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Yamareco

記録ID: 312923
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ハイキング
氷ノ山

氷ノ山 とうろう岩を訪ねて。

2013年06月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:16
距離
4.8km
登り
958m
下り
113m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

06:30親水公園-07:37木地屋敷跡-08:10取り付きの滝
09:25とうろう岩 10:40とうろう岩発-12:44山頂
14:30山頂-15:30氷ノ山越-17:00親水公園
天候 曇り→雨
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
親水公園に登山ポストあり。
トイレは、山頂にもあります。
とうろう岩の石仏はえぐられた窪みにあり、雨宿りやビバークもできそうです。
地蔵堂内部。
左端の石仏が・・・。
2013年06月23日 07:22撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
1
6/23 7:22
地蔵堂内部。
左端の石仏が・・・。
地蔵堂。
加藤文太郎も泊まったそうな。
2013年06月23日 07:24撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 7:24
地蔵堂。
加藤文太郎も泊まったそうな。
木地屋敷の石碑。
2013年06月23日 07:37撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 7:37
木地屋敷の石碑。
この石碑に正対し、左に向かうと正解。
2013年06月23日 07:37撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
1
6/23 7:37
この石碑に正対し、左に向かうと正解。
発見したとうろう岩の案内板。
2013年06月23日 20:26撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 20:26
発見したとうろう岩の案内板。
取り付き尾根の目印の滝。
この左側の尾根を登る。
2013年06月23日 08:10撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 8:10
取り付き尾根の目印の滝。
この左側の尾根を登る。
いきなりの急登。
2013年06月23日 08:10撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 8:10
いきなりの急登。
矢印。
2013年06月23日 08:44撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 8:44
矢印。
急な岩場に残っていたワイヤー。
昔はもっと登られていたようだ。
2013年06月23日 08:51撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 8:51
急な岩場に残っていたワイヤー。
昔はもっと登られていたようだ。
さながら空中回廊。
2013年06月23日 08:55撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 8:55
さながら空中回廊。
杉の根が橋状になっている。
左右は奈落の底・・・。
2013年06月23日 20:26撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 20:26
杉の根が橋状になっている。
左右は奈落の底・・・。
とうろう岩の横の尾根にある岩。
とうろう岩がよく見えるらしい。
2013年06月23日 09:29撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 9:29
とうろう岩の横の尾根にある岩。
とうろう岩がよく見えるらしい。
写真ではわかりづらいが、オーバーハングした岩の下に、岩窟がある。
2013年06月23日 09:29撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 9:29
写真ではわかりづらいが、オーバーハングした岩の下に、岩窟がある。
苔を落とすと読めてくる。
2013年06月23日 20:27撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 20:27
苔を落とすと読めてくる。
雨宿りついでに駅そばを。
2013年06月23日 10:11撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 10:11
雨宿りついでに駅そばを。
洞窟の奥深くに石仏らしきものが。
スリムな方なら近くまでいけそうです。
2013年06月23日 10:13撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 10:13
洞窟の奥深くに石仏らしきものが。
スリムな方なら近くまでいけそうです。
2013年06月23日 10:37撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 10:37
あぁ、憧れのとうろう岩。
2013年06月23日 10:44撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 10:44
あぁ、憧れのとうろう岩。
登り出すと笹が・・・。
2013年06月23日 10:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 10:50
登り出すと笹が・・・。
激笹薮。
2013年06月23日 11:59撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 11:59
激笹薮。
やっと山頂小屋が見えてきた。
2013年06月23日 12:35撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 12:35
やっと山頂小屋が見えてきた。
氷ノ山越へ降りる第一コーナーへ、
藪の中には燈籠岩への案内石柱がある。
2013年06月23日 12:42撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 12:42
氷ノ山越へ降りる第一コーナーへ、
藪の中には燈籠岩への案内石柱がある。
氷ノ山越の峠。
2013年06月23日 14:38撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 14:38
氷ノ山越の峠。
氷ノ山越コースの水場はほぼ全滅。
2013年06月23日 14:55撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 14:55
氷ノ山越コースの水場はほぼ全滅。
とうろう岩の案内板。
見えないよ・・・・。
2013年06月23日 14:57撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 14:57
とうろう岩の案内板。
見えないよ・・・・。
問題の地蔵堂の石仏。
2013年06月23日 20:28撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 20:28
問題の地蔵堂の石仏。
横からライトを当てて、フラッシュで撮影。
とうろう岩の石仏と同じデザイン。
2013年06月23日 20:29撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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6/23 20:29
横からライトを当てて、フラッシュで撮影。
とうろう岩の石仏と同じデザイン。
撮影機器:

