高根が原 三笠新道より
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- GPS
- 05:12
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 758m
- 下り
- 745m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは雪で非常に判りづらく、ヒグマセンターの開始を待った方が無難です。そのうち層雲峡ビジターセンターで発表されるのではないかと |
写真
センター開く前は一般客が入れる状態ではないし、入らないということで・・・。森林パトロール準備中の人にも怒られなかった。が、今日以後どうなるか知らない。
感想
本当は昨日半休、今日明日休みでアツモリソウ見物の礼文岳ついでに利尻の考えだったが、月初めに行事仕事が入り、問い合わせを忘れていた自分のも悪かったので、諦めて別の所をといった時に、高原温泉開通の予定が6/10に決まり、更に銀泉台開通が未定になり、雪の羅臼湖に極めて若干の後ろ髪を引かれつつも、大雪山系連投に出発。
週末天気が良かったので、沢山の山レコが上がってきてチェックばかりしていて夜更かし、少し寝坊で出発。大雪湖でトイレを済ませ、林道に入るとノロノロ運転の車。追い越させてくれたらいいのにとイライラしながら上って行くと、途中で滝を見つけて急停車、思わずクラクション鳴らして追い越す。
高原温泉に着くと想像以上の雪。高原山荘は営業しているようだが、外のトイレは閉鎖中。済ませてきて良かった。ヒグマセンターと森林パトロール小屋は閉鎖中。ネットで過去の記録を調べ、柵を越えて入っている記録も結構あるので、そのつもりで来たが、さて行っていいものか?とウダウダ悩みつつ準備していると、しばらくして先程の車が上がってきてセンターの脇で登山準備。シートラブーツで寄って行くと、愛想の良い方で、当然という感じで沼の方へ行くという。しかも三笠新道でクマが出ているという要らぬ情報まで。それでは滑っている場合ではないかな?と言うと、大丈夫だ。と背中を押されたので出発(最初から行くつもりだったが・・・)。しかし、何処かで見た感じの人(と他2人)だ。函館ナンバーだし、もしかして大雪の写真で超有名な人だったかも?と帰りに聴くつもりだったが、どうやら水芭蕉ポイントで帰ったようだ。
最初の靴洗い沢を越えるとすぐ雪。いつもは開いてから入るので道案内は完璧だったが、今日はそうはいかないのは想定済み。昨年秋の沼巡りのログを見ながら夏道に忠実に進もうと心掛けるが、雪の森はさっぱり何処を進んでいるのか判らない。それでもヤンベ温泉の橋まで着く。が、橋は流され気味で傾ぎ、最初の二つは渡らず、三本目は渡るしかないが、斜めっているので、真ん中ビビって匍匐前進したら手に大きなとげが刺さった。とりあえず、第一関門突破で、次の関門、土俵沼下の渡渉ポイントを目指すが、此処もまたさっぱり何処に居るのか判らない。沢は雪で埋まっているので、此処か?と思うとiphoneは更に上を指す。完全にiphone頼みで全く痕跡の無い土俵沼、芭蕉沼へ。此処からは森の中では無いので、雪があろうが何度も来た道、沼を復唱しながらどんどん登り、一つだけ完全に出ている湯の沼を越え、鴨沼を通り過ぎ戻り、心配だったえぞ沼のトラバース。が、あの気持ち悪い位深そうな沼がほんのちょっと水が溜まっているだけ。そのまま登ったら、大学沼の奥の沼っぽいところに行ってしまった。何も無い大学沼の脇を通り、いつも綺麗な式部沼はほんのちょっと出ていたので、上から数枚。高根が原の崖の雪庇が気持ち悪いので、あまり寄らないように、何もない高原沼の縁を渡ろうとすると、右奥に不思議な形の綺麗な沼が。馬蹄形のエメラルドの沼、地図で確認すると渕無し沼。夏道が近くに無いので、さっぱり知らなかったが、本当に綺麗だ。見つけてラッキー。でも、遠目で撮影、帰りに寄るってことで、先に進む。
所々島のようにブッシュが在り、クマさんが居ると困るので、時々声をあげながら進むが、ありゃ三笠のログが無い。そうだ、秋のを見ていた。春のを見ねば、と遡るがログが無い。去年の春はガーミンで取っていたようだ。まあ、雪の三笠新道は何度も来て記憶にあるので、適当に尾根を越え、上を見るとシュプールが。既に昨日来た人が居るのか?キックで登るが、此処はいつも所々とてつもなく硬い氷が存在する。探しながらは面倒なので、久々のアイゼン装着。トラバース気味に急斜面を避け上って行くと、呆気なく高根が原すぐそこ。さて、ハイマツの中の道は何処?見渡しても判らないので、地図を頼りに(結構地図中の道は当てにならないことが多いので)端から当たっていくと大体地図通りに赤布が。当然アイゼンは外し、シートラで突入仕掛けたが、上の近くに滑るところも無いし、デポ。
