九重山〜憧れの坊ガツルに泊まって周遊〜

2021年06月05日(土) 〜 2021年06月06日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 33.5km
• 登り: 2,437m
• 下り: 2,429m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 1:55
• 合計: 10:15

6:30 長者原ビジターセンター
7:45 7:45 雨ヶ池越
8:20 8:55 坊ガツル
9:15 9:15 法華院温泉
9:35 9:45 鉾立峠
10:40 10:50 白口岳
11:05 11:05 稲星越
11:30 11:50 九重山
12:40 13:00 久住山
13:20 13:20 久住分れ
13:55 14:10 星生山
14:50 14:55 扇ヶ鼻
15:25 15:25 久住分れ
15:25 15:25 北千里浜
16:00 16:00 諏蛾守越分岐
16:30 16:30 法華院温泉
16:45 坊ガツル

2日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 3:00
• 合計: 9:20

5:25 坊ガツル
6:10 6:15 大戸越
7:00 7:25 平治岳
7:35 7:45 大戸越
8:25 8:25 北大船山
8:45 8:55 大船山
9:05 9:10 御池
9:10 9:15 大船山
9:35 9:35 段原
10:05 10:15 北大船山
10:20 10:20 段原
11:10 12:05 坊ガツル
12:15 13:00 法華院温泉
13:45 13:55 雨ヶ池越
14:45 長者原ビジターセンター

今年のミヤマキリシマは、同じ標高でも咲いていたり、散っていたり、はたまた蕾であったりと、まだら模様です。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

レンタカーにて長者原ビジターセンター駐車場（満車の場合は道路を挟んで反対側にも駐車場有）
ミヤマキリシマの時期は駐車車両が非常に多い模様なので、駐車スペースにテントを張ることは厳禁（1張り見かけました）

コース状況／危険箇所等

鉾立峠から白口岳への登山道は一部崩壊しており、少し迂回が必要
北大船山付近の登山道は灌木の小枝がせり出しているので、長袖シャツ着用が望ましい
坊ガツルから大戸越への登山道の下部は、雨天後に泥濘地が続く（「1人1石運動」として、泥濘地に石を敷き詰めるべく活動が呼び掛けられている）

