岩手山〜雲海の夜明け、虹そして影岩手〜
- GPS
- 28:03
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,520m
コースタイム
7:15 網張リフト乗車
7:50 犬倉下車、準備、山歩き開始
9:20 姥倉分岐
10:15 切り通し(お昼休憩20分)
10:35 鬼ヶ城ルートへ出発
13:50 鬼ヶ城分岐
14:05 不動平避難小屋
(トイレ・荷物をデポして山頂へ)
14:50 岩手山頂、お鉢巡りへ
15:35 不動平避難小屋、八合目小屋へ
15:55 八合目避難小屋チェックイン、宿泊
7月21日
2:55 起床
朝日を見るため準備し山頂へ
3:30 不動平
4:15 ご来光
雲海、虹、影岩手
5:15 八合目小屋
朝食、荷造り
6:55 出発
7:10 不動平、お花畑ルートへ
8:30 お花畑
御釜湖・御苗代湖
9:15 徒渉点で休憩
9:50 大地獄分岐
10:05 切通し
10:55 姥倉分岐
11:58 リフト犬倉乗車
12:30 網張温泉リフト乗り場
天候 | 晴れのち曇り 山頂、八合目以上はガスに包まれたり晴れたり目まぐるしく変化 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
往復@¥1300 ※http://www.qkamura.or.jp/iwate/free2/ リフトは往復の場合、二日間有効 網張温泉の日帰り入浴割引券を頂けます。 大人@¥500→¥400になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※登山ポストはリフト乗り場にあります。 記入式です。 ※トイレは、リフト乗り場前のスキーセンター、不動平避難小屋、八合目避難小屋にあります。 ※水場は犬倉分岐の先の木道を下りて行った樹林帯にあります。(標示榜が立っています) 八合目避難小屋の前、御成清水は水量豊富に出ています。 ※温泉♨は網張温泉休暇村の日帰り入浴を利用しました。 15:00までです。 近くに日帰り専用温泉館もあります。 http://www.qkamura.or.jp/iwate/hotspa/ ※登山路状況 樹林帯は歩きやすい道です。木道もあります。 ところどころ泥濘個所があります。 ✿鬼ヶ城ルートはアップダウンのある岩場が続きます。 片側が切れ落ちた個所もありますので注意。 岩場の細い登り(または下り)の個所は ストックをしまって手を足をかけながら慌てず通過。 御神坂ルートと合流する個所〜不動平避難小屋までザレ場になるので慎重に。 南側斜面の草原にコバイケイソウ、ニッコウキスゲ、タカネアオヤギソウ、チングルマの穂、ミヤマトウキ、 トウゲブキなど 岩場にはムシトリスミレ、エゾツツジ、コミヤマハンショウヅル、イチヤクソウ、オノエラン、 ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲ、ウスユキソウ、コケモモ、コメバツガザクラ シラタマノキ、ウラジロハナヒリノキ、イソツツジなどがあります。 ✿不動平(9合目)〜山頂、お鉢巡り 登りで二股に分かれますが右側を進んだ方が登りやすいです。 左側はザレザレで登りにくいので下りに使った方がよろしいです。 お鉢巡りはザレ場がですが、 コマクサ(終盤)、イワブクロ(これから見頃になります)などが楽しめます。 途中から岩手山神社奥宮への参拝路に分かれます。 奥宮では地熱が出ています。 9合目からはイワギキョウ、イワブクロが咲いてきています。 コマクサ、タカネスミレは終盤でしょうか? ✿お花畑ルート 不動平から御花畑に下りていく途中、急坂、岩場の段差の大きな個所などがあります。 ミヤマホツツジ、ミヤマカラマツ、ミドリユキザサ、シラネアオイ、エンレイソウ、オオバタケシマランなど。 お花畑では今、ミヤマキンポウゲ、ハクサンチドリ、ホソバノキソチドリが見頃です。 コバイケイソウは終盤です。 トキソウは見つけられませんでした。 ✿犬倉〜姥倉分岐〜黒倉山周辺 ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、ウラジロヨウラク、アカモノ、ネバリノギラン、ギボウシ、 マルバシモツケ、タカネトウチソウ、イワテトウキ、ヤマハハコ、クルマユリ、カンチコウゾリナなど。 ✿各ルートの樹林帯には 林床にマイヅルソウ、ギンリョウソウ、オオバキスミレ、モミジカラマツ、ミヤマカラマツなどがあります。 ※八合目避難小屋情報 http://www.takizawa-kankou.jp/tozan.html |
写真
感想
素晴らしい雲海の夜明けでした。
今回の岩手山は岩手山初めての長女と同行。
山小屋で一泊し、夕日と朝日を見ようということでした。
雲が多く日没と星空は望めませんでしたがご来光の素晴らしさは格別でした。
日の出は4:10頃と山小屋の掲示板に書かれていたので
それに合わせて起床し
