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Yamareco

記録ID: 3255121
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

尾瀬・尾瀬ヶ原

2009年05月30日(土) 〜 2009年05月31日(日)
 - 拍手
nabekuni その他3人
GPS
32:00
距離
23.3km
登り
797m
下り
410m

コースタイム

1日目
山行
4:25
休憩
1:50
合計
6:15
6:30
50
7:20
7:30
25
7:55
8:05
30
8:35
8:35
15
8:50
9:15
20
10:10
10:10
30
10:40
11:10
70
12:20
12:35
10
?
12:45
2日目
山行
2:15
休憩
0:30
合計
2:45
6:05
60
7:05
7:25
30
7:55
8:05
45
8:50
鳩待峠
天候 5/30:晴れのち曇り時々雨、31:曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2009年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
大清水に駐車。下山後は鳩待峠からタクシーで大清水へ。
その他周辺情報 戸倉の「かもしか村」で温泉とランチ。
2009年05月30日 10:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/30 10:01
2009年05月30日 15:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/30 15:12
2009年05月31日 06:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/31 6:59
2009年05月31日 08:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/31 8:55
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 行動食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ テントマット シェラフ
共同装備
調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ポール テント

感想

5月30日 晴れのち曇り時々雨

 君津21:30-1:50大清水

 大清水6:30(50)7:20一ノ瀬7:30(25)7:55岩清水8:05(30)8:35三平峠8:35(15)8:50三平下9:15
 (20)9:35長蔵小屋9:55(45)10:40沼尻11:10(70)12:20 ? 12:35(10)12:45見晴 (計4:25)

 21:30に我家を出発。八重原寮で竹内君を拾い、樋口さん宅を経由して山野寺さん宅を22:05に出発。
 アクアラインは当然ながら、首都高も渋滞なし。都内は小雨が降っている。
 関越道・高坂SAに入ると尾瀬ハイキングツアーのバスがたくさんいる。「7号車」というの もあり、相当な人数が尾瀬を目指しているようだ。
 ただ、その割には高速を走る車は多くない。前橋を過ぎるとガラガラになってしまった。
 沼田ICの出口の角にあるローソンで朝食を購入し、大清水に向かう。
 沼田IC〜大清水間もガラガラ、車はほとんどいない。今週から来週にかけてが、ミズバショウの最盛期なのに・・・・
 1:50大清水に到着。君津から269km、約4時間だった。気温10℃、やや肌寒い。
 大清水駐車場の車は5〜6台。これも意外に少ない。ビールを飲んで仮眠。

