山行記録: 剱岳(早月ルート1）

記録ID: 318839

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無雪期ピークハント／縦走

剱・立山

剱岳(早月ルート1）

2013年07月12日(金) ～ 2013年07月13日(土)

富山県

kazuce

GPS: 26:45
距離: 9.6km
登り: 1,478m
下り: 1,478m

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コースタイム

12日　馬場島 6:45　→　1000m 7:20　→1400m 8:40 →1800m 9:30　　→早月小屋 12:30
13日　早月小屋　6:30 → 馬場島　9:30

天候	12日　曇り　　 13日　雨
過去天気図（気象庁）	2013年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車馬場島荘に登山ポストがあります。 http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/kanko_turugi/babajimasou.htm ※馬場島荘の営業時間やサービスについては事前に確認をしましょう。　　　　最寄の温泉は↓ つるぎ恋月　http://www.tsurugi-koizuki.com/spa/ 吉峰温泉　　http://www.yoshimine.or.jp/relax/01.html お世話になった早月小屋　↓ http://www.net3-tv.net/~hayatsuki/ 　アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	馬場島→1920P 特に危険個所はありません。 1921P→早月小屋　16箇所の雪渓・雪田があり、通過時にスノーブリッジの踏み抜き　　　　　　　　　　　　や崩壊及び滑落に注意が必要と思われます。 ※1　下山時は雨が降っていたので雪渓帯はアイゼンを装着して通過。 ※2　雨の為、1921Pより下の登山道の急傾斜箇所や岩場箇所も非常に滑りやすく注意が必要です。