雲の切れ間に夜明けの色を確認し、ヘッドライトをつけてお鉢まで歩き
ご来光を待ちました。
雲海が広がり、そこに日が射してくる様はまさに黎明の夜明け。
新しい希望の光に満ちていました。
じわじわと顔や体や手足の先までも温かなそして強い光に照らされて
活力が湧いてくるようでした。
反対の山頂がある西の空には虹が出て空への階(きざはし)を見せていました。
さらに岩手山の山影が雲に山にきれいに映っていました。
一連のこの景色がとても美しかったです。
山下達郎の「希望という名の光」という歌があります。
“運命に負けないで
たった一度だけの人生を
何度でも起き上がって
立ち向かえる
力を送ろう“
というフレーズがあります。
太陽の強い光を感じながらこのフレーズを思い出しました。
苦しい思いをしてここまで来て、山小屋で一泊した甲斐がありました。
今までのいろんな苦しさや嫌な事もつらいこともすべて吹き飛ぶような素晴らしい景色でした。
鬼ヶ城ルートは暑さと背中の荷物の重さにばててしまいました。
先日、虎毛山で痛めた仙骨部分もまだ完治していない、段差の大きい登りでちょっと違和感があります。
ゆっくり行けば大丈夫、大丈夫と自分をだましながら進みました。
お花につかまり、荷物の重さにバテばてしながら時間がかかり、何人もの人に抜かれて行きました。
どうしてみんなそんなに元気なんだろう?
途中、岩場から見える岩手山や火口原のお花畑、地獄谷、反対尾根の屏風尾根、赤倉岳などを眺めながら
岩場や草原に咲く花を愛でてゆっくりと歩きました。
やっと不動平避難小屋に着き山頂目指す頃は疲れもピーク。
咲き始めたイワブクロに元気をもらいながら山頂に立った時はこれで4回目にも関わらずやっぱり嬉しい!\(^o^)/
西側はガスに覆われて裏岩手の眺めを楽しむことはできませんでしたが
お鉢の中の妙高山やガスが迫って来てはあっという間に靄の中に閉ざされ
時の流れとうつろう様を目の前で感じられるようでした。
※不動平〜山頂に向かう途中、二股に分かれますが
距離を縮めたいのでザレ場の下りやすい方を登って行きました。
下りてきたおじさまが「こっちは登りにくいよ。向こうの方がいいよ」と
もう一つのしっかりしたジグザグ道を勧めてくれましたが
「こっちの方が近いですよね」と答えてそのまま行こうとしました。
おじさまは気分を害したらしく、ものすごい形相で睨み、
ずっと睨んだまま何も言わずにゆっくりとすれ違って行きました。(゜o゜)
こちらは睨まれて驚いてしまいました。
素直にアドバイスを受け入れなかったからなのか口答えしたように思われたのか
おじさまの機嫌を損ねてしまったようです。
どの道を選んで進むのかは自由、迷惑かけなければそれでいいと思っていたのですが
言われたとおりに行かなかったのがいけなかったのか?(T_T)
やはり他の登山者に気を使わなければいけない場面もあるんでしょうね。反省(/_;)
※山小屋でのマナーについて
この日の宿泊者はかなり多かったです。
100人収容できるそうですが、70人以上はいたような気がします。
トランプゲームをして騒がしいパーティ
小屋の中でご飯を食べながら静かに山談義をする二人連れ
早々と眠りに入っていたシニアの方々
外で酔っぱらって転んだ方がいたようで
管理人さんの呼びかけに応じられたドクターとナースの女性が看護に当たっていました。
(大事には至らなかったようです)
そして就寝タイムのいびきの大合唱、皆様ごゆっくりとくつろいで眠れたようです。
私は山小屋での緊張感か今回も眠れず…(寝つけに紙パックの梅酒を飲んだものの効果なし)(/_;)
小学生低学年でしょうか?おとうさんと一緒に来た子供たちに感心しました。
老若男女問わず、いろんな方たちが岩手山を登山されています。
食事はもちろん用意した分は残さずいただきますが
食事の片づけで使った水の始末を地面に流していいものなのか
歯磨き(水磨きです)のぐちゅぐちゅぺーした水を迷惑のかからない場所に吐き出していいものなのか…(~_~)
自分の行為にいろいろと疑問が生じました。(人が多いからこそ気を使う部分が多いです)
※行きも戻りも山道にゴミを見つけました。
まだ余裕のある時はゴミ拾いしましたが、疲れ切ってしまうと見過ごしてしまいます。
何だか山を歩く自分の姿勢は気分によって左右されます。反省(>_<)
※良くも悪しくも岩手山は登山者を優しく受け入れてくれます。
山は自分の体力次第、そして自分の精神的なものにも左右されます。
寛容な心と大きく優しく包み込む山そのものに生き方を見習いたいですね。
※写真は多くなりすぎたのでお花を割愛しました。
たくさんの花たちに出会えてそして咲いている姿に癒されました。(*^_^*)
meikenさん、どうしているかな〜と、八幡平からずっと見つめておりました
モコモコの雲が取れず、晴れたり曇ったりなんだろうなぁと。
しかし、素晴らしいご来光を見ることができて、一緒に行ったように嬉しくなりました
虹も、影岩手山も、この天気だからこそのものですね。
朝焼けの中の虹って、見たことないです〜!!
