記録ID: 3250964
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ハイキング
関東
房総往還07終（一部→犬掛→館山宮城）
2021年06月05日(土) [日帰り]
faroe
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:08
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 107m
- 下り
- 103m
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| 天候 | 晴れ時々曇り 暑かったですが風が吹けばまし |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
Out:JR館山駅付近で終了（館山に宿泊しました） 翌日バスで千葉に戻りました |
| コース状況／ 危険箇所等 |
問い合わせがありましたので、記載 「一部」は現在の地名では「市部」ですが、天保国絵図では「一部」との表記になっており、房総往還が江戸時代中心の街道であることから、国絵図に合わせて「一部」の表記にしています。 〜〜〜〜〜 房総往還7回目、最終回は一部（岩井）から館山の宮城交差点までです。 一部（岩井）から館山に向かうルートは3本ありました。 �ヽけ茲い瞭醋誼�方面へ向かうルート �△泙辰垢案邁爾渓撻虜�峠を越えていくルート（これが最も多く利用されました） ��初期からの本道にあたり、一部（岩井）から西の内陸部に向かい、犬掛から南下し、府中を経て館山へ向かうルート 今回は�Ｋ榮札襦璽箸鯀�択しました。 こちらは、アップダウンが小さく参勤交代などに適していたのだと思います。 ただ遠回りで面倒なので、次第に木ノ根峠にシフトしていったのでしょう。 途中現道から離れる区間が何か所かありますが、犬掛から府中に向かう区間は平野部を進むため、圃場整備で失われている部分がかなりあります。 かつての安房国の中心地府中のマキの生け垣は見事です。 長須賀の紅屋も一目に値するでしょう。 終点は自衛隊基地の手前に当たる宮城交差点。 なんでここが終点なのかはちょっと不明ですが、房総往還は終了してもその先洲崎から外房方面へ道が続いていますので、館山城下を西に出たあたりの宮城に終点が設定されたのでしょうか。 宮城からは、日東バスやJRバスで館山駅方面へ戻れますが、本数が併せて時間3本くらいなので、場合によっては歩いて戻るのもよいでしょう（2�劼舛腓辰函� |
| その他周辺情報 | コンビニは、館山市に入る高井までありません。 高井から後も多くはありません。 自販機が適宜あります。 飲食する場所も少ないので、道の駅（三芳村）はよい休憩ポイントです。 トイレは、岩井駅、富山の登山口にあたる福満寺、道の駅三芳村、城山公園の駐車場わきにあります。 |
写真
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平郡街道踏切で街道に復帰します。
ここから福満寺までは伊予ヶ岳〜富山登山の際に通過したことあり。
ここから福満寺までは伊予ヶ岳〜富山登山の際に通過したことあり。
福聚院
安房勝山藩藩祖酒井忠国父忠朝の葬儀が行われた。
山門はもともと忠朝邸にあったもの。
安房勝山藩藩祖酒井忠国父忠朝の葬儀が行われた。
山門はもともと忠朝邸にあったもの。
いい感じの旧道です。
国土地理院の地図では途中で切れているようだったのですが、実際は最後までたどり抜けることができます。
国土地理院の地図では途中で切れているようだったのですが、実際は最後までたどり抜けることができます。
このような石で作った祠にお地蔵さんが祀られているケースが多く見られました。
斜面からの湧水を受ける桶なども多くありました。
雨の翌日だからか、結構盛んに水が出ておりました。
雨の翌日だからか、結構盛んに水が出ておりました。
小さな峠を越えます。
旧岩井町と旧平群村の境。
両町村が合併し旧富山町になりました。
このあとは坂を下りると、ほぼ平坦です。
旧岩井町と旧平群村の境。
両町村が合併し旧富山町になりました。
このあとは坂を下りると、ほぼ平坦です。
「たばこ」の文字が残っています。
