多田ヶ岳 〜遂に因縁の山を登った〜 [福井県 小浜市]


- GPS
- 04:57
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,284m
- 下り
- 1,278m
コースタイム
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 4:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道全体がほぼトラバースで、直下付近のトラバースは急斜面なので注意。 そして序盤はルートが分かりづらいのでしっかり地図と見比べよう。 秋の間9月30日〜11月末まで立入禁止です。 |
写真
感想
4月になり花も見頃を迎える時期だ。
だけど、ここ最近の天気は週末に崩れる事が多くなり中々登山に行けない事もある。
こうして週末に崩れるパターンに入ると、暫くの間はこの周期が続くのだ。
なので登れるときに登らないとダメなのだ。
前置きが長くなったが、この週は日曜だけの休みで貴重な晴れなので多田ヶ岳に決めた。
この山は2度登山に失敗しており、1回目は11月末に来てしまった事、2回目は冬に行くも登山道入り口がボーボーに生えた草で分からなかって断念したものだ。
この時期しか多分良い条件は無いと踏んで、3度目の正直を試みる。
妙楽寺の駐車場に停めて林道を歩いて、草ボーボーだった登山口に行き着くと、見事に草ご刈られていて分かりやすかった。
ようやく1年と3ヶ月越しに登山道を踏めた。
その登山道はお世辞にも分かりやすい登山道では無いが、歩けるだけマシなのだ。
沢沿いを歩くだけあって、トラバースや渡渉が目立つ。
沢から離れて尾根までの間も地味な雰囲気のトラバースで、どうもパッとしない気分だ。
尾根に登り詰めた辺りでイワカガミが一輪咲いていてようやくテンションが上がる。
しかし気持ちの良い尾根道を歩けるのも束の間、目の前に岩のピークが立ちはだかり、登山道はそれをトラバースする感じで付けられているみたいだが、あまりの樹林帯の長さにウンザリした俺はその尾根を登り詰める作戦に出た。
尾根への登りは両手を使うこともあるので優しくはないが、イワカガミが咲き乱れる斜面に魅了されていたので疲れはしなかった。
そして登りきった岩の上からは高島トレイルを中心とした東側の景色が拝められた。
気持ち的にも癒やされたので、尾根を進んで正規のルートと合流する。
登山道の周りには椿の他にタムシバも多く咲いていたのでどんどんテンションも上がる。
暫く歩くと急斜面のトラバースが待ち受けており、ここだけは注意して歩こう。
それを過ぎるといよいよ山頂直下だ。
この直下もまたトラバースが中心で、結局最後までトラバースとの付き合いになった。
最後の急坂を登りきれば山頂で、そこからは単独峰ならではの360℃の大展望だ。
展望の詳細は写真の通りで割愛させてもらうが、苦労して登る価値はここにあるものだ。
俺の場合は2度失敗しているので余計にだ。
登山者は何組か居たけど、皆抜いて来たので暫くの間を独り占め出来たのがまた嬉しい。
帰りは来た道をただそのまま戻る感じだが、例の岩の尾根だけは正規の登山道を使って下りきった。
意外と登りもそうだが下りも時間が掛かった。
それもその筈で、スタート地点の妙楽寺の標高はなんと20mしかないのだ。
若狭地域はこうした山が多いのが特徴だな。
この山は春の花しか咲かない感じだったので、間違いなくベストシーズンはこの時期しか無いだろう。
天気が安定しないこの時期でチャンスをものに出来て良かった。
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