まずは山王林道を歩きます。途中の路肩でガードレールが途切れていたので、そのあたりから入山。
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6/12 7:01
まずは山王林道を歩きます。途中の路肩でガードレールが途切れていたので、そのあたりから入山。
自然遊歩道として整備されたトレイルを歩くと、まもなく涸沼を臨みます。以前、両親を連れて歩いてここでお弁当を食べました。いい場所です。
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6/12 7:15
自然遊歩道として整備されたトレイルを歩くと、まもなく涸沼を臨みます。以前、両親を連れて歩いてここでお弁当を食べました。いい場所です。
さらに切込湖。久しぶりに来たので、せっかくだから湖岸に下りてみました。
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6/12 7:39
さらに切込湖。久しぶりに来たので、せっかくだから湖岸に下りてみました。
つづいて刈込湖。まだ早朝なので人は他に一人しかいませんでした。いい場所です。
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6/12 7:57
つづいて刈込湖。まだ早朝なので人は他に一人しかいませんでした。いい場所です。
ではウォーミングアップが終わったところで、湖岸を北へ。かつて西山金山の集落につながっていた古道に取り付きます。
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6/12 8:00
ではウォーミングアップが終わったところで、湖岸を北へ。かつて西山金山の集落につながっていた古道に取り付きます。
古道といっても、現在の西山金山跡にほとんど何も残っていないように、その交通路も廃道化して荒れています。まず出だしはフミアトはばっちり。しかしながら倒木あり。
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6/12 8:06
古道といっても、現在の西山金山跡にほとんど何も残っていないように、その交通路も廃道化して荒れています。まず出だしはフミアトはばっちり。しかしながら倒木あり。
フミアトあり。
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6/12 8:13
フミアトあり。
目印あり。そんなにあるわけではありませんが。
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6/12 8:16
目印あり。そんなにあるわけではありませんが。
だんだんフミアトが落葉や小枝に覆われてきました。
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6/12 8:30
だんだんフミアトが落葉や小枝に覆われてきました。
笹が被さってきました。
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6/12 8:33
笹が被さってきました。
ときどき、ほとんど道が消えます。こうなったらどっち進んでもあまり変わらないので、なるべく標高を稼ぐように上に向かう感じで進路をとったりします。
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6/12 8:44
ときどき、ほとんど道が消えます。こうなったらどっち進んでもあまり変わらないので、なるべく標高を稼ぐように上に向かう感じで進路をとったりします。
古道あるある。近代〜昭和の痕跡が意外と見つかるやつ。
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6/12 8:49
古道あるある。近代〜昭和の痕跡が意外と見つかるやつ。
笹薮突破を何度か繰り返しながら、いよいよ稜線へ。両手で笹をつかんで、頭と肩で掻き分けて登り上げました。
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6/12 8:56
笹薮突破を何度か繰り返しながら、いよいよ稜線へ。両手で笹をつかんで、頭と肩で掻き分けて登り上げました。
稜線上のフミアトと目印を追って少し西に移動すると、そこに金剛堂が。これが深山之宿。日光修験の史跡です。特に〈夏峯〉の修行において通過する、重要なポイントでした。この金剛堂の銅扉や時代考証についての蘊蓄もありますが、私は今回は割愛で。
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6/12 9:01
稜線上のフミアトと目印を追って少し西に移動すると、そこに金剛堂が。これが深山之宿。日光修験の史跡です。特に〈夏峯〉の修行において通過する、重要なポイントでした。この金剛堂の銅扉や時代考証についての蘊蓄もありますが、私は今回は割愛で。
樹のあいだからの展望。日光白根山、前白根山、外山への稜線。黒檜岳なんかも見えました。
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6/12 9:03
樹のあいだからの展望。日光白根山、前白根山、外山への稜線。黒檜岳なんかも見えました。
〈夏峯〉後半部分の本番トライの日が来たら、またここへ来たいと思います。そのときまで。
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6/12 9:05
〈夏峯〉後半部分の本番トライの日が来たら、またここへ来たいと思います。そのときまで。
