記録ID: 3150566
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山
氾濫原〜泉ヶ岳。現出の胎動、早春の裸出
2021年05月04日(火) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:10
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
徒渉地点二ヵ所あり。幅もそれなりにある。どちらも何がしかの手掛かりがあったが、登山靴のままでは容易とは言い難いような気がした。無事通過したが。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザックR
ダブルストックred
ズボン夏
登山靴M
帽子
登山タイツu
|
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感想
この場所を特別にハンランゲンと固有名詞化している訳はなんだろうと、時折思ってみたりしていた。自然の森が青葉の芽吹きの頃に、ニリンソウが水辺に群落をつくるその様は、圧倒的に美しく、いつかは行ってみたいと、何年が過ぎたろうか。毎年訪れるはずのその固有な美的景観をもってして、氾濫原は「氾濫原」と名付けられたのだろうか。確かにこれで、十分に説得力があるのだが。
初めて足を踏み入れた氾濫原は、予想通りにすばらしく、木々は芽吹きの初々しさで、ニリンソウの群落も咲き初めの見ごろであった。その早春の眺めに巻かれながら歩いていると、しだいに、このすばらしさは眺めだけではないような気がしてきた。何と言うのだろう、自然の胎動、新生の躍動の前触れが身に迫ってくる、いわば太古の息吹が押しよせてくる、そんな感じだ。蛇行するせせらぎ、投げやられた小枝、ほったらかしの木くずの堆積、無数の花々、それらがこれっぽっちの人工色なく眼前に開けていた。これでは生の自然の現出を感じられぬというわけにはいかない。これが、美しいときているから一層だ。木漏れ日は透明な水面を輝かせ、風が森を鳴らす。原始の無垢が何ひとつ蔽いなく現れ出たと自然思ってしまう。こんな空間はそうそうめったにあるものではないだろう。それなら紛うことなく「氾濫原」だろうと。
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