その他周辺情報

法華院温泉は「岳人の湯」提携施設として、会員カード提示により通常500円の入湯料が、何と半額の250円となる！

写真

6/5 6:27

長者原ビジターセンター前の駐車場にレンタカーを停めて出発

6/5 6:28

明け方前から駐車場は一杯でした

6/5 6:32

タデ原を木道で横断する気持ちいいスタート

6/5 6:38

緑のシャワーを浴びながら歩を進めます

6/5 7:26

雨ヶ池手前で、第一ミヤマキリシマ発見！（このあと、飽きるほど咲き誇っていますが。。。）

6/5 7:31

雨ヶ池もなかなかの雰囲気

6/5 7:31

ふむふむ

6/5 7:33

鮮やかなピンクが眩しい

6/5 7:46

ついに坊ガツルがお目見え

6/5 8:02

テント場へ心がはやります

6/5 8:53

今宵の我が家は、天候が悪化しても安心なこのロケーションに（結果的にはど真ん中でも問題なかったですが。。。）

6/5 9:06

軽装となって九重連山巡りに向かいます

6/5 9:13

憧れの場所の一つ、法華院温泉はとりあえずスルー

6/5 9:28

過去の豪雨災害の痕跡が痛々しい

6/5 9:37

鉾立峠から見上げる白口岳

6/5 9:44

あちらは三俣山

6/5 10:02

グングン高度を稼ぐと立中山の向こうに大船山が大きい

6/5 10:13

坊ガツルが一望

6/5 10:16

ここだけ登山道が崩落しています
右手の灌木の中を巻く

6/5 10:29

これが天然記念物「九重山のコケモモ群落」か

6/5 10:33

ミヤマキリシマとはまた違う、かわいい小ぶりなピンク色の花々

6/5 10:36

コケモモとミヤマキリシマの向こうに大船山

6/5 10:37

足元には、愛らしいイワカガミも

6/5 10:39

白口岳に到達

6/5 10:42

この季節らしいロケーションで眺める大船山

6/5 10:46

九重最高峰の中岳

6/5 10:46

時間の関係でカットした稲星山

6/5 11:04

あちらは祖母・傾山系
以前、登らせていただきました

6/5 11:27

中岳ピークから御池越しに望む久住山

6/5 11:48

鋭い双耳鋒の由布岳と隣の鶴見岳
こちらも以前、登らせていただきました

6/5 11:48

右手に大船山、左手に山頂部がピンクに染まる平治岳
その向こうに由布岳と鶴見岳
素晴らしい展望！

6/5 12:03

御池沿いに沿って歩き

6/5 12:06

中岳を仰いだら

6/5 12:12

久住山手前の小ピークを経由
梵字の石碑かな？

6/5 12:42

久住山からは遮るものなく、昨秋登った阿蘇方面が一望できます

6/5 12:46

遥か遠くに霧島連山も望めました！

6/5 12:48

改めて祖母・傾方面

6/5 12:49

山頂でまったりと過ごしつつ

6/5 12:54

中岳を改めて望み

6/5 12:54

北千里ヶ浜の向こうに三俣山も

6/5 13:15

次は、未踏の星生山に向かいましょう

6/5 13:57

星生山、ロマンを感じるネーミング

6/5 13:58

硫黄山越しに、大船山と平治岳方面

6/5 13:58

中岳と久住山方面

6/5 14:13

以前登った涌蓋山を眺めながら

6/5 14:16

扇ヶ鼻に向かいます

6/5 14:30

扇ヶ鼻分岐の手前にある西千里ヶ浜湿原

6/5 14:44

あの出っ張りが目的地

6/5 14:49

扇ヶ鼻に到着

6/5 14:51

ここもミヤマキリシマの名所ですが、残念ながら花付きは良くない

6/5 14:57

それでも、九重連山の良い展望台です

6/5 15:16

西千里ヶ浜を足早に進み

6/5 15:27

久住別れから

6/5 15:45

荒涼とした北千里ヶ浜へ

6/5 15:56

白い噴気がたなびき、微かに硫黄の香りが漂う

6/5 15:59

正面に三俣山

6/5 16:00

振り返ると硫黄山

6/5 16:07

諏蛾守越への道を見送り法華院温泉へ

6/5 16:16

坊ガツルが見えてきたら、あと一息

6/5 16:35

再び法華院温泉を経由して

6/5 16:43

坊ガツルに戻りました

6/5 16:48

出発時よりテントの数は明らかに増えているが、広いので窮屈感は皆無

6/6 5:24

翌日はわずかながらも青空が覗いており、心が弾みます

6/6 5:25

テントを残したまま、軽装で出発

6/6 6:14

大戸越から望む平治岳はピンクに染まる

6/6 6:34

絵になる風景

6/6 6:39

一面ピンクだが、当たり年はもっと凄いらしい

6/6 6:39

あちらがピーク

6/6 6:46

ミヤマキリシマの絨毯越しに九重連山

6/6 6:52