東へ。フミアトや目印はあります。ときどき邪魔な木をかわしたりして外れますが、道なりなのですぐに復帰できます。
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6/12 9:18
東へ。フミアトや目印はあります。ときどき邪魔な木をかわしたりして外れますが、道なりなのですぐに復帰できます。
金田峠(カナタトウゲ)に到着。良い天気。ここで忘れ物(事)に気がついたので、少し道を引き返します。
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6/12 9:20
金田峠(カナタトウゲ)に到着。良い天気。ここで忘れ物(事)に気がついたので、少し道を引き返します。
水場のウワサを聞いたので、踏査する必要がありました。今回は長大な〈夏峯〉の下見。近くに水場がほんとうに存在し、それが使えるか否かで、負荷が変わってきます。
この目印あたりで南側斜面を下ってみます。
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6/12 9:27
水場のウワサを聞いたので、踏査する必要がありました。今回は長大な〈夏峯〉の下見。近くに水場がほんとうに存在し、それが使えるか否かで、負荷が変わってきます。
この目印あたりで南側斜面を下ってみます。
足を滑らさないように慎重なルート採りで下り、お目当ての渓地形まで来ました。わずかに水音が。
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6/12 9:32
足を滑らさないように慎重なルート採りで下り、お目当ての渓地形まで来ました。わずかに水音が。
ありました。が、水量が乏しい印象です。ペットボトルだけでは採取に時間がかかるので工夫が必要なところ。今夏が空梅雨だったりしたら不安です。足場が良くはありませんが、もっと下降すれば水量増えるのでしょうか。まあ、とりあえず今回のところは及第点。
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6/12 9:37
ありました。が、水量が乏しい印象です。ペットボトルだけでは採取に時間がかかるので工夫が必要なところ。今夏が空梅雨だったりしたら不安です。足場が良くはありませんが、もっと下降すれば水量増えるのでしょうか。まあ、とりあえず今回のところは及第点。
金田峠に復帰して、なおも西進。フミアトに分岐点が。右の登るラインを行きます。於呂倶羅山へ向けて、まずは1949Pに登ります。
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6/12 9:50
金田峠に復帰して、なおも西進。フミアトに分岐点が。右の登るラインを行きます。於呂倶羅山へ向けて、まずは1949Pに登ります。
急坂でフミアトも薄くなっていますが、足をふんばって適当に登り上げます。暑い。
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6/12 9:55
急坂でフミアトも薄くなっていますが、足をふんばって適当に登り上げます。暑い。
1949Pの頂上。なかなか眺めのいい場所でした。温泉ヶ岳などが見えます。〈夏峯〉においてここまで渡って来るルートがわかります。
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6/12 10:01
1949Pの頂上。なかなか眺めのいい場所でした。温泉ヶ岳などが見えます。〈夏峯〉においてここまで渡って来るルートがわかります。
左から、白根山→金精山→温泉ヶ岳→念仏平。そしてここまで、緑深い(藪深い)山々を歩いて来なければならないわけです。このセクションだけでも軽く死ねますね。
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6/12 10:03
左から、白根山→金精山→温泉ヶ岳→念仏平。そしてここまで、緑深い(藪深い)山々を歩いて来なければならないわけです。このセクションだけでも軽く死ねますね。
男体山が台形に見えました。
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6/12 10:01
男体山が台形に見えました。
さて、於呂倶羅山へ。その向こうに待つ日光連山の高みも恰好いい。これらすべてが〈夏峯〉の舞台。しかも普通に繋いでいくのではなくて、妙な寄り道をしながら、各々を変な攻め方で登っていく。自己中心的な都合や思いを打ち砕いていきそうな、その不条理。はたしてどんな経験になるのでしょう。
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6/12 10:02
さて、於呂倶羅山へ。その向こうに待つ日光連山の高みも恰好いい。これらすべてが〈夏峯〉の舞台。しかも普通に繋いでいくのではなくて、妙な寄り道をしながら、各々を変な攻め方で登っていく。自己中心的な都合や思いを打ち砕いていきそうな、その不条理。はたしてどんな経験になるのでしょう。
於呂倶羅山への道は東西ともに目印がとても多くなります。道に迷うことはないでしょう。しかし藪っぽいところも少し出てきます。
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6/12 10:05
於呂倶羅山への道は東西ともに目印がとても多くなります。道に迷うことはないでしょう。しかし藪っぽいところも少し出てきます。
綺麗だから撮ったのではありません。尾根上直進はシャクナゲ藪が激しくて痛い、ちょっと巻いて歩け、という自分自身への注意書き・記録用写真です。
とはいえ、シャクナゲが咲き誇る山だと思います。
