龍田古道 亀の瀬〜高井田横穴古墳
大阪府
奈良県
hamahako
その他2人 
体力度について
- GPS
- 07:41
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 398m
- 下り
- 402m
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| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復路：JR高井田駅 いずれも普通電車しか停車しません。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
龍田古道や近畿自然歩道はあちこちに道標あり。 雁多尾畑の集落内は細い道があちこち分岐していて迷いやすいので注意。 |
写真
第四大和川橋梁。昭和6年に発生した亀の瀬地すべりの影響で崩壊した亀ノ瀬トンネルの代替ルートの一部として昭和7年7月に着工し、突貫工事で建設され、12月31日に開通したとのこと。
1
集水井工と地盤伸縮計とすり鉢状地形。地すべり対策として地盤を軽くするために山を削ってすり鉢状になってます。上に電波塔が見えてます。
感想
地学好きの友人と、亀の瀬地すべり関連物を見に行く軽ハイキング（ウォーキング）に行ってきました。ほぼ舗装路歩き。
亀の瀬は、奈良(大和)と大阪(河内)の国境に位置し、奈良盆地の水を一手に集める渓谷地帯。昔から地すべりが繰り返されてきた難所にもかかわらず、古より天皇や官人も往来した龍田古道が通ってました。
亀の瀬の大規模な地すべりは昭和6年〜7年にかけて発生し、この時は大和川右岸にあった旧大阪鉄道亀瀬隧道が圧壊し、鉄道は大和川の左岸に迂回され、いくつもの鉄橋が架線に対して角度をつけて特殊な工法で作られています。迂回路ができるまでは、河内堅上駅と三郷駅との間を最初は徒歩による峠越えをしていましたが、10ヶ月ほどの間だけ亀ノ瀬西口と東口の臨時駅をトンネルの両側に設置していたそうです。地すべりが発生すると、道が崩れるだけでなく、大和川がせき止められて奈良県側（王寺町付近）では水害も生じました。
その後、昭和26年、昭和42年に地すべりが発生しましたが、「もう、すべらせない！！」と、様々な地すべり対策（�”縮未療擇鮗茲襦↓�杭を打ってすべりを止める、�３蠅觚彊�となる水を抜く）が行われ、最近は目に見える規模の地すべりは発生していないそうです。
ちなみに、「龍田古道・亀の瀬」は昨年日本遺産に認定されました。日本遺産の認定は昨年までで最後に何とか滑り込みでの認定です。
高井田横穴は、6世紀中頃から7世紀前半にかけて造られたお墓で、調査によって約160基が確認されており、実際は200基以上あるものと推定されています。横穴は、凝灰岩をくりぬいて造られており、奥にある玄室には、3体ほどの遺体が納められたと考えられています。公園内で最も高い場所に位置している高井田山古墳は、5世紀後半に造られた直径約20mの円墳です。公園に隣接する柏原市立歴史資料館は、緊急事態宣言のため翌日から休館。ギリギリセーフで入館できました。
ホントに地学・歴史のお勉強の一日でした。
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