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記録ID: 3231251
全員に公開
沢登り
比良山系

奥ノ深谷(比良は滝の豊庫)

2021年05月30日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.3km
登り
630m
下り
845m

コースタイム

日帰り
山行
5:30
休憩
0:57
合計
6:27
8:53
26
9:19
0
9:19
9
9:28
12
9:40
0:00
35
奥ノ深谷入渓
10:15
0:00
75
4段40m滝
11:30
12:08
8
核心部終了
12:16
26
12:42
44
13:55
18
14:13
32
14:45
35
15:20
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
沢と新緑のセットを楽しむべく20年ぶりくらいに奥ノ深谷にやってきました。なお、家族との車争奪戦に敗北し公共交通機関利用です。
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沢と新緑のセットを楽しむべく20年ぶりくらいに奥ノ深谷にやってきました。なお、家族との車争奪戦に敗北し公共交通機関利用です。
登山届を提出し、明王谷沿いの林道を進みます。
登山届を提出し、明王谷沿いの林道を進みます。
林道途中のかけ崩れ箇所。昨年の口ノ深谷の時はなかった。上を越えました。
林道途中のかけ崩れ箇所。昨年の口ノ深谷の時はなかった。上を越えました。
白滝谷に架かる橋の向こう側で河原に降りました。
白滝谷に架かる橋の向こう側で河原に降りました。
降りた場所が、奥ノ深谷(右)と白滝谷(左手前)の出合です。
降りた場所が、奥ノ深谷(右)と白滝谷(左手前)の出合です。
遡行図です。出典:近畿の山 日帰り沢登り
遡行図です。出典:近畿の山 日帰り沢登り
入渓します。久々の沢です。普段の水量が分からないですが、感覚的には多い方と思います。
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入渓します。久々の沢です。普段の水量が分からないですが、感覚的には多い方と思います。
水は冷たく気持ちいいですが、泳ぐにはまだ早い状況。よって釜ありの滝(ほとんどそうです)は回避(巻き)の方針です。
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水は冷たく気持ちいいですが、泳ぐにはまだ早い状況。よって釜ありの滝(ほとんどそうです)は回避(巻き)の方針です。
最初の7m滝。豪快な直瀑が釜に注ぎます。左のガリーを登りました。
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最初の7m滝。豪快な直瀑が釜に注ぎます。左のガリーを登りました。
盛夏なら釜を泳いで取付きたいところ。
盛夏なら釜を泳いで取付きたいところ。
左側のチョックストーンの岩場から越えました。
左側のチョックストーンの岩場から越えました。
岩溝4mの滝。圧倒され6mくらいに見えました。右側を登ります。
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岩溝4mの滝。圧倒され6mくらいに見えました。右側を登ります。
二段8m滝。水量が多いせいか2筋の滝となっています。
二段8m滝。水量が多いせいか2筋の滝となっています。
下段は右から巻いて、上段は右側の滝を直登しました。残置スリングを活用。
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下段は右から巻いて、上段は右側の滝を直登しました。残置スリングを活用。
谷に日が射して明るくなり、4段40m滝の下に着きました。水が躍るように落ちてきます。
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谷に日が射して明るくなり、4段40m滝の下に着きました。水が躍るように落ちてきます。
上までは見えませんが、高所から飛沫(しぶき)を上げ、霧雨となって全身に吹き付けてきます。右側の岩場を登ります。
上までは見えませんが、高所から飛沫(しぶき)を上げ、霧雨となって全身に吹き付けてきます。右側の岩場を登ります。
二段目の滝から見下ろしたところ。
二段目の滝から見下ろしたところ。
三段目?
四段目?
巻き道は割としっかりしています。
巻き道は割としっかりしています。
4段目の上の10m滝と思います。美瀑です。一緒に巻きました。
4段目の上の10m滝と思います。美瀑です。一緒に巻きました。
滑り台状のきれいなナメ滝の前で沢に復帰しました。夏場は遊べそうです。
滑り台状のきれいなナメ滝の前で沢に復帰しました。夏場は遊べそうです。
大釡の3m? 次から次へと豪瀑が登場します。
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大釡の3m? 次から次へと豪瀑が登場します。
斜瀑2m。だぶん左巻きだった。
斜瀑2m。だぶん左巻きだった。
斜瀑4m。左を登る。
斜瀑4m。左を登る。
8m美瀑と思いますが、ちょっと自信なし。ガイドでは大きく右巻きですが、左の高いフェースを根をしっかり掴みながら越えました。ちょっと緊張しました。
8m美瀑と思いますが、ちょっと自信なし。ガイドでは大きく右巻きですが、左の高いフェースを根をしっかり掴みながら越えました。ちょっと緊張しました。
カレンダーに出てきそうな美しい段滝の風景。
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カレンダーに出てきそうな美しい段滝の風景。
右からナメ状の枝沢が入ってます。核心部もそろそろ終盤です。
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右からナメ状の枝沢が入ってます。核心部もそろそろ終盤です。
エメラルド色の水面。
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エメラルド色の水面。
手前の滝群から続けて最後の7m滝を右から巻きました。
手前の滝群から続けて最後の7m滝を右から巻きました。
核心部を終了し、ほっと一息ついてます。公共交通機関利用時には、いつもと違う楽しみ方ができます。
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核心部を終了し、ほっと一息ついてます。公共交通機関利用時には、いつもと違う楽しみ方ができます。
大きなテラス状の岩の上で寝っ転がって休憩。気分よし。
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大きなテラス状の岩の上で寝っ転がって休憩。気分よし。
ここから先は、大きな滝はないものの、水流のある小滝を直登しつつ沢歩きを楽しみました。
ここから先は、大きな滝はないものの、水流のある小滝を直登しつつ沢歩きを楽しみました。
大橋小屋を過ぎて二俣を左の谷に入ります。
大橋小屋を過ぎて二俣を左の谷に入ります。
自然の芸術でしょうか。
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自然の芸術でしょうか。
中峠との分岐で遡行を終了します。
中峠との分岐で遡行を終了します。
水はまだまだ尽きません。根負けしました。
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水はまだまだ尽きません。根負けしました。
八雲ヶ原との分岐で渡渉後、すぐ上が金糞峠です。
八雲ヶ原との分岐で渡渉後、すぐ上が金糞峠です。
ここから琵琶湖を見下ろしながら正面谷を下りました。
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ここから琵琶湖を見下ろしながら正面谷を下りました。
バスの時刻まで40分ほどあったのでそのまま歩いてJR比良駅へ。青空と湖の風景がよいです。無事下山できました。
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バスの時刻まで40分ほどあったのでそのまま歩いてJR比良駅へ。青空と湖の風景がよいです。無事下山できました。

