若狭・小浜駅から野代コース─多田ヶ岳─多田コース─東小浜駅


- GPS
- 05:16
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 801m
- 下り
- 803m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:16
天候 | 晴れ後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉541━628金沢702━824福井830━922敦賀950━1057小浜 <かえり> 東小浜1631━1733敦賀1740━1811武生1845━1900福井1912━2030金沢2040━2127小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
足許が不安定なトラヴァースが多い。積もったスギの葉や倒木でコースが不明瞭な箇所も。 |
その他周辺情報 | 武生駅で途中下車し、『アルプラザ武生』で買い物。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
シェラフ
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感想
JR小浜線の小浜駅から野代コースで多田ヶ岳に登って来た。帰りは多田コースで下山し、東小浜駅に降りる計画。3月8日に小浜市の天ヶ城山に来てるけど(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7876681.html)、あれは多田ヶ岳の残雪の状況の下見の目的だった。その時には多田ヶ岳にはまだ雪があるのを確認。そろそろ解けただろう…と、ホントは前週に向かうハズだったけど、季節外れの寒波の影響で比良の権現山に行き先を変更(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7961275.html)。サクラも咲き、天候に問題ない4月5日に挑戦となった。
多田ヶ岳登山は、今や名前の由来たる多田コースではなく野代コースがメインルート。多田コースは林道歩きが長いのが嫌われてるようだけど、事前の情報だと野代コースもトラヴァースが長いようで、上りはともかく下山が大変そう。そこで上りに野代コース、下りに多田コースを使うことにした。帰りは16時台の小浜線の列車に乗りたかったので、もし時間に余裕が無いのなら、逆コース(東小浜駅スタート、小浜駅ゴール)にしようと思ってた。理由は小浜駅スタートだと跨線橋を渡る必要があるのでその分タイムロスが発生するからだけど、計画を立ててみるとそこまでギチギチにしなくても間に合いそうだったから、予定通り、小浜駅スタートとした。
4週前に降り立ち、ある程度勝手知ったる小浜駅を11:02に出発。線路沿いに東に向かい、歩行者用の伏原踏切を渡り、国道27号に出る。そのまま南川を渡って国道162号を少しだけ歩くと脇道に逸れて、今富小学校のほうへ進む。富士河口湖町では『富士山ローソン』なるものが外国人観光客にウケ、観光公害が問題になってるけど、どこが面白いのか全く解らない。ローソンがあったので、せっかくだから『多田ヶ岳ローソン』の写真を撮ってみた(笑)。
洞源寺のほうに進み、舞鶴若狭道の下をくぐる。どれだけ入居者が居るのかアヤシい団地の横を通り、多田トンネルからの道を横断すると野代集落で、妙楽寺の駐車場に到着。ここから標識に従い、林道に入る。まだ生きてる林道のようで、軽トラが数台行き交う。未舗装林道であまりコンディションが良くない路面のためジョギングシューズからトレッキングシューズに履き替えたかったんだけど、登山口に着くまでは我慢のつもりだった。川を渡って林道がふた股に分かれるところが車道の終点にみえたので、ここで靴を履き替えたんだけど、そこは林道終点ではなく、まだまだ林道は続いてた…。靴を履き替えた場所から3分ほどの歩きで、登山口に到着。いきなり滝の横を高巻きする上りから始まり、ロープが張られてる足許が悪い急登が登場。頂上に至るまで、基本尾根歩きは無く、斜面のトラヴァースが多い。また、雪解け後の登山道整備が入る前の時期であることを割り引いても堆積したスギの葉・折れ枝や雪の重みで倒れた木々などで登山道が判別しづらく、コースサインを見失うことが無いよう、慎重に進むことを余儀なくされた。スギの植林地のため、どこも同じような景色で、道を外したら迷うこと必至。
