広島県民の森から入山する。300名山の吾妻山が最終目標だが、まずは比婆山へ向かう。
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広島県民の森から入山する。300名山の吾妻山が最終目標だが、まずは比婆山へ向かう。
登山道入り口近くには神社がある。製鉄に関係のある神様らしい。ここでツートンがサングラスを落とす。神様に一礼するのはいいのだけれど、落とし物には注意しよう。
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登山道入り口近くには神社がある。製鉄に関係のある神様らしい。ここでツートンがサングラスを落とす。神様に一礼するのはいいのだけれど、落とし物には注意しよう。
ゲレンデを通っていく道もあるようだが、我々はゲレンデの外側を通る道を選択。作業道から樹林帯へ入る。
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ゲレンデを通っていく道もあるようだが、我々はゲレンデの外側を通る道を選択。作業道から樹林帯へ入る。
登山道はよく踏まれており不安を感じる要素はない。
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登山道はよく踏まれており不安を感じる要素はない。
時々小さな沢を横切ったりするがよく整備されていて通過に不安はない。道型も傾斜に合わせて作られていて歩きやすい。
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時々小さな沢を横切ったりするがよく整備されていて通過に不安はない。道型も傾斜に合わせて作られていて歩きやすい。
歩きやすい道が続くのでサクサク進んでいく。ただし、景色はあまり変わらない。七合目まで登ってきても、いまだ樹林帯の中だ。
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歩きやすい道が続くのでサクサク進んでいく。ただし、景色はあまり変わらない。七合目まで登ってきても、いまだ樹林帯の中だ。
ツートンは足元に楽しみを見出した。
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ツートンは足元に楽しみを見出した。
薄暗い樹林帯だが、時々足元に春の花が群落を作っていた。
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薄暗い樹林帯だが、時々足元に春の花が群落を作っていた。
9号目手前辺りからだろうか、ようやく景色に変化が訪れた。針葉樹から広葉樹の森になり空が明るくなった。
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9号目手前辺りからだろうか、ようやく景色に変化が訪れた。針葉樹から広葉樹の森になり空が明るくなった。
比婆山の山頂を踏まず烏帽子山方面へトラバースするコースが分岐する。間違って踏み込まないように注意が必要だ。トラバースするコースのほうが山頂方面を目指しているように見えるのが曲者。
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比婆山の山頂を踏まず烏帽子山方面へトラバースするコースが分岐する。間違って踏み込まないように注意が必要だ。トラバースするコースのほうが山頂方面を目指しているように見えるのが曲者。
神域ということで保護されてきたからか大木も多い。
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神域ということで保護されてきたからか大木も多い。
水場があった。地図に表記もないし標識などもないため飲用可能かどうかわからない。
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水場があった。地図に表記もないし標識などもないため飲用可能かどうかわからない。
木々の間をバタバタ飛び回る鳥がいたのでカメラを向けた。イカルだった。昨日のソウシチョウに続いて初めて見ることができた。嬉しいねぇ。
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木々の間をバタバタ飛び回る鳥がいたのでカメラを向けた。イカルだった。昨日のソウシチョウに続いて初めて見ることができた。嬉しいねぇ。
足元にも目を向けなくてはならないので忙しい。
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足元にも目を向けなくてはならないので忙しい。
比婆山の稜線へ上がったところに「門栂」がある。聖域とされる比婆山山頂付近の門戸を成す木とのこと。
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比婆山の稜線へ上がったところに「門栂」がある。聖域とされる比婆山山頂付近の門戸を成す木とのこと。
山頂には御陵と呼ばれる巨石が有る。伊邪那岐命の墓とされる場所だ。日本神話に深く縁のある地ということになる。
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山頂には御陵と呼ばれる巨石が有る。伊邪那岐命の墓とされる場所だ。日本神話に深く縁のある地ということになる。
国生み神話の女神様の墓にしてはこぢんまりとした社が建っている。ただ社はささやかだが新しいお供え物が並び、詣でる人の多さを物語っているようだ。
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国生み神話の女神様の墓にしてはこぢんまりとした社が建っている。ただ社はささやかだが新しいお供え物が並び、詣でる人の多さを物語っているようだ。
比婆山の山頂付近は広い平坦地になっている。そのためピークが判然としない。さっきの御陵が最高地点なのか? 地図上では少しずれているように思うのだが…。
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比婆山の山頂付近は広い平坦地になっている。そのためピークが判然としない。さっきの御陵が最高地点なのか? 地図上では少しずれているように思うのだが…。
道の脇の切り株に「御陵」という文字が書かれていた。ここが本当のピークだ、という主張なのだろうか。
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道の脇の切り株に「御陵」という文字が書かれていた。ここが本当のピークだ、という主張なのだろうか。
比婆山から烏帽子山方面へ向かう。ここの間はほとんど高低差が無い。新緑の緑の中をのんびり散策する。
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比婆山から烏帽子山方面へ向かう。ここの間はほとんど高低差が無い。新緑の緑の中をのんびり散策する。
烏帽子山の山頂直下で道は二手に分かれる。烏帽子山に登る道と、烏帽子山山頂をトラバースして吾妻山方面へ向かう道だ。
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烏帽子山の山頂直下で道は二手に分かれる。烏帽子山に登る道と、烏帽子山山頂をトラバースして吾妻山方面へ向かう道だ。
烏帽子山は帰りに通るので、まずはトラバース路を通り吾妻山へ向かう。
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烏帽子山は帰りに通るので、まずはトラバース路を通り吾妻山へ向かう。
短いトラバース路が終わると道は急な下り坂となる。比婆山と吾妻山の間にある鞍部までの標高差は200mくらい。往復することを考えるとなかなかの労力だ。
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短いトラバース路が終わると道は急な下り坂となる。比婆山と吾妻山の間にある鞍部までの標高差は200mくらい。往復することを考えるとなかなかの労力だ。
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「横田別れ」までやってきた。大峠登山口方面への分岐がある。ベンチなどが設置され休憩するには良い場所だ。
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「横田別れ」までやってきた。大峠登山口方面への分岐がある。ベンチなどが設置され休憩するには良い場所だ。
横田別れの先は再び登りとなり吾妻山を目指す。このあたりでテン泊装備の登山者と続けざまにすれ違う。はて、泊まりで縦走するほどのロングコースを設定できるのだろうか?