感想

○概要
・久々に山に行きたくなった。すでに暑くなりかけの時期なので沢と新緑のセットがよい。
・なお、家族との車争奪戦に敗北し公共交通機関を利用する制約となる。
・比良がいいかな。20年ぶりくらいになるが奥ノ深谷に行ってみよう。

○入渓まで
・始発電車で出発。出町柳からバスに揺られて坊村で下車。\1,100
・明王谷沿いの林道を約40分歩く。
・途中、崖崩れによる土砂を乗り越える箇所あり。
・白滝谷に架かる橋の向こう側で河原に降りる。そこが奥ノ深谷と白滝谷の出合である。
・河原で入念に準備(服装、沢靴、ヘルメット、手袋、防虫スプレーなど)

○奥の深谷核心域
・入渓:9:40
・普段の水量が分からないが感覚的には多い方と思われる。
・水は冷たく、泳ぐにはまだ早い状況。よって釜ありの滝は回避(巻き)の方針。
・最初の7m滝:9:54 豪快な直瀑が釜に注ぐ。左のガリーを登る。
・岩溝4mの滝:10:01 6mくらいに見えた。右側を登る。
・二段8m:水量が多いせいか2筋の滝となっている。下段は右から巻いて、上段は右の滝を直登した(残置スリングあり)。
・やがて谷に日が射して明るくなり、4段40m滝の下に着く。上までは見えないが、高所から飛沫(しぶき)を上げて豪快に水を落としている。
・飛沫が霧雨となって全身に吹き付けてくる。盛夏に来るとさぞ心地よい冷風と想像する。
・4段40m:10:15 右側の岩場を登り、途中から巻道に入る。左に豪快な滝を見ながら上の10m直瀑とともに巻いた。
・8m美瀑:10:54 両岸とも切り立ったゴルジュの奥で水を落とす。ガイドでは右巻きだが、左のフェースの木々がしっかりしていたので、高度間はあり緊張するものの左を小さく巻いた。
・9m、2段12m:滝の全容が見えなくなるほど左を大きく巻いた。
・最後の美しい滝7m:巻道の途中から見たが、幅広の美しい直瀑であった。

○後半の遡行
・7m滝を右から巻いて河原に至る。
・11:30 核心部終了。
・テラス状の大きな岩があった休憩することに。
・喉が大変乾いたので、美しい景色を見ながらザックに忍ばせた缶ビールを2本空ける。
・一般にはここで遡行を終了することが多いが、水量がまだまだ豊富であったため、そのまま沢沿いに進むことに。
・ここから先は、大きな滝はないものの、水流のある小滝を直登しつつ沢歩きを楽しんだ。
・大橋小屋を左に見て通過し、二股を左の沢に入る。中峠との分岐で遡行終了。
・沢登は全身運動なので、遡行距離は短くとも疲労度は大きい。

○下山
・靴を履き替えて登山道を進み、八雲ヶ原との分岐を右に渡渉して少し登ると金糞峠。
・琵琶湖の景色を眼下に見ながら正面谷を急降下。約45分でイン谷口に到着。
・バスの時刻まで40分ほどあったのでそのまま歩いてJR比良駅へ。

○感想など。
・梅雨の時期なので水量がとても多く、豪快な滝に圧倒されながら登ったが、青空と新緑と水辺の景色を存分に楽しめた。
・翌日は全身筋肉痛に悩まされた。

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