写真

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馬場島荘及び駐車場

2013年07月12日 06:45撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 6:45

馬場島荘及び駐車場

1000m地点の道標
1000m地点～1800m地点間に200m間隔で道標があります。

2013年07月12日 07:21撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 7:21

1000m地点の道標
1000m地点～1800m地点間に200m間隔で道標があります。

1800m地点の道標

2013年07月12日 09:30撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 9:30

1800m地点の道標

1800m 9:30 外気温　24℃

2013年07月12日 09:32撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 9:32

1800m 9:30 外気温　24℃

登山道より赤谷山方面

2013年07月12日 10:14撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:14

登山道より赤谷山方面

1900m～早月小屋までに16箇所の雪渓や雪田を渡って行きます。

雪田①

2013年07月12日 10:18撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:18

1900m～早月小屋までに16箇所の雪渓や雪田を渡って行きます。

雪田①

雪田②

2013年07月12日 10:21撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:21

雪田②

雪渓①

2013年07月12日 10:28撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:28

雪渓①

雪渓②

2013年07月12日 10:32撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:32

雪渓②

雪渓③

2013年07月12日 10:43撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:43

雪渓③

雪渓④

2013年07月12日 10:48撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 10:48

雪渓④

雪渓⑤

2013年07月12日 11:10撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 11:10

雪渓⑤

スノーブリッジの部分崩壊

2013年07月12日 11:13撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 11:13

スノーブリッジの部分崩壊

雪渓⑥

2013年07月12日 11:14撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 11:14

雪渓⑥

融雪が進む雪渓

2013年07月12日 11:42撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 11:42

融雪が進む雪渓

早月小屋手前の大岩のフィックスロープ

2013年07月12日 12:17撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 12:17

早月小屋手前の大岩のフィックスロープ

早月小屋手前

2013年07月12日 12:26撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 12:26

早月小屋手前

早月小屋手前より剱岳方面①

2013年07月12日 12:27撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 12:27

早月小屋手前より剱岳方面①

早月小屋手前より剱岳方面②

2013年07月12日 15:00撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 15:00

早月小屋手前より剱岳方面②

お世話になった早月小屋

2013年07月12日 12:31撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 12:31

お世話になった早月小屋

小窓尾根①

2013年07月12日 12:45撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 12:45

小窓尾根①

小窓尾根②

2013年07月12日 18:40撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 18:40

小窓尾根②

小窓尾根③

2013年07月12日 18:41撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/12 18:41

小窓尾根③

馬場島荘の駐車場

2013年07月13日 09:30撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/13 9:30

馬場島荘の駐車場

冬季ゲート

2013年07月13日 09:43撮影 by DMC-S2, Panasonic

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7/13 9:43

冬季ゲート

撮影機器：

DMC-S2 Panasonic

感想

kazuce

今回、剱岳・早月尾根ルートの山行を実施するにあたり、天候と登山道のコンデションに注意した。コンデションについては事前に富山県警に確認した。残雪が多いという事でアイゼン・ピッケルを携行。天気については前線の停滞が気になってはいたが11日には立山市内に滞在していたので、12日の早朝に出発し日帰りでの山行を計画をしていた。

しかし、12日は午前3時に起きたが天候が気になり、星空の無い曇った空を眺めている内に車内で寝てしまった。
再び目が覚めて時計を確認すると既に6時を少し過ぎていた。
急いで朝食を済ませ出発するが、この時点で日帰りは難しいので登山計画書を変更し、早月小屋泊で往復で記入し提出。
出発時に外気温は確認にていないが、馬場島登山口(標高760m)から登り始めて直ぐにに汗が出てくる。Tシャツ　一枚でもかなり暑い。途中1800m地点（9時30分）の温度計は24℃を指してた。ザックを下し事前情報の雪渓状況について勘案しながら小休憩。
再びザックを背負い出発。数十分歩き1921Pを通過すると雪渓箇所が現れる。
早月小屋まで16箇所の雪渓・雪田を通過しなければならないが、小さいのは数mで大きいものでも数十m程。
規模は小さいが、この時期の雪渓はスノーブリッジや崩壊に気をつけて通過したほうが良いと思われる。
途中、規模が大きめの雪渓を通過する時にルートファインディングに時間を要し1時間程ロスした。　　

12時30分に早月小屋に到着。受付を済ませてからカップラーメンを作り昼食。

小屋前で休憩していると、剱岳に登頂してきた2人PTが戻ってきたので、小屋のご主人と一緒にルートコンデションについて訊いた。

それによると、2600mを超えたあたりに残雪が多く、一部氷化した箇所あり、クライムダウンを要する箇所もあるという事で、風についても稜線上はかなり強いらしく体がふらつくぐらいとの事なのでシビアな状況と思われる。

この話を聞き小屋の部屋に戻り、地図を眺めたり外の天候を気にしたりで落ち着かない。　何よりも天候が一番きになるところであった。

この日、早月小屋に泊まっているのは自分1人だったので、小屋の皆さんに申し訳ない気持ちと部屋を独占する気持ちが交錯するも、落ち着いて休めるので非常にありがたかった。
地図を見ながら、窓から外を眺めていると一瞬　ガスが無くなり小窓尾根がくっきりと見える時があったが、カメラを持って外へ出るとまたガスに包まれる。
雲の流れやガスの発生が非常に速い。

夕食時に、食堂のTVはNHKで相撲が流れていたが、天気予報だけが気になった。　暫くしてこの地方の予報が発表された。そして明日は高確率で雨との事。

この時には、明日の早い時間ならまだ雨は降らないだろうとか、小雨で時々しか降らないだろうとか希望的解釈をしていたので気持ちは50/50であった。

広い部屋の中で、明日の状況のシュミレーションや撤退判断の時期を考えているうちに眠ってしまった。

真夜中に雨音と風の音がして目が覚めた。
時間は2時頃と思うが、この段階で明日は下山とする事に決定した。

朝になり朝食を済ませ、小屋の皆さんにお礼とご挨拶をして小屋を後にする。

雨により雪渓が滑りやすくなるのでアイゼンを装着し、踏み抜きを注意しながら進む。下山時の登山道は所々小川のようになっている。

途中で数PTとすれ違い、雨の中、挨拶を交わしながら下山。

今回の山行では剱岳周辺の山域の天候の状況変化の速さを実感した。

また、早月小屋のご主人様とスタッフの皆さんにお世話になりありがとうございました。

　