集落唯一の商店だったんでしょうか。
集落唯一の商店だったんでしょうか。
左手に旧道があります。
犬のブリーダーのお家があり、吠えられます。
犬のブリーダーのお家があり、吠えられます。
ウォーキング オン ア キャン
何か動くものが目に入ったと思ったら
何か動くものが目に入ったと思ったら
左が旧道のように見えますが、左は旧平群村の中心部だった天神郷の方からくる旧道です。
房総往還は右側の道です。
房総往還は右側の道です。
滝田城は里見氏の城でした。
安房〜平群〜上総方面の街道を抑える重要拠点でした。
八犬伝にとっても重要な舞台です。
安房〜平群〜上総方面の街道を抑える重要拠点でした。
八犬伝にとっても重要な舞台です。
正面の石には慶長16年とある。手前には滝田の青墓とあるが、三芳村が作成。
「里見義豊を稲村城へ逃がすために岡本四郎兵衛頼重は踏み止まって正木大膳と戦い戦死。後日その場所に供養塔建立。滝田の青墓と言われ今でも子孫が供養している。」だそうです。
6/5 10:46
正面の石には慶長16年とある。
手前には滝田の青墓とあるが、三芳村が作成。
「里見義豊を稲村城へ逃がすために岡本四郎兵衛頼重は踏み止まって正木大膳と戦い戦死。後日その場所に供養塔建立。滝田の青墓と言われ今でも子孫が供養している。」だそうです。
手前には滝田の青墓とあるが、三芳村が作成。
「里見義豊を稲村城へ逃がすために岡本四郎兵衛頼重は踏み止まって正木大膳と戦い戦死。後日その場所に供養塔建立。滝田の青墓と言われ今でも子孫が供養している。」だそうです。
左から
馬頭観音 文化14年
馬頭観音
青面金剛
馬頭観音 文久2年
文化14年の馬頭観音が良い感じ
馬頭観音 文化14年
馬頭観音
青面金剛
馬頭観音 文久2年
文化14年の馬頭観音が良い感じ
なんかすごい道標が出てきました。正面
千葉縣廳 二十三里二十二町四十四間
東京 三十四里壹町三十六間四尺
印旛郡佐倉二十八里四町二十間二尺
右面
安房郡北條町エ二里六町二十間
平郡勝山村三里九町五十一間
朝夷郡南三原村柗田エ三里三十四町九間
（注）柗は松の旧字
裏面
明治二十六年四月安房國平郡瀧田村
左面
那古町エ壹里（欠） （欠落）町二十七間
丸村エ貳里二十町十四間 平群村エ壹里二十七町三十間
6/5 11:03
なんかすごい道標が出てきました。
正面
千葉縣廳 二十三里二十二町四十四間
東京 三十四里壹町三十六間四尺
印旛郡佐倉二十八里四町二十間二尺
右面
安房郡北條町エ二里六町二十間
平郡勝山村三里九町五十一間
朝夷郡南三原村柗田エ三里三十四町九間
（注）柗は松の旧字
裏面
明治二十六年四月安房國平郡瀧田村
左面
那古町エ壹里（欠） （欠落）町二十七間
丸村エ貳里二十町十四間 平群村エ壹里二十七町三十間
正面
千葉縣廳 二十三里二十二町四十四間
東京 三十四里壹町三十六間四尺
印旛郡佐倉二十八里四町二十間二尺
右面
安房郡北條町エ二里六町二十間
平郡勝山村三里九町五十一間
朝夷郡南三原村柗田エ三里三十四町九間
（注）柗は松の旧字
裏面
明治二十六年四月安房國平郡瀧田村
左面
那古町エ壹里（欠） （欠落）町二十七間
丸村エ貳里二十町十四間 平群村エ壹里二十七町三十間
直進方向へわずかに旧道が残っています。
たぶん現道建設の時の残土で埋もれてしまったような感じです。
たぶん現道建設の時の残土で埋もれてしまったような感じです。
水田にぶち当たり再び消失。
この先、道の駅付近まで圃場整備で消えています。
この先、道の駅付近まで圃場整備で消えています。
道の駅三芳村内『カントリーマム』
さんが丼
適度に塩気があり、暑い中歩いてきたので気持ち良かったです。
さんが丼
適度に塩気があり、暑い中歩いてきたので気持ち良かったです。
ここで直進方向へ道が続いていたようですが、圃場整備で消失しています。
この辺りで平久里川を渡っていたようですが、行けませんので、先の方にある橋から迂回します。
反対側はこんな感じで旧道が残っていました。
この辺りは館山市の区域が入り込んでいる部分で、一時的に館山市内を通過します。
この辺りは館山市の区域が入り込んでいる部分で、一時的に館山市内を通過します。
府中のマキの生け垣。
圧倒されます。
府中ですので、ここが安房国の中心地でした。
圧倒されます。
府中ですので、ここが安房国の中心地でした。