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6/12 10:09
綺麗だから撮ったのではありません。尾根上直進はシャクナゲ藪が激しくて痛い、ちょっと巻いて歩け、という自分自身への注意書き・記録用写真です。
とはいえ、シャクナゲが咲き誇る山だと思います。
於呂倶羅山の山頂は、東西に広い肩を持ちます。これは西肩あたり。だいぶ平坦です。
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6/12 10:17
於呂倶羅山の山頂は、東西に広い肩を持ちます。これは西肩あたり。だいぶ平坦です。
そして山頂アタック。
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6/12 10:19
そして山頂アタック。
花枝をはらって山頂へ。
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6/12 10:25
花枝をはらって山頂へ。
2020.6mの山頂。樹林の隙間からちょっとだけ会津方面が見えます。
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6/12 10:29
2020.6mの山頂。樹林の隙間からちょっとだけ会津方面が見えます。
三角点と新看板。ここは冬に来て以来で、二度目です。無雪期でははじめて。
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6/12 10:30
三角点と新看板。ここは冬に来て以来で、二度目です。無雪期でははじめて。
東側へ下山します。こちらの肩はもっと広い。かなりの平坦さ。
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6/12 10:54
東側へ下山します。こちらの肩はもっと広い。かなりの平坦さ。
北方向にも肩が延びていたので、ちょっと足を延ばして観察に来てみました。こんな感じ。
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6/12 11:00
北方向にも肩が延びていたので、ちょっと足を延ばして観察に来てみました。こんな感じ。
やや笹が触れかかってきますが、ほぼ一般登山道並みのトレースで下山できます。目印多数。ただし急斜面箇所もあるので慎重に。
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6/12 11:10
やや笹が触れかかってきますが、ほぼ一般登山道並みのトレースで下山できます。目印多数。ただし急斜面箇所もあるので慎重に。
1789Pまで下りてきました。早朝に通過した涸沼が見えました。
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6/12 11:20
1789Pまで下りてきました。早朝に通過した涸沼が見えました。
会津方面。
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6/12 11:20
会津方面。
対面する山は、今から登る山王帽子山。修験道由来の古来のルートを想定して、北西から取り付きます。
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6/12 11:21
対面する山は、今から登る山王帽子山。修験道由来の古来のルートを想定して、北西から取り付きます。
辿っていくべき理想ラインがなんとなく見えます。麓の植林エリアからまっすぐ上へ、ですね。距離はそれほど長くはなさそうなので、あとは歩きやすいかどうかです。
ということで於呂倶羅山を下山。山王林道に着地しました。
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6/12 11:21
辿っていくべき理想ラインがなんとなく見えます。麓の植林エリアからまっすぐ上へ、ですね。距離はそれほど長くはなさそうなので、あとは歩きやすいかどうかです。
ということで於呂倶羅山を下山。山王林道に着地しました。
下山後、山王帽子山に取り付く前に、近辺の水場調査へ寄り道します。山王林道のガードレールを乗り越え、渓っぽい地形を下流へ。ありました。こっちは完全に沢で、水量豊富でした。
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6/12 11:35
下山後、山王帽子山に取り付く前に、近辺の水場調査へ寄り道します。山王林道のガードレールを乗り越え、渓っぽい地形を下流へ。ありました。こっちは完全に沢で、水量豊富でした。
さて、林業関係者の方が仕事をされていたので挨拶を。事情を説明して、樹に触れないように配慮するということで入山許可をいただきました。養生シートも極力踏まないように避けて登りたいと伝えたら、「いいよいいよ、俺たちも毎日踏んでるもん」とのこと。感謝してお邪魔します。
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6/12 11:44
さて、林業関係者の方が仕事をされていたので挨拶を。事情を説明して、樹に触れないように配慮するということで入山許可をいただきました。養生シートも極力踏まないように避けて登りたいと伝えたら、「いいよいいよ、俺たちも毎日踏んでるもん」とのこと。感謝してお邪魔します。
植林地帯に沿うように作業道が付けられています。まずはこれを登ります。養生シートは一度踏むだけで済みました。
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6/12 11:49