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横田別れの先は再び登りとなり吾妻山を目指す。このあたりでテン泊装備の登山者と続けざまにすれ違う。はて、泊まりで縦走するほどのロングコースを設定できるのだろうか?
とても見晴らしの良い場所に出た。地図には大膳原とある。道標にはこの先に野営場があると書かれていた。なるほど、さっきの人たちはここでキャンプしたのだな。
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とても見晴らしの良い場所に出た。地図には大膳原とある。道標にはこの先に野営場があると書かれていた。なるほど、さっきの人たちはここでキャンプしたのだな。
さて、吾妻山へ向けて最後のアタックだ。どういうルートになっているかわからないが、山頂直下はそれなりに急な斜面になりそうだ。
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さて、吾妻山へ向けて最後のアタックだ。どういうルートになっているかわからないが、山頂直下はそれなりに急な斜面になりそうだ。
オオバキスミレ?いや、ちょっと違うかなと思って撮影してきたが、あとから調べてみるとダイセンキスミレのようだ。中国山地に分布しているオオバキスミレの亜種らしい。珍しいものが見れた♪
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オオバキスミレ?いや、ちょっと違うかなと思って撮影してきたが、あとから調べてみるとダイセンキスミレのようだ。中国山地に分布しているオオバキスミレの亜種らしい。珍しいものが見れた♪
道は最初比婆山の麓を巻くように進む。この道標から山頂方面への道が分岐していくので見逃さないように。漫然と道なりに進むと山頂を迂回して休暇村へ出てしまう。
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道は最初比婆山の麓を巻くように進む。この道標から山頂方面への道が分岐していくので見逃さないように。漫然と道なりに進むと山頂を迂回して休暇村へ出てしまう。
山頂手前の急斜面を登りきると南北に長い吾妻山の稜線へ出る。
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山頂手前の急斜面を登りきると南北に長い吾妻山の稜線へ出る。
ここまで来れば山頂はもうすぐだ。付近には高い木が無いので非常に見晴らしが良い。
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ここまで来れば山頂はもうすぐだ。付近には高い木が無いので非常に見晴らしが良い。
キジムシロ。
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キジムシロ。
フデリンドウが草の間からこんにちは♪
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フデリンドウが草の間からこんにちは♪
登山開始から3時間半。日本三百名山の一座、吾妻山の山頂を極めることができた。天気も上々、気分がいい。
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登山開始から3時間半。日本三百名山の一座、吾妻山の山頂を極めることができた。天気も上々、気分がいい。
山頂からは比婆山、烏帽子山、大膳原と今まで歩いてきた道のりを見渡すことができる。
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山頂からは比婆山、烏帽子山、大膳原と今まで歩いてきた道のりを見渡すことができる。
上から見ても大膳原は広々として気持ちよさそう。山中でキャンプができるのはいいよね。東北はほとんど幕営禁止だから気軽な山キャンできるのが羨ましい。
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上から見ても大膳原は広々として気持ちよさそう。山中でキャンプができるのはいいよね。東北はほとんど幕営禁止だから気軽な山キャンできるのが羨ましい。
お、あそこに見えているのは伯耆大山ではないか?
今回の遠征の大本命だ。いつ登るか、天気予報とにらめっこ中である。
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お、あそこに見えているのは伯耆大山ではないか?
