2013尾瀬-4・湯の小屋温泉〜笠ヶ岳へ

2013年07月13日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,359m
• 下り: 1,359m

コースタイム

7:04湯の小屋温泉-9:02ワラビ平-10:20咲倉沢ノ頭避難小屋-11:45片藤沼-11:57至仏山分岐-12:15笠ヶ岳山頂12:19-12:34至仏山分岐-12:44片藤沼-13:41咲倉沢ノ頭避難小屋-14:29ワラビ平-(林道歩き)-15:58林道終点-16:10湯の小屋温泉

天候

曇り、時々小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場が見当たらないので、登山口近くの路肩に駐車しました

コース状況／危険箇所等

至仏山への分岐までのほとんどは林内歩きです。標識を見落として林道に入り込まないようにしたいものです(一部林道歩きがあります)　新しい熊のフンや樹皮剥ぎなども多く見られますので、周囲に注意しての歩行が必要です。(熊鈴必携)
登山ポストは見当たりませんでした。

写真

7/13 7:04

駐車場がわからず、道路脇の空き地に駐車して出発です

7/13 7:05

進んで行くと民有地のようですが

7/13 7:08

右の方向へ進むのですが

7/13 7:09

沢水の側溝を渡りますが、草で覆われています

7/13 7:09

標識ありがたいものです。無いと前へ進めません

7/13 7:09

ここを登って行くと、しばらくして

7/13 7:11

道路に出ました、上へ行くと奈良俣ダムです

7/13 7:11

少し下がって、左のコンクリートの階段を上がります

7/13 7:27

林内を進みます

7/13 7:37

道もしっかり

7/13 7:39

フィールドサイン、熊のフンです。古いのから直前のものと思われるものまでありました。周囲に目を配って歩きましょう

7/13 7:39

舗装道路(林道)にでました

7/13 7:40

ヨツバヒヨドリ、渡りの蝶アサギマダラは見られませんでした

7/13 7:44

ゲートあり

7/13 7:45

ゲートの先へ登山道が続くので、林道を少し歩いて鉄の階段を上がります

7/14 11:22

キタゴヨウマツでしょうか

7/13 8:22

このルートはずっと展望がありません。笠ヶ岳がやっと見えました、遠いです

7/14 11:22

幹の真ん中が空洞のブナ、力強く生きています

7/14 11:22

熊による樹皮剥ぎです。被害が幹の半分ぐらいだと生き続けられるようですが....