再び館山市に入ります。
この後しばらく道が狭く、その割に交通量が多く、要注意です。
この後しばらく道が狭く、その割に交通量が多く、要注意です。
反対側はこんな感じですが、私有地になっていますので入り口だけ。
犬にほえられました。
犬にほえられました。
ここは桝形になっていましたので、塀沿いに直進し、駐車場に突き当たったら左へ。
それっぽく歩きました。
それっぽく歩きました。
長須賀交差点にある「紅屋商店」
明治26（1893）年のもの
関東大震災でも倒壊を免れて当地へ移転
国登録有形文化財
明治26（1893）年のもの
関東大震災でも倒壊を免れて当地へ移転
国登録有形文化財
鈴木家住宅母屋
南部藩の船宿をつとめた鈴木家が大正13年に建てた。
通称『赤門』。
国登録有形文化財
南部藩の船宿をつとめた鈴木家が大正13年に建てた。
通称『赤門』。
国登録有形文化財
房総往還完歩記念鮨！
館山駅前『寿司甚』さんでお寿司！
房州極味御膳
館山駅前『寿司甚』さんでお寿司！
房州極味御膳
館山城
天守は里見八犬伝資料館になっています。
一応、城山なんですけどね。。。
天守は里見八犬伝資料館になっています。
一応、城山なんですけどね。。。
八遺臣の墓里見家は関ヶ原では徳川に味方しましたが、江戸に近い安房に12万石の外様大名かいるのは幕府にとって目障りでした。
結局大坂の陣の前に難癖をつけられ倉吉に移封（実質的に配流）、滅亡しました。
最後の藩主忠義と殉死した8名の家臣の遺骨を、安房に残っていた遺臣が密かにタコつぼに入れて持ち帰り、葬ったとされる場所です。
この伝説が、八犬伝のモデルになりました。
6/6 10:04
八遺臣の墓
里見家は関ヶ原では徳川に味方しましたが、江戸に近い安房に12万石の外様大名かいるのは幕府にとって目障りでした。
結局大坂の陣の前に難癖をつけられ倉吉に移封（実質的に配流）、滅亡しました。
最後の藩主忠義と殉死した8名の家臣の遺骨を、安房に残っていた遺臣が密かにタコつぼに入れて持ち帰り、葬ったとされる場所です。
この伝説が、八犬伝のモデルになりました。
里見家は関ヶ原では徳川に味方しましたが、江戸に近い安房に12万石の外様大名かいるのは幕府にとって目障りでした。
結局大坂の陣の前に難癖をつけられ倉吉に移封（実質的に配流）、滅亡しました。
最後の藩主忠義と殉死した8名の家臣の遺骨を、安房に残っていた遺臣が密かにタコつぼに入れて持ち帰り、葬ったとされる場所です。
この伝説が、八犬伝のモデルになりました。
館山藩陣屋跡里見氏移封の後、安房は細分されました。
その中で館山藩1.5万石が成立。
館山城は、里見氏移封の際に破壊されており、城山のふもとに陣屋を設けました。
稲荷神社になっていますが、荒れ放題…
6/6 10:13
館山藩陣屋跡
里見氏移封の後、安房は細分されました。
その中で館山藩1.5万石が成立。
館山城は、里見氏移封の際に破壊されており、城山のふもとに陣屋を設けました。
稲荷神社になっていますが、荒れ放題…
里見氏移封の後、安房は細分されました。
その中で館山藩1.5万石が成立。
館山城は、里見氏移封の際に破壊されており、城山のふもとに陣屋を設けました。
稲荷神社になっていますが、荒れ放題…
安房にできた小藩のもう一つが北條藩1万石。
陣屋はこの辺りのようです。
安房高校の南西側辺り。
陣屋はこの辺りのようです。
安房高校の南西側辺り。
幕末、諸外国の接近に対するため、房総各地に諸藩が派遣され、海防にあたりました。ここ鶴ヶ谷には武州忍藩が陣屋を構えました。
陣屋はこのあたりかなぁ。
6/6 11:30
幕末、諸外国の接近に対するため、房総各地に諸藩が派遣され、海防にあたりました。
ここ鶴ヶ谷には武州忍藩が陣屋を構えました。
陣屋はこのあたりかなぁ。
ここ鶴ヶ谷には武州忍藩が陣屋を構えました。
陣屋はこのあたりかなぁ。
感想
房総往還は7回目で終点の館山に到着しました。
もう少し早く終わりたかったのですが、6月にずれ込んでしまいました。
暑くはなってきていますが、まだ歩ける暑さでよかった。
海沿いの南無谷への道は歩きはないのですが、木ノ根峠は歩いてみたいと思います。
歩きやすさを考えると、冬までお預けかな。
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