夕日に星空は残念でしたが、それは次のお楽しみですかね
私も写真多すぎなレコでした。
天気が良いと、景色の写真が増えますからね
お疲れ様でした。お尻もお大事に…!
八合目一泊での岩手山、羨ましいです
人気のある山は色々な人が来ますから、そういう意味ではちょっとめんどくさいですよね、でもそんな事以上に綺麗な花や風景が見られますから、やっぱり行きたくなってしまいます
素晴らしいご来光と影岩手山ありがとうございます。
賑やかな小屋みたいですが一泊したかいがありましたね
おじさんにはザレ場を登るmeikenさんにかなりの疲労感を感じたのかもね、私は結構滑った記憶があります。
3歩進んで2歩下がる状態だったのでは
山に行くと♂方がお節介屋になるみたいです
Springさんがいた八幡平方面はガスがかなりかかって来て
岩手山頂からは全く見えませんでした。
黄昏と星空は見えませんでしたが
日の出の見事なパノラマは虹と影岩手の思わぬプレゼント付きで
もう感動と感激の最中でしたよ〜
Springさんも是非、山小屋で泊まりませんか?
貸し毛布があるのでシュラフなしでも大丈夫でした。
山小屋の管理人さんにもいろいろと感謝です。
お尻は完治していませんが普通に歩けますので大丈夫。
次はどこへ行こう〜
お天気がよくて最高でしたね。
八合目に泊まってすばらしいご来光が見れてよかったですね。
夏の間に鳥海山 の計画をしていましたが、岩手山 にも行きたくなりました。
いわきに行ってしまわれて
岩手山のような素晴らしいお山は見つけられましたか?
関東にはもっとメジャーな山がいっぱいですよね
岩手山…毎年登っていますが、何度訪れても素晴らしいお山です。
雄大で寛容な岩手山にいると人がちっちゃくてせこせこしているなぁと思ってしまいますが
朝焼けに映える人のシルエットはとても素敵だなぁと思いました。
いろんなサプライズを見せてくれる素敵な岩手山。
是非山小屋で泊まって素晴らしい夜明けを迎えてください。
このレコで伝えきれないほどの素晴らしい夜明けでした。
雲の切れ間の夜明け、雲海、虹、影岩手
一連のショータイムを見せてくれたのは
神様の配慮に違いない と思えてしまいます。
山もいろいろですが人もいろいろ…
楽しい時間を過ごすために
小さなつまらない事にこだわらないようにします。
今までいろんな方々に山ですれ違ってアドバイスされたりしましたが
正直“放っておいてほしい”と何度も思いましたよ
これからは先達の言葉は大事にして素直に受け入れます〜
岩手山は毎年登っています。
山頂まで行けた時もあれば9合目止まりで戻ったりした事もあります。
どのルートも大変つらいですが
お花や、見えてくる展望に楽しくなって9合目までは行けます。
鳥海山の方が高いですが
岩手山ともども、登るのはつらい です。
体力つけてばてないようにね〜
meikenさん、お尻痛められてしばらくお休みかと思っておりました。
岩手山を歩けるということは軽傷だったんですね
岩手山の素晴らしい朝焼け、見たこと無かったので堪能させて頂きましたよ
メイジャーな山域にはヒルなんていませんよね
リフトに乗ってのお気楽コースなので大丈夫でした
ヒルは見た事ありません
夏の朝は早いけどご来光が美しく見えて素晴らしかったです
岩手山のいろんなルート堪能したいですね
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