7/13 8:44

ジョウシュウオニアザミ

7/13 8:44

未舗装の林道に出ました、ここを少し歩きます

7/13 8:45

崖崩れ、大きな石が林道にも転がっていました

7/13 8:51

まだルートの半分まで到達していません

7/13 9:02

林道終点のワラビ平のようです

7/13 9:37

笠ヶ岳はまだまだ遠い存在ですね。

7/13 10:05

ガサガサ、アズマヒキガエルでした

7/13 10:20

咲倉沢ノ頭避難小屋、重そうな鉄の扉は外されていました。

7/13 10:21

内部はこんな感じ、緊急時以外の利用は遠慮したい

7/13 10:35

笠ヶ岳、近づいた感じがしません

7/13 10:50

ゴゼンタチバナの群落です

7/13 11:02

笹が覆いかぶさっていたり、かき分けながら進みます

7/13 11:06

ギンリョウソウ、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじに近づきつつあります

7/13 11:09

タニギキョウ

7/13 11:11

マイヅルソウ

7/13 11:14

オガラバナ

7/13 11:39

湿原のようですが登山道が続きます

7/13 11:39

沼が現れました、蛍池でしょうか

7/13 11:40

イワカガミ

7/13 11:42

コバイケイソウも真っ盛り

7/13 11:46

片藤沼です。片品と藤原(水上町)の境界なので、一字づつとっての名前です

7/13 11:46

笠ヶ岳も近い

7/13 11:57

至仏山と山頂への分岐に到着しました

7/13 11:57

来た方向をふりかえって。上州武尊山が見えます

7/13 11:57

中間に見える尾根を、右から左に歩いてきました

7/13 11:57

笠ヶ岳の山頂へ向かいます

7/13 11:58

至仏山方向

7/13 12:06

ムシトリスミレです、ピンボケ

7/13 12:11

ホソバヒナウスユキソウ

7/13 12:12

岩の間に見られる高嶺の花

7/13 12:14

ニッコウキスゲが一輪、片藤沼を見下ろします

7/13 12:15

笠ヶ岳の山頂に着きました、誰もいません

7/13 12:19

イワシモツケ

7/13 12:19

タカネナデシコも開花近しです

7/13 12:19

イブキジャコウソウも咲き始めました

7/13 12:19

ムラサキタカネアオヤギソウ

7/13 12:20

ミネウスユキソウ

7/13 12:21

ホソバコゴメグサ

7/13 12:22

ウラジロヨウラク

7/13 12:22

タカネシオガマ

7/13 12:25

ミヤマムラサキです。北海道と中部地方に分布して、東北・関東地方には見られないものといわれていますが、尾瀬地域で笠ヶ岳だけに見られるようです。不思議ですね

7/13 12:27

タカネバラ

7/13 12:28

ミヤマウイキョウも咲き始めました

7/13 12:31

ホソバツメクサ

7/13 12:34

ジョウエツキバナノコマノツメ

7/13 12:34

キンロバイ

7/13 12:51

オゼマイマイのようです

7/13 12:53

ダイセンヤマナメクジ

7/13 12:58

アカモノ

7/13 14:19

倒木に生えたクロベの赤ちゃん、大木に成長できるでしょうか(倒木更新)

7/13 14:29

ワラビ平に戻りました

7/13 14:33

帰りは途中まで林道を歩くことにしました。

7/13 14:37

ヒメシジミのようです

7/13 14:47

エゾアジサイの群落がありました

7/13 14:52

林道途中の尾根に入る標識を見逃してしまい、林道をずっと下ると大きく崩落した個所がありました。山側の狭い個所をやっと通過、これじゃ道とは言えないですね。

7/13 15:50

ノリウツギ

7/13 15:58

ヤマグワの実が熟していました

7/13 15:58

林道終点に到着しました

撮影機器：

EX-H20G CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

おぜさい

尾瀬ヶ原や尾瀬沼はニッコウキスゲの最盛期を迎え、シーズンで一番の人混みが予想されたので、尾瀬の端っこ笠ヶ岳へ行ってきました。
今回はこれまで未経験の湯の小屋温泉からのルートを歩きました。

笠ヶ岳に近い片藤沼までの尾根歩きは、ほとんど林内のため風通しが悪く蒸し暑い展望の無いルートです。

熊のフンや樹皮剥ぎなども多く見られ、動物の脅威が感じられます。
秋の紅葉時期を歩くのには良いでしょうが、あまりお奨めではありません。
歩く人もほとんど無いと思われます。鳩待峠からのルートが無難に思えます。

笠ヶ岳は至仏山と同じく蛇紋岩でつくられた山であり、蛇紋岩地特有の珍しい高山植物を多く見ることができます。
笠ヶ岳は尾瀬のガイドブックでもほとんど紹介されていませんが、訪れる人も少なく静かな山歩きを楽しむことができます。

山頂からの展望も素晴らしいので是非お訪ねください。

コメント

nabeka

笠ヶ岳ですか
ozesaiさん、こんばんは。

笠ヶ岳は気になる山でした。
しかも、湯の小屋温泉からのルートは、かなりマイナーなルートですね。
ozesaiさんでさえ、初めてというのは驚きです

池があったり、高山植物が多かったりで、なかなか面白ろそうな山ですね。
入山者が少なく、熊が出そうなのは嫌ですが

おぜさい

nabekaさん、おはようございます
ご無沙汰して申し訳ありません。

家庭事情でしばらく休止していた山歩き、今月になって再開しました。

笠ヶ岳も至仏山と同様に、蛇紋岩による山なので魅力的な花が見られます。
理由は不明ですが、至仏山(尾瀬地区全体でも)に見られない「ミヤマムラサキ」なども生育しています。この花は東北・中部地方で見られ、どういうわけか東北・関東には見られないようです。

高山の花にも不思議がいっぱいですね。