南蔵王の花々 (白石スキー場〜不亡山〜屏風岳〜水引入道 周回ルート)


- GPS
- 08:55
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
9:10 不忘山 山頂
10:45 南屏風岳 山頂
11:30 屏風岳 山頂
12:30 水引入道 山頂(昼食)
15:45 ジャンボリーコース〜白石スキー場駐車場 到着
※ビデオ撮影しながらの山歩きですので、かなりゆっくりなペースです。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜0:30到着・・駐車車両なし・・真っ暗です(^^ゞ とてもとても広い駐車場です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
時計回りで白石スキー場駐車場を出発し、白石女子高小屋跡を過ぎた辺りから、だんだんと赤土の登山道が滑りやすくなって来ます。 所々、木道や石段が整備されているものの崩れてる所もあり、弘法清水の先まで暫くは難儀な道が続きます。 しっかり足下を確認し登るぶんには、さほど心配する事もないと思われますが、下りでこのルートを歩かれる場合は、ストックを有効に使うとか、慎重に歩かないとスリップ、転倒、怪我となる恐れが十分予想されますので、ご注意願いたいと思います。 南蔵王縦走路、屏風岳から南屏風岳方面へ少し下った所にある、水引入道分岐から水引平への下りは急坂ですので、地面がぬかるんでいる場合は特に、慎重な足運びで滑り落ちないよう注意したいところです。 |
写真
今回見たかった花の一つですが、見頃には1週間ほど遅かったようで、殆んど咲き終わっていました。
会津駒で見たハクサンコザクラよりも、想像していたより、だいぶ小さい花だったのが意外でした。
花はハクサンコザクラとそっくりですが、ユキワリコザクラは葉っぱのギザギザがありませんね・・。
ここで昼食と考えていましたが、結構頻繁にハイカーの方々が通過して気忙しいので、水引平辺りで昼食にしようと記念写真”だけ撮って、水引入道への分岐点へ引き返しました。
この近辺でもコバイケイソウが沢山、花を付けていましたが、この眺めの後方にはチングルマが大群生・・・でも花は殆んど終わっていて花穂にはまだ早く、中途半端なタイミングでした。
見頃は過ぎていましたが、見られて良かった・・・でもこの花・・ネットを見ていると、タカネイバラって書かれている事があるけど、どちなんだろう?・・。
南屏風岳への南斜面にも点々と咲いていましたが、そちらはほとんどの花が傷んでおりほぼ終盤・・この沢でまま、フレッシュなシラネアオイが見られてラッキーでした。
感想
珍しく仕事の休みが2週続けて連休となり、先週は尾瀬燧ケ岳と歩いて来たばかりでしたが、今回は以前から歩いてみたいと思っていた、南蔵王縦走路の花々を愛でる、花の山旅”へと出向いて来ました。
いつものように仕事から帰りシャワーを浴び、そそくさと準備して8:30に出発し、途中のヨークベニマル(スーパー)で諸々買い出しして、経費削減でいわきから船引までは下道”を走り、船引の幸楽苑でラーメン半チャーハンで夕食とし、船引インターから磐越道〜東北道と乗り継いで、白石インターを降りて白石スキー場駐車場へは日付の替わった20日木曜の0:30頃に到着。
街灯も少なくガスっていて真っ暗です・・(^^ゞ・・花泉のワンカップを呑んで車中泊。
朝4時前には目覚めて山歩きの準備をし、お湯を沸かして朝ごはんを食べ、6:20頃歩き始めました。
歩き出して直ぐの所にある、白石市営無料休憩所でトイレをお借りして(きれいでしたよ!)、ゲレンデの下側を左方面に進みます(しっかりと道しるべあり)。
アザミやネバリノギランなど足下の花々を愛でながら、ゆっくりと登って行きました。
林の中に入って登るに連れ、だんだんと赤土の登山路が荒れて来て滑りやすく、でもしっかり足下を確認しながら登る分には、さほど心配するほどの道ではありません・・先週歩いた燧ケ岳から見晴に下る、残雪や倒木に覆われた見晴新道に比べたら、ぜんぜんマシな登山路です。
標高が上がるに連れだんだんと視界も開け、ガクウラジロヨウラクやサラサドウダン、足下にはハクサンチドリなんかもちらほら見かけるようになり、前々日に梅雨入り発表があったばかりですが、この日は天気にも恵まれ青空も広がり、最高のトレッキング日和・・山の斜面を吹き上げて来る風の気持ちいい事〜!
そんなゆっくりお花見トレッキングで、9:10頃に不亡山山頂に到着。
辺りはハクサンイチゲが花盛り!・・軽い休憩もそこそこに、三脚をセットしビデオ撮影。
そしていよいよ南蔵王縦走路・・花街道”のお花見散策です!。
ハクサンイチゲの他に、ホソバイワベンケイやミヤマオダマキなど、風景と絡めてアングル変えてビデオ撮影・・・{ユキワリコザクラ、ユキワリコザクラ}・・・「無いなァ〜」と、なかなか前に進みません。
目線を上げて進む先を見やると、南屏風岳から右方向の屏風岳、更に右方向は水引入道の山並みと、なかなかの景色に「今日はグッドタイミングだったなァ〜・・日頃のおこないかな?」・・なんて(^^ゞ。
南屏風岳へのゆるい登りで、なんとか花が咲き残っていたユキワリコザクラを見つけて一安心・・でも予想したいたより随分と小さい花に、ちょっと驚き・・。
その付近、シラネアオイも点々と自生していましたが、見頃はとっくに過ぎていたので写真も撮らずに先に進みました。
南屏風岳から屏風岳へのルートには、比較的見頃なアズマシャクナゲが随所に咲いていました。
水引入道への分岐を通り過ぎ、屏風岳山頂で昼食と考えていましたが、山頂付近は地面も湿っていて、エコーラインからのハイカーの方々が頻繁に往来し、なんとなし気忙しいので、水引平辺りで昼食にしようと引き返しました。
水引入道への分岐から急坂を下り、水引平とやって来ましたが、周囲の地面が湿っていたので昼食はこの先にしようと、ちょこっと撮影だけして、水引入道山頂を目指しました・・(※あと1週間近く早かったら、見事なチングルマの群生が見られたでしょう〜)。
山頂へは12:30頃に到着し、ここで昼食としました・・メニューはいつもの棒ラーメンとコンビニおむすび3つ。
食事と撮影も済ませ、ジャンボリーコースへの分岐へと下って行くと、見頃の過ぎていたタカネバラが咲いていました。
水引入道コースとジャンボリーコースの分岐から、ジャンボリーの方へ暫く下ると2か所の沢筋に、シラネアオイがそこそこ見頃な状態で咲き残っていてラッキー!〜。
そのあとはひたすら薄暗い林内を、いい加減下り歩いてようやく林道に到着。
そこから約1.6kmの林道歩きで15:45頃、白石スキー場駐車場に到着しました。
その後は遠刈田温泉の神の湯で汗を流し(300円)、蔵王エコーラインの山頂駐車場で車中迫。
不亡山周辺のハクサンイチゲの群生や、縦走路に咲いていたミヤマオダマキにホソバイワベンケイ、随所に咲いていたハクサンチドリになんとか咲き残っていたユキワリコザクラやシラネアオイ等々、今回もなかなかの、花の山旅”となりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する