高尾山北面支尾根2(非一般道)
- GPS
- 04:34
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 316m
- 下り
- 304m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:32
は林道から上は崖に阻まれ、素手で突破することができなかった。今回は念のための安全確保の道具を用い、まずその崖に挑戦した。
崖の上からのルートもひんぱんに歩かれた形跡はなかった。460m圏の平たいピークを越えてからの下りは踏み跡は明瞭だが相変わらずワイルドで、誰にも会わずにパーキングスペースまで下った。
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全コース、ガイドブックに記載なし。踏み跡はあったりなかったり。3点支持が必要な急斜面連続の箇所が多い。林道から上の尾根への取り付き部の崖では念のため確保用にスリング、カラビナを使用したが必須ではない。 |
その他周辺情報 | 圏央道高尾山ICから日影林道口駐車スペースまでにあるコンビニは20号線沿いの京王高尾山口駅と中央線ガードの間にファミマとセブンがある。 |
写真
装備
個人装備 |
25Lザック
メット
カッパ上
綿パン
コンプシャツ・タイツ
パイルソックス
長ぐつ
ゴム引き手袋
ヤマレコMAP
補助バッテリー
パン
カメラ
水
ガスライター
60cmスリング
30cmスリング
安全環付きカラビナ
|
---|
感想
ロッククライミングはやったことがないので、数メートルの崖ではあるが、確実に登るため、ウェブで最低限の最近の安全確保・保持(ビレー)の技術情報を得てぶっつけで試行した。基本的には崖(といっても土が主体)を3点支持で登り、体重は主に足で支えるが、保持具は腕を休めるために一時体重をゆだねるのに用いた。
保持具としては、安全性と軽さを考慮し、静的耐荷重250kgの4mm径7芯パラコード(パラシュートのひもに用いられるらしい)を用いて60cmと30cmのスリング(縄の輪)を数本ずつ作り、簡易腰ハーネス(安全ベルト)は市販の幅18mm長さ120cmテープ・スリング(強度22kN)で組み立てた。しっかりしたツル・灌木・根などにプルージックやマッシャーノット(いずれも摩擦で滑らないようにひもを巻き付ける結び目)などを固定して体重を一時的にゆだね、腕を休めながら登った。この太さのロープ(というより細引き/テントの張り綱)では滑落で加速した体重による衝撃には耐えないが、滑り始めの荷重(静的とみなせる範囲)を止めるには十分と思われる。したがってスリングはなるべくたるませず、衝撃を与えないよう留意した。
保持具を使う初めてのトライであり、ウェブ情報と実地との違いをあれこれ試し、楽しみながら数メートルの崖に50分もかけた。もっといろいろ試したかったがいつのまにか終わった。
前回素手で登るのをあきらめた理由は、頼りになりそうな太いツル1本に固執し、他の支点を利用しなかったため、腕力を片時も休めることができず力尽きたから。根も使っていれば腕が疲れる前に登れたはず。根の利用は急斜面の常套手段。
崖上からのルートは踏み跡は明瞭だが頻繁に歩かれておらず、十分楽しめた。460m圏の平たいピークまで、写真でも説明したが、稜線の最も盛り上がったはずの馬の背部分が長い区間にわたり溝状に不自然にえぐれており、人為的に削られたものと思われ、昔の軍道かと想像したりした。
今回は、簡単な道具を使った崖トライがハイライトだった。結構楽しめたのでまたやりたい。通常は不要だが、ロープの単純な輪によるマッシャーやプルージックという摩擦を利用する結び目は理に叶っており、スリングは大した荷にならないので、私のような趣向の者は備えておくといざというときに役に立つと知った。経験の蓄積であるシンプルなロープワークのすばらしさを実感した。
今回のねらいは、もうひとつ、南浅川右岸の踏み跡の踏査。歩くことは可能だが、ブッシュが濃く、谷筋(台風で荒れたまま)を横切るときは続きのルート探しで立ち止まることがあり、日影沢入り口から700m弱の距離を通過するのに1時間を要した。これからの季節はさらに歩き難くなるマニアックなルート。
コメント
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冒険されてますね。羨ましい。
野いちごは私も大好きです。歩きながら摘んで食べちゃいます。
本当は沢山摘んでジャムにしたいのですが「山から持ち帰るのは思い出とゴミだけ」がポリシーなので諦めてます。モミジイチゴは相模湖の孫山から大平小屋辺りにめっちゃ生えていて、可愛かったです。
shirokumanさま
コメントありがとうございます。
野いちごは昔から大好きで出会うと必ず食べます。もいでその場で食べるのが一番ですね。
孫山のレコ読ませていただきました。コースもshirokumanさんも結構タフですね。そして人に会わないコース選びがいいですね。孫山のタフなコース行ってみたいです。
私は”超人に会わない”コースなのでイノシシが怖いです。高尾山周辺はイノシシの跡がいたるところです。いままでは八ヶ岳山麓の散歩中に一度だけ向こうから慌てて逃げて行ったのに遭遇しただけ。クマだとそうはいきませんが。
孫山レコ見て下さってありがとうございました😊
昨日の山行でも、イノシシ🐗が掘った穴がありました。狭い尾根みちとかでバッタリ遭遇したら逃げられないなぁ…と、よく悪い想像しながら歩いてますよ。お互い気をつけましょう!
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