植林地帯に沿うように作業道が付けられています。まずはこれを登ります。養生シートは一度踏むだけで済みました。
植林エリアが終わると、途端にフミアトは薄くなります。でもありますので、基本はこれを辿って標高を上げていきたいところ。
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6/12 11:58
植林エリアが終わると、途端にフミアトは薄くなります。でもありますので、基本はこれを辿って標高を上げていきたいところ。
間もなくフミアトが怪しくなってきました。ところどころは明瞭な足跡がある気がしますが、堆積物や流出で荒れてボヤけたり、または疑似フミアトの幻を見出して進んでしまいそうです。やはり自動的に辿るだけってのは無理でしたね。
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6/12 12:06
間もなくフミアトが怪しくなってきました。ところどころは明瞭な足跡がある気がしますが、堆積物や流出で荒れてボヤけたり、または疑似フミアトの幻を見出して進んでしまいそうです。やはり自動的に辿るだけってのは無理でしたね。
自己流に登りやすそうなラインで動き、ときにコンパスで方角と位置調整をしながら進みます。目印は皆無。理想ルートを外しているだけかも。人工物は金属ワイヤーに一回出会っただけでした。
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6/12 12:10
自己流に登りやすそうなラインで動き、ときにコンパスで方角と位置調整をしながら進みます。目印は皆無。理想ルートを外しているだけかも。人工物は金属ワイヤーに一回出会っただけでした。
幸い、このルートは藪が厚いことはありません。波状のシャクナゲなどもないです。ただし急登。ひたすら頑張ればいつかは着く系の道のりです。
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6/12 12:18
幸い、このルートは藪が厚いことはありません。波状のシャクナゲなどもないです。ただし急登。ひたすら頑張ればいつかは着く系の道のりです。
疲れた。この茸にコシカケたくなる・・・
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6/12 12:32
疲れた。この茸にコシカケたくなる・・・
山頂が近づいてきました。こんな雰囲気の足場を進みます。
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6/12 12:34
山頂が近づいてきました。こんな雰囲気の足場を進みます。
こんな感じの視界を進みます。あと少し。
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6/12 12:42
こんな感じの視界を進みます。あと少し。
山王帽子を東西に横断する一般登山道に合流しました。山王林道から太郎山をピストンしてきたようなハイカーさんたちが何組かいらっしゃいました。
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6/12 12:46
山王帽子を東西に横断する一般登山道に合流しました。山王林道から太郎山をピストンしてきたようなハイカーさんたちが何組かいらっしゃいました。
山王帽子山。2077mに登頂。
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6/12 12:51
山王帽子山。2077mに登頂。
男体山。
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6/12 12:51
男体山。
温泉ヶ岳と金精山。
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6/12 13:05
温泉ヶ岳と金精山。
会津駒ケ岳の残雪が、ちょこっとだけ頭を見せていました。
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6/12 13:08
会津駒ケ岳の残雪が、ちょこっとだけ頭を見せていました。
あとは一般登山道を下山しました。途中、まんまる日光マークがありました。かわいいですね。
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6/12 13:35
あとは一般登山道を下山しました。途中、まんまる日光マークがありました。かわいいですね。
山王林道を歩いてマイカー回収。無事下山しました。
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6/12 13:37
山王林道を歩いてマイカー回収。無事下山しました。
今回の道中、何度か袴(化繊素材)の表面をコイツが這っているのを発見したのでデコピンしました。心配なところにはサラテクトリッチリッチを塗付してありましたが、夏は油断ができませんね。いろいろと課題も見えた下見登山でした。学ぶところがあるトレーニングにもなりました。
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6/12 13:48
今回の道中、何度か袴(化繊素材)の表面をコイツが這っているのを発見したのでデコピンしました。心配なところにはサラテクトリッチリッチを塗付してありましたが、夏は油断ができませんね。いろいろと課題も見えた下見登山でした。学ぶところがあるトレーニングにもなりました。
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