 5:30起床。車は10台くらいに増えていたが、それでも少ない。
 朝食と身支度の後、出発。車も人も意外なほど少ない。良いことではあるが・・・・
 尾瀬は3年ぶりで今回が通算11度目だ。
 天気は曇りだが、青空も見えるので期待できそうだ。新緑のなか気持ちの良い林道歩きのアプ ローチだ。それにしても人が少ない。
 7:20一之瀬休憩所着。大清水から50分、なかなか良いペースだ。
 一之瀬で休憩していると大清水方面から2人やってきた。
 これから先の泥濘に備えてスパッツを着用する。
 一之瀬休憩所を出てすぐに三平橋でナメ沢を渡り、沢の左岸に付けられた登山道に入る。そこには靴底についた下界の植物の種が持ち込まれるのを防ぐための「種子落としマット」が置かれている。自然を自然のままに保つのは大変だ。
 かつて大清水から尾瀬沼を経て御池まで観光道路を作る計画があり、着工されてしまったが、 昭和46年に長蔵小屋の三代目・平野長靖氏が大石環境庁長官に直訴した結果、道路建設は阻止さ れた。平野長靖氏は同年冬、豪雪の三平峠で遭難死を遂げているが、氏の執念が尾瀬を守ったの だ。「自然は健脚の人だけのものではない」という意見もあるが、やはり道路建設中止は正解だったと思う。
 大清水から岩清水までの林道はその時造られた道の名残だ。
 ナメ沢の流れがとても綺麗だ。空はすっかり青空になった。ナメ沢はやがて片品川となり、 最後は利根川となって太平洋に注ぐ。沼尻川は日本海に繋がっているので尾瀬は分水嶺なのだ。
 岩清水で2回目の休憩。水たまりには前回同様に大量のカエルの卵とオタマジャクシがいた。 果たして何匹が無事に親ガエルになれるのだろうか?
 岩清水を過ぎると三平峠まで急登になるが、雪はほとんど無い。三平峠でも30cmくらいだが、 木道から雪を踏みぬかないように注意して歩く。
 三平峠から尾瀬沼畔の三平下までの下りは雪解け水で濡れた木道が連続し、スリップしないように慎重に下る。
 8:50三平下に到着。青空の下、尾瀬沼ごしに聳える燧ヶ岳が素晴らしい。
 尾瀬沼まで来るとさすがに人が多い。たぶん沼山峠側から入山した人たちが多いのだろう。
 三平下から長蔵小屋間にはミズバショウが多い。特に長蔵小屋手前の大群落が素晴らしい。
 ビジターセンターには燧ヶ岳山頂を狙った望遠鏡が置かれており、3年前は山頂の人影まで確認できたが、今回は大気が霞んでいて見えなかった。
 ビジターセンター周辺にはイワツバメが多数飛び交っている。
 いつも見ていたライブカメラをトイレの軒下に発見した。毎時11分に静止画が更新されている ので、しばらく立っていれば写ると思うが、そうもいかないので、出発する。
 ビジターセンターから先は更に人が多くなった。沼山峠から入って尾瀬沼を回る人が大半だろう。
 沼尻休憩所で行動食とキュウリ、フルーツ缶で腹ごしらえをしていると、小雨が降って来た。
 空は明るいので直ぐに止むと思いつつ、蒸れるカッパは着ずに傘を差して出発。しかし、雨は次第に強くなり、 白砂乗越への上りに掛かる頃には本降りになってしまった。
 樋口さんがカッパを着るとしばらくして雨は上がった。良くあることだ。
 雪道を予想していた白砂峠越えはほとんど雪は無く泥濘が多い。スパッツを着けていて正解だ。
 12:45見晴に到着。山ノ鼻まで充分行ける時間だが、予定通り見晴で幕営とする。
 尾瀬の中心のような見晴だが、ここにもあまり人がいない。テントは10張り前後だ。
 燧小屋でキャンプの申し込みをし、1人800円の幕営料を払ってテントを設営。今回のテントは樋口さんのエスパース4人用。エスパースはフライシートにバリエーションがあり、樋口さんのスーパーフライは大きくて軒下のようなスペースが前後左右に出来て、なかなか良い。
 設営後、コーヒーを淹れて一服してから尾瀬ヶ原の散策に出発。
 至仏山もガスで上半分が見えない。リュウキンカやミズバショウ、ショウジョウバカマなどを見ながら龍宮方面に向けて散策していると、雨が降り出した。本降りにはならないものの、その後も降ったり止んだりが続いた。
 テントに戻り、周囲にあった丸太を集めてテーブルとベンチを造った。小屋でビールを買って宴会スタート。空模様はちょっと怪しいが、テント泊の時は外で食べる方が楽しい。
 ビールのつまみは最近定番になったアジのミリン干し。アピタで売っているタイ産の「桜干し」 が一番旨い。アジに続いてエリンギのソテー。さらには焼き鳥の缶詰と続く。
 メインは湯煎で食べるハンバーグに尾西食品のα米五目御飯とみそ汁。
 外はまだまだ明るいが、18:30頃夕食終了。その後はテントに入り、小屋で買ったワインを飲みながら山談義を続けたが、夜行による寝不足と疲れで19:30頃就寝体勢に入る。
 外は相変わらず降ったり止んだりだ。テント内は20℃もあり、シュラフに入ると暑いくらいだ。私は最近買ったゴアテックスのシュラフカバーのみだが、それでも暑い。
 雨音を聞きながら眠りに着く。