坊ガツルも入れて撮りましょう

6/6 6:53

朝も早いのに、多くの登山者がいらっしゃいます

6/6 7:08

一応、山名標識も撮っておこう

6/6 7:15

左手の株だけピンクが鮮やか！

6/6 7:20

写真中央が私のテントです

6/6 7:20

絶景にカメラを何度も出してしまいます

6/6 7:21

これから向かう北大船山方面

6/6 7:42

大戸越に戻り

6/6 8:08

登る途中で振り返ると、平治岳からピンク色の溶岩が流れ出しているよう

6/6 8:14

ミヤマキリシマのアップ

6/6 8:18

目指す大船山

6/6 8:22

またまたミヤマキリシマ越しの九重連山

6/6 8:25

北大船山を経て

6/6 8:31

一路、大船山へ

6/6 8:49

大船山も多くの方がいらっしゃいました

6/6 8:58

昨日登った白口岳を反対側から望む

6/6 9:06

時間があるので山頂直下の御池に立ち寄りました

6/6 9:13

山上の瞳のようです

6/6 9:14

ここのコケモモも可愛らしい

6/6 9:17

来し方を振り返る

6/6 9:25

下山中、盛んに岩峰で囀る小鳥を発見
なんていう鳥かな？

6/6 9:39

今回初めて目にする花
何でしょう？

6/6 9:48

米窪はスケールの大きな火口跡

6/6 9:53

北大船山直下の雰囲気の良い池

6/6 10:15

由布岳、鶴見岳方面は、昨日よりも霞んでいる

6/6 10:19

段原に戻り、下山の途につきます

6/6 11:12

待ってくれていた我が家

6/6 11:40

戻って仰ぎ見る平治岳

6/6 12:04

テントを畳んで法華院温泉へ
まだテントを張っている方々は、連泊かな？羨ましい

6/6 12:58

法華院温泉の窓からは、こんな感じで大船山が望めました

6/6 13:03

さらば坊ガツル

6/6 13:07

名残惜しいので

6/6 13:53

また来たい場所です

6/6 14:19

再び緑のシャワーを浴びて

6/6 14:41

タデ原に至り

6/6 14:42

下山しました

6/6 14:45

坊ガツル讃歌
有名だがメロディがわからない。。。

撮影機器：

Optio W60 ペンタックス

装備

個人装備

無雪期標準装備（テント泊装備含む）

感想

duster

「坊ガツル」
大学生となり山を始めてからしばらくして、全国の山に興味が湧いて来た頃に、その特徴のある名の響きを知りました。

四方を山に包まれた広闊な草原でテントを張ることができて、しかもすぐ近くには温泉まで湧いているという、別天地のような場所があるなんて！

しかし、遠方にあることもあって、なかなか九重方面に足を運ぶ機会は訪れず、ようやく40代になって訪れるも2回とも日帰りにとどまっていたため、「坊ガツル」でテント泊をする夢は持ち越しとなっていました。

今回ようやく九重方面での2日間の時間が確保でき、しかもミヤマキリシマの最盛期に差し掛かるタイミングだったので、梅雨時であっても絶対テント泊をしようという強い気持ちを持って計画を組みました。

雨ヶ池越から初めて目にする「坊ガツル」は、思い通りの姿で緑の絨毯を広げており、いやがうえにも気持ちが高まります。

水捌けのことさえ考えなければ、どこにでも好きなだけテントを張ってくださいと言わんばかりのロケーションで、九重連山の真っ只中にいることは、まさに至福の時でした。

ずっと空模様は曇りでしたが、雨に祟られることもなく、思ったより遠望もきいたので、大満足の2日間となりました。（曇りだと思って油断してたら、意外に日焼けしました。この季節の紫外線は侮り難し。）

前述のようにミヤマキリシマの最盛期の週末だったこともあり、テント泊の登山者は一杯で、法華院温泉での宿泊者も大勢いたようですので、初日の夕方は温泉をゆっくり楽しめる感じではなかったことから見送りましたが、翌日、テントを畳んで下山する前にはほとんど入浴者がいなかったので、一っ風呂浴びて念願を果たすことができました。

あ〜、気持ち良かったぁ！

コメント

mets

いいとこですね
九重の素晴らしさが、dusterさんからのレコで伝わってきます。
その名前とツツジぐらいしか知らなかった、九重。というか、九州の山自体が未踏です。
アルプスに飽きたら、次に行ってみようかな

なにか尾瀬沼みたいなとこですね

duster

Re: いいとこですね
metsさん、おはようございます。

実は過去２回の日帰り登山のうち、平治岳と大船山はミヤマキリシマの時期だったのですが、毛虫が大発生しており壊滅状態でした。。。

今回はそのリベンジと坊ガツルでのテント泊＋温泉という欲張りプランでしたが、この山の魅力を満喫できましたよ〜。

アルプスとは、また違う山の魅力に取り憑かれてください！