エゾイチゲとショウジョウバカマの咲くハイマツ帯はいつもより短く感じ、呆気なく高根が原へ。ミヤマキンバイ、コザクラ、ミネズオウ、キバナシャクナゲのチラホラ咲く分岐に着くと、忠別の向こうにトムラウシが。旭岳も、当然白雲、緑も見える。もう少し展望の良い所をと小屋方面の高台へ少し歩き、石の上でコーヒータイム。今日は美味そうなスイーツが無かったので、行動食のモーニングサンダーとチビサンダー、ドロドロに溶けているかと思ったが、無事だったので、ついでにもう一つスニッカーズミニも消費。暑さに強い行動食を買おう。と、白雲小屋の方から人影が。近寄ってくる姿を眺めていたら、妙に背中の荷物が長い。あれ、シートラだ、と出会った人は緑を越え、白雲にスキーブーツで登ってきた超強者だった。
で、帰り道案内がてら一緒に滑って帰ることに。先に滑るが、ヒョイヒョイ来てしまうので、さっぱり滑りを見ることが出来ず、恒例のシュプール撮りも今日は止めて、沼巡り初めてだと言うので、拙い案内をしながら、ヤンベ温泉の橋まで。後は大丈夫なので、先へ行ってくださいと言われたので、帰りは最初の橋を立ったまま渡り、二本目岩を渡り、三本目、滑る濡れた橋を渡ろうと片足を乗っけ、もうひとつと思ったら、残った足のブーツの先端が岩固定の金網に引っ掛かり、取ろうと動いている間に橋の上の足が滑り、シートラのまま背負い投げ、橋の上に投げられ(ザックが在るので痛くない)、今度はビンディングが引っ掛かり、悪戦苦闘。それでも何とか川に落ちず、嗚呼見っともない姿を見られてしまった。無事に2人渡ってからチンタラ先行して赤布(ヤンベ温泉まで適当にある)を頼りに無事車まで帰る。
直行で温泉宿の入口の自販機へ。コーラで一服。森林パトロール小屋の準備が早くも始まっていて、更に緑経由の白雲まで行った人が帰って来ていた。エイコの沢崖の様子を訊くと手前の雪渓から入れて安全だとのこと。
車で片付けていると強者スキーヤーがやってきて、自販機の前に忘れたストックといろはすをいただいた。ありがたく次の山行に使わせてもらおう。
一瞬笹藪も漕いだりしたので、高原温泉で一っ風呂、ダニチェックも大丈夫だった。露天に入ったら、一匹だけブヨが寄ってきて残念だったが、酸性の綺麗な青い湯、良いお湯でした。
しばらく雪は在りそうなので、銀泉台がサッパリな結果になってしまいそうなので、ヒグマセンターが開いてからもう一回位来れるかな?
今日は下カッパも着ず、上シャツでも暑かった。転倒擦り傷防止ならTシャツ肘サポーターでも良いかなと思い付く。暑かったら今度やってみよう。
高根が原三笠新道分岐付近より
コメント
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この時期の高原沼、青く澄んでいて、とても綺麗ですね。
高根が原の崖下の雪の多さと、崖上のギャップに驚きました。
このままいけば、風衝地の花は例年通りに咲くのでしょうね。
しかし、橋上に投げられて、なんともないとはかなりの強運ですね。お疲れ様でした。
寝ようとするとレコがあがります
この時期限定沼巡りですね。
7/5に大学沼の上でスキーしたことがあります。
1ターン目でまくられて滑落するというオチですが
結構硬かったのですね。
日曜日に黒岳RW に行った時に、高原は10日と書いてあるのに、
13日と言っていた銀泉台が未定になっているんですよ。
開かないかもな一って思いました。
まだまだ滑り足りない様子ですか?
神秘的な沼、見てみたいです!!
三笠分岐付近は全く雪が在りませんでした。ウルップソウもあっと言う間に咲きそうです。今年は山腹に雪が多いようです。
背負い投げはちょっと大げさでした。体落とし位でしょうか。ただ、あそこまで綺麗に回転したのは、高校の柔道の授業以来です。
一昨年の春行った時、高原沼の上の崖にシュプールが在って、よくこんな所を・・・と思ったことを覚えています。写真にある岩の出ている崖と雪庇の間位ですよね。急斜面恐怖症の私には無理です。
三笠新道はいつも通る時滑ったら楽しそうと思ってました。雪はとっても良かったです。
今年は折角雪が在るので、もう少しがんばってみようかと。沼下の森の迷宮もログが溜まったので、あの強者が行ったコースを行けたら行ってみようかと(当然登山靴も併用で)。
でも今回一番の収穫は、渕無し沼の絶景でした。強者も感動してました(と思っています)。
銀泉台林道は今月中に開くのかどうか心配です(^^;
高原温泉から緑だったらまだ雪はありそうですね。
どこまであるのか・・・
板持って行ってみようかと悩み中です。
一回転してザックから落ちたとの事?
2年くらい前に岩場で同じ事があって軟骨骨折しました。
転倒時なんともなくても後日痛みが出たら要注意です。
NAKさんこんにちは。
7月に入ったらバスも始まるので、さすがに開けないは無いかと。愛山渓のように突然開けるのを期待しているのですが。ただ、今回は延期日を公開したのが・・・。
体は全く大丈夫です。その場で回転して一寸落ちた位なので。
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