感想

氷ノ山のマイナールートに挑戦しました。
氷ノ山越コースの途中で見える「とうろう岩」
森にうもれた様子で、なかなかはっきりとは視認できず。
約八年ぶりのアタックです。

親水公園に前泊し、朝早くからスタートす。
布滝や不動滝も、体力温存のためスルー。
地蔵堂を過ぎて木地屋敷跡から登山道を離れる。
そこには木地屋敷の石碑と、とうろう岩へ句碑がある。
石碑の指示通りに進むと、崖を降りる鎖と案内板を発見。

バラバラの案内板を組み立てて読み、足りない部分をネットより引用。
引用> 
軽装健脚の方で岩まで1時間岩より氷ノ山頂上まで1時間で登れます。
岩まで一時間、そこから一時間で頂上。
修験道の山伏が活躍し、証拠に石仏は錫杖を持ち、
高下駄をハイテいる。
>引用終わり

そこから鎖が下がっているのを見つつ、二つ谷を渡り滝横から登高開始。
最初から激登りとなり、危ないトラバースや蟻の戸渡的な尾根を進み
約一時間で「とうろう岩」に到着。

とうろう岩は礫岩の岩塔で、大小二つあります。
大きい方の岩の裏に岩窟があり、その中に石仏がありました。
情報では石仏は二体あるそうですが、一体しか見つからず。

何人か寝れそうな岩窟で、雨にあたっていないせいか状態は良好。
コケを落としつつ、文字を読んでみる。
 
明治廿三年寅年三月・・・
福定村十丁・・。
役行者かと思いましたが、高下駄を履いた姿が珍しく思える。

石仏を調べているうちに雨。
この岩窟は雨宿りにも使えますし、ビバークも可能。
一時間ほど雨宿りするも、降り止まないので出発す。

尾根から少し外れながら踏み跡があるも、その先は消える。
戻って尾根を忠実に辿るコースに変更。
岩から先は根曲がり竹の密度が増し、全身を使って進む状態。
僅かな踏み跡も途切れ、少しでも体を押し込めるところに
両腕を使って潜り込んでいく。
余りの激藪に何度か挫けそうなるも、登ってきた尾根を降りる勇気もなく
登り続ける。

時たま現れる木に登ったり、GPSの画面を確かめながら進む。
サングラスを取られ、全身濡れ鼠になりながら二時間。
ようやく登山者の声が聞こえだし、避難小屋が見えてきた。


結局、山頂から降りた登山道の第一コーナーに到着。
とうろう岩への案内碑がある場所でした。

山頂小屋は満員御礼、小学生の団体などが陣取る山頂を避け、
トイレの展望小屋で大休止。

帰りは氷ノ山越経由で親水公園までまっすぐ帰る。
途中の水場はほとんど使えず、上りで当てにしていたら苦労したでしょう。

帰りの地蔵堂で興味深いものを発見!
一番左端の石仏を見ると、とうろう岩にあったものと瓜二つ。
とうろう岩のもう一体の石仏か、こしき岩にあったとされる
石仏かもしれません。

ちなみに地蔵堂の石仏には、
明治廿五年四月・・・もしくは廿丑年四月
富村田中七人・・・と、記されていました。

追伸
とうろう岩尾根は、スリリングな尾根歩きと激藪漕ぎが楽しめ、
古の氷ノ山に思いを馳せるコースではありますが。
初心者にはお勧めできません。
十分な経験を積んだリーダーの下、複数人でのアタックをお勧めします。




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コメント

初耳です。
氷ノ山にこんなコースがあるとは知りませんでした!!
多分、道なき道なんでしょうね?
レアなルートは危険がいっぱいなので、気をつけましょね!!
2013/6/27 12:17
とうろう岩
kiyamaさん、コメントありがとうございます。
案内によると、昔はメジャーな道だった様ですね。
今は遭難すると、いつ見つけてもらえるやら・・・。
もし行かれるのなら、単独ではやめたほうが良いかも。

でも、スリリングで面白いコースでしたよ。
2013/6/27 21:49
プロフィール画像
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