・488 mピークのあたりでようやく目指す多田ヶ岳が間近にみえる。間には大きな谷が横たわってるので、ここで進行方向を大きく転回させ、稜線沿いに縦走し大きく迂回する形となる。尾根歩きは最初のうちだけで、すぐにまたトラヴァース道になる。昔はそのままトラヴァースで鞍部に向かったんだろうけど、危険な状態になったんだろう、不意に急登が始まった。そして高巻きした分、下りて鞍部に到着。標高550 mくらいをキープしたトラヴァース20分ほど続く。靴を履き替えてから1時間半以上歩きづめだけど、休憩適地もそうそうないので頂上まで我慢。ここまで高度が上がると小浜湾の景色がみえるようになってるけど、木々が視界の邪魔をする。多田コースとの合流点に着いたのは、13:52。ロープ張りまくりの危険箇所で休憩適所も無いし、すぐに頂上だし…で、そのまま通過し頂上を目指す。足許が不安定な斜面をジグザグに上っていき、14:08に多田ヶ岳頂上に到着。
「日本庭園のような頂上」と呼ばれることもある多田ヶ岳の頂上だけど、庭石のような巨石や木々の生え方がそう呼ばれる所以だろう。展望は360°で、若狭湾の青葉山、久須夜ヶ岳、遠くは白山、手前の三十三間山、百里ヶ岳、飯盛山などの若狭山などバッチリみえた。
帰りの電車の時間もあるので、14:18に頂上を出発。最初は多田コースとの合流点までの下りだけど、こんなところ上ったっけ?…と思うほど急で、足許も不安定にみえる。慎重に合流点まで下り、多田コースに入る。最初のうちはロープが張られた狭く不安定な下りだったけどすぐに尾根に乗り、しばらくは久しぶりの尾根歩き(苦笑)。すぐに沢筋に下り、沢の渡渉を繰り返す。布ヶ滝が近くなるとコースは右岸に固定される。意外に落差のある布ヶ滝を見送ると、また足場が不安定なためまたロープ場出現。やがてひょっこりと林道終点の多田コースの入口に到着。あとは数時間前のトラヴァースの緊張のカケラも無い林道歩きが30分ほど続き、クルマの往来がそれなりにある遠敷トンネルの西口(林道入口)に出て、しばらくこの車道を往く。多田寺の標識に従い多田寺のほうに右折するとクルマの往来から解放される。時間的に多田寺の前には観光客のクルマはほぼ無し。多田ルートは『ヤマレコ』の『らくルート』に設定がないため、計画を立てるにあたって手動でコースを登録したけど、頂上から多田寺までの5.4 kmを「70分」と設定してたけど、実際には105分かかった…。このオーヴァー分が致命的で東小浜駅16:31発の電車に乗り遅れるか…と思いきや、もともと行程に余裕があったので、走ったりするような場面はナシ。
国道27号のほうに進み、国道を横断して一本北側の筋に出て右折し、東小浜駅の前に出る。小浜市総合福祉センターと一体化した建物の東小浜駅に16:18に到着。
『小浜山の会』のホームページでは野代コースを「初級コース」として紹介してるけど、スギの落ち葉や折れ枝が堆積し倒木も多くて登山道が見えづらいためルートファインディング能力が試され、足許が不安定なトラヴァース区間が長い野代コースは中級以上向けでしょう。多田コースは危険箇所が相対的に少ないので、野代コースよりはマシ。
東小浜駅ホームで敦賀ゆきの電車を待ってたら、実家の整理に来てたという地元出身のかたに「どこに観光に行かれました?」などと声をかけられたので「多田ヶ岳」と答えたら、「ワシ、小学生の時に学校登山で登りましたワ!」などと言うではないか! そのオジサンが小学生だったのは半世紀も前のことなので今の山の状態に当てはめるのは良くないことは承知だけど、今の多田ヶ岳の小学校の学校登山は「無理ゲー」だと思う(苦笑)。ちなみにオジサンの時分は、小学生が多田ヶ岳、中学生が三十三間山、高校生が青葉山だったそうな。私はこれらの山に全て登ってるけど、難易度、逆転してね?(苦笑)
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