餓鬼岳 山登りの楽しさと厳しさを教えてくれた名峰です(^^ゞ
- GPS
- 11:05
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,744m
- 下り
- 1,744m
コースタイム
6:25 最終水場(5分休憩)
7:50 大凪山(10分休憩・おにぎり一つ)
10:05 餓鬼岳小屋(5分休憩)
10:15 餓鬼岳山頂(大休止)
10:50 餓鬼岳山頂発
10:55 餓鬼岳小屋(5分休憩…靴紐結び直し)
12:35 大凪山(5分休憩)
13:45 最終水場(15分休憩)
15:45 白沢登山口着
天候 | 基本曇り…ガス…パラパラ…最後は日射しが^^; |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・国道147号線を大町方面に ・県道496号線を左折 ・国営あずみ野公園前をかすめて餓鬼岳登山口の看板通り道なりに進みます ・IC約25キロで登山口に着きます |
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢登山口〜最終水場 渡渉を繰り返し、沢沿いを進みます。橋が流されている処も1カ所あり増水時には無理は なさらない方が無難だと思います。流れも速く急ですので経験の少ない方は経験を積んで 挑まれることをお勧めします。 経験者の方でしたら、変化に富んだ素晴らしい道が待っています。白ペンキを目印にルートを 探すのも楽しく感じられることでしょう。滝も多くマイナスイオンを体全体で感じ絶景が貴方を待っています。 ただし、油断は禁物です。よく整備されてはいますが、急峻で道幅の狭い足場を鎖を頼りに水平に 歩くところが幾つも出てきます。ここで落ちたら…おしまいです。また、スパッツを着けられることもお勧めします。 (下山時油断してバランスを崩し足を踏み外しあわや…一回転半で止まり助かりました(-_-;)) 最終水場〜大凪山 この区間が最も傾斜がきつく体力を消耗するところです。中腹に待ち受けるザレ場は山歩きの 技術が試されます。非常に落石(人的)する可能性が高く足が掛かりをしっかり見極め落石の原因に 成らないように歩を進めなければなりません。ザレ場以外は木の根に足を取られ無いように注意も必要です。 下山時に軽く雨に降られ更にすべりやすくこの区間で4回ほど尻もちをついてしまいました^^; 高山植物もチラホラと顔を見せてくれます。飴と鞭がこの区間の特徴かもしれません 大凪山〜餓鬼岳山頂 今までの急登が嘘のように穏やかな表情を見せてくれます。お花も豊富に出てきます。 しばらく行くと、残雪がところどころ出てきますが登山道を覆い隠す部分は小屋直下の標高2500メートルを 超えたあたりにありました。ガスが掛かり見通しがあまり利かなかったので道が見つけられず…ここまで来て撤退か? と、右往左往していましたら、ガスが少し取れると左手に夏道が見えて残雪をよじ登り進みました。 20〜30メートルくらいでしょうか?アイゼンもお守りで持っていきましたが、今回は使わなくていいレベルでした。 ただし早い時間はカチンコチンかもしれません。 …小屋番さんに感謝!私が小屋をかすめ頂上で大休止している間に、なんと雪道にステップを切って下さっていたのです。 少しいやらしい傾斜が着いていたので、下山は嫌だな〜と思っていたので感激してしまいました(^^ゞ 聞こえたかどうか解りませんが「ステップ切ってくれてありがとうございました」と 大きな声でお礼を叫んでいました。 雪道が不安な方。もう大丈夫です(^^ゞ アクセス ・中央道安曇野IC(旧豊科IC)を降ります ・国道147号線を大町方面に ・県道496号線を左折 ・国営あずみ野公園前をかすめて餓鬼岳登山口の看板通り道なりに進みます ・IC約25キロで登山口に着きます 温泉 ・少し遠回りですが大町温泉「薬師の湯」がこの界隈の私の定番です。 |
写真
感想
先週ガッツリ歩き筋肉痛が治まった週末。ここでもう一回しっかり歩くとほぼ足は出来上がるかな?と勝手に思い描いていました。
最近仕事が落ち着いてきたものの、月末の金曜日は早く帰宅することは叶いません。
天気予報次第で狙いを定めて、どの山域に向かうか思いを馳せておりました…
先週少し自信を回復することができたので、未踏のお山に行けたらな〜と行きたいリストを物色!
日帰りできて未踏でしっかり歩けるところ…というと段々少なくなって来たのですが
心の中では餓鬼岳に行きたいと密かに狙いを定めていました。台風やら大雨やらで中々足を向けられなかった名峰!
名前が名前ですから少し近寄りがたいかもしれませんが、調べれば調べるほど楽しみが膨らむお山です。
天気予報は何処も似たような感じで、はっきりこの地域なら良さそうと言うところは無いようです。
だったら行きたいところに行くのが一番。多少天気が悪くても登る楽しさを味あわせてくれそうなお山へGo!
レコを見ると…最近行かれた方はいらっしゃらないようで、小屋は6月25日から営業「予定」
色々調べても直近の情報はありません。1年前、2年前の情報から装備をチョイス!