今回の遠征の大本命だ。いつ登るか、天気予報とにらめっこ中である。
一方、西側の足元には休暇村吾妻山が見える。吾妻山に登るだけならあそこを起点にして周回コースをたどるのもアリだ。※21年3月で閉館したらしい…
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一方、西側の足元には休暇村吾妻山が見える。吾妻山に登るだけならあそこを起点にして周回コースをたどるのもアリだ。※21年3月で閉館したらしい…
眺めが良いので長居したくなるが先はまだ長い。烏帽子山に登り返すという一仕事もあることだし下山しよう。
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眺めが良いので長居したくなるが先はまだ長い。烏帽子山に登り返すという一仕事もあることだし下山しよう。
大膳原まで下りてきた。もしまた今度来る機会があれば、その時はここでテント泊しようと心に誓う。いつになるかなぁ。
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大膳原まで下りてきた。もしまた今度来る機会があれば、その時はここでテント泊しようと心に誓う。いつになるかなぁ。
横田別れからは急な上り坂となる。往路は下りだったため一気に下りてきたが、登るとなると結構きつい坂だ。
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横田別れからは急な上り坂となる。往路は下りだったため一気に下りてきたが、登るとなると結構きつい坂だ。
トラバース路との分岐まで戻ってきた。いやぁ、なかなかきつい登りだった。そろそろ疲れもたまってきた。
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トラバース路との分岐まで戻ってきた。いやぁ、なかなかきつい登りだった。そろそろ疲れもたまってきた。
今度は烏帽子山山頂方面へ進む。分岐からの登りはわずかで、すぐに山頂広場が見えてくる。
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今度は烏帽子山山頂方面へ進む。分岐からの登りはわずかで、すぐに山頂広場が見えてくる。
烏帽子山山頂も平らで広々としていて、どこがピークなのか判然としない。とりあえず方位盤のある場所がピークなのかな。本日三座目。
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烏帽子山山頂も平らで広々としていて、どこがピークなのか判然としない。とりあえず方位盤のある場所がピークなのかな。本日三座目。
山頂の一角には「条溝石」という石がある。岩の表面に規則正しい溝が走っているのがその名の由来のようだ。
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山頂の一角には「条溝石」という石がある。岩の表面に規則正しい溝が走っているのがその名の由来のようだ。
あまりにも規則正しいし、長い溝が正確に比婆山に向いていることから古代の祭祀の跡ではないかと考えられているという。ただし自然にできた溝である可能性もあり、正体はわかっていないようだ。
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あまりにも規則正しいし、長い溝が正確に比婆山に向いていることから古代の祭祀の跡ではないかと考えられているという。ただし自然にできた溝である可能性もあり、正体はわかっていないようだ。
その他にも山頂付近には大小様々な奇岩が鎮座している。これは烏帽子岩。烏帽子山の名の由来ということか。
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その他にも山頂付近には大小様々な奇岩が鎮座している。これは烏帽子岩。烏帽子山の名の由来ということか。
名無しの大岩。これにも真っ直ぐな溝が走っている。自然にできたものなのか、人工的なものなのか。想像力が掻き立てられますな。
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名無しの大岩。これにも真っ直ぐな溝が走っている。自然にできたものなのか、人工的なものなのか。想像力が掻き立てられますな。
烏帽子山からは北東に進路をとり出雲峠を目指す。
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烏帽子山からは北東に進路をとり出雲峠を目指す。
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カタバミ。
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カタバミ。
おおっと、登山道が川になっとる。雨も降っていないのに。
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おおっと、登山道が川になっとる。雨も降っていないのに。
出雲峠に着いた。ここには避難小屋、トイレ、水場があるが、そのどれもが使用不可?になっている。ううむ…。
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出雲峠に着いた。ここには避難小屋、トイレ、水場があるが、そのどれもが使用不可?になっている。ううむ…。
出雲峠から先は登山道と言うより遊歩道といった感じの広くて緩やかな道となる。隣の毛無山の登山道とも重なっているのでハイカーの姿もぐっと増えた。
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出雲峠から先は登山道と言うより遊歩道といった感じの広くて緩やかな道となる。隣の毛無山の登山道とも重なっているのでハイカーの姿もぐっと増えた。
たまたま人の姿が途絶えたその時、道の脇の茂みでガサガサッと音がして、なにか黒いものが動くのが見えた。え、何、まさか熊!?
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たまたま人の姿が途絶えたその時、道の脇の茂みでガサガサッと音がして、なにか黒いものが動くのが見えた。え、何、まさか熊!?
幸いなことに熊ではないようだったが、これ、誰?
アナグマ?
我々に気づいているようだが気にする風でもなく一心不乱に餌を探して地面を掘り起こしていた。
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幸いなことに熊ではないようだったが、これ、誰?
アナグマ?
我々に気づいているようだが気にする風でもなく一心不乱に餌を探して地面を掘り起こしていた。
突然大きなコンクリート造りの建物が現れた。レジャー施設かなにかかと思ったが人の気配が無い。廃墟なのか?
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突然大きなコンクリート造りの建物が現れた。レジャー施設かなにかかと思ったが人の気配が無い。廃墟なのか?
無事に県民の森に戻ってきた。お疲れさまでした。
ちなみに、神社で落としたサングラスは無事に回収できた。
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無事に県民の森に戻ってきた。お疲れさまでした。
ちなみに、神社で落としたサングラスは無事に回収できた。
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