梅雨の間隙を縫って!常念、蝶、無念…。


- GPS
- 27:50
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,986m
- 下り
- 1,978m
コースタイム
26日 常念小屋 4:20→山頂分岐 5:30→常念山頂 5:45→前常念石室 7:15→三俣駐車場
天候 | 曇り→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレイルに残雪なし。 前常念の石室付近から山頂分岐手前までのゴーロ帯歩行注意。特に雨天時。 |
写真
感想
やすみの関係でやむなく梅雨真っ只中のこの時期に行って来ました。
百名山ご無沙汰なのでテント泊で妙高、火打か鹿島槍と迷いましたが天候も怪しいので相変わらずヘタレな我々は常念ー蝶周回、小屋泊りに。
三俣駐車場6:30発。途中、松本平から常念が見えていたので期待しましたがビミョ〜な天候です。 登り始めるとすぐに樹間にガスが漂い始めます…。せめて雨だけは降らないでと祈りながら進みます。
コースタイムよりかなり早く進めます。スロースターターのshiikenはいつも通り眠そうでペースが上がりませんが、概ね順調です。
平日でこの天気とあってここまでこのルートを行くのは常念ピストンする方に抜かれただけ、その後森林限界辺りで降りて来た方二組のみでした。
不気味な岩室を過ぎ巨岩累々のルートをペンキの道標を頼りによじ登ります。雨だったら大変だ…(明日そうなりましたが)。
左下の大きな雪田を横目に進むとすぐに常念山頂への分岐に到着。この手前辺りから時折雲が割れ青空が覗くことがあり、雲も心なし薄くなって来た気がしたのでここでしばらく様子見がてら休憩。
20分くらい待ちましたが晴れそうにないので山頂は明朝の好天を期待して小屋へ下ることにします。濃い霧の中、結構な傾斜の下りです。明日の登り返しが思いやられます・・・。霧に遮られ直下に見えるであろう常念小屋もまったく見えずどれだけ下れば着くのか少し不安に。
少し傾斜が緩やかになったと思ったらあっという間に小屋の真ん前でした。ガスマジック・・・。
小屋に着くとやはり一番乗りで、貸し切りか?と思いましたが後から一ノ沢の方から登って来られた方一名いました。
個室貸切りでラッキーでしたが混雑時は12人定員と書いてありゾッとしました。夕食まで時間があったのでテラスでお茶を飲んでいると、正面の槍穂方面の霧が晴れて来ました!
やっとお目当ての槍にご対面!結構雪も残っていていい感じです。が、やはり雲が厚くすぐに隠れてしまいました。残念!
おいしい夕食を頂きながら明日の好天を、せめて朝だけでもと願います。しかしテレビの天気予報はかなりビミョ〜です…。それでも期待を胸に就寝。
翌朝、4時起床。窓からはまだ暗くてよくわかりませんでしたが、準備を済ませ玄関を出た瞬間すべてを悟りました。
雨こそ降っていませんが重い霧が立ち込めています。今日もダメそうです。
急登をえっちらおっちら淡々と行きますが、一向に霧は晴れそうにありません。日も昇りはじめますが辺りは薄暗いまま。
前常念への分岐にたどりつき、ここで予定していた蝶ヶ岳への縦走は断念し、昨日パスした常念のピークだけ踏みに行く事に。
岩稜をひと登りで頂上の祠が霧の向こうに浮かんで来ました。登れば雲の上に出るかという微かな希望も打ち砕かれ、頂上は今にも降り出しそうなガスの中。
そうそうに頂上を後にし下り始めたとたん、やはりポツポツと来ました。分岐を右に下り始めるとやがて雲の下にでますがそこから雨は本降りに。例の岩ゴツ地帯に至り神経を使う下りです。
ハシゴを下り樹林帯に入るとホッとします。しかし今度は木の根という新たな敵に悩まされます。それにところどころ泥濘も酷く散々です・・・。さすがにすれ違うひともなく静かな山旅を堪能しました。こんな天気もいいもんです。(負け惜しみ)
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