渡渉が多いようですから、スパッツは外せません。
北アルプスですから残雪対応で軽アイゼンも忍ばせます。
それと…鈴はダブルにします。(記録がない=人が少ない=クマがいる可能性大)
ナビにしっかり登山口を教えて久しぶりに上信越道をひた走ります。
何時ものコンビニで、食料を買い込み国営あずみ野公園の脇をかすめて、登山口についたのは夜明け前4:00くらいでした。
知っている登山道ならヘッデン着けてナイトハイクを気取るところですが
ここは明るくなってから…それと誰か来ないかな?なんて淡い期待をもっていました^^;
4:30を過ぎると明るくなってきました。駐車場には私の車だけ…
準備運動をしっかりしていきます!(^^ゞ
沢沿いの道は実は大好きです。日常では絶対に味わうことができないですし、この季節涼しげで水の音を聴くだけで癒されます。
水量は豊富ですが、渡渉で苦労するような感じはありませんでした。
それと魚止めの滝は一見の価値があります。すばらしい!
最終水場で沢登チックな変化に富んだコースは終了です。ここまでは斜里岳に似てたかな?
ここから先は大凪山までは、黒戸尾根の核心部に近い傾斜が続きます。
体調も悪くないようなので、ガンガン鈴を鳴らして登りました(^^
大凪山で中休止した後は、まったりします。
天気は時より日が差し込んでいましたが、ガスがだいぶ湧いてきました。。。
ただ、初めて踏み入るお山は一歩一歩進むにつれ、初めてみる景色や植物との出会いなど
ワクワク感がまさりますね!
残雪に少し悩まされましたが(雪は苦手でして)無事様々なアトラクションをこなすことが出来
稜線の小屋にたどり着くことが出来ました。
景色は…野口五郎の裾野が見えます^^;
かろうじて、燕岳から唐沢まで続いているだろう稜線も見えます。
後はガスの中で頭上のみが晴れているそんな感じでした。
でも久しぶりの北アルプスです。真っ白じゃないだけ、雨が降っていないだけ、
ここまでの楽しい時間で十分です。
小屋番さんに挨拶をし、営業しているのかお聞きすると
「下界は雨が降っているようですが、山頂には雨が降らず…水が無くて困ってます」とか
営業はされているようです。
山頂についても状況は変わりません^^;
思ったより広い山頂で湯を沸かし静かな時間を独り占めです。
晴れたらすごいんだろうな〜と思いつつ北アルプスの裾野と時より魅せる僅かな山並みを
堪能して、下山開始です。
振り返って餓鬼岳の山頂を撮ろうとカメラを構えると、今年初めてコマクサがポツンと
咲いているのを見つけることが出来ました。
小屋番さんに下山しますと声かけて出発です
下山はパラっと雨に降られ、ズッコケながらも丁寧に少し時間を掛けて来た道をなぞるような思いで
歩を進めました。歩を進めるにつれ…今日のこのルートの登山者は私一人だということが
解ってきます。
クマさんに合わないように、歌を歌いながら落ちていきました(笑)
(本当に足場を踏み外して落ちてしまいましたが…^^;)
餓鬼岳。天気が悪くても登る楽しさと降りる厳しさを教えてもらった名山です。
もっと人気があってもいいように思いますが、あまり人気がでて人が押し寄せても、あの落石地帯は
危険度が増すばかりですしね。
このルートを安全に整備していただいている、小屋番さんに最後に大感謝です!
最後までお付き合いいただきありがとうございました(._.)
白沢からの日帰りピストンだったんですね!
これはなかなかハードかと。
ここは下りが結構大変ですよね
特に雨の後とか沢沿いは滑りやすいですし・・・。
お怪我なくて良かったです
今度は1泊してぜひ唐沢岳まで足を延ばされて下さい 絶景が待ってますよ〜
餓鬼、静かな山かと思っていたのですが、最近は結構人気のようで、我々が行った時は、下山時にものすごい数の登山者とすれ違いましたよ。
(唐沢岳の方は、往復貸切でしたが)
恐らくまだギリギリ6月でしたので、さほど人がいなかったのではないでしょうか?
でも、殆ど雨にも降られず、 もたくさんで充実の山行されましたね〜
ガンガン行きますな〜
お気持ちは良く解りますが、
ご自愛くださいよ〜
燕岳のお隣にこんなお山があったですね。
燕があるから、餓鬼岳って見逃されてると思います。
でも静かな名峰もあって良いかと・・・
マイ100名山ですね。
沢登り的な楽しさと が沢山あって
充実した登山をされた事が良く解りますよ
私も経験ありますが、ソロで樹林帯だと熊はイヤですね。
まだ出合った事はありませんが、人があまり入ってないと怖いですね〜
鈴も良いらしいですが、イヤな場所は2本ストックを
カチカチと鳴らすと遠方まで金属音が響いて効果が高いとか、ストックで岩をたまに叩くとかも良いと
山岳ガイドより聞きました。
熊に出合った経験が数回あり、ストックの金属音は嫌いのようだと言ってました。
Pengin22さん
こんばんは
単独で長めに歩いて一人きりかな?
って思う下りは違うプレッシャーがかかります^^;
Penguin22さんのこの山域の縦走レコも
参考にさせてもらいました
人気…あるんですね!
今回は全山貸切だったので、特に沢音で鈴の音が
かき消される区間はサザンなど歌って降りていました
Carolさん こんばんは
是非浮き世に疲れたら
この御山にお越しください
Carolさんなら存分に堪能されると思いますよ
単独が多いので鈴は…3種類もっています(どれだけ怖がり?)
ストック2本をカチカチ…ふむふむ
あっ 私シングルステッキでした
病み上がりは焦っていけませんね
でも、山がそうさせるんです。
次はもう少しおとなしい処に?行きませう ???
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