/b]には見られない仕組みになっているのでしょうか?
温見峠から登れば、短い時間で頂上まで辿り着くことも可能な能郷白山ですが、
やはり自分は時間を掛けて歩く能郷谷のルートの方を気に入っているみたいです。
今秋も再訪したいと思いました。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
コメント
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能郷白山は、脳郷谷から登ってこそですよね。
途中、まったく姿が見えないのに
前山で忽然と姿を拝めると
ゾクゾクしますね。
カタクリが、まだたくさん咲いてるとは
気象の厳しさが伝わります。
雨中登山、お疲れ様でした。
油断は禁物です。
今晩は!!
梅雨の登山、雲や森を眺めながらもいいなぁ〜などと写真をスクロールしていると、名前・デザート付きの豪華ランチが!!
やはり貴殿のレコをコーヒーを飲みながら拝見するのは危険ですね。
31の写真、ガスの上り方がいい
komakiさん、こんばんは。
遠くから見ても迫力のあるあの山容が、突然間近に現れる
あの瞬間には、言葉では表現し難い衝撃があるように感じます
焦らされることが更なるスパイスとなっているのかもしれませんね。
カタクリの花があんな大規模に群生しているとは思ってもいなかったので、
もう終盤だったとはいえ、何か得した気分でした
fuararunpuさん、こんばんは。
オムライスの卵のキャンバスにケチャップで何かを書こうにも...
名前ぐらいしか思いつきませんでした。
もっと気の利いた何かを書ければよかったんですけどね。
次回は何を作るかな...
ちょっとエスカレート気味なのが心配の種です
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