5月31日 曇りのち雨

 見晴6:05(1:00)7:05牛首7:25(30)7:55山ノ鼻8:05(45)8:50鳩待峠 (計2:15)

 鳩待峠9:00-9:30大清水9:45-9:55戸倉11:20-16:30君津

 4:00起床。外気温13℃。外は霧雨。
 夜中1:00頃までは強い雨が断続的に降っていたが、2:00頃からは小雨になった。
 コーヒーの後、赤飯、ベーコンエッグ、ツナ缶、味噌汁、そして「まるごとくん・さんま」のなかなか豪勢な朝食。
 「まるごとくん」は常温で6ヶ月保存できる魚の干物で、湯煎で食べられるのだ。しかも頭も骨も「まるごと」食べられるのだ。食材が限定される夏場の山行で食料の幅を広げてくれる。
 5:40には撤収完了。朝食と撤収が1時間40で完了したのは上出来だ。
 見晴十字路で記念撮影の後、6:05に出発。天気は曇りで燧ヶ岳も至仏山もガスに隠れているが 、一部青空も見えるので今後の回復に期待しつつ出発。山ノ鼻まで6kmの木道歩きだ。
 まだ時間が早いせいか、意外に人が少ない。
 20分で龍宮に到着。龍宮を流れる沼尻川は尾瀬沼から流れ出て、やがて只見川となり、最後は阿賀野川となって日本海に注ぐ全長210kmの大河なのだ。
 中田代・下ノ大堀川はミズバショウの群落と蛇行する川の向こうに至仏山があってポスターや ガイドブックに登場する絶景スポットだ。
 だが、今日は至仏山がガスに隠れていて残念だ。大勢のカメラマンがカメラを三脚にセットしてシャッターチャンスを待っている。
 今日は風がないせいか、池塘の水面には周囲の景色が奇麗に写りこんでいる。
 大きな池塘では木道に立つ人の姿がまるで鏡のようにはっきりと映りこんでいてとても面白い。 至仏山が見えていたらもっと綺麗だと思うが、残念だ。
 山ノ鼻が近づくと大勢のツアー客が山ノ鼻方面からやってくる。
 7:55山ノ鼻に到着。見晴から正味1時間30分なので、なかなか良いペースだ。
 山ノ鼻は大勢のハイカーで賑わっている。外のベンチで休憩していると、ポツリポツリと雨が降り出したので、出発する。
 まもなく本降りになったが、風は無く鳩待峠まで樹林帯なので、カッパは着ずに傘を指して歩 く。本降りの雨にもかかわらず、鳩待方面からは続々とハイカーが下りてくる。
 途中ボッカさんを5人見かけた。雨の中大量の荷物を担いで、仕事とはいえ大変なことだ。
 8:50鳩待峠に到着。山ノ鼻から45分なのでかなりハイペースだった。
 鳩待峠で乗合のジャンボタクシーに乗り、戸倉駐車場経由で大清水に向かう。料金は通算で1人1,500円だ。
 約30分で大清水に到着。駐車場は満車だった。ワイパーに料金を徴収する旨のメモが挟んであり、休憩所で500円を支払う。看板には1日500円(暦日)とあるので、1泊2日で1,000円と思ってい たが、500円だった。
 戸倉の「かもしか村」で温泉に入り、旬の山菜天ぷらとそばを食べた。
 帰路は日光経由で東北道で帰った。関越道よりも若干遠回りだが、日光経由のほうが景色が良 い。日光も日光市街も東北道も渋滞なし。
 埼玉と東京都内では土砂降りの雨になったが、君津・木更津の上空だけポッカリと青空が覗いている。とても不思議な天気だった。16:15君津に到着。
 天気はイマイチだったが、ミズバショウが見頃で楽しい山行だった。

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